離婚の決断

テレフォン人生相談
夫婦関係

テレフォン人生相談2015年5月23日(土)

  • パーソナリティ:加藤諦三
  • 回答者:田中ウルヴェ京(メンタルトレーナー)
  • 相談者:45歳男性 妻41歳 長女17歳 長男15歳 次男11歳 次女6歳 三男4歳

妻を「無神経な人」と評する相談者。生理的に嫌な部分が溜まってきてイライラし受け入れられなくなってきている。なんとか平静で心を鎮める方法はないかという相談に、加藤諦三は奥さんとは人間の性質が違っているので、受け入れられるか受け入れられないのかだけ、離婚するかしないかの選択する方法を伝え決断を迫る。

加藤諦三氏の〆の言葉「相手を理解するということは、相手と自分の違いを理解するということです」

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テレフォン人生相談の歩き方

放送される相談と回答については約13分ほどに集約されていますので、かなりの部分が編集でカットされていると思ってください。
相談者の背景や現況がカットされることも多く、重要な言葉を聞き逃したりすると、人と異なる感想となる場合があります。
これらは情報不足によるもので、リスナーの環境や体験談が代わって補うこととなるため、個々人によって感想が異って当たり前と思ってください。
何度も繰り返し聞いてみたり、時を隔てて聴きなおしてみると、聞き漏らした言葉や自身の環境の変化や体験談が加わり、最初に聴いた時と異なる感想になったりします。
異なる感想を述べる方の背景を考えてみるという楽しみ方もありますし、編集者の意図を探るという聞き方も面白いので、色んな楽しみ方を探してみてください。

妻は「無神経な人」気になるとイライラしてきてしまう

  • 家で結構イライラしていて、平静、心を鎮めることができないかと思い相談。イライラするのは妻に対してで、最近は口もききたくない。
  • 仕事と家庭は切り離している。子供に対しても怒る時はあるけれど、妻もことを見ているとイライラする。一般的な40歳から45歳にかけてあるような、色んな事で、今まで考えてきたように人生がうまくいかないから憂鬱になったり、イライラするような事ではない。
  • 妻を評して「無神経な人」。いちいち言ってもどうにもならない。言わないように、見ないようにしているが、限度を超えるとイライラときたりする。
  • 限度を超えるとは、色んな事に対して無神経。皿を洗うにしても、ガチャガチャ割れるぐらいに洗ったりとか、付き合い始めの時にも遊んでいたようで、男性関係が結構あったみたいだ。付き合い始めてからも、電話とかがあって、「誰なの?」と聞くと「いや、別に」と言うだけ。信じていたので、それは我慢してきた。昔交際していた男性の写真が見えるところにある。自分の写真とか相談者が撮った写真の中に(昔交際していた男性)混ぜていたりとか、浮気とかはないと信じてきた。常識的に言えば、隠す。誰から電話が来たの?と聞けば出て行く。結婚10周年の時にプレゼントした指輪も1回もつけていない。
  • 長く暮らしてきて、そういうことが溜まってきた。最近は気になるとイライラしてきてしまう。
    妻は最近、働き始めた。子供は近くに実家があるので、預けたりしている。
  • 晩御飯は作るには作るが、お酒が好きなので、家に直接帰ってこずに、実家に酔って一杯ひっかけて、お酒を飲みながら食事を作る。500、1本ぐらいは呑んでいる。だから、食事を食べるのは9時頃、相談者が帰ってくるのもその頃だが、別にその時間に合わせているわけでなく、お酒を飲みながら支度をすると、その時間になる。
  • 離婚を考える時もある。子供が小さいのと、色々考えると、そうもできない部分もある。何度か離婚の話しをしたことがある。そこまで言って注意しても聞く耳をもたない。態度は改まらない。人に言われるのが嫌いで、お酒を減らせと話しをしたが、「私から、そうやって何でも奪うのか」というようなことを言う。そうではなく、量を考えて飲めばいいのではない。と何度もしているが、聞く耳をもたない。

田中ウルヴェ京の回答「自分ができることに集中してみると、見方が変われるおうになるかもしれない」

  • 6分18秒過ぎ
  • 例えば奥様に対して、僕に対しての気配りがあったらな、という感覚は合っているか?(ありますね)イラッとするよりは、寂しい思いもあるということですよね?(そうですね、それも半分くらいあると思います)
  • まったく異なる目線でお聞きしたい。あなたは奥様を尊敬はしてませんよね?(ある部分では尊敬している部分もありますし、好きなのは大好きだと自分は思います)あなたはまだ、奥様のことが大好きな部分があるんですね?(はい、ただそれと同じくらいに、ちょっと憎らしいというか、そういう気持ちもあります)なので、いろんな嫌なことが沢山あるから、離婚もしたいな位は考えてしまうが、だから心を鎮めたいというのが、最初の主旨だったのかな?(好きと憎らしい気持ちのバランス、それが、どっちかが勝っている時に、例えば嫌な感情が勝っている時には、憎らしくてしようがないし)
  • 今日からちょっと、あなたができることで、やっていただきたいことは、1つは彼女は変わらないと決めて欲しい。変わらない彼女に対しての自分というのも、変えられない。2つめ、ご自身の心を鎮めるためにできること。カッとなった時に、鼻から大きく息を吸って、口から細く長く、できるだけ長く、吐き方を3回やってください。せめて自身がカッとなった時に、少なくとも無駄なストレスをご自身が作らないようにすればいいので、深呼吸をすれば副交感神経が少し上がりますから、カッとなった気持が少し建設的になります。なので火に油を注ぐことが少しは軽減される。こういう小さいことでも、自分ができることに少し集中してみると、少し見方が変われるようになるかもしれないです。
  • それができると、ご自身がストレスを無用に増やすことがちょっとなくなる。ちょっとご自身のできることに注目してみてください。

