親の扶養

テレフォン人生相談
親の扶養

テレフォン人生相談2015年6月12日は、今井通子&中川潤。ひとり暮らしになった89歳の父に、よく利用する女性のタクシー運転手が身の回りの世話として70歳位の女性を紹介した。その女性に30万円貸した父は、お世話になっているからと返さなくていいと言い始める。お金の使い方の荒い父は、1年前にあった900万円を、先日銀行の残高を調べたら250万円しか残っていない。なくなったら実家の家と土地を売ってお金を作るという父。なんとか女性が実家に出入りしないようにしたいし、成年後見以外に法的に父親の財産を管理する方法はないだろうかという相談。中川潤弁護士が回答者。

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テレフォン人生相談2015年6月12日(金)

パーソナリティ:今井通子
回答者:中川潤(弁護士)
相談者:64歳男性 妻65歳 ひとり暮らしの父89歳 母は昨年93歳で他界

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送された相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
音声はありませんが、文字起こしから、曖昧な返事や、相槌、繰り返し話される言葉は、極力カットして、なるべく意味が通じるように編集したものになります。
聞き漏らした方、もう一度、内容を確認したい場合に、ご利用ください。

読むテレフォン人生相談

  • 父親のことでちょっとご相談したいんですけども。
  • 3、4ヶ月ぐらい前からですね、父の友人のタクシーの運転手さんが女性の方がいらっしゃるんですけどね、その方に今まで高齢ですから、タクシーを利用するようになりまして、その方がたまたま女性なんで、それであのーまぁ、一人でいるんだったら寂しいから、知り合いがいるから話し相手にどうですかって言うんで、紹介してもらったみたいなんですよ。
  • それで、そのうちに家に出入りするようになってからですね、親しくなって、何ヶ月か前かに、三十万ほどお金がいるからって言うので、融通したみたいなんですけどね。
  • 『女性の方はお幾つ』70ぐらいです。
  • 『で、その女性の方がお家に出入りするようになったわけ』そうです。
  • 『それはあのーお父さまの身の回りの世話とか』ご飯の用意とか洗濯とかですね、掃除とかそういうあれがありますんで。
  • 『身の回りの世話はされてて、そして何ヵ月前でしたっけ、その30万融通』3ヶ月ぐらい前です『3ヶ月前』はい。
  • それがまあ、今月お返しするということでね、そう言ってるみたいなんですけども、あの最近はまぁ父の方もやっぱし、その食事を作ってもらうせいかですね、あの相手の言われることに、まぁどう言いますか、言うことを聞くようになったというかですね、それで、そのお金はもう世話になっているから、あの、 返さなくてもいいよみたいな話しをしたみたいなんですよ。
  • 『なるほど』
  • お金はそれとしてまぁその、もう大分前なんですけども、1年ぐらい前ですけど、900万位まぁ金があったですよね。
  • それはまぁ私も姉も知っているんですけれどもね、それからもうお金がどんどんどんどん減っていってですね、それはまぁあの女性の事ではないんですが、とにかく父の無駄遣いが多いくてですね、それでもう、何でも思うものは買うみたいな性格の人なんですよ。
    それでまぁ実際、最近なんですけど銀行の方、調べたらですね、残高がまぁずいぶん減って250万ぐらいにまぁなってるわけですね。
  • まあ私達が心配するのは、父が言うのは、もしお金がなくなればですね、この自分の自宅を売って、それで生活すればいいみたいな考えでおるわけですよね。
  • あの家を売るんじゃたらその、お金はいいんですけど、今度住まいはどうするかっていう風に、子供が尋ねるんですけれどもね。それからまだ老人ホームには行きたくないというし、それでそのへんのところの、まぁ今からの今後のことで、どういう風にしたらいいのかなというふうにですね、まぁ私も姉も私の女房も、みなそこを心配してるわけですよね。
  • それでまぁお金の方がまぁ私も少し前ですけど裁判所行ったりですね、何か土地を、家土地を売るの、あの私が関与できるような方法がないじゃろうかなというふうに思いまして、裁判所に相談に行ったんですけどね、いろいろこれ時間がかかるし、手続き上もの凄く大変みたいな、お話しを聞いたんですよね。
  • あの いろいろな財産、子供が立ち合って、売るんならいいけど、単独で売れないという風な手続きの方をいろいろ…今から申し込みってことになると、また時間がかかるしですね、そのうちにお金が、持ってる金がなくなる、そうすると自分は、今だったら本人の物ですから、すぐ売ったりができるわけですしね、子供がタッチしないでも、それをやられると今度困るからなーという風に思っているんですよね。
  • 私と姉とかに70才の女性が言われるのには、まぁその、お父さんのお金がある間は面倒を見てあげるけど、無くなったらお金は自分のお金を出してまでは面倒は見れませんよと、はっきり言われてるんですよね。『あ~なるほどね』
  • だから今の家を勝手に売ってしまえば、そこにまた何百万というお金がもつわけですから、そうしたらそれをまたず~っとその使い切るまで、切れないと思うんですよね、女性との付き合いが。『なるほど』
  • 『この女性との付き合いを、あなた方はよしとしていないわけ』まったくしてないです。
  • 『う~ん、なるほど』
  • それからもう家に出入りするのを一切やめてほしいって本人にも言うんですけど、なかなか頑固としてきかないんですよね。
  • 『今後、七十才の女性がいなくなっちゃった場合、どうやって生活なさるかは、どうするの』
  • だからまだ90才でもですね、もう89でも90目の前ですけども、意外とその歳…年齢のわりに元気なんですよ、自分が動けようになったらどうすんかって、ほんなら私を引き取って面倒見てくれるかって言うんですけどもね、なかなか難しいんですよそれも。
  • 『で、あなた方のほうとしては、今日のご相談の一番は、要するに、そのお父さんが、わりに金払いがいいというか、気前がいいというか、なんかどんどん使っちゃうんで、そこだけをまずは押さえたいと』そうですね。
  • 『使いたい放題でなくならないように、こっちでコントロールできるような状態は、法律的にはどういう風にしたらいいでしょう、ということですかね』そうですね、はい。

