慰謝料請求された

テレフォン人生相談
離婚

テレフォン人生相談2015年5月22日(金)

  • パーソナリティ:加藤諦三
  • 回答者:中川潤(弁護士)
  • 相談者:52歳女性 夫56歳 子供2人独立26歳と23歳

子供の為に甲斐性のない夫の代わりに切迫流産しながらも仕事をして生活を支えてきたが、子供が成人し実父から借りたお金を返さない夫との離婚を決断し話しをする。昨日、家庭裁判所から離婚調停の期日の呼び出し状が届き、申立書には慰謝料請求が書かれていた。夫からは家から出ていってくれと言われているが出て行きたくないという相談者。相談内容を前提とすれば財産分与で家をまるまる取得できるのだが。中川潤弁護士が、相談者が触れなかった部分に斬り込み慰謝料請求の原因を暴きます。

加藤諦三の〆の言葉「自己中心的な人は、被害を強調します」

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放送される相談と回答については約13分ほどに集約されていますので、かなりの部分が編集でカットされていると思ってください。
相談者の背景や現況がカットされることも多く、重要な言葉を聞き逃したりすると、人と異なる感想となる場合があります。
これらは情報不足によるもので、リスナーの環境や体験談が代わって補うこととなるため、個々人によって感想が異って当たり前と思ってください。
何度も繰り返し聞いてみたり、時を隔てて聴きなおしてみると、聞き漏らした言葉や自身の環境の変化や体験談が加わり、最初に聴いた時と異なる感想になったりします。
異なる感想を述べる方の背景を考えてみるという楽しみ方もありますし、編集者の意図を探るという聞き方も面白いので、色んな楽しみ方を探してみてください。

甲斐性のない夫から家を出ていけと言われている

  • 主人との離婚の話し。恋愛結婚。結婚して10年位から、もう駄目だと思っていたが、子供のために頑張ろう。
  • 主人は子煩悩な人。自営業の夫は利益がでなかったので収入がなかった。ずっと働いていた相談者。子供がお腹にいる頃から、切迫流産しながらも働いていた。生活は相談者が支えてきた。2人の子供は、自分の実家と保育園に預けて働いていた。
  • 離婚しようと思ったのは何故か。子供が成人したのと義理の父が亡くなったこと。義理の父は相談者の両親から1000万円借りている。病気だったので言い出せなかったが、3年前に主人に相続財産が結構あるので、亡くなったのでちゃんとしましょうね、ちゃんとしますよ、と言うことだったのに、ちゃんとしてなかった。全部、嘘が見えてきてしまった。
  • 離婚しましょうと、主人には言ってある。
  • 離婚するに際して、主人が言うには、お前が出ていけみたいな話しになっているみたい。(なぜ、他人事?)
  • 昨日、家庭裁判所から離婚調停の書類が届いた。主人が申し立てたもので、主人から慰謝料の請求がきている。
  • 慰謝料を請求されていることに納得がいかないのか?という加藤諦三の問いに、それもあるが、この家に住んでいたい。でも、主人はこの家から出て行けと言っている。
  • なぜ、主人はそう言っているのか?土地は主人の名義、家は共有名義。土地は1000坪、3人兄弟で3分の1づつ長男・次男・三男で持っている状態(共有名義)。真ん中に挟まれている家に住んでいる。

主人が家を出ていけと言うが、出て行かなければいけない立場なのか?

中川潤弁護士が回答「どうして慰謝料が出てくるのか分からなかった。大変厳しい状況」

  • 5分33秒過ぎ
  • 昨日、家庭裁判所から調停の期日の呼び出し状が届いた。その中に申立書みたいな物が入っていて、そこで慰謝料を請求する。と書かれていた。「自宅建物(申立て人と相手方の共有名義自宅建物)の自宅の土地は、申立人は、相続により取得した土地であり、夫婦財産ではない。」と書かれている。つまり相談者には、まったく権利がない。
  • 家を建てた資金。持分の割合は2分の1づつになっている。そうした方が良いと言うことだった。資金の出処は相談者。100%相談者と実家から出資している。若くて分からなかったが、そうしてくれと言うことで、主人との共有持ち分になっている。(分家申請か何かで建てたので主人の名義が必要だった可能性あり)
  • 親が貸している1000万円は、住宅資金。総額1200万円のうち、1000万円が父親からの借入で、200万円を相談者が出している。他に土台は義父が作ってくれていて200万円ほどかかったと聞いている。
  • これまでの結婚生活が本当で、相談者が生活を支えていたのであれば、財産分与を求めることができるのは、相談者。土地は固有財産で、夫婦共同で形成した財産ではない。少なくとも上物の200万円ぐらいは、主人自身ではないが、主人側で出している資金なので、最低限200万円分くらいは、財産分与として請求できて当然だと思う、今の話が前提なら、家はまるまる相談者が取得できて当然だと思う。
  • ましていわんや、今言ったように生活はずっと相談者が支えてきて、主人には家庭の支えになるような稼ぎがほとんどなかったのなら、・・・
  • 主人は、お前から言い出したんだから、お前が出ていけ。
  • えげつなく聞くがと中川潤、他に相談にのってもらって仲良くなった男性がいたりする?1年前から相談にのってもらっている人がいる。別れたいんだということについて、相談にのってもらっている。率直に言って、お付き合いしている。
  • ありていに言うけど、甲斐性のない主人だった、もうちょっと甲斐性があるかと思って頑張ってきた。子供に対してはいいけれども、相談者に対しては十分な優しさがない。切迫流産までさせて、働かせて、相談者の稼ぎに頼りながら、本当にありがとうという言葉の欠片もない。そういう状況が続いてきた。1年前に、話しをよく聞いてくれる男性と巡り合った。それで、さっぱり別れようと腹の踏ん切りもついた。それで相談者の方から離婚の話しを口にのぼらせた。
  • どうして慰謝料が出てくるのか、さっきの話しからはわからなかった。ここまで努力して割り切ってきたのが、どうしてここへきて決断(離婚)できるのか。これは、別の相手がいなければ、大概できない。
  • そうすると、あなたのおかれている状況は、極めて1年前までの状況、1年前までの男性に相談するまでの状況の時に、あなた自身が、これ以上は耐えられないからと、別れ話を切り出したのであれば、問題の状況は全然違っていた。
  • ところが、この1年、ご相談相手でお付き合いをした男性との関係ができたことによって、クールな裁判所は、主人との婚姻関係を破綻させたのは、壊したのは相談者、相談者の不貞、不倫に原因があるんだと、いうふうにストーリーは組立られている。
  • だから、慰謝料と言う言葉が出て来る。肉体関係は無いと言う相談者(唸る中川潤弁護士)。その辺のところが、どれだけ信じてもらえるのかというところ。
  • 相談者は、極めてデリケートな状況にいる。肉体関係がないと言ったが、それを信じてもらわなければいけない。主人は、相手の男性のことを薄々気づいている。主人は、完全にそっちと楽しくやっていると思っている。
  • 今の状況は、あなたが考えている状況よりも、大変厳しい状況。必ず代理人をつける。ということで応対するようにしてください。

