遺産分割調停

テレフォン人生相談
相続問題

テレフォン人生相談2015年7月17日、2年前に亡くなった姉は、3年前に子供を立て続けに配偶者も亡くしていたため、遺産相続は兄弟姉妹4人が相続人になる。遺産分割は遺言もないので法定相続の4分の1づつになるのだが、長男である兄は、本来両親から相続した土地は、自分の物だと主張し全部自分に譲れと言っている。その土地は自分に任せろ、印鑑よこせと追い回し、調停を申立て弁護士を代理人としてたてた。これに対抗して、遺産分割をきっちり4分割したいのだが、やはり弁護士を立てたほうがいいだろうかという相談。回答者に坂井眞弁護士。

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テレフォン人生相談2015年7月17日(金)

パーソナリティ:今井通子
回答者:坂井眞(弁護士)
相談者:64歳女性 兄74歳

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送された相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
音声はありませんが、文字起こしから、曖昧な返事や、相槌、繰り返し話される言葉は、極力カットして、なるべく意味が通じるように編集したものになります。
聞き漏らした方、もう一度、内容を確認したい場合に、ご利用ください。

読むテレフォン人生相談

『もしもし テレフォン人生相談です』
お願いいたします
『はい 今日はどういったご相談ですか』
遺産分割についてお願いいたします
『はい あなたはおいくつですか』
64
『64才 どなたの遺産でしょう』
兄弟の
『はい』
遺産相続で 相続人が4人います
『あなたのご兄弟』
そうです
『はい それであなたのお姉さん お兄さん』
姉です
『お姉様』
はい
『で 他の方々は』
あー 男 女 女 女です
『男 女 女 女 はい あなたはどこにあたるの』
私は2番目です あ3番目です
『3番目 そうすると…』
2番目が亡くなり
『2番目のお姉さまが亡くなったのね』
はい
『でお姉さまがなくなりました お姉さまはご家族あったんですか』
はい 子供もいましたが 子供 死んで
『お子さんは 何年前で…』
3年前 なくなりました
『でそのお子さん お一人…』
そして たて続けに配偶者が死んで
『あーらー』
姉が亡くなりました
『で お姉さまの亡くなったのはいつでしょう』
2年 2年前 はい
『2年前 はい』
それで
『ええ』
あの相続人が兄弟にきたわけなんです
『そうですね』
はい
『それで何か問題がおこっちゃったんでしょうか』
はい えーと遺産分割は1/4なんですが
『はい』
その 遺産分割の中に 亡くなった 要するに 私の両親ですね 両親から貰った土地があるわけなんです
『はい』
その土地を もともとは 長男 私の兄の物だから 全部自分に譲れと その中の一箇所に 亡くなった姉の分があるんですね
『ええ』
それ以外に 私たち3名の土地があるわけなんですが 長男は自分の物と母の2分の1を 全部手中にして売却してるんです
『はい』
その土地を 自分に任せろとか
『はい』
自分が売るから 印鑑よこせ とか 追いかけますわけなんですね
『はい』
で それに対して 今回 調停が申し立て人として 兄がなってるんですが
『はい』
弁護人もたてておりますが『はい』弁護人さんを立てることによって
『ええ』
分割する時に『ええ』向こうの指示に従わないといけないのか また 向こうが弁護士さん立てていれば ここも弁護士さんをどのように立てて あのー もちろん相続は4分の1と決まっています けれど
『はい』
この弁護士さんを立てなければどうなるのかとか
『なるほど ちなみに お姉様の遺産って 何があるんですか』
土地建物と
『はい』
親からもらった畑と
『はい それ今の 話題にされてたのは親からもらった畑ですよね』
そうです はい
『はい』
それをずっと兄貴は この件について自分に任せろ とか もう売り手は決まってるとか
『その 任せろっていうのは』
はい
『売って お金にしてやるからってこと』
やるからじゃなくて 自分のものだからっていうんで
『自分のものにするからっていう意味ね』
そんな感じ はい
『う~ん ややこしいんだけれども あなたがたの お母様が亡くなった時に』
はい
『お母様が お持ちだった土地のうち 半分はまずお兄様が とったわけよねぇ』
この半分 2ヶ所あった土地を 母親の1/2分ですね
『はい』
で ちょうど施設に入れたもんですから
『ええ』
施設中に
『ええ』
1か所を売って それもそのまま報告なし
『ええ』
あと一か所は死んだ後に
『ええ』
相続税やら何やらで来たんで 4名に税金がきたわけなんです
『ええ』
ほんで 2分の1は 全部この介護にあてるってことで
『ええ』
あの 相続したんで 私はつっぱねたんですけど
『ええ』
うん これもそのまま解決しないでそのまんま
『うーん』
そういう兄貴なもんですから
『なるほど』
今回はきちっとしないと これー 姉の相続の分まで こんなにやられたら困るな っていうことで 私もやっぱり
『で あなたと妹さんたちは』
はい
『団結してるわけ』
はい 最初は話ししてましたが
『うん』
いつのまにか 一番下が
『うん』
この調停の処理に 自分と兄貴に任せるっていう事をもらってるっていうふうに 調停の用紙に書いてあるんですね
『じゃあお兄様と 一番下の あの妹さんが えーえっえ?』
イヤあっちはどっちつかずなんですよ あっちにもいい顔こっちもいい顔なんですよ
『なるほど』
うん
『じゃあその とりあえず』
はい
『今日はですね 弁護士の坂井眞先生がいらしてますので』
はい
『お姉さまの その遺産分割について』
はい
『どういうふうにしたら 正しく 4人分に分けられるかを うかがってみたいと思います』
よろしくお願いします
『はい』

