加藤諦三 苦言

テレフォン人生相談
内縁

テレフォン人生相談2015年6月15日、3ヵ月前に16年間連れ添った内縁の夫が他界する。亡くなる前に自筆の遺言書を残していたようで、財産は相談者・長男・長男の息子に3分の1づつ。相続財産は借金と住んでいた田舎の土地建物。家庭裁判所に遺言書の検認申立するも、相続放棄人がいて相続人が確定していないの手続きがすすまない。内縁の夫の長男は相続放棄手続きをするも、次男は相談者に土地を買ってくれたら相続放棄すると言う。土地は3000万円で売れるので100万で買ってと、最後には30万まで下がるが、そもそも3000万円で売れる土地ではないと相談者。塩谷崇之弁護士が回答者。

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テレフォン人生相談2015年6月15日(月)

  • パーソナリティ:加藤諦三
  • 回答者:塩谷崇之(弁護士)
  • 相談者:61歳女性 内縁の夫80歳で3ヵ月前に他界 実母89歳 33歳の息子 実弟59歳 と4人暮らし 内縁の夫の長男56歳 次男50歳

加藤諦三の〆の言葉なし

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送された相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
音声はありませんが、文字起こしから、曖昧な返事や、相槌、繰り返し話される言葉は、極力カットして、なるべく意味が通じるように編集したものになります。
聞き漏らした方、もう一度、内容を確認したい場合に、ご利用ください。

読むテレフォン人生相談

  • 前の一緒にいた亭主の、土地の放棄のことで…56の長男は放棄に応じてくれたんです。
  • 『はい、で、先ほど二人お子さんがいるというふうに』その…そうです。『で、長男の方が56歳、 もう一人は』56、で、次男が50。『次男が50、はい』
  • 長男は放棄をしてくれたんですけど、50の方が、この土地の…は162坪あるから、それを3000万で売れるから、それを100万で私に買ってほしいということだったんです、権利を。
  • 『3000万円で売れる。それを100万で買ってくれと』はい。
  • そいで、そのうちにだんだん50万になって、最後に30万で買ってほしいと言ってきたんです。それで私も…
  • 『ということは、3000万の物を30万で買ってくれという事ね』
  • 『内縁の男性とは、何年前から一緒に住んでいるんですか』16年くらいです。
  • 『16年間一緒に住んでいた。で、16年間一緒に住んでいて、 内縁ということはまだあれですね。法律上は離婚してないわけですよね、この男性は』
  • 離婚はもうしてたんです。
  • 『離婚はしていた、ああ、そうですか』
  • 『それであなたと一緒に住んでいたけれども、婚姻の届けは出していなかった』はいそうです。
  • 『離婚しているのに婚姻の届けを出していないというのはなんなんですか。何か理由があったんですか、結婚しない』
  • 事情っていうか、結局夫の80の親がいたんですよね。『はーはーはーはー』あのー100才になる。その親の面倒を私が見ていたんです。『はいはいはい』その関係で家に入ったもんですから『はい』結局そのまんまになってしまったんです。
  • 『そうするとあなたの側から見ると、当時64才、そのぐらいの年齢の男性の親の介護をして』はいそうです。『これは当然恋愛かなんかでなければ、介護しないですよね』そうですね。
  • 『この時点では当然この男性は離婚をしてたわけですよね。離婚をしていて、自分の親の世話を全部してもらっていて、一緒に生活をしていて、あなたもちゃんと離婚していて、それなのに結婚しなかったんですか』
  • ちょっと、本人も借金があったみたいで、いろいろと。その関係だったんだと思います。
  • 『借金があるので、結婚してしまってあなたの方に、なんか影響があるといけないと、いう事で結婚はしなかったと。はい わかりました』
  • 『それでだけど、実際一緒に住んでいたところは162坪の土地で、そこの上に家が建っていたわけですね』そうです建っていました。
  • 『それで二人でずっと住んでいたと。ただその土地の建物の名義は、この80才の男性』はいそうです。『物だったわけですね』
  • 『それで3ヶ月前に亡くなられて、長男はもう、この土地を放棄すると、相続しないと。だけど次男は30万で買ってくれと』はいそうです。権利を、それを買いたくても買えないものですから、困っているんです。
  • 『買いたくても買えない事情は何ですか』
  • 3000万で売れないってわかっていることですので、ここの土地が。『3000万って言ったけど、実は3000万で売れない…』 だから3000万っていうのは向こうからふっかけてきた金額だと思います、次男の方から。
  • 『ふ~んふん、実はあの、タダみたいなものなの』そうですね。
  • 『だから相続って言っても、実は相続する程の財産ないって考えたらいいんでしょ』そうですね。
  • 『そうですよね、法定相続だなんだっていう話以前に、相続するものがないと』土地だけですね。『うん、だけど土地は売れないって言うんでしょ』土地はね。あんまり売れるようでもなさそうですし。
  • 『だから、こういう相談。私、16年間一緒に住んでて、この男性の親もずっと世話していたんだと、このままもう住むのに何処がおかしいんだと、次男30万くれって言ってるけど、こんなことおかしいですよねと、そういう相談ですよね』そういうことです。

