思春期の連れ子との接し方

テレフォン人生相談
連れ子

再婚同士で結婚した妻と妻の連れ子の息子の事で相談したい。妻が何かと息子を庇っている感じがしてよそよそしい。部活であまりゲームをやるなと指導されていたので叱ると、妻が怒り過ぎじゃないのかと言って口喧嘩に、居場所がなくなりホテルで5日間暮らした。学校も電車通学だが、職場の方向が違うのに妻が駅まで送り迎えしている。俺が送り迎えするからと言っても、息子がお父さんはいいからと喋っている。息子と娘に対する妻の態度も違い、なにかとあまり叱らないし友達感覚。妻は息子が0歳の時、DVが理由で離婚した。その為、5年間お父さんがいなかったので、その負い目を感じているのかも。これから妻と息子に対してどう接すればいいか。今井通子は、妻と息子の仲の良さをやっかんでいるのではと問う。

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テレフォン人生相談2016年2月5日(金)

パーソナリティ:今井通子
回答者: 三石由起子(作家・翻訳家)
相談者:43歳男性(バツイチ) 妻44歳(バツイチ) 結婚10年 妻の連れ子の息子16歳 妻との間の娘9歳

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送された相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
音声はありませんが、文字起こしから、曖昧な返事や、相槌、繰り返し話される言葉は、極力カットして、なるべく意味が通じるように編集したものになります。
聞き漏らした方、もう一度、内容を確認したい場合に、ご利用ください。

連れ子の息子への接し方

妻の連れ子の息子への接し方と、息子を庇う妻との関係に悩む。0歳の時から5~6歳になるまで、父親がいなかったことを負い目に感じているのか、息子にたいしてよそよそしい。友達の感覚で接しているように見える。
反面、妻と息子が喧嘩をしても、次の日には仲良くなっているのに、やっかんでいることを見透かされる。

夫婦喧嘩で居場所がなくなり家出

2、3年ほど前、息子が中学1年か2年の頃、部活でゲームはあまりやるなと指導されていたので、平日はゲームをやるなと息子を怒ったところ、妻が「ちょっと怒り過ぎなんじゃないか」と庇ってきたのが最初。
その時、相談者は居場所がなくなって4~5日ホテル暮らしをする。
けして、出ていけと言われたわけでも手を上げたわけでもないが。居場所がなくなるほど夫婦で口喧嘩をした。

3ヶ月ほど前、息子が塾に行っているのだが、その時は塾がないのになんの連絡もなかったので30~40分ずっと塾の前で待っていた。
塾の電気が消えて、家に帰ってから「なんで電話をしないんだ」と息子に怒ると、もう送り迎えしなくてもいいとなってしまった。
それからは、もう父親の車には全く乗らなくなってしまった。

息子は毎日、電車通学をしている。大雨の時とか妻が送っていっているのだが、方向的には相談者が乗せていった方が便利。
妻の職場は違う方なので、行って帰ってくるような感じになっている。「俺が送り迎えするから」って喋っても「いや、息子がお父さんはいらない」って喋っているからと言われる。

このように些細な事がいっぱいある。

息子に良かれと怒っているのに

自分の感情で怒る場合もあるが、良かれと思って叱っても、間に妻が入って息子を庇う。
また、娘に対する態度や対処も違っている。
娘に対しては、怒るというよりも、うるさく喋る時もあるが、息子には、うるさく喋らないし、あまり叱ったりしない。どちらかと言えば、息子に対しては友達感覚。

おそらく、結婚して10年なので、5~6年はお父さんがいない状態だったので、妻が息子に対して負い目を感じているのではないかと思う。
生まれてからすぐに、おそらくDVで離婚したと思われるとのこと。
一方、相談者も、前妻との間に、中学1年生の男の子がいて、今は前妻が子育てしているが、0歳の時に離婚された。
原因は、子育てに協力しなかったからだと思うとこと。

血が繋がっていれば普通の父子関係

気にし過ぎだと三石由起子、父親はもっと泰然としていればいい。
奥さんの態度は、16歳の息子に対して、大人の扱いをするということだと思うが、それは悪いことではない。
血が繋がっている実父であれば、普通の父子関係。煙たく思う年頃。

連れ子・血が繋がっていないことへの葛藤

あなたは優しいと三石由起子、血が繋がってからと、どこかで思っているわけでと。
相談者は、血が繋がっていないことに葛藤があった、妻と息子が喧嘩しても、次の日には仲良くなっている。
それは、放っておけばいいと三石由起子の発言に、驚く相談者。

実父であってさえ、そういうことはある。そういう歳頃だと三石。
会社から帰ってきたら、2階にすーっと上がって行っていなくなってしまうとか、何か月も父親と口を利いてないとか、血が繋がっていてさえ、そうい事はいっぱいあると。
でも逆に、血が繋がっていないからこそ、そこまで酷い状況になっていないと思春期の父息子関係を解説。

気持ちの転換

「送っていかなくていいのだったら丁度いい」父親なら、この位の考えを持てと三石。
奥さんと長男が、激しい喧嘩をしても、われ関せず、「ああ、またやってるな」ぐらいで。
向こうから求められたときだけ、「こうして下さい」と言われたら「じゃあ、やってやろう」こう言えばいい。

