認知症の義母を老健へ

テレフォン人生相談
介護問題

テレフォン人生相談2016-04-29は、半年前にやっとの思いで94歳、認知症で介護度4の義母を老健、老人保健施設に入所させることができた相談者。近所に住む妹たちが、どうして自分達に相談せずに入所させたのかと言ってくる。在宅復帰させて自分達が介護すると言うが、無理なのは明らで、4回も話し合いをもつが平行線。どうすればいいだろうか。

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テレフォン人生相談2016年4月29日(金)

パーソナリティ:柴田理恵
回答者:大迫恵美子(弁護士)
相談者:66歳女性 夫68歳 同居から老健(老人保健施設)に入ったばかりの義母94歳

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送された相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
音声はありませんが、文字起こしから、曖昧な返事や、相槌、繰り返し話される言葉は、極力カットして、なるべく意味が通じるように編集したものになります。
聞き漏らした方、もう一度、内容を確認したい場合に、ご利用ください。

読むテレフォン人生相談

主人の母、義母の介護のことで、主人は兄弟と折り合いが悪くなって、今もう主人も怒ってしまったので、もう縁も切りたいというところまで来ちゃったんですけれども、これからどういう付き合い方をすればいいのか、私は長男の嫁としてねどうすればいいかという相談。

認知症の義母が老健入所

夫68歳、相談者は妻66歳、認知症で介護度4の義母94歳、半年ほど前に、やっと老健、老人保健施設に入所することができた。
それを機に、妹たちが一斉に抗議に来た。
妹が3人いて、うち長女と三女は近所に住んでいる。

認知症の介護経験ない義妹達

なんで、入所なさったことが、そんなに不満だったんですか?と柴田理恵。
要するに、私たち、そんなに大変な思いをしていたってことは、本気にとってみえなかったってことは、現実だったって事は、主人も私も分かったことなんですけど。。と相談者

まぁこの年齢にしては、骨折して入院してからも、退院してリハビリも頑張って、杖もなくっても歩けるくらい元気になって、体調も良くなったので、なので余計に妹たちは、そのこんな元気な人をそんな所に入れちゃって・・

こんでも、老健にお世話になってから元気になったので、家にずっと、やっぱり私たちも、それこそ精神的におかしくなって、怒鳴らなくってもいい事まで主人も怒鳴るし。。と相談者

そういう状況は、あの・・妹さんたちは全然ご存じじゃないんですか?と柴田理恵。
いえ、ちょこちょこと遊びに来たり、こう、してるときは話しして、こういう状態だよ今って言っても、「大変ね」って言う前に、「もう歳だから」「認知症だからしょうがないね」っていう感じにもっていくんですよね。

それはそれで、こっちもね、それ以上は、もう言えないので、だけどもやっぱり何年もになってくると、だんだんそれがひどくなってくると、そういう現状を本当に知ってくれていたのかな?・・あの・・ま、知ってくれてるんだろうなっていうのもあって、1回目は3~4年前に兄弟会議開いた時に、じゃあ1か月毎、交代で、たとえ2~3日でも看ようかってことになったんですけど、それも、続かなかったんですよ、あまり。。と相談者。

義妹達には気を使う義母

続かなかったって、どうして続かなかったですか?と柴田理恵。
結局ね、本人がね、お義母さん自体が、相手の旦那さんに気を使うので、結局。。と相談者

あ、じゃあ、お義母さんが向こうへ行って、いろいろやる・・あの、向こうの妹さん達の家に行って・・何日か暮らすみたいな・・と柴田理恵。
そうそうそう、近いから、家から2人は近いので、あの・・なのでね、2~3ヵ月続いたぐらいでね、あとはもう、うやむやになっちゃって、本人も結局ね、行った時にも転んだり・・結局目が届かないですよね、普段から元気な母親だっていう頭しかないので。。と相談者

え、でも、そこでね、お義母さんが転んだりして、怪我したら、「ああ、自分が悪かった」ってなるのが、ふつう娘じゃないですか?と柴田理恵。
そうじゃないんですよ、その転んだことを隠すんですよ。。と相談者