塩谷崇之弁護士が回答「裏があるような気がするんですよね」

  • 今お話しは伺いましたが、ちょっと確認させてくださいね。
  • 亡くなられた80才の内縁の夫と、16年前からずっと内縁関係にあって、で入籍はしていなかったと。
  • その男性の方は元の奥さんとはもう離婚していて、子供が2人いて、一人が56才、その方は相続分放棄すると。もう一人は50歳で、こちらの人が放棄はしないという状態なんですね。
  • 【しないというか、その点ちょっとわかんないみたいで】わかんない?そうですか。
  • その男性に先ほどね、借金があったと仰いましたけれど、その借金は今でもあるんですか?【ありますね】
  • そうすると、相続をするということになると、その土地・建物も受け継ぐこともできるけれど、借金を受け継ぐっていうことになるわけですね。【ついてきますね】
  • そのあたりの事は50歳の次男は、【わかってます】わかっているんですね。
  • その上でこの土地を、100万で買って欲しいと、それがだんだん値段が下がってきて、30万で買って欲しいと、いう要望をしてるということなんですけども。
  • 買って欲しいというのは次男が、一旦相続をした上で、それを買い取ってほしいということなんですかね。【じゃないんですね】じゃない?
  • 【30万払ってくれれば放棄をするって】ああ、なるほど。
  • でもその二人が放棄をしたからといって、貴方が相続人になるわけじゃないですよね。
  • 【遺言書ですか】遺言があるんですか?【手書きの】手書きの遺言書が?それはどういう内容なんですか。
  • 【長男と私とそれから長男の息子ですね、孫に三分の一ずつって書いてありましたけど】
    遺言書の検認という手続きはやりました?【検認って、裁判所の…行ったら、それはまだこれからで、中身も見ようとしなかったんです】
  • 普通はね遺言書を保管していると、家庭裁判所へ持っていってですね、で検認をしてもらう事になるんですけれど、【その検認の手続きが…するに、放棄人のあれが欲しいですって】
  • あ、こういうことですね。検認の手続きをするためには、まず申立をすると、裁判所が期日をさだめて、相続人に通知をするんですよね。その相続人に通知をして、相続人たちが裁判所に集まってですね、その時にその遺言書を皆で中身を確認して、でどういうことが書いてあるかってことについても、皆で共通に認識を持ち、かつそれを裁判所の証拠としてね、保全をするっていう手続きを取るんですけれども。
  • おそらくじゃあそこで言っているのは、明確に放棄をする人、もうした人がいるっていうことになると、相続人が誰なのかが定まらないので、そこから先に手続きが進まない。というそういうことですかね。【はい】あーなるほど、わかりました。
  • そうすると 次男が相続放棄をするかしないかは、まだはっきり意思表示をしていない、してないんですか。
  • そうするとね、亡くなられたことを次男が知って、それから3ヶ月経過をするとね、もう次男は放棄することができなくなるんですよね。【ああそうですか】で長男の方はもうその手続きとったということですかね。【もうしてあって、もう証明が届いています】届いている。
  • そうすると、次男が、もし放棄をしないで3ヶ月経過していたとすれば、もう放棄はできなくなりますんで、当然その次男が相続をする事になるんですね一人で。
  • で、次男も放棄をするとどうなるかというと、旦那さんの両親はもう亡くなっていますね。【亡くなっています】旦那さんの兄弟っています?【いないです】一人っ子なのね。【はい】なるほど。