坂井眞弁護士のアドバイス「プロに頼んで ご相談して 代理人立てた方が 僕はプラスが大きいと思います」

『よろしくお願いします』
よろしくお願いいたします
『遺産に何があるのかって さっき 一応お聞きしたんだけれども』
はい
『土地建物と』
はい
『ご両親から貰った畑』
はい
『えーまあ あのご両親…』
と…
『同時に亡くなったんじゃないだろうから』
はい
『元々は きっと お父さん名義のものがあって』
はい
『それが お父さん先亡くなったんですかね』
はい そうです
『で お母さんに移って お父さん 亡くなった時に お母さんと 皆さんお子さん 遺産分割したんですか』
うーん これもしなくて
『うん』
あの自分勝手に全部 あの名義を自分の名前に変えたり
『その…』
農家でしたので
『お兄さん』
農地が結構あったんですね
『はい』
はい
『それはさっきから言ってるお兄さんですか』
そうです はい
『2分の1って話しがでたけれども』
2分の1はだから 父親が死んだ後からの物だけを分けたわけなんです
『う~ん で…』
その前に たくさんの土地あったところ全部自分の名義で勝手に移したり売ったり 父もちょうど病弱だったもんで
『ああ お父さんが あの ご存命中から』
はい
『ご長男が あー結構好きなようにやってた っていうようなことがあったわけね』
そうです はい 
『で 同じように 農業やってらっしゃる』
いいえまったく
『あ 違うんだ』
別世帯で事業してましたので
『ああそうですか』
はい
『あの…』
全部でも自分の物 介護するのは女の子がみるとか
『うん うん わかりましたエート これまでの経緯を 概略をお聞きしといた方がいいかな と思ってお聞きしたんですが』
はい
『お父さんが亡くなって相続が発生して その後 お母さんが亡くなってやっぱり相続が発生をして』
はい
『で ご両親 まぁあの相続が2つあった中で 田畑ですね』
はい
『田や畑は 大部分が そのご長男にいっちゃったんですか そうでもない』
そうです そうです はい
『それで えっと あとあの お子さんもご主人もお姉さんいらしたってことなんで 旦那さんも働いてらっしゃったんですよね』
はい
『そういう 夫婦で作った相続じゃなくて お姉さん夫婦 家族で作ってきた 財産っていうのは 何かあるんですか』
姉たちが作った財産は 特にないです
『大きなものはない』
はい
『まぁあの 現預金 若干あるかもしれないけど』
はい
『特に大きなものはないと』
ない はい
『で そういう 若干の 現金預金等と 相続した 土地 っていうのが 今回の』
そうです はい
『兄弟4人で 分けるっていう 遺産になるわけですね お姉さんの』
そうです はい
『わかりました でそうすると これは自分のものだってお兄さんが言うって言うんだけれども』
はい
『法律的には全然自分のもんじゃないわけで』
はい
『ちゃんと手続き踏んで お姉さんのものになってるわけですから』
はい
『お兄さんが言う 自分のものっていうのは 法律的には 根拠は 何にもないわけですよ』
はい
『で あとその代々 農家をやってきて お兄さんが 農家引き継いでるっていうんだったら』
はい
『もともとは代々の農家だっていう まぁそれは法律的な 意味はないけども』
はい
『そういうことかな と思ったら お話し聞くと 農業継いでらっしゃらないから そういう意味もないんですね』
ないです はい
『そうすると お兄さんは どういう意味で これは俺のもんだって 言ってらっしゃるんだろう』
結局もともと 親からもらったのだから 現民放では あのぅ相続はみんな分割するようになってるけれど 昔のように 元々は 親の物は長男の物 こういうふうに言い張る訳なんです
『昔って言ったって だって お兄さん おいくつ』
74です
『大昔ですよ』
ええ わかってはいるんですよ わかっているけど 私たちを脅すような 言い方をするんですね
『昭和21年とか22年とか 1946年か7年とか そういう話しですから』
はい
『民法改正されたの』
はい
『そのぅ お兄さんだってべつに そういう昔の時代に育ってるわけじゃないから』
はい
『しかも自分が 跡継いでるわけじゃないんで』
まったくやった事ないですよ 農家やったことない
『あんまり 意味はないし』
はい
『法律的には お姉さんの財産なんで』
はい
『もともとが お父さんのところから来てるとしたって』
はい
『これは俺のもんだ って 何も根拠はないんで』
はい
『あんまり 気にする必要ないと思いますよ』
わかりました
『それで あのもうひとつ 大事なことは あなたはどうしたいんですか』