加藤諦三のまとめ

  • 14分13秒過ぎ
  • はい、どうも失礼します。と早々に切り上げる。

管理人のちょっとひと言

さすが弁護士といったところでしょうか、中川潤弁護士の洞察力には驚かされました。相談内容は、甲斐性のない夫の代わりに苦労して子供達を育ててきた妻が、離婚を決断したのに、慰謝料を請求されるだけでなく、全額自分と実父のお金で建てた家から追い出されそうになるという、話しが展開していきます。

なぜ、慰謝料請求?と引っかかるものの、離婚調停が不調に終われば、訴訟で逆に勝てるんじゃないのか、と思っていたところへ、「えげつなく聞く」と斬り込みます。「他に相談にのってもらって仲良くなった男性がいたりする?」相談者の話を聞きながら疑っていたんですね。弁護士とはそういう職業なんでしょう。そう容易く騙されたりしないのかもしれません。

慰謝料請求と、ここまで努力して割り切って夫に付き合ってきたのに、どうしてここへきて離婚を決断したのか、そこに焦点をあてています。言われれば、そうだとわかりますが、言われなければ聞き逃す箇所ですよね。

肉体関係はありませんと、きっぱり言っていますが、中川潤弁護士の反応が面白いです。唸っています。百戦錬磨の先生が、唸るという事は、信じてないってことなんでしょうね。大抵、そう言うでしょうが。

夫側にも代理人(弁護士)がいる感じなので、その辺りは、離婚調停の申立てをした時点で証拠を握っていると、私は思います。そうでなければ慰謝料の請求も、土地は固有財産なんて知らないでしょう。夫からすれば、一発逆転、勝手に相手が自滅してしまったパターンです。そして調停は、中川潤弁護士が言っている組み立てられたストーリーで展開していくのでしょう。勝ち目、薄いですね。

テレフォン人生相談の離婚問題で、時々出て来る有責配偶者。たった1度の不倫、不貞関係で、全てを失ってしまう話しが何度あったか。そのパターンです。同情する面はありますが、婚姻関係破綻の原因を作ってしまっては後の祭り。取り返しがつきませんよね。

今回も編集箇所が多いので、中川潤弁護士の洞察力の鋭さに添った内容に編集されている可能性はあります。かなりカットされていますので、疑問に思う箇所や、確認したい箇所がいくつかあるのですが、故意か偶然か、肝心な部分で消えてしまっています。
人生相談の番組スタッフは、上手なんですよ。この編集が(笑)

さて、気になる点があります。甲斐性なしの夫ですが、これまで生活を支えてきた妻から、慰謝料を踏んだくり(そう言ってもいいと思います)家から追い出して、一人きりになって、どうするんでしょう?
日本の裁判では、どう頑張ってもそれほど多くの慰謝料を得ることはできません。となると、これから先の生活はどうするんですかね?
それこそ、人生の破綻に繋がっていくような気がします。

そもそも悪いのは旦那です。これまで妻に生活を支えてきてもらっていながら、ありがとうの欠片も言ったことがない。本当の甲斐性なし夫。
相談者には、調停、もしくは訴訟に負けたとしても、仕事という生活の基盤が残っています。お付き合いのある男性と、一緒になるかならないかはわかりませんが、生活するのに困ることはないでしょう。

別れて困るのは、旦那。そんなに時間もかからずに、生活破綻し、妻から奪った家も自己破産で失しう。
そんな結末が待っていることでしょう。
せめて度量の大きいトコロを見せて、離婚せずに夫婦生活を続ける方向で、話しをしたらどうですか?と私から一言。

あ、奥さん、甲斐性なしはいらないってさ。

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