犬に噛まれる

テレフォン人生相談
損害賠償

テレフォン人生相談2015年7月13日、数ヶ月前に家に噛まれたという件での相談。玄関にいたのは近所の飼い犬で痴呆と思われる高齢の夫婦が飼い主。電話で迎えにきてもらうように伝え、犬が怖くない相談者が外に出たところ手と脇腹を噛まれる、驚きわけがわからなくなり家の中に逃げ込む。普通なら救急車を呼ぶだろうが思い至らず、友達に連絡して緊急病院へ連れていってもらう。病院の医師からは入院を薦められるも家の事も心配だったので通院にしてもらう。それから3ヵ月通院しているが手が痺れて動かない状態でリハビリ中。車の運転もできず、息子や娘にも言えない状態で、日常の生活に不自由を感じており精神的にショックで慰謝料を請求したいがどうすればいいのかわからない。中川潤弁護士が回答者。場合よっては弁護士を頼んで損害賠償請求。

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テレフォン人生相談2015年7月13日(月)

パーソナリティ:加藤諦三
回答者:中川潤(弁護士)
相談者:59歳女性 15年前に夫と死別 一人暮らし 長男35歳 長女30歳は独立

加藤諦三氏の〆の言葉「自己憐憫は、行き止まりです」ジョージ・ウェインバーグ

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送された相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
音声はありませんが、文字起こしから、曖昧な返事や、相槌、繰り返し話される言葉は、極力カットして、なるべく意味が通じるように編集したものになります。
聞き漏らした方、もう一度、内容を確認したい場合に、ご利用ください。