  • そうすると…56才の長男と50才の次男の二人が放棄をすると、一人っ子だということだと、相続人はもういないということになるんで、そうすると、まぁあなたが検認の申立てをして、あなた一人が裁判所に立ち合って…その検認が済むと…その遺言によってですね、あなたと長男と孫に3分の1ずつ権利が行くということになりますよね。
  • 【放棄してもですか】だからその遺言書がどういう内容なのかにもよりますけれども、遺言書で渡すって言っても、私はいらないよと言えばね、そこは拒否する事は出来ますけれども、それは相続放棄、法定相続人として受け継ぐかどうかという話しとはまた別の次元の問題ですから。
  • で、あなたはここに住んでいたいんですかね。【年寄りがいるもんですから、動くに動けなくて】動くに動けない。
  • じゃあ住み続けたいわけですね。【そうですね】
  • で住み続けるためには30万を払わないといけないのか、そういう意味で言うとね、次男がそこで自分が相続してですね、その土地は自分の物だから出て行ってくれと言われた時に、それをお拒むのはちょっと難しいかもしれないですけども、じゃあその言われたらすぐに出て行かなきゃいけないかというと、そこは自分の物にするかどうかということではなくて、住み続けることができるかどうか、というそういう内容で交渉することはできると思うんですよね。【できますか、 はい】
  • その段階でね、なかなか話がつかなければ、例えば調停に持ち込んでね、適切な家賃とかを決めてもらって、家賃を払ってね住み続けるっていうようなことも考えてもいいのかもしれないですよね。
  • だから今その30万っていうのにね、何としてでも飛びつかなくちゃいけないのかというと、そういうことではないような気がしますね。【ああ、 そうですか、はい】
  • それとね、もう一つなんとなく裏がありそうなのはね、3000万の価値があるかどうかは別としてね、だからといって30万という金額が出てくるのはどうもなんか解せないんですけれども、162坪あるわけですよね。一応街中ではあるんですか?【いや、田舎の方です】田舎、田舎とは言っても、ねんて言うんでしょうか、山の中とかそういうことじゃない。
  • 【そうじゃないですけど】普通に人が住んでるとこですよね。【はい済んでる…】
  • それが162坪を30万で買うというのが、何かやっぱ裏があるような気がするんですよね。
  • 【感じですね】
  • これ土地とか建物、担保に入ってます?【入ってません】入ってない。そうですか。
  • もしかするとね、僕はよく調べた方がいいと思いますけど、この不動産に住み続けようと思ったらね、亡くなったご主人の債務を承継して払い続けないと、住み続けられないような権利関係になっているのかもしれないですよね。【あ、そうですか】
  • そうだとすると、30万で売るっていうのは納得いくわけですよ。
  • ようは、土地その物の価格はもっとしたとしても、いずれその、お金を払い続けないと権利を失うような、そういう弱い権利なので、50万とか30万とかその程度だろうと…いうことになるのは何となく納得がいくんですけれども、そこらへんはね、よく知らべた方がいいかもしれないですね。【ああ、そうですか。はい わかりました】
  • ですからね、貴方のお母さんと一緒にそこに住み続けたいということであればね、無理にね、お金を払って入手するという方法以外にもね、建物を借りるとか色んな方法はあると思いますんで、だから30万を作ってね、それ払うことによって、その後、無償で住めるんであれば、それも一つの選択肢だとは思いますけど、それにこだわる必要は無いかもしれないですね。

