養子縁組と苗字

テレフォン人生相談
養子縁組

テレフォン人生相談2016年3月31日は、婿を探して結婚相談所で知り合った夫、養子縁組を了承したので付き合う。しかし、会うたびに「どうしよう」「できない」と言い始める。結婚式を挙げるも籍は入らずそのまま、夫の社宅は入籍が条件なので、後から苗字を変える事を条件に夫の籍に入る。1年半前位に実家の父親が亡くなるが、いよいよという時に、夫に養子縁組をお願いすると了承。1ヶ月後に届け出を出す。夫はそれが気に入らないのか、昨日怒って離婚したい、離婚して一緒に住もうと事実婚を提案するも、意味が分からないので断る妻。兄が未だに独身なので、このままだとお墓がなくなってしまうから、お墓を守りたいとの事。今井通子は、他に何か理由があるはず、と言う。

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テレフォン人生相談2016年3月31日(木)

パーソナリティ:今井通子
回答者:坂井眞(弁護士)
相談者:41歳女性 夫44歳 長男5歳 1年同居後に結婚し7年 結婚相談所で知り合う

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送される相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
その為、情報不足になり捉え方によっては、他者と違う感想になることもありますが、それらはリスナーの環境や体験談が代わって補うためと思ってってください。
何度も繰り返し聞いてみたり、時を隔てて聴きなおしてみると、聞き漏らした言葉や自身の環境の変化や体験談が加わり、最初に聴いた時と異なる感想になる場合があります。
異なる感想を述べる方の背景を考えてみるという楽しみ方もありますし、編集者の意図を探るという聞き方も面白いので、色んな楽しみ方を探してみてください。

養子縁組か事実婚か

一旦は、婿入りの養子縁組を理解していたので、結婚相談所の紹介で付き合うことになった夫、直に会った時の確認でも了承。なのに、会うたびごとに心変わりしそうになる。父親の死をきっかけに養子縁組するも、怒る夫。事実婚を提案し離婚して、お互い元の姓を名乗る事を提案してくる。

婿希望で結婚相談所

41歳の女性から、主人と私の拘りについての相談。
結婚して7年、その前に1年同居している。

元々主人と私が知り合ったきっかけは、結婚相談所、私はお婿さんが欲しいということで、普通にはなかなか知り合うチャンスがないので、結婚相談所を利用して知り合った。

主人は書類の段階から知っていて(婿取り)、会ってくれて、初めて会ったときにも、こうなんですがどうですか?と言ったところ、「僕は生まれて8ヶ月の時に、離婚をして、元々あった名前から、今の名字になったので、構わないですよ」というふうに、言ってくれていた。

なので、そのままお付き合いをして行ったんですが、だんだんだんだん話が、やっぱりどうしようかなとか、やっぱり出来ないとか、そういう話がちょくちょく出始めていて・・・と相談者。

夫の籍へ

それは、いつ頃から?結婚して何年目から?と今井通子。
いや、お付き合いをして、で、そのたびごとに、このまま付き合っていていいのか確認を、止めた方がいいのか?どうしますか?っていうような話し合いとか、してて、じゃあ何とか、「僕、頑張ります」じゃないですけど、了承を得て、話しが進んでいったんですけど、と相談者。

主人の方がやっぱり、「ダメだ」「やっぱりできない」とか、そういうような話がちょくちょく出ていて、結婚式は一応挙げたんですけど、(夫の会社の)社宅に入ったんですか、、そこに入ってもなかなか籍を入れられない状態になっていて、あとで主人が、社宅は結婚してない人は居られないから出なきゃいけない、と言われたので、主人の気持ちの決心がつかないんだったら、私が、一旦は主人の名前を名乗って、その時の気持ちを味わおうじゃないけど、どういうものかって気持ちも分かるようになるし、「いったんは私がそちらのほうの苗字になります、でも変わってもらいますからね」っていう話しをしていた。

養子縁組の届け出

でも、なかなか変わってもらえなくて、私の父が1年半ぐらい前に亡くなったんですが、いよいよ父が危ないという時になったので、申し訳ないんだけれども、こういう状況だし、名前変わってもらえないかなという風にお願いをしましたら、その時は前から言っていたことだから、いいよって言ってくれて、1ヶ月半後くらいに養子縁組の届け出を出した。

でもやっぱり主人の方は、嫌みたいで昨日ものすごい怒ってまして、前々から言ってたんですけども、離婚をしたいと、離婚をして一緒に住もうというんですけれども、私はちょっと到底、なんで離婚をして暮らさなきゃいけないのかが分からないので、私は離婚をしないよっていう風には言ってるんですけれども、と相談者。
主人はもう「嫌だ」っていうふうに言ってまして・・・

苗字を継ぎたい

じゃあ、名前のことだけなのかな?と今井通子。
それともその養子縁組っていうのが嫌だったのか、どっちなんだろう?