読むテレフォン人生相談

『もしもし』
もしもし
『はい テレフォン人生相談です』
よろしくお願いします
『はい 最初に年齢を教えてください』
59才です
『結婚してます』
はい
『ご主人 何歳ですか』
15年前に亡くなっています
『そうすると 今 お一人で生活しているんですか』
はい
『お子さんは』
子供は 男 35歳 女 30歳 です
『はい わかりました でどんな相談ですか』
私は一人で暮らしておりまして
『はい』
数ヶ月前に犬に噛まれたっていう件で ご相談 お願い致します
『はい わかりました 犬に噛まれたって…』
実際…
『道を歩っててですか』
いえ 家に来ておりまして
『犬が』
はい 玄関におりましたので 見えましたので 中から
『うん』
近所の犬だって分かりましたので
『はい』
お電話を差し上げました 相手の方にね
『はい』
で ああ迎えにいらっしゃると思ったので
『はい』
私は あの 外に出て そのときに 私は犬が好きですので
『はい』
別に怖いとも思いませんでしたから
『はい』
ああ これからお迎えがくるから ここで待ってなさいね っていうことでね
『うん』
その時に 素手(?)って言いますかね 手袋もしてませんので
『はいはい』
それを噛まれて それから脇腹っていますかね そういう所も噛まれたりして とにかく驚いてどうしていいか分からなくて 一人で家の中に逃げ込みまして
『それは驚いたでしょう』
あと その後 自分でどうしていいか分からなくって
『うん』
そのままふるえておりました
『この犬は 小型犬 大型犬』
ええ 大型ですね
『大型犬』
はい
『でこれ当然近所の家っていうから 飼い犬なわけですよね』
はいはい そうです ええ
『それまではあれですか この犬が ま 近所では みんなよく知っている犬で いつも一人で』
んー でも…そ…
『歩いていたって犬なんですか』
はい そうです
『じゃなくて』
それが こういう事があってはじめて知ったのですが 飼い主を噛み それから例えばこの地区の方を色々事件があったようで その方からも注意したほうがいいよ あのこういうことで 僕も病院に行ったとかって 色んな話しが入ってきて
『うーん』
うわっー とかって思ったんですけど まぁそれは後の祭りで 遅いですよね そういう事 今更聞いたってね
『うん だけど 飼い主前で噛んで 近所の人も噛まれている』
はいはい はいはい ありま…
『それで 放し飼いはされていたと』
えいえ ちゃんと係留はしてるつもりでしょうけれども でもその方が 80代のご高齢なんですね
『ああ あー』
それで こんな事言うのは失礼ですけども 痴呆っていいますか
『ああ ああ なるほど』
だから普通なら救急車を呼んで行くんでしょうけど
『うん』
じゃあ…そういう事が 頭に浮かばなくて ただただ一人 震えておりましてね
『はい』
でもこれはちょっとおかしいと思ったので
『はい』
救急病院に ちょっと友達にお電話して
『うん』
こういうことなのよ って言ったら まぁ 大変なことだっていう事で
『はい』
毒が回ったら大変なことになるよって話しで 病院に行きました
『はい』
その時も先生から なんですぐこなかったんですかって ま 変な言い方をされましてね
『う~ん』
それでいろいろ手当を受けまして 先生は入院してもらわないと困るって言われましたけれど
『はい』
いやー 私も家のことがありますのでね 一旦 ちょっと帰ります って言って帰って そしてまた朝の一番に行きまして
『はい』
で 本当は入院しなくちゃいけないけど って言われたけど とりあえず通院でお願いします ってことで
『うん』
それから通院をしたりして ま何ヶ月か過ぎまして
『何ヶ月っていうのは およそ 通院してたのは…』
今 あの…
『2カ月』
3ヵ月
『3ヵ月』
うん うん そうなりますけども
『はい』
今は リハビリ中っていいますか 指がまぁうまく 動かないもんですからね
『う~ん』
で 私自身が この件で一変してしまったんですね あの 外に対しての この恐怖
『あー 外に出られなくなった』
あはい それと なんか人に あのぅ怖いですし (嗚咽)もう全てが それに繋がってしまったかとも 自分が苦しくってね
『そうすると 今 買い物なんかは行かれないんですか』
そういう日常のもろもろが もう とにかく 自分で出来なくなって 今まで車の運転もしておりましたけど
『うん』
運転も 手の事故でできないですし
『うん』
そういうこと は 人にみんな
『うん』
不都合ながら頼んでやってますけども この苦しさに耐えられなくなって
『うん』
何処に相談していいのか分からないんですよ
『今 お一人で生活してるって言われましたよね』
はい
『あなたが この状態であるということを 息子さんと娘さんは知っているんですか 知らないんですか』
伝えました
『そうす…』
こういう ちょっとあれで 手が不自由になって 日常の家事に不都合を感じてるって話しは 普通に話しました
『普通に犬に噛まれたってことも話してるわけですね』
はい はい
『それでその 今 手伝いに来てくれてる方というのは』
あ あの…
『あなたの方から電話かなんかして来て欲しいって…』
あ はい そうです 毎日とはいきませんけども 本当によくやって頂きました 病院ですとか そうい…
『一緒に行ってくれてるわけですね はいはい』
はい それで あのぅ お電話で お尋ねしたかった事は
『はい』
そういう相手が相手ですので どういうふうに 私のこの精神的なショックですね これをどのように 相談して…
『あ 今日の相談というのはむしろ犬に噛まれたことというより 噛まれたことによって あなたが受けた』
はい
『精神的な…』
自分の家事の不都合ですよね ま 何も普通に出来なくなってしまったことを
『はい』
どのように相手に慰謝料 話していいのかがわからないですよね はい
『はい わかりました』
はい
『今日はスタジオに弁護士の中川淳先生がいらしてるので』
ああ 恐れ入ります
『うかがってみたいと思います』

