うつ病の原因を放送中に診断

テレフォン人生相談
心の病気

テレフォン人生相談2016年3月16日は、今現在している仕事を辞めるか、どうしていいか分からないという相談。外回りの営業をしているが、仕事中にストレスを感じると眠くなったり、お客さんの話しが頭に入って来なくなった。インターネットで調べると鬱病の症状に該当することが増えてきた。仕事に悦びを感じないので辞めたいと思っている。なにもかも嫌になって消え去りたいという相談者。そもそも、妻の勤めている会社の役員が義父で、営業をやっていたので、外回りの営業をやってみないか、と誘われて3年ほど前に入社した。会社関係はイイ人が多いと相談者。高橋龍太郎は、放送内で鬱病と診断する。うつ病の原因は仕事ではなく、仕事をしながら心のリズムで鬱になったと説明。驚く相談者。

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テレフォン人生相談2016年3月16日(水)

パーソナリティ:ドリアン助川
回答者:高橋龍太郎(精神科医)
相談者:33歳男性 妻と娘(生まれたばかり)

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送される相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
その為、情報不足になり捉え方によっては、他者と違う感想になることもありますが、それらはリスナーの環境や体験談が代わって補うためと思ってってください。
何度も繰り返し聞いてみたり、時を隔てて聴きなおしてみると、聞き漏らした言葉や自身の環境の変化や体験談が加わり、最初に聴いた時と異なる感想になる場合があります。
異なる感想を述べる方の背景を考えてみるという楽しみ方もありますし、編集者の意図を探るという聞き方も面白いので、色んな楽しみ方を探してみてください。

うつ症状に悩む

仕事中にストレスを感じてくると急激に眠気がきたり、仕事中にまったく集中できなかったり、お客様の話しを全く頭に入れられなかったり、理解できない。社長の話を聞いていても、全く頭に入って来ない。会社内では萎縮し追い詰められた感。何もかも嫌になり消え去りたい。

仕事をどうしていいか分からない

今日の相談は、私の仕事の事でなんですけれども、今現在している仕事を辞めるというか、どうしていいか分からず、それで相談させてもらいました。

どんな内容の仕事なんですか?とドリアン助川。
外回りの営業を、ちょっとというか、と相談者。
33歳で、妻と生まれたばかりの女の子がいる。

生まれたばかりなので、一生懸命働かなきゃいけない時だが、とドリアン助川。
この外回りの営業というのは、いつから始めているんですか?
3、4年前ですね、と相談者。

その前は、他の営業職をしたり、あとは機械の製造系の仕事をしていました。
それは、正社員として学校を出た後に就職をして?とドリアン助川。
そうです、と相談者。

最初は、どういう仕事だったんですか?ドリアン助川。
大きい工場の中で、新設機械、クレーンを操作したり、大型の機械の稼働の仕事をしていた、と相談者。
それから、営業の仕事に変わった?とドリアン助川。

そうです、と相談者。
いくつぐらいの時ですか?とドリアン助川。
たしか、7年ほど前だったと思う、と相談者。

何か、心の転機とかあったんでしょうか?その工場で働くこと、ちょっとアレかなみたいな?とドリアン助川。
工場勤務をしていた際に、通常工場勤務だと、機械とばかり仕事をするものだったのですが、自分はその会社の中でも特殊で、別の企業の方と話しをすることがあり、その中で、人と会話して、ちょっと感謝されるというのに悦びを感じて、それで7年ほど前に、営業職をやっていた。

で、現在の外回りの営業が3~4年前ですよね、これも前の会社を辞められて、今の会社に変わったというのは、理由があるのですか?ドリアン助川。

3年ほど前に、今の妻と出会って、相談者の義理の父が、妻の働いている会社の役員をやっており、自分が営業をしていたことを妻から聞いて、外回りの仕事をやってみたらどうだい?と誘われたと相談者。
奥さんのお父さんが、現在の会社の役員をやっていると、人間関係も入ってくる話しなんですね?とドリアン助川。
肯定する相談者。

うつ症状

今、悩まれているというのは、具体的には、どういうことでしょうか?とドリアン助川。

今の義理の父を含めて、会社関係、人間関係自体はとてもいいのだが、自分自身の仕事が、ちょっと合わないのかもしれないが、インターネットで調べると、鬱の症状に該当するような事が増えてきた。

仕事中にストレスを感じてくると、急激に眠気がきたりとか、仕事中にまったく集中できなかったり、外回りの仕事でお客様と接することが多いのが、お客様の話しを全く頭に入れられなかったり、理解できない。
会社内でも同様に、社長の話を聞いていても、全く頭に入ってこず、このままでは、マズイということ、と相談者。

