ドリアン助川

テレフォン人生相談
親子関係

テレフォン人生相談2015年6月3日は、ドリアン助川&大原敬子。幼い自分をからかい、泣き顔を見て喜んでいるようにニヤニヤしながら、最後にゴメンと謝るが、何度も繰り返した父親。一度嫌だと言っても取り合ってくれない。反省もなく分かってくれない父に苛立ち、もやもやや怒りをずっと引きずっているという相談者。大原敬子が回答者として、相談者の現実と対面させる。ドリアン助川の応援が秀逸。

スポンサーリンク

テレフォン人生相談2015年6月3日(水)

  • パーソナリティ:ドリアン助川
  • 回答者:大原敬子(幼児教育)
  • 相談者:24歳男性美大生一人暮らし 父62歳 母59歳 姉(海外に居る)

ドリアン助川の〆の一言「芸術ってね、少し不幸の方がいいんです」

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送された相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
音声はありませんが、文字起こしから、曖昧な返事や、相槌、繰り返し話される言葉は、極力カットして、なるべく意味が通じるように編集したものになります。
聞き漏らした方、もう一度、内容を確認したい場合に、ご利用ください。

幼い自分をからかった父、反省がないことに苛立つ

  • 父との関係について。過去に父に子供の頃、日常茶飯事に嫌がらせというか、泣くまでからかってきた。泣く顔を見て、喜んでいるみたいだった。
  • ニヤニヤしながら、最後にゴメンと謝るのだが、何度も繰り返すことをしてきた。
  • 『物心ついた頃から、お父さんが自分に対して変だった』変と言うか、自分だけに対してじゃなくて、他人をからかって喜ぶところがあって
  • 『特に、あなたを選んでということでなくて』兄弟もからかったりして
  • 幼稚園くらいの頃、不細工とか言ってきたり、日常ずっと不細工と言うのではなくて、姉の赤ちゃんの頃の写真とか見て、姉は赤ちゃんの頃、すごい可愛かったけれども、お前は不細工だったなみたいなこと。
  • 幼稚園とかの頃、夏休みとかプールに遊びに行ったら、ふざけて自分とかが泣くまで、水に沈めて、ほぼ虐めみたいなことをしてきた。
  • 今は、別に、そういうこともあって、父に冷たくしてきたので、父も歳も歳なので、あんま話さなくなってって感じですね。
  • 今は一人暮らし、大学生になって一人暮らしになった、家族とは離れている。夏休みや、冬休みに帰っていない。父親とは一回、おととし位に会ったのだが、それ以降会っていない。
  • 姉は海外にいるので会えないが、母とはよく、電話で話したりする。その時、お母さんはたまにはお父さんに会いなさいよとは言わない、わかっている。
  • 美術大学への学費は、父親が払ってくれている。『美術系の学校ってのは、あなた浪人もしたでしょ』はい、そうですね、浪人というか、一回普通の大学へ行って『そうすると、安くはないお金はお父さんが払い続けたということになりますね』
  • 経済的負担を恩着せがましく言う事はないし、そこら辺には愛情を感じているんですけれど。
    『今日、電話をしてきた相談というのは、どういうことですか?』
  • 父との関係が悪くて、父の事は恨んだりはしてるが、なんと言うか一回、嫌だとかいう言葉は言って、父には伝えた。それでも、まともに取り合ってくれなくて、そういうことが原因でなんか色々、自分がなんかイライラしちゃったりむしゃくしゃこれまでしてきたのかなと思って。
  • 『あなたとしては、今どういうふうになればいいのかな、と思っているのですか?』
  • 自分としては、もう父が変わることってないと思うので、反省とかもしないと思うんですよ。だから、どうすればいいのかなってことも含めて、相談したい。
  • 『どうすればって言うのは、人間関係、家族との関係ではなく、あなたの胸の中をどうしたらいいのかってことですね』
  • 自分をからかったことについて、ぜんぜんその反省が全くないっていうのに、すごい自分が苛立っていて。
  • 『それを、あなたも胸の中にずっと引きずっているってことですね』
  • だから、どこかにまだちょっと分かって欲しいって期待があるんだと思うんです。