加藤諦三のまとめ「無傷で物事を解決しようとしても解決できない」

  • 9分14秒過ぎ
  • あなたが求めている女性は、かしづくタイプの女性なの?(理想とか、そういうのはないが、一般常識そういうのがわかってほしい)
  • あなたにとっての理想の奥さん?(お酒を飲み過ぎないとか、そういうこと、それが嫌な部分になってしまっている。)(酒癖が悪いとまでは言わないが、飲むとだらしない部分があるので、生理的に嫌な部分がでてくる)
  • あなた自身は、もの凄い真面目人間ですよね?(真面目でもないとは思うが、筋の通っていないことは嫌。)
  • 義務、責任感は強いほう?(そうですね。)
  • 会社で真面目人間?(そうですね、頑張り過ぎる部分があると言われる。もう少し力抜いた方がいいんじゃない)
  • かなりお互いに性格が合わないんだろう。(合わない、まったく正反対までではないが)あなたはきっちりと決まりを守って、規律がある方が安心するんだよね。(いろんなことで迷惑かけるのは気にする)
  • 規則を非常に重んじるわけですよね。(そうですね)
    あたり前の話しなんだけど、あなたと奥さんとは人間の性質が違っている。(お互いにわかっている)
  • お互いに相手を理解するとは、お互いの違いを理解するということ。問題は、違いを理解して、違った相手を自分が受け入れられる受け入れられないか。
  • どうしたらいいのかという相談のことは、この違いが認識できて、その違いを、あなたが受け入れられるか受け入れられないかといういこと。
  • 受け入れられていないから、イライラする。基本的に、自分と違った存在である、奥さんを受け入れられるかということ。
  • 今、受け入れられないという方へ傾いているのですね。(そうですね)今、お互いが違うということがわかって、生理的に嫌な部分もでてきて、だけど別れたくはないんですよね。(好きという気持ちはある。子供のとか色々考えると・・・)それを考え出すとどうしようもない。解決つかないから。
  • (解決するのは、離婚するしかないのかな)離婚と、自分と違った存在である相手を、受け入れられるのか、受け入れられないのか。(たぶん、受け入れることはできない)
  • 違っていて、それが非常に不快感になっていて、夫婦の間で、心理的な不和というのが出てきている。無傷で物事を解決しようとしても解決できない。
  • 2つ、ノートに離婚した方がいい理由を書いて、離婚したらいけない理由を書いて、その2つを見比べて、どっちを選ぶかを決めてください。全部いいなんてことはない。ようするに離婚したら全部いいなんてこともない。離婚しないなら全部いいなんてこともない。
  • 離婚したら、こんなよくないことがあるというのを並べる。離婚しなかったら、こんなよくないことがあるというのを並べる。これを書いて、2つのメリットとデメリットを全部書いて、さぁどっちを選ぼうか、結論をあなたが出してくれませんか。それを出したら、どっちを選んでも、選んだ方に必ずデメリットがあるマイナスが。そのマイナスを受け入れるということ。
  • もし、離婚しない方を選んだら、承知して選んでいるわけですから、そのマイナスを。それが心理的安定となって、関係が良くなるということはある。しかし、選んだ方のデメリットばかり考えていたら、どっちを選んでも駄目です。

管理人のちょっとひと言

今回は、田中ウルヴェ京さんが回答者として初登場しますが、相談者の悩みをストレートに組んでアドバイスをします。けして間違っていないのですが、根本を解決する回答には、残念ながらなっていませんでしたね。人生相談でリスナーが求めているものは、心の奥底にある闇の部分をどう探り出して解決する方向へもっていくかにかかっていますので、残念ながら初回については及第点とまではいかなかったのではないでしょうか。
的確に相談内容を確認して回答していますので、人によっては合格点かもしれませんが、私個人は、物足りなさを感じてしまいました。

その分、張り切ったのは加藤諦三先生です。人生相談によくある離婚問題で、諦三先生がよく口にする言葉、「無傷で物事を解決しようとしても解決できない」その通りですね。これをどれだけ相談者が汲んでくれるのか、あとは本人の頑張り次第になってしまいますが、これ以上は、どうしようもありません。

最終的に、離婚の選択を迫っていますが、相談者は離婚を望んでいません。途中で「解決するには離婚するしかない」そうまで言っていますが、おそらく離婚の選択はありません。諦三先生も、それを見越して話を締めています。さすが、誘導が上手ですね。

そもそもの相談内容は、心を鎮める方法を知りたいのですから、離婚したいという根っ子にある問題を解決しないと、前へ進めないのです。田中ウルヴェ京さんには、その部分が欠けていました。
本当は離婚したい気持ちも強いのですが、自分の中では無意識のうちに、メリットとデメリットを比較してしまっています。だからイライラしない方法を模索しているのです。

加藤諦三先生は、それを再認識させていますね。もう一度、気持ちを炙り出すことで、何故自分が離婚しないことを決断しているのか、思い出させています。そうすることで、デメリット部分を諦めさせて、心理的安定となるように誘っているんですね。
相談者も、そこに気が付いて少しでもイライラが収まるようになるといいんですが。

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