気持ちに余裕がない

現在の仕事が、特にブラック企業のようにキツイとか、そういう事ではないわけですね?とドリアン助川。
そういう事ではない、と相談者。
そういう事ではなく、何かあたなの中で変化が起きてきてしまった、とドリアン助川。

前の営業の仕事の時とかは、お客さんの為という形で、一生懸命営業をやらせてもらっていたのだが、今は自分自身が、参ってしまっている、と相談者。

例えば、アポもないような所へ行って、訪問販売するような仕事なんでしょうか?とドリアン助川。
ルート営業的なもの、自分にとって気持ちに余裕がなくなり、営業をしているのに、今現在、お客様の事を考える余裕がない、と相談者。

1日のスケジュールを尋ねるドリアン助川。
朝9時に出社、前日のうちに次の日の予定は出来上がっているので、そのまま会社を出て、お客様の所を廻り、昼に一度戻ってきて、また5時、6時までお客様の処を廻り、帰ってきて、また次の日のアポを取るというのが一連の流れです、と相談者。

1日、どのくらいの人に会うのか?とドリアン助川。
多い時で、12~3件廻る、と相談者。
会社に、ノルマのようなものがあるわけですね?とドリアン助川。

一応あります、と相談者。
このノルマは、あなたにとって、厳しい数ですか?と相談者。
厳しいと言われれば厳しいが、会社はそれほど大きくなく、自分以外で外回りしているのは役員しかいなくて、その方に比べれば、自分のノルマは小さい、と相談者。

萎縮し追い詰められている感

これ自分、普通じゃないな?と気付いたのは、いつぐらいですか?とドリアン助川。
3~4ヶ月くらい前です、と相談者。
何か、アレがきっかけで、みたいなものがあるんですか?とドリアン助川。

毎年、目標設定というものがあり、それに向かって仕事をしていくのだが、掲げた目標に対して、今ちょっと追いついていない、と相談者。
あと、社長、本来はとてもいい方なのだが、社長と仕事の話しになっていくと、なぜか凄く自分が萎縮してしまって、以前は会社の中でも、話しができたのだが、今はほとんどそれができなくなった。

会社の中で、喋れなくなってしまった?とドリアン助川。
そうです、と相談者。
凄い叱られたとかいう事があったのか?とドリアン助川。

まだ会社歴が長くないので、そういう事はあるが、思い切り、ガッっとは言われない。むしろ優しく時間をかけて教えてくださる、と相談者。
それが却って自分にとっては、苦痛だった。

家に帰って、子供の顔を見た時、ハッと我に返る時があるのですか?とドリアン助川。
ある、子供の顔を見て一瞬ホッとはするが、仕事の事をフッと思った瞬間、体がざわつくというか、ちょっと追い詰められてる感がある、と相談者。

何もかも嫌になり消え去りたい

今は仕事そのものに、意味を感じられなくなっているという状況でしょうか?とドリアン助川。
自分が何の為に仕事をしているのか、わかるかい?ってお話をされた時に、以前ならお客さんにアリガトウと言ってもらうために仕事したいですと答えられたのだが、答えられなくなってしまった、と相談者。
仕事の目的というか、目標というのが、わからなくなってきた。

今、非常に迷ってるところですね、とドリアン助川。
大変突っ込んだ事を聞きますが、と続け。
何もかも、もう嫌になっちゃって、自ら消え去りたいという気持ちになりますか?とドリアン助川。
はい、あります、と相談者。

今日は、仕事辞めるべきかどうかという事よりは、今の精神状態というか、その辺りもどうしたらいいのだろう、という話しですよね、と精神科医の高橋龍太郎先生の紹介。

うつ病の兆候

自責感・・・自分を責める感じ
意欲減退・・・やる気がおこらない・気力が減退している・億劫である・意欲が湧いてこない
希死念慮・・・死にたい気持ちに近いような消えてしまいたい感情

鬱ですが仕事が原因ではないようです

お話を伺っていると、と高橋龍太郎。
鬱は鬱なんですが、はっきり会社の仕事が原因で、鬱になっているとは、思えないと。
普通、会社のストレスで鬱というと、先輩のパワハラが酷いだとか、会社の売上目標が、あまりにもギャップがあって、とてもとても追いつけないとか、会社の雰囲気が自分にとってネガティブで、辛くてしょうがないという言葉が、第一に出てくるのに、会社について悪い言い方は、ほとんど出てこない。
しかも、鬱になっちゃうと感情が表出できなくて、そういうふうに言っているという感じが、あまり伝わってこない。