え?誰が?娘さん達が?妹さん達が?と柴田理恵。
そう、それでお義母さんが帰ってきて、あそこ痛い、ここ痛いって、あくる日になって、ちょっと痛みが出てくるじゃないですか、「そこ、どうした?」って言ったら、「昨日、どこどこで転んで尻もちついたんだよ」とかって言うんで、「なんで、すぐ言わなかったの?」って言ったらね、「そんなこと言うと悪いから」と、うちのお義母さんって、すごい娘達に気を使うんですよ、私にはすごくもう言いたい事を言うんですけど。。と相談者。

なるほどね、と柴田理恵。
あの・・いがいとね、「ちゃんと言えばいいのに、自分の娘さんだし」って言ってもね、結局まあ、嫌われたくないっていうのもあるんですよね。。と相談者

特養の申込みには反対しなかった義妹達

そりゃやっぱ、お嫁さんとしては、腹が立ちますわね、と柴田理恵。
だから・・・そう、なんですよね。。と相談者。
もともとお義母さんが、そうやって認知症になられる前から、あんまり仲良くはなかったんですか?妹さん達と、と柴田理恵。

あ、そんな事はないですけども、あの・・入所して半年間、ちゃんとね、4回がぐらい話し合ってきたんですよ、だから・・・と相談者
ど・・具体的にどういう会議だったんですか、それって?と柴田理恵。

結局ね、あの、施設に入れたことが反対だった、自分・・なんで相談してくれなかったっていうのが、一番初めの理由だったんですけど、それは私が特養の方を申し込んだけれども、100人、200人待ちなんだけどっていうのは、3人とも、妹達に知らせたんですけど、その時は、「あっ、そうなの」っていうふうだけで、なんにも言わなかったんですよね。

その時、反対してくださってれば、こんなことにならなかったんだけども、で、半年経って、いざね、現実に入所してしまったら、さぁ大変なことだっていうことで・・うん、すぐに3人が飛んできて、なんでこんな状態で、相談もなしに、入れたの?とか、どこに入れたの?って、もう、騒ぎ出すのはだいたい私たちは、わかってたので、主人も、そんな入った、要するに帰宅願望で1ヶ月は会えないんだから、場所は言わないほうがいいってことで、言わなかったんですよ、教えてくれって言っても。

その裏で3人、すぐに探して、それが1番初めの始まりなんですけども、会いに行かないで欲しいって頼んだにもかかわらず、そういうことをまたやって、本人を・・帰宅願望強い・・もう自分家の方へ、連れてきたいの一心なので、お兄ちゃん達は、あん達を、あの・・。。と相談者

じゃあ、妹さん達の家に、連れて帰ればいいんじゃないですか?と柴田理恵。
うん、結果的にはそうなんですけど、本人が行きたがらないんですよ。
妹たちのとこは、娘のとこは、「私が何で行かなきゃいけないの」って、「ずーっと行くのは、私は嫌だ」って・・うん、本人は言うんですよ。。と相談者

じゃあ、駄目だっていうふうに、言えばいいんじゃないですかね?と柴田理恵。
だから、駄目・・本人がそう言う。。と相談者
そこを、じゃあ先生に聞いてみましょうかね、と柴田理恵。

大迫恵美子アドバイス

大変難しいですよね、と大迫恵美子。
ええ、もうずーっと悩んできたので、もう何か良い方法はないかなぁと思って、主人と悩んでいるので。。と相談者

認知症を軽く考える義妹達

あのね、その妹さんたちは、要するにそのお義母さんが、家に帰りたい、家に帰りたいって言ってるから可哀想だと、その話だけなんですかね?と大迫恵美子。
うーーん・・・と相談者。

あのね、非常にその単純にね、お義母さんが帰りたがってるんだから、帰しなさいと、いうだけの話しならば、まあ、それは妹さん達を説得して・・まあ、どうしてできないのかをね、言うっていうことは、そんなに難しいことではないように思うんですよ、と大迫恵美子。

いくらその妹さんたちだってね、もう、あなたの方が限界なんだっていう話しを繰り返し言えばね、そんなに限界で嫌だって言ってる人のところに、いくらお義母さん、帰りたいって言ってるからといって、連れて帰ってきても、いい結果にならないかもしれないってことは、まあ、普通に考えれば分かるはずなのでね、と大迫恵美子。