主人が言うには、お墓がなくなるって言うんですよ。
主人のほうのお墓がなくなるって言っていて、でも主人には長男がいらっしゃって、でもご長男さんは結婚をしていないから、このままじゃなくなっちゃうって言うんですよ、と相談者。

あなた自身は、お父さんとお母さんはあなたに家を継いで欲しいという風に最初から思っていらした?と今井通子。
うーん、なんか小さい頃に、食事をしているときに父が、この家もなくなっちゃうんだよなみたいなことを言っているのを聞いていて、それが寂しそうだったので、これは私が継いであげようっていうふうに思ったってのがきっかけです、と相談者。

ちなみにそのお父様達の代の時の、お仕事は何だったんですか?と今井通子。
職人なんですけども、と相談者。
お弟子さんかなんかにお任せになったわけ?と今井通子。
とりませんでした、と相談者。

お弟子さんもいない、と言う事はもう、お父さんの代で、廃業になっちゃった、と今井通子。
で、せめて名前だけでも継ぎたいなと、と相談者。

苗字を変えたくない理由

一方で、ご主人のほうは、そうすると・・・と今井通子。
お墓を守りたい、と相談者。
お墓を守るといっても、お兄さんがいらっしゃるわけだし、と今井通子。
でも、独身だから続かないって言うんですよ、と相談者。

あまりその辺が見えないんだけれども、他に何か理由はないの?と今井通子。
他に・・・と考え込む相談者。
例えばね、よく女の人でもそうなんだけれども、仕事が自分の名前でやっているような人、それから会社なんかの営業の人たち、名前が変わっちゃうと、とってもやりにくくなっちゃうので、特に男性の場合には、名前を変えたくないっていう事はあるのね、と今井通子。

そういうその、ご主人が、何かあってやっぱり自分の名前を残したいっていう風になったかという原因は何もないの?と今井通子。
もしかしたら彼の中で、屈服したっていうふうに、思っているのかもしれないですね、と相談者。

夫との接し方

普段ご主人の生活っていうのは、パターンとしてどんな感じなの?と今井通子。
普通の会社員で、自転車で5分くらいのところに通って、事務職です、と相談者。

もう、会社終わるとすぐお家にお帰りになって、と今井通子。
そうですね、飲みに行くのも好きですけれども、営業ではないので、そんなにはいかないです、家の事も、わりとよくやってくれますし、と相談者。

ということは、今日のご相談はそうすると何なんですか?と今井通子。
私としては、離婚もしたくなく、同居もずっと続けていたいんですが、彼がこういう気持ちでいるっていうことも、苦しいので、どういう風に接していったらいいのか、っていうことです、と相談者。

養子縁組を棚上げするから

事の発端は、結婚前に養子縁組することを曖昧にしたこと。夫の本心は分からないが、問題を棚上げしてしまったので、夫もその場その場で言う事が変わってきてしまう。

問題の棚上げ

今、あのどちらの氏・・・法律的には氏って言うんですけれど、苗字を名乗るのかっていうことが、 、問題のようになってますけれども、実際はテクニカルな部分では、夫婦で養子になられて、あなたの方の元々の苗字を名乗ってらっしゃるわけですよね、と坂井眞。

テクニカルな部分ではいろんな対応のしようがあると思うんですけれども、実際には夫とどのように関わったらいいかっていう話をお聞きしてね、思ったのは、と坂井眞。

もともと結婚相談所の話から始まりましたよね、お婿さんが欲しいということで、結婚相談所に行って、それOKだよという人と交際をしてみて、普通だと元々の自分のほうの苗字を名乗って欲しいという話は解決をして、結婚するんだけれども、それを解決しないまま、じゃあ一旦は夫の苗字にしますよと、でも後で変わってもらいますからね、という棚上げ方式と言ったらいいのか、すごく中途半端な形で、結婚してしまったところに、この問題の根っこがあるんですよ。