加藤諦三まとめ「もう少し色んな事をはっきりさせた方がいいです」

  • よろしいですか、どうもその話がよくわからないんですよ。
  • つまりね、まず第一に相続放棄しないと主張しながら、3000万円の物を30万で渡すと言ってること、それから貴方は借金があるから結婚しないんだと言っていたんですが、どうも言ってる事の話しが全体として、わかり難いんですよ、他人が聞いた時に。
  • もう少し色んな事をはっきりさせた方がいいですよね、事態を。
  • 【はい、わかりました】どうも失礼します。【ありがとうございました】

管理人のちょっとひと言

わからないので、わかることをまとめて、疑問点を抜粋しておきます。

相談者61歳女性 離婚経験あり子供2人 実母89歳 33歳の息子 実弟59歳と4人暮らし 亡内縁の夫と暮らしていた住居に住んでいる

内縁の夫、3ヵ月前に他界 離婚しており息子2人 長男56歳 次男50歳

16年前間、一緒に住んでいて、住み始めた理由が内縁の夫の80歳の親の介護をするため。今、100歳という件のあるので、当時80代ではないか。ただし、もう亡くなっている様子。

入籍しない理由、内縁の夫に借金があったため。現在も借金は残っている。

内縁の夫は亡くなるにあたり、遺言書を残している。内容は「長男・相談者・長男の息子(孫)に3分の1づつ」次男はなし。
内縁の夫・・・両親没、一人っ子、借金あり、財産は田舎の土地建物(相談者居住中)で土地162坪(担保の設定なし)
長男・・・相続放棄完了、証明書あり
長男の息子(孫)・・・相続放棄したかどうか不明
次男・・・遺言書には名前は連なっていないが、法定相続人、最低でも遺留分あり

家庭裁判所で検認の申立てするも、中身の確認をしてくれない。「放棄人のあれが欲しい」たぶん相続放棄申述受理証明書と思われます。

次男は、相続放棄して欲しいなら、162坪の土地は3000万円で売れるので、100万円で買ってくれたら、放棄すると言っており、日が経つにつれ、50万、30万まで値が下がる。
相談者は、3000万円では売れない、ふっかけているということで取り合わない。

塩谷弁護士は、法定相続人の長男、次男が相続放棄すれば、検認の申立をして相続人となり云々の話しをしますが、ここで疑問?
「遺言者の死亡を知った後,遅滞なく遺言書を家庭裁判所に提出して…」とあるので家庭裁判所に遺言書の検認の申立をしないといけないのでは?…次男の相続放棄云々は関係があるのか?裁判所で言われたのは放棄の証明書のことだと思うが、もう揃うのでは?
必要があるとすると次男の相続放棄の件だと思うが、亡くなって3ヵ月経ってしまった(日数的には微妙か)と思われるので(次男の相続放棄は間に合わなかった)、何の躊躇もなく申立てをすればいいと思うのです。何も塩谷弁護士にたてつくつもりはありませんが???

ちなみに相談者は遺言書の保管者になると思うので、申立人になれると思いますが?違う?

少なくとも次男には遺留分があるので、借金、消極財産も負うことになります。たぶん、これがネックで本当は相続放棄したいと思っているのだけれど、ちょっと欲が出てしまったので、相談者にお金を要求した、ということではないのかな、と思います。

債務がどういった物なのか、担保の設定なく住み続けられない権利関係とは何か、もっと情報を集めないと、判断ができません。塩谷弁護士の回答も、あくまで推測。人生相談だからお答えしたとは思いますが、本来なら答えるのに躊躇してしまいそうですね。

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