あなたの方が、受け入れる姿勢とか、受け入れる体制にないっていう事が、分かっているならば、そんな無理な話をしないように思うんですけど、と大迫恵美子。

あの・・認知症の程度っていうのが、向こうは分からないから軽く見てるってことは確かなので、だから自分家に連れてくれば良くなるっていう考えが、二人ともあるんですよね。

自分の親だから、絶対に良くなるって。
もし何かあっても、最期まで看るっていうことは、言ってはくれてるんですけども、今までの経緯から、もう無理なことが多かったので、それ、そのことは私も主人も、信じられないんですよ。。と相談者

義妹と義母の問題

あの、その辺りも曖昧なんですけども、例えば妹さんたち、一番戻すことに対して急先鋒っていうかね、強く言ってるのはどなたなんですか?と大迫恵美子。

2人で、長女と三女は組んでます。どっちかというと。。と相談者
その二人が、施設から出したいっていうふうに考えてるってわけなんですね、と大迫恵美子。

自分たちが引き取りたいと言っているね、例えば長女の方に、焦点をあてた時に、お義母さんは、長女の家に行きたくないと言っている事は、長女の方は認識してるんでしょ?と大迫恵美子。

それでお義母さんが、行きたくないという事になるとね、結局、お義母さんと長女の間の話しになってしまうわけでしょ。
それはね、そこはそれとしておいたらいいんじゃないですか、と大迫恵美子。

今までもね、そういうので、例えば1週間、看るよって連れてくと、もう本人が、3日、2日経つと、家に帰りたくなるので、途中で迎えに行くということが、多かったんですよ。

要するに本人は気を使っていると疲れてくるので、もう家に帰りたいっていうのが、多いので、今回も、長女は引き取って、三女の方が、デイサービスに通所して、2人で協力してみればっていう話しが来てるんですけども。

主人が、長女の家に、ずっと泊まるということは、今までの経緯からしても、絶対、途中で帰りたいって言う日が来ると思うし、何で家に帰れないのっていうことになった時に、揉めると思うんですよね。。と相談者

曖昧に終わらない話し合い

あの、ですからね、伺ってると、例えば、話しあって分かり合うとかね、そういうレベルの話しでは、なくなってると思うんですよ、と大迫恵美子。
そうなんですね、もう4回も話し合ってきて。。と相談者

あの、4回も話し合うってね、要するに会議とかって仰っているので、非常になんて言うのかな、切り口上の話しでね。
もう、そこで話がつかないと、決裂してしまうような場を設定しちゃってるので、曖昧に終わらすことが、できなくなってると思うんですよ、と大迫恵美子。

だからそれは今、親戚同士なんだから、話し合ったらとかね、そこは相手の気持ちを受け入れたらみたいな、お話では、とても解決できるような段階じゃないように思うんです。

そうすると、皆さんね、かなり切羽詰った状況の中で、交渉し合ってる割にはね、最後のところ曖昧にして、うやむやにしてるような感じがして、そんなに話が進んでしまっているのなら、多分、あなたと、あなたのご主人の取るべき態度というのは一つしかなくてね、自分達はもう無理だから、施設に入れたんですよと、もう、自分達は引き取れないと、これがもう大前提ですよと、いうところからスタートするしかないですよね、と大迫恵美子。

それも言ったんですけども、でもね、経験してみたいとかって言う・・と相談者
いやいや、だからね、その手を引くという意味は、長女の人がね、引き取るならばどうぞと、いうことしかないんじゃないですか?と大迫恵美子。
最後にはね。。と相談者

曖昧な口出しで引っ込みがつかない

ええ、お婆ちゃんが土日、まあ3日も居てね、やっぱり家に帰りたいって、それはでも、うちは引き取れませんよと、そこをはっきりね、決めてしまえば、今の段階でね、どうせ長女は失敗するとかね、どうせお婆ちゃんは帰りたがるとかね、だから嫌だとかって、何にも言う必要ないじゃないですか、と大迫恵美子。

私は一緒に暮してきたので、お義母さんの性格分かっているので、ああ、可哀想かな、この年齢になって、もう10歳若けりゃね、ちぃーと、そういうアレも・・経験もありかと思うんですけども、ちょっと変化があるだけで、認知症の症状が、凄い混乱が出てるので、こうやって、またここでこんな混乱させたら、とかって思うと、本人の為にはよくないのになっていうのが・・先に私が頭によぎっちゃうので、それが悪いんですかね、やっぱり?と相談者

