お金に執着する

テレフォン人生相談
生き方

お金に執着してしまっているという相談者。儲けたいのではなく損をしたくないという意識が凄く強く、お金に拘ってしまうという。洋服とか物を買って、次の日にバーゲンで安くなっていたりするとショック。投資信託をしているのに、楽観的になれず、常に悪い方に考えてしまい、それが不安で損したくないという気持ちが強い、儲けようというより削りたくない。大原敬子はリスクを負いたくないと表現、自分らしく生きているのかと思っていると指摘すると号泣。加藤諦三は、対象喪失の悲哀を経験し、立ち直ればいいという。小さい頃に大切な何かを失っていると指摘する。

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テレフォン人生相談2016年2月8(月)

パーソナリティ:加藤諦三
回答者:大原敬子(幼児教育研究)
相談者:48歳女性 夫50歳 2人暮らし

加藤諦三氏の〆の言葉「理由もなく焦っている人は、小さい頃に大切な物を喪っています」

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送された相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
音声はありませんが、文字起こしから、曖昧な返事や、相槌、繰り返し話される言葉は、極力カットして、なるべく意味が通じるように編集したものになります。
聞き漏らした方、もう一度、内容を確認したい場合に、ご利用ください。

お金に執着する

お金を儲けたいわけではないが、損をしたくないという相談者。お金に執着するというか、拘る性格を直したいのだが、どうしたらいいかという相談。

儲けたいというより損をしたくない

儲けたいというより、損をしたくない。
自分が買った洋服や物が、次の日にバーゲンで安くんたっていたりすると、凄くショック。
投資信託をしているが、楽観的になれなくて、いつも悪い方に考えてしまう。それが不安で、損をしたくないという気持ちが強い。儲けたいというより、削りたくない。

48歳で専業主婦。お金に困っているわけではない。
ご主人の給料が、上がっていくと言っても、本当に上がるのか?という疑いが持たない。素直に受け入れてしまう。

友達と食事に行って割り勘になった時、正確に割り勘にしないと、気に入らないという事もない。自分が多く払っても、損したという形にはならない。
合計で、多く払えと言われると、損させられた気持ちになるが、友達の分を多く払う分には、損したと思わない。
友達に御馳走して、たくさん払っても、喜んでくれれば何でもない。

損したという気持ちにならなければいい

お金に執着してるというが、払ったものを認めてくれれば、払う事は嫌いじゃない。
損したという気持ちにならなければいい。
バスに乗る時、ギリギリのところで、バスが行ってしまって待たなければならない時、ものすごく気になる。レジの順番でも同様。

生活上、何か支障をきたしているわけではない。
ただ、調子があまり良くない時、眠れなかったり、その事について「今日、こんな損してしまった」とか、うじうじ考えて寝られなくなる。
夜中に、フッと目が覚めて、そのことが浮かんで来て、悔しさを復習してしまう。

加藤諦三、原因がきちんと解き明かせると思いますと明言。

生きがいが欲しい

「損をしたくない」「だけど、お金を儲けたいと思わない」という噛み合わない言葉から、相談者は「リスクを負いたくない」のだということ言う大原敬子。
お金に執着してるという相談でなく、本当は「自分らしく生きているだろう」ではないかとの指摘に、泣き始める相談者。
今日の相談は、生きがいが欲しいということ。

リスクを負いたくない

心理的に興味のある会話だったので、非情に面白いと言う大原敬子。
「損をしたくない」「だけど、お金を儲けたいと思わない」という噛み合わない言葉は、共通しているという。
つまり「リスクを負いたくない」という事。

一体、何のリスクか?
好き・幸せ・満足とか、心の五感の物が、ないということ。
全てを、金額・数字で、自分の心を見てるだけ。

友達と食事に行った時、ご馳走するのはイイが、お会計で間違えたら嫌だというのは、友達が「あなたからご馳走になった」というプラスがあるから。
そのお金に意味があって、レジにとっては友達が多く払っても関係ない。お店が得するだけ。それが許せない。
しかし、「こうして一緒に食べられた」とウキウキ状態の時には、会計を見ない時もある。