大原敬子が回答「あなたは現実の人間関係の中で、あなたの怒りが、感情の浮き沈みになっているはずなんです」

  • 5分25秒過ぎ
  • 人は、からかう時っていうのは、自分の居場所を探す時なんですね。
  • お父さんもあなたも似ている。その家に自分の居場所がない。ある面で、お母さんとお姉ちゃんは、自分の家で居場所をしっかり守っている方なんです。
  • お父さんは、結婚した時に自分の居場所がないんです。だけどもプライドを持ちたい。そうすると、あなたにからかうということで、こいつはダメなんだよっていうことで、一家の主を示す、自分の居場所を探したんです。
  • あなたが杖だった、支えだったんです。この人がいることで、なんとか父親の立場でいれた。
  • 今度は社会に出て、あなたが成人しました。これから、あなた自身が行き詰ってくることがあります。お父さんが幼児期に自分の居場所を探すのに、あなたを使ったように、あなたが社会に出て行く、自分の面子を保つために、現実を見るのが怖いですよね。その為には、お父さんのもう帰ってこない過去のものを、許せないと、謝ったらいいんだけどってことで、怒りの感情をですね、お父さんに怒りをぶつけることによって、現実を見なくてすむんです。
  • もし本来、お母さんと心を割って話していたならば、お父さんの恨みは出ないはずなんです。
  • お母さんと、毎回話してますと言ってるんですけども、お母さんには淡々と事の事情は喋り、お母さんも淡々とそれを聞くという関係であって、憎しみでも何でもいいです、感情が触れてるのは、嫌いは嫌いでもこのお父さんなんです、あなたは。
  • あなたがそういう性格になってしまったのは、まず本来、お父さんとお母さんが、うまくいってなかったはずなんです。(はいそうです、その通りです)
  • 一見、みればお父さんの方が世間的に、イイ顔してるんですけれど、内情は、お母さんがお父さんに無関心なのか、とにかく、お父さんの居場所がないです。無かったから、あなたという、かわいいお子さんを、あなたにとっては、からかう、お父さんにするともう、すがってあなたに、5歳、4歳児の子にすがってですね、お母さんとかお姉ちゃんに、俺は父親って見せていた。それしか生きてこれなかったお父さんだと思うんですね。
  • 僕はからかわれて、こういう人間になっちゃった。その原因は、父親だって言いたいわけでしょ。(子供の頃、そういうことがあったせいで、なんか人から、あまり、下に見られるのが嫌だとかですかね)
  • そういうことが重なってきて、気分の浮き沈みが激しくなってしまって、怒りの中で電話したってこと、今日?
  • 父親に対する今日の相談は、父親に悪かった、こおういう性格を作ったお父さんが悪かったって、言わしたいこと?そうしたら、あなたはすっきりする?(たぶん、すっきりはしないと思う)
  • やっぱり、現実のこれが解決できれはいい、というものがあるんです。でも、それを見るのが怖いから、父親に、怒りの矛先を、父親に向けることによって、半減するでしょ。と、楽になるじゃないですか。それを思って、ずっときたんです、こんにちまで。
  • 今日、電話をしたということは、どうにも上手くいかない。だけどもコミュニケーションが苦手なので、どのように自分の心を伝えたらいいのか、わからない。
  • だから、父親がからかった、同じことの繰り返しのなかで、叫んでるんじゃないの、気付いて欲しいって事。(はい、たぶん、おっしゃる・・・)その先・・何ですか?って聞いたの。
  • (・・・して欲しいってことです)そうです、そういうことです。
  • 不可能でも、僕はこういうことをして貰いたいんだって、何があるの?(やっぱ、ちゃんと僕が、辛かったってことは、なんか理解はして欲しいって期待はあります)誰に?(父にです)
    辛かったのは、父だけなの?父にしか向けられないんです、あなた。だからなんです。
  • それで、今日やることです。
  • ①家に帰った時にね、お父さんに3度、土下座させて謝らせる。をやってみたい書く。自分、感じますよね、それやった後、僕は、どうするだろうか
  • ②お父さんに、こうさせたい。その後、今のこのもやもやがスッキリするかどうか。
  • そう書いていくと、あなたの中にお友達関係のことが出て来るはずです。あの友達が、俺をへらへらと笑って軽蔑したとか、そういう小さなものがいっぱい出てきます。それをあなたは言い返しできなくって、たぶんへらへらと返しているんですきっと。そうすると友達は、君と挨拶は済むと思うけれども、君の頭の中には、そうではない怒りがあったってことに気付くんです。
  • そういう日常生活の、小さな小さなね、僕を馬鹿にした、僕を軽くみた、そういう事の積み重ねなんですね。
  • 僕を馬鹿にした、何故馬鹿にしたんだろう?そうだ、幼児期のお父さんの責だ。ってなってくるんです。
  • 今、その段階なんです、あなた自身が、今日電話することが精一杯。ただ喋りたい、話したい。だと私は思うんですけど。言い過ぎですか?
  • (そうですね、その母に話しても、解決にはならない)返ってこないでしょ。お母さんとの会話は、会話をしているって形は記憶にありますけれど、心に入っていかない。だから、お父さんも寂しくってあなたに向かったんです。
  • 私が今日言いたいのは、もしこの幾つかが、私の喋ったことで重ね合わせる所があったならばですね、今、あなたは現実の人間関係の中で、あなたの怒りが、感情の浮き沈みになっているはずなんです。
  • それを、え~違う、どっから手をつけていいかわからないでしょ。だから、こういう人間に育ってしまった、あの父親が憎いと思うことで、事を解決しようと思っているんだと、私は思っているんですね。
  • (はい、そうですね、はい、現実の戦いから目を背けてるって感じですよね)素直ですね。今あなたが話しましたね、それが現実と対面したってことです今。今、あたなたは現実をと会っているんです。今のしゃべった言葉自体が、もう現実にいるんです。
  • 是非、メモに全部書いて、そういうことがあったら、またお電話ください。