はい 私は あのもちろん 4分の1できちっと分けて
『はい』
本当は少し あの法事とか何とかあるから
『はい』
少しお金を余分に残して
『はい』
あと 永代供養するか そこら辺の問題があるんで
『はい』
そういう物の 余分なお金を 置いておきたいんですね 置いておるけど これまで分割しろになってるんですね みんな4名の相談の元で決めて残してあるんですけど それまで今回きちっと 相続しろって この調停の書類に書かれてるんですね
『残してあるっていうのは』
はい
『どこにどうやって』
現金
『残してあるんですか』
現金
『だからどこにあるの』
通帳に残してあります
『残してあるっていうのは いつから残してあるんですか』
あ 死んだ時点から
『お姉さんが』
通帳に少しあったものを
『うん』
姉の名義で 使えないもんですから 私の名義に一部移して 4名の
『わかりました そうしたらね』
あの許可で残してあります はい
『わかりました そうしたらね そこは 頭を 切り替えてもらったほうがいいんですけど』
はい
『法事とか 永代供養で費用がかかるのは 間違いないんだど そういうことをしようと思うと』
はい
『だけど 置いておくって仰るんだけど』
はい
『もう今 こうやって どなたかが亡くなって相続する時に』
はい
『みんな勝手に使えない形で 置いておく方法ってないんですよ』
ああーあ
『誰のもん…』
じゃあ これも分割ですね
『誰のもんでもないけど 勝手に使えないように置いておこうねって それは誰のもんだっていうことになっちゃうじゃないですか』
はい
『で その辺が 話し合いができる関係だったら』
はい
『祭祀承継者とか言ったりしますけれども お墓とか守る人のことを言うんですけどね』
はい
『そういう人がお墓を守るのに費用がかかるから その分について これだけ余分にもらうよって話しができればいいんですけれども』
はい
『それができないとなっちゃうと』
はい
『誰のもんでもなくって 置いておくわけにいかないじゃないですか』
そうですね
『そうすると 分けざるをえなくなって』
はい
『もしあなた達 残った兄弟4人の中で』
はい
『間違いなくやってくれる人がいて』
はい
『じゃあ お墓を守ってもらおうと で法事やったりするのには 主催する人にやっぱり費用がかかるから』
はい
『その分 増やそうって話し合いができるならね』
はい
『そういう遺産分割協議書を作って みんなが信用してやればいいんだけど』
はい
『それができないとなってしまうと』
はい
『理屈の上では分けざるを得ないってことになりますよね』
ああなるほどね
『だから あのそれはやってみないと分からないけれども』
はい
『お兄さんが今 全部自分のもんだとか言ってるから なかなか話し合いが難しそうだなと思うので』
はい
『それで あのぅ そうすると なかなかもう分けざるを得ないのかなと 置いておくと言ったって 例えばお兄さんの手元に置いておいたら 使われちゃう可能性高いじゃないですか』
はい
『自分のもんだって言ってる人のところに置いておいたら』
はい
『それは難しいかもしれないなぁ ということ思いますね』
はい
『で だから逆に あなたがみんなから信用されて じゃあ私がやるからねって約束ができればいいんだけど』
はい
『お兄さんの方が今度 うんって言わないかもしれないしね』
そうですね
『うん そうすると ちゃんと分けて』
はい
『で みんな 心ある法事をちゃんとやりたい人達みんなで出しあって 法事やってけばいいわけです費用を』
なるほどね はい それで…
『で それでやりたいくない人 費用出さなければ 来れないって だけの話しですから』
はい それでね 先生
『はい』
申立人の 兄は
『はい』
弁護士をたてていますが
『はい』
私たちも 弁護士立てないと 不利になるっていうことありますか
『あのー これやっぱ法律問題だし 今こうやって 私がご説明しているように 弁護士であれば 法律の事も知っているし 遺産分割協議の実務もよく知ってますから』
はい
『私としては やっぱりこういうふうに紛争になってしまって 調停になったんだったら』
はい
『費用は そりゃあ 多少かかるけれども』
はい
『プロに頼んで ご相談して 代理人立てた方が 僕はプラスが大きいと思います』
わかりました 先生…
『立てないとできないってこと言ってるわけじゃないけど』
はい
『こういう話しだったらね 不動産もからむし いろいろ意見も対立あるようだから』
はい
『あー 頼んだ方が プラスだろうなぁと私は思います』
そうですね
『はい』
わかりました
『はい』