夫婦別姓という制度はない

だから、簡単に変わってもらいますからね、とおっしゃったけれども、本当は結婚という制度に、変わってもらいますからね、という制度は無いんですね。
結婚するときには、それがいいか悪いかは別にしてね、日本の民法では、夫か妻か、どっちかの苗字にしなさいというふうに決めてあるじゃないですか。

夫婦別姓という制度は今ないので、どっちかに決めなきゃいけないと、決めてから結婚するという制度なんですよ。
だから、どういう風に接するかというよりも、そこのところをどっちかが、納得するというか諦めるというか、しないとこれはずっと引きずりますよね。

3つの選択

あなたは、夫と子供、大事な家庭を壊したくないから、そこを諦めて、夫の気持ちを尊重しようと思うのか、あなたのご主人が、付き合っている最初からうちの妻が、お婿さんが欲しいという前提で結婚相談所に、いってきてたなぁと、それで付き合い始めてOKだと言って、やっぱりこのままでいこう思うのかね、どっちかになれば解決するんだけれども、両方とも今の気持ちを引きずったままだと、結局このどうしたらいいのかな?という悩みが続くか、それか、もう一つは本当に離婚してしまうかですよ、手続き的には、と坂井眞。

それぞれが制度的に結婚していることよりも、それぞれが実家の元々の名前を名乗ることを優先して、制度は夫婦じゃないけれども、別に事実婚の人はいっぱいいますから、別姓にして事実婚でやっていくか、本当に解体しちゃうかっていう、大きく分けると、その3つしかないから、本当に大事なものは自分たちには何なのかなという話を、ちゃんと向き合ってされるのが、根っこからの解決になるんじゃないですかね。

婿か家族か

婿に固執する相談者に、今井通子が本当に夫は苗字に拘っているのか?と問う。他に何かあるのではないかと。坂井眞は、婿とか跡継ぎとかばかりで、夫や家族より、そちらが大事なのかと。

夫の深層心理

おわかりいただけましたか、と今井通子。
私が思うにはですけど、ご主人の深層心理が知りたいなぁっていうのが一つ、本当に名前にこだわっているのかどうかっていうのを、あなたの五感でと言うか六感で見極めた方がいいと思います。

な、なにか、恨みがあるのかなと思う時がありますけど、と相談者。
あなたが頭の中にただ1つ、名前のことだけを入れて、今のお話もそうだけど、喋ってらっしゃるから、ご主人が見えてない気がするの、と今井通子。

うーん・・・と悩み考え出す相談者。

楽しく事実婚生活

今、先生がおっしゃっているのは、と坂井眞が割って入る。
名前の話でしか出てきてないんだけれども、本当は別の話、別の理由があるんじゃないかと。
だから、例えばね、お互い様なんですよ、私に言わせると、お互い家族が大事だったら、どっちも元の名前に戻って、楽しく事実婚生活すりゃいいじゃないかっていうのが個人的な意見、と坂井眞。

うん、うん、うん、と今井通子の同意する声が漏れ聞こえる。

苗字が一番大事なのか

どっちも名前にこだわってないで、大事な奥さん大事な夫がいてね、大事な子供がいるんだったら、子供の苗字だけ問題だけど、それはどうするか、そこは折りあいつけて、それぞれ自分の名前に戻って、楽しく家族で生活すりゃいいじゃないかっていうのが・・・でもそれは、いろんな考えの人がいるから選択肢があっていいんですが、もっと違う問題があるのかもしれない。

例えば、結婚する最初から、お婿さんが欲しいと言って、でも交際中からいろんな揺れがあって、でもやっぱり夫の苗字になりますけれども、変わってもらいますからね、と言って、本当に変わってっていう中で、例えばですよ、この妻は一体何が大事なんだろうかと思ってるかもしれないわけですよ。

実家の姓とか、跡継ぎのことばっかり言っているけれども、俺は大事じゃないのかと思っているかもしれない。
でもそれって、考えようによっちゃ重たいですよね。
8年過ごしてみて、1番こだわっているのは、実家の名前だ。