ご馳走してあげて良かった。でも、最後の会計はチェックしようと思うのは、常に満たされた充足感がないからではないだろうか。

自分らしく生きてるだろうか

「儲けたいのではない」と言いながら、投資をしていることを指摘する大原敬子。
何故か?
投資は、ものすごい損はしない、やっぱりお金を儲けたいんです。

極端な言い方をすれば、お金に執着してるのではなく、自分らしく生きているだろうか?という事。
相談者、泣き始めるも、話を続ける大原敬子

充実してれば、そういう事が気にならなくなる。
だから、お金が減ってしまうとか、リスクを負ってしまうと、今日の自分の1日はマイナスになってしまう。
そうすると・・・

「毎日減っていくと、私の人生は毎日マイナス・マイナスじゃないか」「生きている意味はないんじゃないか」と大原。
生きがいとか、やりがいを見失っている状態だと認める相談者。

あなたは今まで、無理して生きてきた。無理して生きてきただけに、その習慣性っていうのが、自分の性格ないなる。
その性格を自分は変えられない。
お金に執着するという、お金に依存して、お金が自分の生きている時間帯。

自分の愛情と思う生き方でなければ、今日まで、生きて来られなかった辛さがあったような気がする。

本当の相談、生きがいが欲しい

「今日の相談、私も勉強になる!」と思った大原敬子。
「損はしたくない、儲けたいけど、儲けたいことはしたくない」
今日の相談は、生きがいが欲しいということ。

自分の今まできた性格は、絶対に変えることはない。
ただ、絶対に無理をしてたということ。
自分の世界観が、今まで通用していたけれど、自分の体も心も、今までの方法だと、もう駄目だよという信号が、今日の電話の状態。

体も不安、若い時と違ってきて、これから先、不安なことばっかり待っているのではないかと思ったり、楽しい事が考えられない状態になっていると相談者。
大原敬子は、これに対して、自分が不安な時、蒙古襲来の北条時宗を思い出すという。
つまり、不安は、今あなたができることを、とにかくやること。

不安が身近になると、蒙古襲来みたいな大きなものは来ないから、不安になる前に、これだけはしておこうと思うと。
実行すれば、わかると言う。

お金は心

あなたの中に、自分で不安を作って、お金が減るということをやっているが、お金は心。
お金が減ってしまって怖いという、減るということは、「私は24時間生きていない」と言っていると。
「24時間生きる」ということは、今あるほんの小さなこと。大きなことではない。

自分の身の回りのことを、片付けるということをやってみてください。
きっと変わると思う。

対象喪失の悲哀

絶望を通ることでしか、人間は蘇らない。
絶望を経験し、そこから立ち上がれば、それを支えに新しく蘇る。

小さい頃に大切な物を喪っている

20円でも50円でも100円でも、自分の生活の経済的なレベルからして、重要なことでなくても、損すると、ものすごく捉われてしまう。
実は、20円とか50円とか100円とか、千円に捉われているのではない。
小さい頃に、何か大切なものを喪っているんです。

それが何かは、分からない。
その喪失体験が、50円のお釣りが来なかったということで、刺激されている。
自分の事を考えて「ああ、こんな大切なものを失くしてる」ということに気付けば、なくなる。

喪失体験が、1つだけあるという相談者。
「愛犬が、亡くなってしまった」

まだ引きずってるんじゃないか?と問う加藤諦三。
ずっとずっと、引きずっていると答える相談者。
ああすれば良かった、こうすれば良かったと

絶望を通ることで、人間は蘇る

愛犬を失った時の、いろんな悲しみや悔み、「あの時何で怒ったんだろう?」とか「あのとき『欲しい』って『ワン』って言った時に、あげれば良かったのに」
様々なものを、ずっと耐えて生きてきた。