今井通子まとめ「ご自身で 全部コントロールしようと思うと大変だから 専門家任せに」

『おわかりいただけましたか』
はい
『うん なんかあのぅ ご自身で 全部コントロールしようと思うと大変だから』
はい
『専門家任せになさるのと』
そうですね
『お兄様に対して かなり被害妄想になってるから』
はい
『先にこっちで ね あのー 法事やなんかのお金を集めとこうって言うんだけど』
はい
『それも全部 今はまだお姉様のものだから』
はい
『うん それを綺麗に4分割した中から』
はい
『また妹さんたちと』
はい
『法事やなんかの時の分は どっかにとっておくっていうのは後回しに出来ますからね』
はい
『うん』
わかりました ありがとうございます
『はい どうも』
ありがとうございます
『はい 失礼します』
失礼いたします

管理人のちょっとひと言

そんなに知識がないわけでもないでしょうが、兄に対する怒りみたいなので、冷静さを欠いてしまってます。
他人の話しを聞くのも苦手そうで、ちょっと猪突猛進型というか、目の前のことしか見えなくなるタイプでしょうか。
誰がどう聞いても考えても、お兄さんの主張はおかしな話ですから、今井先生も言っている通り、自分で何もかもコントロールしようとせず、弁護士を頼んで、母親の件まで解決してしまった方がいいでしょうね。

おそらく興奮してるのもあるのでしょう。話しも分かり難いし、こうやってテキストにおこしてみると、言いたいことはわかるのですが、聞いている分には、ちょっと理解するのが大変かもしれません。
このような状態で、調停にのぞんでも、あまり良い結果になりそうもありません。

おそらくずっと我慢してたんでしょう。お兄さんのやってきたことを、ちゃんと記憶しているようなので、やっと反抗できるチャンス。
溜まってた物が、一気に噴き出してきてる感じです。
だからこそ、冷静でいられそうもないので、弁護士に依頼するのがいいと思いますけど。

それにしてもお兄さん、都合のいい話しですね。未だに昔なら長男が全部相続してたとか、よっぽど事業が上手くいってないんでしょう。
なんか、必死さを感じて、哀れですな。

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