引きこもり

テレフォン人生相談
ひきこもり

テレフォン人生相談2015年5月29日は、加藤諦三&マドモアゼル愛。中学時代に荒れていて不登校だった娘、大学に進学すると希望の学校じゃないから行きたくないと、部屋に引きこもってしまう。不登校の原因は母親の干渉か、相談者の苦手意識とコンプレックスで娘の友達関係をコントロールしようとし、それを見透かされていたからか。マドモアゼル愛が回答者として、長女の引きこもりは、家の問題を何等かの形で表現している。

テレフォン人生相談2015年5月29日(金)

  • パーソナリティ:加藤諦三
  • 回答者:マドモアゼル愛(エッセイスト)
  • 相談者:52歳女性 夫53歳 長男22歳 長女19歳

加藤諦三氏の〆の言葉「自分の心の葛藤に解決するよりも、人を巻き込む方がはるかに簡単です」

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送された相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
音声はありませんが、文字起こしから、曖昧な返事や、相槌、繰り返し話される言葉は、極力カットして、なるべく意味が通じるように編集したものになります。
聞き漏らした方、もう一度、内容を確認したい場合に、ご利用ください。

引きこもりの娘、これからどうしたらいいのか

  • 19歳の長女は大学1年生、中学時代に不登校の時期があり、精神的に不安定なとことがある子。第一志望の高校へは受からず、本人の希望の私立高校へ行く。今の大学も受験前にやる気をなくしてしまい、あまり行きたくなかった唯一受かった大学へ進学した。今になって希望の学校じゃないから行きたくないと、今週から学校へ行かないからと言って、部屋に引きこもっている。
  • 中学校の頃の不登校は五月雨登校で、行ったり行かなかったり。1年生の秋ぐらいから、2年生の2学期の終わりくらいまで行ったり行かなかったりを続けていた。
  • 「何故荒れたのだろうと、伝わるものはあったのか?」
  • 私の干渉が強かった。友達関係で、あの子とは付き合わない方がいいなと思ったりすると、離そうとして、その子達と一緒にならないように、こういうことをやったらどうか?とか、そのような事をよく言うところがあったので、そういうのを全部見透かしてというところはあると思う。
  • こういう子と付き合っちゃいけないわよ、と言うと最初は言うことを聞いていた。ただ、内緒で黙ってその子達と行動したりして、女子のグループだったが、内緒で遠くのショッピングセンターへ行くようなことがあった。
  • 夫婦関係は、喧嘩するとかそういう事はなかったが、特にそんなに温かく思いやりを持ち合っているというわけではないような気がする。
  • 兄妹の仲はいい。兄は頑固で真っ直ぐな性格なので、妹が不登校になった時には、親と同じように兄も「何やってるんだ」という気持ちが凄くあったので、かなり荒れ放題なことをやっていたことに関して、家庭内では3対1の構図になってしまうような状況だった。
  • 加藤諦三、「3対1の状況になってね、お嬢さんが荒れている時の方が、お兄さんは安定していたんじゃない。心が」「お嬢さんがいい子の時よりも、荒れてお父さんお母さんに怒られる問題児になった時の方が心理的にお兄さんは安定してたってことはないのか」「3対1になったなんて言うと、そこらあたりがはっきりするような気がする」
  • 「お嬢さんからすると、家に居場所がない。3対1になっちゃったから。」「さっき言っていた、女の子のグループが出来ていたと言いいましたね。あなたの知らない所で。あなた、それをどういう風に思っていた?」
  • できればあまり深入りして欲しくないなと思っていた。「おそらく、この女の子のグループで、初めてお嬢さん、自分の居場所があったんじゃないかな」
  • グループのお母さん達は、私と全然タイプが違っていて、わりと子供達を大きく包むというか、すごく気取った感じじゃない、ざっくばらんな人達だった。私も、お母さん達が苦手で、ただ子供は、そういお母さん達が好きだったみたいです。友達のお母さんなんだけど。
  • 「それを、あなたからすれば面白くない、やきもちを妬くと言ったらおかしいんだろうけど、娘がそういうお母さんのことを好きになっているということ自体が、あなたにとっては面白くなかったんだよね。」
  • そういうのは、あったと思います。
  • 「そうすると、どうしてもお母さんとお嬢さんとは、心理的には対立してくるよね」
  • 「で、今のようになってしまって、これからどうしたらいいかってことですね」ええ。そうです。