あのねそこでね、要するに曖昧な口出しをしてるっていうことですよ。
要するに、失敗するわよ、失敗するわよって、横から言ってるだけでしょ。
で、そういうこと言われるとね、向こうの方も、まあ、意地もあったり、いろいろ感情的なこともあって、しなくてもいいことしたり、言わなくていいこと言っちゃったりというふうになるだろうと思うんですけど。

でも、そうやってね、なによ、ちゃんとやるわよと言いながらも、お兄ちゃんが口を出している限りはね、いざとなれば、お兄ちゃんの所が引き取ってくれるかもしれないと、思っちゃうんですよ、と大迫恵美子。

・・・たぶんそうですね。。と相談者

そうするとね、ほうらみろ、お前失敗しただろう、家に引き取るよってことがあるんじゃないかなって思うので・・・
だから、あえてやっちゃうってことがあると思いますよ、と大迫恵美子。

真剣に考えさせる

もう、自分が失敗したらね、もう今更、老人ホームへ入れ直すこともできないし、と大迫恵美子。
できない。。と相談者

じゃあ、お兄ちゃんが引き取らないとなったら、嫌だとか、帰りたいとかって言っているお義母を、自分の所で引き留めておかなきゃいけないと。
それを本当にできるのかってことを、真剣に考えると思うんですよ、と大迫恵美子。

やっぱりそうですね。。と相談者

だから自分はね、もう手を引くということならば、余計な口出しも、辞めた方がいいですよ、と大迫恵美子。
ああ、そうですね、分かりました。。と相談者

柴田理恵まとめ

私もホントに、先生の仰る通りだと思います、と柴田理恵。
そうですね。。と相談者

そこはきちんと、冷静になって、うちはちゃんとできないよって言う、その事がね、もしかしたら、あなた世間体の事、考えてるのかなと思うんですね、と柴田理恵。
ああ・・と相談者

つまり、妹さん達に全部任せてしまうと、長男である、あなたのご主人、もしくはあなたが、あの嫁が追い出したみたいな、悪い事言われるんじゃないかっていうふうに思って、そういうふうに心配なさっているのかもしれないんだけれど。

でもね、ホントにこの世の中っていうのは、この高齢のお年寄りの問題っていうのは、皆さん抱えてて、皆さん、いかに大変かっていうことは、分かってらっしゃると思うので、世間体、気にしないほうがいいですよ、と柴田理恵。

管理人のちょっとひと言

柴田さんの言う通り、話し合いがこじれてる原因は、世間体と放っておけない自分達が分かっているから。
義妹二人が近所という事もあり、在宅復帰させて、ダメだった時、自分たちが引き取らなかった時の事も気にしてると思います。
根底には、義妹達には、無理だっていうのがあるからと、それを見過ごすことのできない自分達なんですよね。

交替で面倒を看ると言った時、帰りたいという義母を留めておけない時点で、アウト。
3~4年前の交替で面倒を看るという時点で、対応できてない。
おそらく、それよりも、厄介なことになっているでしょうから、考えが甘過ぎですね。

口では、自分達で最期まで看取るって言ってますが、音を上げるでしょう。
まあ、連れ帰って、環境変わって、大騒ぎ。
完全に、目を離せない状態になって、「お願い、助けて」って言ってきます。

お義母さんの状態を、一番良く知っている、相談者がそう言ってるんですから。
できることなら、最期まで看取ってあげたいんでしょうが。
状態が良くなったのは、老健に入所したおかげって、本人も認めてるんですから、これ以上は無理だったんです。

ちゃんとお義母のこと、理解してますから、できる限りの介護されてたと思います。
長男の嫁として、十分合格だと思います。
聞いている限り、終わりの見えない介護、この辺りで老健へ入所は、正解でしょうね。

ま、大迫先生の言う通りなんですが、放っておけないだろうな。
放っておけない、自分達って分かっているし、世間体っていうのもあるし、ホント、難しいですよね。
自分達は、絶対に面倒看ないなんて、言うのは簡単なんでしょうけど、聞いてるこっちも、複雑だな。

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