中川潤弁護士のアドバイス「人の手を借りなきゃいけない時は借りるべきです」

『こんにちは 中川です』
もしもし すみません
『ちょっと 先に お聞きしたいんだけど その相手の飼い主っていうのには』
はい
『さっきのお話しだと 80代のご高齢の』
はい
『の お一人住まいの方なんですか』
いえ あの ご夫婦でおります
『ご夫婦というのはその奥様はいらっしゃるの』
はいはい でも 犬を 毎日散歩しているっていうかね
『はい』
そういう感じはご主人です
『ああ そいでね 今お話し聞いてて 凄い気になったのはね 今我々にお話しになっているように』
はい
『こんな酷い目にあって こんな私はお母さん こんな状態なんだと ということは きちんとお嬢さん 息子さんに お話しされましたか』
いいえ
『なぜされないの』
だってー 私のこんな 小さな問題を…
『小さくないでしょうに』
ええっー
『あなたの場合 医者からね 脇腹まで噛まれてね 入院せいとまで言われて』
はい
『で それを 通院で 頑張って 治療を続けて』
はい
『その結果 手には痺れは残るの 日常のね 生活が不自由になるっていうね』
ええ
『その精神的な問題だけじゃなくって 体に まで 変調があるわけでしょうに』
はい
『交通事故にあったのと 同じような問題じゃないですか』
はい
『だとすれば 逆に私が息子の立場だったら』
はい
『母親が そんな目にあって そういう状況になってたら 自分が怒鳴り込みますよ』
うん
『なぜ息子さん お嬢さんに お話しにならないのか そこがちょっとよく飲み込めないの』
私ってそういうこと 言えないんですよね(嗚咽)
『息子さん お嬢さんと は 特に 仲が悪いとか そういうこと…』
いえ そういうのじゃなくて
『うん』
なんでしょう 私のじゃあ 見栄でしょうか なんかいつも強がっているようなね 弱みは言いたくない (嗚咽)
『あのね』
はい
『今 仰ってるお話し聞いたら 日常の生活まで人の手を煩わせないと 他人に手伝ってもらわないと できない状態に 今あってね』
はい
『かつ そのこと自体にも苦しんでおられるし はっきり言って 後遺症みたいな形で 今残っちゃってるわけでしょ』
はい
『その 手の痺れっていう具体的な その…』
しびれよりも
『はい』
使えないっていうか 曲がらないってことですよね
『曲がらなくなっちゃってるの』
はい それで車の運転もできないわけですよね
『あのね 息子さんにしても お嬢さんにしてもね』
はい
『今 奥様のその状態を』
はい
『何も正確に聞かされてないから』
はい
『逆に 分かった時に お母さん なんで言ってくれなかったんだよと』
はい
『そういう 話しになるに決まっているじゃないですか』
う~ん
『頑張り過ぎるにも 程があるよ と』
いや そうですかね
『そう 私は思うんですけどもね』
うーん やっぱりそういう事は 何でも すぐ話すべきですかね
『当たり前です あのね こうされるべきですよ まず息子さん に お話しになって ちょっと来てくれ ちょっと遅くなったんだけども もうちょっと軽くすんだかと思ったら こんな状態なんだよと 実は これこれしかじかなんだと いうことをきちんとお話しになって』
はい
『息子さんの方から まずもって 向こうの家に 話しに行ってもらう それで埒があかなかったら 場合によっては弁護士頼んで 損害賠償請求する ぐらいのことをきちんとなさるべきです』
それが 第一歩ですね
『それが大一歩ですよ~』
はい わかりました 本当にありがとうございました
『はぁ~い』
なんかこんなことをね
『こんなことじゃないです あなたね 事故にあったんです』
(号泣)
『ね 貴方に落ちどのない事故にあったんです そっからものを出発して考えなければ しょうがないんです で 人の手を借りなきゃいけない時は借りるべきです』
はい
『いいですか 必ずすぐ息子さんに 連絡を取って』
はい ありがとうございました
『はぁ~い』
はい せんせ…

