テレフォン人生相談

テレフォン人生相談2015年5月5日(火)

  • パーソナリティ:勝野洋
  • 回答者:マドモアゼル愛(エッセイスト)
  • 相談者:52歳男性会社員 妻42歳 息子15歳

YouTubeで聴くテレホン人生相談

テレフォン人生相談の歩き方

放送される相談と回答については約13分ほどに集約されていますので、かなりの部分が編集でカットされていると思ってください。
相談者の背景や現況がカットされることも多く、重要な言葉を聞き逃したりすると、人と異なる感想となる場合があります。
これらは情報不足によるもので、リスナーの環境や体験談が代わって補うこととなるため、個々人によって感想が異って当たり前と思ってください。
何度も繰り返し聞いてみたり、時を隔てて聴きなおしてみると、聞き漏らした言葉や自身の環境の変化や体験談が加わり、最初に聴いた時と異なる感想になったりします。
異なる感想を述べる方の背景を考えてみるという楽しみ方もありますし、編集者の意図を探るという聞き方も面白いので、色んな楽しみ方を探してみてください。

登校拒否の対応について、1年前から不登校で無理矢理行かせようとすると暴れる

  • 子供の不登校について悩んでいる。1年ぐらい前から学校へ行かなくなった。原因は本人に聞いても言わない。毎朝、相談者(父親)が起こして、朝食を摂ってから、学校へ行くまでを見届けてから会社へ行くが、、息子は父親が会社へ行くとUターンして家へ帰ってしまう。車で学校まで送っていったりもしたが、教室へは入らずに保健室へ入り、学校側もずっと保健室に居られないということで、家に帰される。
  • 1年ぐらい、そのような状態が続いていて、つい最近、きつく言ったところ、親に棒か何か持って殴りかかってきた。カっとなって、2、3回手を出してしまったという相談者。それきり会話がきまずくなってしまった。
  • 学校側も、無理矢理行かせようとして暴れたりして、先生と揉み合いになり、怪我をさせてしまった。故意ではないが、振り払った手が先生の顔にあたり鼻の骨を折ってしまった。
  • 無理矢理に行かせて、学校で暴れても困ると思い、相談者自身も我慢した。
  • 朝も、起こさないと自分からは、全然行く気がない。学校の方からも、今後どうしたらいいですかと言われても、本人は夢も何もない。進学もする気はない。海外へ行って、どうのこうのという夢はあるようだが、本気で考えているかどうかわからない。
  • 担任の先生と話をするも、慣れてしまったのか親身に受け取ってくれない。最初は、イジメか何かあったのではと、先生に確認するも、ないと言う。自分でも原因がわからない。ただ、勉強が嫌いというのは確か。友達とも休みの日は遊んだりしている。
  • 友達は、同じ学校の、特定の決まった5~6人はいる。学校へ行かない時は、友達も遊びに来ないが、日曜日とか学校が休みの時には、自宅に遊びに来る。
  • 何度か、学校の方から、相談者が仕事へ行っている時に迎えに行っているのだが、明日行くとか、応対しているようだが、何で行かないの?と聞くと、訳の分からないことを言う。「人と一緒に勉強したくない」「みんなとテスト受けるのが嫌だ」、一人だけで受ければと言っても行かない。
  • 最初の頃は、我慢して無理矢理行っていたが、ここ半年ぐらいは、行っても教室に入られなくて、保健室かどこかへ行って、そのまま帰ってきてしまう。
  • 学校から対策は言ってこない。市の方の児童相談所みたいな所で、ふれあいルームを紹介されたが、学校よりも、もっと遠くなるので、送迎ができないので、自分で行く気はないみたい。休みでも外で遊ぶということがほとんどない。家に引きこもっている。部屋では携帯か何かのゲームをしている。
  • 母親の方には、何度か蹴ったりしている。子供の体が大きいので、母親は怖がっている。身長170、体重70キロ、母親は小柄で小さい。
  • 今後の対応はどうしたらいいのか、1年ぐらい我慢してきた。殴りかかってきたので、手を出してしまって、それっきり会話もできない感じになってしまっている。当日は、食事して話はできたが、その後、子供の方が避けるようになってきた。相談者が仕事から帰ってくると、すぐに部屋の方へ行って、呼んでも出てこない。