中川潤弁護士が回答「経済的負担を負いたくないなら、四の五の言わず面倒をみろ」

  • 6分59秒過ぎ
  • ご質問のありようがとっても難しいんだけど、まずもって、とりあえずは家を売っちまったら、ずるずるとお金が残って、それが使い果たすまで、今の状況が続いていって、お金も何もなくなった状態で、周りの子供たちは右往左往しなければいけない。その状態を回避したと。そういうことなんだろうとは思いますけれど。
  • ただね、お話聞いてて、念のため確認ですけれど、お父さん、歳の割に元気な人 って、さっき伺ったけれども、あの、普通に物事を判断する力はお有りなんですね。(ええ、だから調子のいい時とですね、そういうふうに物忘れはもちろん当然みられる…)
  • 年相応のね、年相応の物忘れやなんかはともかくとして、要するに、いわば痴呆ですよね、でまったく自分で物事を判断して、処理する能力はね、誰が見てもない。(ではないですよ)ということではない。
  • ということになるとね、あの裁判所へ行って相談されたけれども、時間も手続きもかかるっていう話だったっていう事なんですが、時間も手続きもかかる以前に、時間と手続きかけても、止める方法ないんですよ。
  • つまりね、裁判所に相談に行かれた時に、おそらく成年後見のお話が出たんだと思うんですね。(ええ、そうですね、はい)
  • で、成年後見というのはどういう制度かというと、普通の常識的な判断ですよ、ができなくなってしまった。ってそういう状態の方だと誰に騙されるかわからない。だから、財産を、きちんと管理する人間を後見人として選んで、でその被害に合わないようにしてあげると、そういう制度でしてね、ご本人が我儘で金使いが荒いから、それを止めるために後見というんでは、そもそもその成年後見の開始決定と言いますけども、それが出る余地はない。認められませんよ。(あー)これがひとつ。
  • それから、もっとちょっともうドライに言ってしまうと、あのーお父さん自身がそれなりの判断能力を持ってて、それが周りからすれば、この先どうするんやと、いう心配はもっともなんだけれども、大の大人がね、 まぁお年寄りだけども、お父さん自身の資産を、どう処分しようと、それは自由なんですね。
  • それを、将来万が一のことがあったら、相続人になるであろう、それでかつ、なんか状態が悪くなったら扶養する義務を負う立場にある、子供達が、法的な形で、そのお父さんの行為を制限すると、いう手立てもないんですよ。
  • で、その時には結果的にですよ、あなたなりにお姉さん共々ね、お父さんとね、お話しになってね今後の事もね、「親父考えてくれや」と、で、そこで理解がどうしてもいただけないようであれば、好きにさせるしかないと。(あ~そうですね)ということになってしまうんですよこれ。(はいはい)
  • だからそれを、どうしても防止したければ、今からあなたの方が、逆にお父さんを、同居するなりなんなり、 ね、引き取るなりを考えて、日常的に、生活状況を、面倒を見つつ、ね、管理をする、事実上管理をすると、いうぐらいの覚悟をもって事にあたらないと、解決のしようがないと思います。
  • 今の負担のない状況は、一方で維持しつつ、将来、お父さんが何かあったときに、今の蓄えがなくなってしまうという、リスクは排除したい。これは二兎を追う、二兎を追う者は一兎をも得られずと言うじゃないですか、それと同じ状況なんですよ。
  • だからどうしてもどちら、プライオリティとしてね、どちらを優先させるのか、将来のその負担を、負わない経済的負担、負わないことが最優先であれば、もう今から即刻、四の五の言わせず、「お父さん悪いけど、、面倒みるから、一緒に暮らしてくれ」と、いう形でお父さんを、こちらの手下で、面倒をみると、ということから奥様の協力も得て、やるぐらいの覚悟じゃないとちょっと防ぎようがないと思います。
  • う~ん、私としては、そう思います。(わかりました、家族でもう一度、よく相談してみます)