加藤諦三氏まとめ「攻撃性がある限り 泣いて止まらないってことはあります」

『もしもし』
はい
『何かあなた 小さい頃に もの凄い悲惨な体験ってないですか』
それはあまりないんですよ ただ 人に 相手に 強気に出るっていうのが 何もできないですね
『うん そうすると小さい頃から 自分のことは何も言えなかったわけですよね』
誰にも自分のそういう本当の事を話したことないと思います
『ないですよね』
はい
『ということは 誰にも 実は 本当の自分を 分かってもらってないんだよね』
だと 思いますね
『だけど わかってくれっーていう 叫びはありますよね』
ええ
『で 誰に一番わかってもらいたかった』
やっぱり それは 結婚している時に 夫であったり
『ああ』
結婚してから 主人の親にも 主人にも 本当の事は何もわかってもらえなかった っていう ここの家族は こういう家族なんだっていう 自分に言い聞かせてきましたけども
『その夫と夫の家族に対する 気持ちは 全部押し殺してきましたね』
はいはい
『押し殺したけど あなたの中では 消えてませんよね』
ええ そうでしょうね
『夫と夫に対する感情がね』
うん
『抑えることで あなた もう生きる エネルギーを消耗しちゃってるよね』
うん だからなんでもこういう苦しいことがあっても 家族っていう形があったとしても ほんとのこと何も言えてないですよね
『もの凄い孤独ですよね』
それで 一人で泣いたりしてね
『そいで 一人で泣いてるんだけれども あなた自身 泣いていても 解決できない ってことはわかってるんですよ』
はい はい そうですね
『貴方の泣き声は 何を意味していると思いますか』
ああー わかんないです
『あなたの…1人で泣いているのは 攻撃性の間接的な表現です』
ああ
『あなた 弱さを強調してるんですけど』
ああ
『でも弱さはね 攻撃性の変装した姿なんです』
んー
『弱さの強調 被害の強調なんです』
私ね 泣くのが止まらない時があるんですよね
『止まりませんよ それは ずっーと 我慢して生きているから』
うん
『そしてものすごい攻撃性があるから』
はぁー
『貴方が想像している以上に 周囲の世界に対する 物凄い敵意があります』
へぇー
『だから この攻撃性がある限り 泣いて止まらないってことはありますよ』
うん なんか…
『でもね 不思議な事でね 気が付くと変わるんです人間って』
ふぅ~ん
『だから今 泣くという事が 攻撃性の変装した姿だ 弱さの強調は 攻撃性の変装した姿だ 被害の強調は 攻撃性の変装した姿だっていう事を あなたはそうだという風に認めてくれましたから これは変わります』
はい 今日言われたことを ちゃんと心に持って行きたいですね
『あの…』
毎日ね
『はいはい 今度泣きたい時は思う…バケツいっぱい 泣いた方がいいです』
はい 本当に先生
『はい』
ありがとうございました
『よろしいでしょうか』
はい
『失礼します』
ありがとうございました 失礼いたします

管理人のちょっとひと言

加藤先生のまとめは、直接この飼い犬に噛まれたこととは関係ないけど、強気にでれない自分を変えられるってことかな?
ここがどう必要だったのか、ちょっとわからないんですが、強気に言えない人に対するメッセージなのか、それとも尺が余ってしまったからか(笑)

ちょっと矛盾点なんですが、冒頭の悩み相談の説明部分では、息子、娘に普通に噛まれたことも、手がしびれて不自由になっていることも、伝えてあると言っていますが、中川先生の質問に対しては、きちん話してませんと言っていますね。
息子、娘に理解力がないのか、それとも繋がるように話しをしていないのか、単純に犬に噛まれたのよ~って言って、最近手がしびれて動かなくなってきたわ、みたいな軽い言い方したんですかね?

最近、飼い犬に噛まれたとか、よく耳にします。テレビのニュースでも逃げ出した犬が子供を噛んだり、お年寄りを噛んだりといったことを伝えることもあります。
明らかに放し飼いというケースが多いようですが、今回のお話しの犬は係留されていても、それなりに問題があったようです。

だいたい、事件になる犬というのは、似たようなケースが多いようで、元々問題を起こすことが多いみたいです。
相談者は、この犬に問題があったことを知りませんでした。つまり、問題が放置されたままだったので、大変なことになった。まさにそういったことです。
噛まれただけじゃなくて、手がしびれて動かないわけで、そんな簡単な問題じゃありません。
なかには、犬に責任がないという方もいるでしょうし、自分は噛まれてもいいって人がいるかもしれませんが、自分の子供や家族が噛まれて、同じように被害を蒙っても同じことが言えるのかどうか、伺ってみたいですね。

自分は、小さな子供が噛まれて大けがをしたなんて話しを聞くと、いたたまれなくなります。
犬は人間の友達、犬に悪気はない、確かにそうかもしれませんが、何度も問題になるような飼い方しかできないのであれば、それはもう飼う資格などないと思います。
犬を処分しろとか、そんなことは言いませんが、きちんと管理できる人に譲って欲しいですね。

さて肝心の損害賠償の金額ですが、中川先生が、交通事故って言い方しているので調べてみると、交通事故の場合と同じような考え方をするようです。

民法718条(動物の占有者等の責任)
動物の占有者は、その動物が他人に加えた損害を賠償する責任を負う。ただし、動物の種類及び性質に従い相当の注意をもってその管理をしたときは、この限りでない。

あらら、飼い主自身がは噛まれてますもんね、つまり噛む犬ってことですから、責任を免れないってことになります。 証拠は揃えなきゃいけないでしょうが、問題も多いようなので証言してくれる人、たくさんいるだろうなぁ。

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