マドモアゼル愛の回答「不登校は家族の問題を表現している」

  • 6分12秒過ぎ
  • 登校拒否ですね。今、登校拒否の人数は無視できないほどいる。個人の問題であると同時に社会問題化している。登校拒否には、基本的な考え方、子供との対応の仕方、といったノウハウがまとめられている。まずは、そういうことを見ることが大事。
  • 学校の方でも、週に何回かカウンセラーが来ていて、本人同士で相談をしているようだが、最近は学校へ行っていないのでしていない。
  • 一番多感な頃で、本人自身が悩んでいる。そういう問題にぶつかった時に、克服する力を持たない状態。
    15歳だから、指図するわけにはいかない、どこかで自主的な形で、修正して対応していく以外ない。無理矢理、出来ない年齢。自主的なものを、芽生えさせる以外に道はない。本人が悩んでいるけれども、現実に向かう力を持っていないので、それを育てる以外に道はない。
  • どうすれば人間は動きだせるのか、今日はアレをやらなくちゃ、アレはどうなっているかなといった、具体的に考え出すと、体は動きだすものなので、それは何かやることがあればということ。不登校も、何か好きなことができたら、問題の8割以上は解決する。
  • 今はゲームだけ、ゲームは反応だから、そこから成長するものというのは、あまりない。ゲームで稼ぐ人間になれと言えば、少しは聞く耳を持つかもしれない。
  • 友達はいるが、自分から行くことはない。イジメとか嫌われているということではなかったのではないか。
  • 相談者である父親は、この問題が、息子だけの問題だと思っている。家族3人の中の問題性がなかったとしたら、誰か一人に、このような厳しい状況は訪れないはず。不登校で良く言われることは、家族の問題を、子供が劇的に表現してくれている。という言い方をする。これは往々にして、該当する。
  • 夫婦間の問題も、確かに良好なわけではないと言う相談者。すれ違いの時期が続いた。
  • これを機会に、夫婦で彼をどうしよう、学校どうしようといった、平面的な話ではなく、何か子供が取り持っていると考えて、父と母が和解しない限り、俺はこれを続けるよと、見た時に、愕然と見えてくる世界があるのではないか。
  • 頑固さ、抵抗感の理由が、彼本人にもわからないけれど、相談者が見たくなかったものを、表現している可能性がある。母親が、触れてはいけないと思いつつも、気になっていることを、表現しているかもしれない。
  • 急がば回れで、奥さんと何か、もうちょっと赤裸々な気持ちの、やりとりが必要なんじゃないだろうか。
    家族の仕切り直しを、教えている可能性がある。誰がいいとか、悪いとかという話ではない。お父さんが悪いわけじゃない、お母さんがわるいわけじゃない、息子がわるいわけじゃない。彼は、一番素直な心で、病理や家族3人の矛盾を表現してくれている。
  • 夫婦間で、仕事の関係もあってすれ違い、なかなか家族全員が揃わない。その結果だということ。そこに何か気づきが入らない限り、違った展開にはなっていかない気がする。
  • だから力が出ない。そこを直してくれないと、社会にも出ていけない。本当の意味で大きくなれないよと、いう叫びとして見てあげることができたら、学校がある、先生にどうしよう、そういうことではない道が、見えてくるものでしか、こういう問題は解決しないのではないだろうか。

勝野洋のまとめ「不登校は家族の問題と確信しました」

  • 13分00秒過ぎ
  • マドモアゼル愛が言った、家族の問題。15歳はもの凄く多感、もの凄い成長期、体も全部大きくなっていく、凄くエネルギッシュ、そういう時に必要なのは家族の愛、バランス。そのバランスが、両親からとれない。
  • 家族の問題があるからと、マドモアゼル愛が言ったとき、否定しなかった。だからコレだと思った。息子はそれをちゃんと知らせている。このままじゃ俺は社会に出れないよ、と。夫婦が仲良くしなかったら、僕はどうしたらいいの。そこがポイント、それを夫婦が修正すると、ぐっと変わってくると思う。

管理人のちょっとひと言

ちょっと驚いたのは、保健室登校して追い返されたってこと
えっ?!って感じですね

今どき、そんな学校があるんですか?
地域の違いもあるかもしれませんが、保健室登校で
子供達が救われていて、ちゃんと進学もできてたりしますが

少なくとも、自分の地区はそうなっていて
ひと頃に言われたような
怠ける子の、溜まり場にはなってません

なかなか、教室へ辿り着けない子が
学校へ行く、足ががりになってますけどね

さて、登校拒否の原因を探ると言っても
本当に、難しいです
そもそも、本人が気が付いていないことが多いですから

それこそ、大原敬子先生のように
洞察力が鋭ければ、わかるのかもしれませんが
そんな人、そこら中にいませんからねw

今回の相談内容も、同様に原因がわからない
辿っていくと、どうも家族に問題がありそうだ
そういうことなんでしょう

こんな都合よく、状況が分かるといいのですがw

不登校や登校拒否の問題を
未だに、精神論で片付けてしまおうという人が、
案外多くいるのには驚かされます

そういった、お馬鹿なことを言う人が
少くなれば、もっと多様性にとんだ
対応ができるようになると思うんです

実は、家族が原因っていうのが
多いんですよね