今井通子まとめ「面倒をみてもらい、父親の情報を逐一報告してもらう」

  • 12分56秒過ぎ
  • おわかりいただけましたか。(はい、ありがとうございます本当に)
  • お父様お元気なんだし、頑固ではいらっしゃるんでしょうけど、あの折衷案としてその女性の方と、のお付き合いというか、面倒見てもらうことは、こちらとしてもメリットある事だから、その女性の方に、日当なり月いくらとかお渡しするなりして、それで面倒みていただくってところで、話し合いをして、その女性の方に、逐一お父さんの行動を、こちらの方に知らせていただけるような体制をとっておいた方が利口かなって思うんだど。
  • (そうですね)
  • それでなに、その土地を売ろうとする体制だって一人でこっそりとはできないだろうから、その動きがあれば、彼女はそれすぐに、察知できるんだろうし(う~ん、そうですね)
  • あなた方も、なるべく頻繁にお父さんのところへ行って、会話の相手をしてあげるみたいな、形で、そこからいろいろ情報を引き出すとか(はい、そうですね)(まぁいろんな方法をちょっと…)
  • そう、考えてご覧になった方がいいですね。(はいわかりました、すいませんどうも、ありがとうございました)はい、失礼します。

管理人のちょっとひと言

聞けば聞くほど、腹の立つ話しです。よく中川先生が怒らなかったと思うぐらいです。
もしかしたら、編集でカットされている部分に、同居できない、面倒をみることができない、しっかりとした理由を述べていたのかもしれませんが、放送内では全くわかりません。

むしろ父親の方から、引き取って面倒をみてほしいというアクションがありながらも、難しいと言う。さらに89歳なのに、まだ元気だからとか・・・身の回りの世話をしている女性には、実家に出入りしてほしくないとか、じゃあ父親はどうするんだって話しです。

父親からしてみれば、そんな子供達の為に、1銭たりとも財産を残してやるものかと、思ったとしても仕方ない状況です。

面倒をみるのが難しいというい子供達から、身の回りの世話をしている人を排除されて、財産管理までされたら、この父親に待っているのは孤独死のみ。そういうことをしたいという相談ですからね。

お金は欲しくないみたいな話しをしていますので、それが事実だとして、赤の他人に騙されるかもしれない父親が心配なんでしょうけれど、今井先生の折衷案には乗り気でないみたいなので、自分たちが実家に顔を出すしか方法はありません。
現実として、難しのかもしれませんが、何でもかんでも自分たちの思うようにはならないので、だとしたら自分たちが折れるしかありません。物理的に、動くのが難しいなら、誰かに頼むしかありませんしね。

さて、腹を立ててばかりいても仕方ないですが、この状況は相談者としてか、父親の立場としてか、自分の身にも降りかかってくる可能性があります。
今すぐには関係ないかもしれませんが、あり得る状況。とするならば、事前に何らかの準備をしておく必要はあります。
相談者としてなら、現実に身の回りの世話をできない状況での親の面倒について、父親の立場としては、身の回りの世話をしてくれる人がいない状況をどうするのかにてついて。

テレフォン人生相談のスタッフが、あんたは大丈夫か?と問い掛けてるのかもしれませんね。

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