変わってみたけど、やっぱりそれで嬉しそうにしていて、こっちの気持ちは考えてくれないと思っているかもしれないじゃないですか。
って言うような、例えばですけど、なんかそういうことをお互い見ないと、せっかく作ってきた大事な家庭、お互いそれぞれ不満がなさそうだから、名前のこと以外は。話し聞いていると。

お互い名前のことでつっぱっちゃって、それを壊しちゃうっていうのは、どうかなと思うので、それでそういうことが見えてくるかもしれないよという事かな、と思います、と坂井眞。

はい、わかりました、と相談者。

管理人のちょっとひと言

何が苗字だとか、今どき古いとか、お墓がどうしたとか、個人によって異なるとは思いますけど、これからは拘れなくなるってこと。
この夫婦、婿に拘り、職人の名前を残したい妻と、結婚できなかった男の葛藤ってやつね。
旦那にしてみれば、長男いるし、みたいな感じだったかもしれないけど、結婚できそうにない兄貴。

お墓への拘りって、そんな嘘じゃないとは思うんですよね。
最初は、結婚できるなら、養子でもいいかって思ってたけど、だんだんぐらついてきて、やっぱり嫌と、この機会を逃したらって葛藤でしょ。
なので、基本的には、養子縁組ってしたくない人。

でも、結婚したかったからね、次男っていうのもいい。
残念だけど、兄貴は、使えないんだな、この手法。
だから、未だに独身街道まっしぐらで、先行き不透明。

時折見せる、了承は、最初に婿に行くって言ってしまったことに対する、自分の良心みたいなもんだと思う。
なので、公的というか、お父さんが亡くなるという時、それが頭をよぎったと思う。
ちょっと酷い言い方すれば、いい格好をしたかったんだね。

でも、根本は嫌なもんだから、嫁家族への『恨み』ではなく、『逆恨み』だよね。
違うかな?自分も他にありそうだなって思うけど、坂井先生流に言えば、根っ子にあるのは、結婚できない自分が、養子という形でしか、結婚に結びつかなかった事に対する、苛立ち、怒り、そんな自分に向けてたものが、そのまま、嫁の家に対する『逆恨み』になっているのではないかと、思ったりね。

嫁さんは、嫁さんで、旦那が戸惑っている時、別れりゃいいんだけど、同じよ、この男を逃したら、いなかもしれないっていう。
お互いに、お互いの事で、縛っておいて、出会ってしまったから、結婚してしまった。
当然、跡取りの事、子供の事だってあるよね、早いうちに産んでおきたいろうし。

藤原紀香は、44歳で子供欲しいって言ってるから、今どきは、けして無理でもないけど、若い方が、色んなリスクは減るからね。
これが、坂井先生の言うところの『棚上げ』
まあ、あわよくば、子供が2人できればね、それも解消できたかもしれなかったけど、男の子1人だ。

事実婚にしろ、この子が、嫁と婿の『墓』を2つ面倒みるのかい?
今、子供の出生率は、2人超えてないんだから、事実上、どの家庭も難しいんですが。
だったら、親が解決してやれよ!って思うけどな、まずお墓の事はね。

我が家も、最近話し合って、ほぼ意見は固まったところ。
結論は、子供達の代に、お墓なんてもので、縛らないってことだけど、それは各家庭の自由だからね、一生懸命考えてください。
答えは、1つじゃないし、正解なんてない。あ、宗教が絡んでたりすると、知らないよ、そこで争うのは不毛ってもんだ。

まあ、苗字については、自分は長男なんで、苗字は継いで欲しいって思う、運よく、男の子生まれたし。
娘だけだったら、諦めてたかな、それは仕方ない。
婿養子を迎えてまで、残したいとは、思わないと思うw 今はね、当事者だったら違うかもしれないけど。

どこかで、誰かが、決断しないと、これから先は、どの家庭でも同じこと増えるよね。
もう、そこかしこで、聞く話だし、だから人生相談でも、取り上げたりして。
一番最悪なのが、『棚上げ』

この夫婦、やっちまってる。
だから、この夫婦で、子供の取り合いになっちゃうんだよ。
可哀想だよね、親の勝手で、背負い込まされた苗字にお墓。

決められない夫婦だから、『棚上げ』したまま、子供に引き継がさせそうだね。

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