ドリアン助川のまとめ「お父さんに向けた怒りを、自分の作品に向けな!それで、蛹から飛び出していけるから」

  • 12分18秒過ぎ
  • 昔、アゲハの幼虫をいっぱい飼っていたことがありまして、でね、蛹になると、全部が全部、蝶々ととして生まれてくるんじゃないのよ。みんな、もがいてもがいて、中には中で死んじゃう虫もいるわけ。
  • あなた今、美術系の大学行ってるってことは、芸術で生きたいわけでしょ、芸術を一生やりたいんでしょ。どうなのそこ、今そこがもやもやの部分があると思うね、蛹の中で死んでしまうか、割って出てきて、蝶として羽ばたくかってところで、色んな事が今、…お父さんが出てきたと思うんですけど、ちょっと聞いて欲しいんだけど。
  • パンクロックって知ってますよね。ああいうパンクバンド、自分もやっていたんですけれど、売れない頃ってみんなカッコいいんですよ。売れて生活が満ち足りてくると、どんどん音楽がダメになっていくの。
  • つまり芸術ってね、少し不幸な方がいいんです。(ああ、なんかそれは聞いたことがありますね)
  • 絵も音楽もあらゆる表現っていうのは、ホントに幸せな家族がいて、3LDKのローンも払い終わっていて、何の心配もありませんって人の芸術はね、面白くない。
  • だから、こういう言い方はよくないかもしれないけれど、あなたがずっともやもやや怒りを抱えてきたってことは、芸術家として、とっても大切な物を持っているってことなの。
  • あなたが、お父さんに向けた怒りを、自分の作品に向けな!それで、蛹から飛び出していけるから。
  • という応援メッセージです。

管理人のちょっとひと言

ドリアン助川の応援メッセージが秀逸ですので、もう一度書きます。

芸術ってね、少し不幸な方がいいんです。

お父さんに向けた怒りを、自分の作品に向けな!それで、蛹から飛び出していけるから。

ここの中で、何度も書いていますが、テレフォン人生相談で物足らないのは、心の葛藤だったり、生まれた時から今までを振り返ったりと、自分を理解できれば、自然と解決していきますとか、あまりに抽象的過ぎて、頭の悪い私には理解できないことがが多いことです。

悩み相談を解決するには、その場しのぎは絶対に駄目、それは理解できます。だからこそ、根本から解決する必要があるのでしょう。リスナーとして聞いている時には、「スゲー」とか、「なるほど」とか思ったりするのですが、じゃあ解決しましょうという段になったら、一体この人はどうするんだろう?そう思ったりします。

そもそも、相談者は、簡単そうなことでさえ、出来ない人が多い。というかむしろ、出来なくなっている状況に置かれていると言ってもいいと思います。そして何より、テレフォン人生相談へ電話をかけてくるほど、追い込まれていたりするわけです。
そのレベルは個人差がありますので、簡単にできそうなものから、複雑なものまで、いろいろあるのですが、兎に角相談者本人は、相談内容云々ではなく、いっぱいいっぱいの状態にあるということ。

心にゆとりがない状態にあるということなんです。

だから、今回のドリアン助川さんの応援メッセージは秀逸なんです。
相談者は、胸の中にずっと抱えてきた、モヤモヤや怒りをどうにかしたい、今すぐどうにかしたい、そんな状態なんです。
だから、書き出して、ああだ、こうだと、小さな、小さなことを分析することも大事ですが、それより大事なことは

今すぐできること、ぶつけること、そういうものなんだと思います。

根本からの解決ではないけれど、その場しのぎでもない、こういうアドバイスっていいですね。

スポンサーリンク

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントする


※メールアドレスは公開されません。

Comments links could be nofollow free.