お金は返ってくるけど、愛犬は戻って来ないと思ってしまうと相談者。
でも、愛犬は、あなたの心の中で生きていて、天からあなたに感謝してます、「自分は良い飼い主に飼われたな」と、あなたをいつも思っていますと加藤諦三。
いつも心の中にいると思えばいいのか、死を受け入れるというのは、どういう事なのか分からないと相談者。

加藤諦三は、お金は働けば儲けられるけれども、あなたの好きな愛犬は戻ってこない。これは絶望。この絶望を通ることでしか、人間は蘇らない。
絶望を経験して、立ち上がるということですか?と相談者。
立ち上がれば、もう気にならなくなるということと?

そういう事と、肯定する加藤諦三。
絶望を通過する以外にはない。愛犬との生活をしっかりと胸の中に刻んで、それを支えに生きていけば、新しく蘇る。
これを対象喪失と言い、対象喪失の悲哀は、悲しむだけ悲しんだ後でないと、蘇らない。

「理由もなく焦っている人は、小さい頃に大切な物を喪っています」

管理人のちょっとひと言

何だろうこの人、泣くつもりで電話してきた?
明らかに、おかしな所で泣いている。
大原先生が、もともとご指名だったみたいだけれども、それが叶って、感極まったか?

いやいや、違うな
素であることには、違いないんだろうけど、これほとんど、無意識にやっているよね。
自分は、こうだって、思い込ませてるように感じる。

だから、泣けるんだな。
電話する前から、脳内でシュミレートしてたから、気持ちだけ先走った、それだけ簡単に感情移入できる準備ができていたわけ。
それで、お金に執着してることや、損したくないっていうのも、シュミレート通り。

でも、儲けたくないっていうのは、嘘だね。
本音は、儲けたいんだと思う。
ただ、無意識に演じてしまってるんだと思う。

専業主婦で、投資信託していて・・・お金には不自由していない、今現在は。
子供がいないからね、老後の資金でも増やそうと思ったか。
今でも多分、十分な資産はあるけど、夫婦二人、もっと悠々自適に老後を暮らしたいと思ったかな。

だから余計に、損することに不安を感じているんだ、増やしたいのに、イマイチ思い切れないから。
減らしたくはないよね。あたり前だけど。

だから加藤先生は確信持って言えたんだと思う。小さい頃に大切な物を喪っていますって。
これは、失うことに不安を感じている人に共通の事なのかもしれない。
だから、早々に、答えがわかっていたんだろうけど、喪ったのが、ペットっていうのは違うよね。

犬は、おそらく子供がいなかったから、結婚した後で飼ってたんじゃないのかな?
だから、そんな昔の事じゃないと思う。
聞いていて違和感ありまくり。

「お金は、返ってくるけど、愛犬は戻らないと思っちゃう」
小さな頃に、お金ね・・・
それって、最近の気持ちなんじゃない、どう考えても。

彼女が、儲けたいのに儲けたいことしたくないっていうのは、今現在は十分な資産があるけど、老後の為にも、もう少し増やしておきたい。
でも、そのためには、損してしまうことに対する不安が邪魔をしてしまう。投資信託までしたのに。
この損したくないという、邪魔をする気持ちを、どうにかしたいってことなんだろう。

それが、大原先生の言う、「リスクを負いたくない」
そりゃそうだ、資産を増やしたいのに、減るかもしれないことを、しようとしてるんだから。
でも、それを背負わなければ、儲けることもできない。

そう、もう一歩踏み込んでみると、今がチャンスと思ったんだろう。
録音されてから、放送されるまで、そこそこ日数が必要だから、この相談を受け付けた時って、株が上がってた頃じゃないかな。
それに、便乗しようと思ったけれど、元来の損したくないという不安が、踏み出させてくれないんだろう。

今、どんな気持ちでいるのやら。
株も、下がっちゃってるしねぇ。

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