16歳という年齢は、先回りする歳ではない。
10年、きっと一生懸命やってきたんだろう。
そう言われ「父親になろうと思った」と相談者。

厳しく怒った事もあったという相談者に、それでもいい、でももう16歳。
離していい年頃。
居直って離してしまうぐらいが丁度いい。父親が、そう考えていった方が、いい子になると三石。

求めてきたら応じる姿勢

極端な話し、子育てしなくてもいいのかと相談者が問う。
三石由起子は、それでいいと。
少し離してやる。これは、本当に子育てを放棄することではない。

向こうが求めて来たら、いつでもするという姿勢は見せておく。
「必要があれば言いなさい」
「必要があったら言って、してあげるから」

息子が嫌だと言うのだから、今は「止めとくね」とはっきり言う。
「何か困ったら、言いなさい」
「何かして欲しかったら、何か言いなさい」
「もう16だから、お父さんは放っておくよ」
一度、はっきり言ったらどうだろうかと三石由起子のアドバイス。

不登校でない、引きこもりでない、息子には問題がない。
だから、先回りして心配する必要はない。
「私にして欲しい時は言いなさいね」と、それだけ言ってあげる。

自分を解放

自分を解放してあげてと三石由起子。
自分を解放するためにも、息子を離す。16歳なんだから。
実父であれば、もっと早く離して投げちゃうとか、見捨てちゃうとか簡単にできるが、それができないということは、精神を傷めてしまう。
父、息子にとって得なことは、1つもない。

娘に対しても「何かして欲しいことがあれば、お父さんに言いなさい」と言ってあげる。
兄を構っていないことがはっきりすれば、娘だって理解できる。
いつだって、こっち向いてくれるというのが、娘に分かることが、自分の精神を傷めない。それが一番大事。

1回離してみると、寄ってきたりするもの。
この歳の子は、我が儘なので、放っておいて欲しい時に、肩を寄せるような真似をすると、うるさいとか、イライラしたりする。
自分の実子であれば、もっと言えることがあるが、血が繋がってないと、お互いに気兼ねしてしまう。

多感な時期になってきたので、必要があれば、してあげるということをはっきり伝えて。
好きなようにやんなさいと言ってあげる。

思春期なら普通

ゲームしようが、何をしようが、もう叱らなくていいと三石由起子。
実父が煙ったいっていう子は、いっぱいいる。
思春期なら、それが普通。

相談者は、自分のところが普通の家庭じゃないと思い過ぎている。
しかし、血が繋がっていたら、こんなのは普通の話しで、悩みでもなんでもない。
「うちの子、反抗期」で終わること。

相談者が優し過ぎるので、神経を使い過ぎ。
だから、少し離してあげること。

仲の良さをやっかむ

相談者の言葉の端々から、奥さんと息子が喧嘩しても、次の日には仲良くなっていることに、やっかんでいるのが分かると今井通子。
妻に対する対応の仕方や、言うべきことをアドバイスする。

妻に目を向ける

奥さんに対して、これまでは息子の為に良かれと思って、色々叱ったりしていたが、これからはもう言わない。
息子が、何か言ってきたら、そこは助けてあげるつもりだよと言っておく。

息子と奥さんとの間に、口出しをすると、尚更、奥さんとの距離が遠くなる。
(今でも、遠いところにあると相談者)
だから、尚更それを言うと遠くなる。

奥さんが、息子を溺愛しても、見て見ぬふり。
逆に、共働きの妻に対して、体力、気力、精神力が大変そうなことをサポートしてあげる。
奥さんの方に目を向けてあげる。

そちらの方が、大切かもしれない。

管理人のちょっとひと言

今回の三石先生のアドバイス、実行に移すのは、なかなか難易度高いですが、有効だと思います。
別に、連れ子だからというわけじゃなく、思春期を迎えた息子、娘に対する父親の態度が、どうあるべきか、母親とはまた違う、父親の特殊性みたいなものについて、ちゃんと解説してくれていますね。

血が繋がっているとか、いないとか関係なく、子供を突き放すことって、なかなか難しいですし、口を出さないとなると、もっと難しい。
また、関係性によっては、その逆も然りです。
思春期の子供に全く関与しない、すがってきても知らんぷり。こういうのも多いですからね。

もちろん、家庭によって違うのでしょうが、思春期を迎える頃になると、これまでの子供の父親に対する態度は、ガラリと変わってしまいます。
特に、説明する必要もないと思いますが(なかには、反抗期が無い子も、最近は多い気がします)、それに怒れてくるんですよね。
自分だって、そうだったんで、分かるんですが、挨拶したかしないか分からないような「おはよう」だったり「お帰り」だったり、実際に口にしてない時だってあります。
この間まで、かわいく挨拶してくれていたのに、何だ親に対してって、なりません?自分はなりましたけれど。

母親とはまた違う、父親という存在。
連れ子ともなると、ハードルの高さが違うと、勝手に上げてしまっている。
父も子も、お互いにです。

でもそれって、本質的な物は変わらない。
思春期、反抗期って、実父であろうとなかろうと、来る時は来るんですから。
血が繋がっていないから、実父でないからこうなちゃうってもんじゃない。

多少はね、いろんな事あるでしょうけど。(多少じゃない場合もありますが)
難しく、考えることなく、淡々とアドバイス通りにやってみれば、いい距離感が保てそうですね。

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