マドモアゼル愛の回答「伸びていこうとする芽を、摘もうとしてきた」

  • 6分33秒過ぎ
  • お母さんが娘をコントロールしてきた歴史をもう一度見つめ直すと、新しいお嬢さんとの関係性のイメージが見えてくるんじゃないかなという気がする。
  • なぜお母さんは、娘をコントロールせざるを得なかったのか、という自分の問題が見えてくる。
    そこら辺を解き明かす事象として、スポーツ団に自分から勧めたのにも関わらず、友達のお母さん達との関係性があなたには苦手意識があって、それを理由に子供から、あの子たちと付き合っちゃいけないという、考えてみたら相当でたらめな話し。
  • 友達が、あなたにとって、こういう点でこうだから良くないという話しなら、まだ筋は通る。例えば、反社会的な子達だからいけない、夜遅くまで平気でどうだとか、そういう具体的な、その子達に問題があることで言えば、娘さんも「まぁお母さんの言う気持もわかる」という話しにもなる。
  • お母さんが、娘をコントロールして、そのスポーツ団から辞めさせよう、他の物に目を向けさせようとした裏にあったのは、自分の苦手意識、コンプレックスだよね。自分の中のコンプレックスと直面して生きていく選択をしたことがない人。
  • 私は人間関係が下手ですという人がいるけれど、人間関係で下手というもんじゃない気がするが、やはり苦手意識を持っていると思う。
  • そこら辺の自分の性格は、自身で考えると嫌だよね。(嫌です)何でそうなっていったのかな?そこら辺を一回考えてみるといいと思う。生い立ちからゆっくり考えてみると、何か見えてくるものがあるかもしれない。
  • お嬢さんにお母さんがやろうとしていることは、こう言ったら悪いが、自分と同じような人間を作ろうとしている。子供は自分で好きな人間関係を作って、そこで伸びていこうとする芽を、お母さんが自分のコンプレックスを向かい入れたくない為に、摘もうとしてきた。ここら辺が根本にあるような気がします。
  • 加藤先生が、1対3ということに非常に関心を持たれて話しをされた。家庭の中で、どなたかが社会に適応できなくなって、引きこもり、不登校を起こすというケースが今、凄く多い。その背景にあるのは、ついお嬢さんの問題、不登校であるその方の問題であると考えてしまうけれど、よく見ていくと、家族の一つの病理が、関係性の矛盾が、一人の一番敏感な人を通して、出てきているという構造が、ほぼ例外なくある。
  • お嬢さんの今の辛さ、社会に出れない辛さというのがあると思う。ということは、好きな学校へ行けなかったとか、それは動機としてはあるかもしれないけれど、家の問題を何等かの形で表現しているな、という視点から見てあげる必要があるなという気がする。
  • その一つには夫婦の関係もあるだろうし、自分の依存的な姿勢もあるだろうし、自分のコンプレックスから、そこと対面することを避けて周囲を逆にコントロールしようとして生きていこうとする、お母さんの心理が大きく関係していると思う。
  • 少なくともお嬢さんの問題、この子をどうしようかという問題から、少なくとも自分の問題であり、家の問題なんだなという視点を持つことで、お嬢さんに対する対応が変わってくるはずなんです、心理的な対応が。そこにお嬢さんは救いが出て来るよね。
  • これ自体で一番苦しんでいるのはお嬢さん、お嬢さんが、健康的に社会と関わって本当は生きていきたいわけだから、きっと考えるようになる、その時点で。
  • 今、一家を救うのは、お嬢さんを救うのは、巷で言われる正当な理論ではない。

加藤諦三のまとめ「自分の心の葛藤に直面するよりも、他人を通して自分の心の葛藤を解決する方が、凄い楽なんです」

  • 12分28秒過ぎ
  • マドモアゼル愛先生に、もの凄い重要な指摘を受けたと思う。
  • 自分の心の葛藤に直面するよりも、他人を通して自分の心の葛藤を解決する方が、凄い楽なんです。そのことを指摘された。
  • あなたを非難しているのではなく、よくやるのだが、自分の心の葛藤に直面するというのは大変だから、他人を巻き込んで自分の心の葛藤を解決しようとすることはよくやる。
  • お嬢さんは、その犠牲にと言ったら言葉は悪いけれども、つまり、あなたが変われば、お嬢さんとの関係は変わる。だから、お嬢さんとの関係をどうしようと考えない方がいい。お嬢さんとの関係をどうしようではなく、自分の心の葛藤に直面することなんです。
  • 引きこもっているのは、お嬢さん自身の問題ではない。あなたの家族の構造の問題なんです。あなたが変わるとこの構造が変わるから、お嬢さんの問題は自然と、解決しようとしなくても解決していくと思います。

管理人のちょっとひと言

引きこもりや不登校は、その本人の問題ではなく、家族の構造の問題。家族の一番敏感な人を通して現れる。ということはわかりましたが、それで、この問題はどう解決していけばいいのでしょうか?

加藤諦三先生は、あなたが変わると家族の構造も変わり、自然に娘の問題も解決していく、そう結んでいますが・・・

それで母親は、どうしたらいいのでしょう?
変わると言っても、具体的にどう変わればいいのか?
娘をコントロールせざるを得なかった、苦手意識、コンプレックスを克服していくことなのか?

マドモアゼル愛先生は、生い立ちから、ゆっくり考えてみると、見えてくるものがあるかもしれないと言っていますが、それは自分自身で見つけて行かなかければならないわけなんですね?

正直な、感想なんですが、どうせ編集で時間内にカットされるので、そこまで掘り下げても良かったんじゃないでしょうか。
娘が不登校になったり、引きこもりになったりしたのかの経緯はわかりましたけれど、それをどうやって?自分の心の葛藤とか、凄くカッコイイですけれど、その心の葛藤って?苦手意識、コンプレックス?で、それを・・・

いや、いいんですよ、これはこれで、素敵なお言葉いただきましたし。
でもね時々、人生相談に不満が残るのはこういったところです。
解決の入り口で終わっちゃうとことです。

〆のお言葉は、しっかりと受け止めさせていただきましたが、どうにもこうにも不完全燃焼です。

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