相手の言葉に棘があるように感じる

あの・・・私・・・と相談者。
昔からなんですが、何かマズイこと、聞かれちゃいけないこと、隠してしまう癖っていうか・・・

隠してることがあるの?と優しく問い掛ける高橋龍太郎。
はい、と相談者。
どんなことを隠しているのかな?と高橋龍太郎。

最初に話していた事、職場関係、イイ人ばかりでって話していたのだが、実際、こういう気持ちになると、今までイイ人だって思えた人が、イイ人じゃなくなっているというか、今まで、なんてことない会話をしていたのに、相手からくる言葉が、凄く棘があるように感じてしまうというか、社長も前は親身に教えてくれるというか、今もそうと言えばそうだが、受け取る相談者としては、凄く重いというか、ましてそれを家に帰って妻に話すこともできない今現在、と相談者。
どうしていいんだろうか?

鬱の原因は仕事ではないのに悩んでいる

あなたの話しは、原因と結果がさかさま、と高橋龍太郎。
驚く、相談者。
あなたは普通の環境にいて、先に鬱になった。要するに、あなたの中のリズムとして鬱になった。

仕事する前にってこと?と相談者。
仕事しながら、と高橋龍太郎。
仕事をしながら、鬱になった?と相談者。

仕事が原因ではなくて、と高橋龍太郎。
あなたの、心のリズムで鬱になっていった。
で、鬱になった結果、仕事について、ああだこうだ悩んでいる、そういう状態なんですよ、と。

だとすると、会社の仕事をあまり悩んでもしょうがないよ、と高橋龍太郎。
先に鬱の治療をしないと、それは心療内科や精神科の先生のところへ行って、今のことを話せば、今落ちている状態についての、適切なアドバイスとお薬が出るから、気持ちが今よりもはるかに安定した、もう少し前向きな状態で、いろんな事を判断できるようになってから、会社の事を考えると、たぶん、今までなんで俺は会社の事を悩んでいたんだろうっていうぐらい、世界が違って見えてきますよ、と高橋龍太郎。

母親からの暴力と鬱との関係

一点聞きたいんですけど、と相談者。
私その、昔母に、私が悪いことをしてだったんですけど、例えばちょっと悪いことをして、よく殴られたり蹴られたり、ということが多かったんですけど、父はほとんど、そういうことをしない父親だったんですが、母がそういうこと凄く多くて、先ほど凄く隠すというか、嘘をついてしまうというか、そういうのも、母親に怒られたくないっていうか、そういう気持ちでなったりしたんですね、やっぱりそういうのも、鬱とかに関係あるんですか?と。

鬱に気付きにくいという意味では関係している、と高橋龍太郎。
いわゆる、感情表出が凄く苦手な育ち方をしているので、自分の中の気持ちが、どんなふうに上がったり下がったりしてるかという事を、今までなるべく言葉にしないで生きてきたので、気付きが遅いってことは、あなたの中にあると思いますよと。

自分自身の内側の問題

鬱の非常に大きな兆候っていうのは、意欲の減退と、あなたの場合、抑鬱感があまりはっきりしていないんだよね、あなた自身の中に、気持ちを塞いでるって感じが、今のところはあんまりよく分からないんだよね、と高橋龍太郎。

それから自責感、と高橋龍太郎。
自責感?と相談者。

自分を責める感じ、と高橋龍太郎。
ああ、最近あります、と相談者。

これが、トリアス(三位一体)なんだけど、と高橋龍太郎。
そのうちの2つあって、意欲減退が目立っていて、希死念慮(死にたいと願う事)、死にたい気持ちに近いような消えてしまいたい感情が悪くなったなら、今こそ行かないと治療に。

で、治療を受けると、会社の問題ではなくて、自分自身の内側の問題だなっていうふうに、担当の先生が気付かせてくれると思います。

ありがとうございます、と相談者。

目からうろこ

なんか、目から鱗でしたね、とドリアン助川。
横で聞いていて、私もびっくりしました。

いや、ホントですね・・・と呆然とした感じの相談者(それだけ衝撃だったか)
仕事じゃないんだな・・・と呟く。

ああ、と唸るドリアン助川。
先生の仰る通りだと思いますので。
精神科医の先生に、診てもらって下さい、と。

わかりました、ありがとうございました、と相談者。
お願いします、と高橋龍太郎。

では失礼します、とドリアン助川。
お大事に、と高橋龍太郎。

ありがとうございました、と相談者。

管理人のちょっとひと言

へぇーびっくり、電話でうつ病って診断しちゃった!
精神科医が、うつ病ですと言い。
うつ病の原因は仕事ではないですと言われては、誰も反論できない、同業者しかね。

うつ病って言ってるけど、聞いてる分にはそんな気しない。
本人が言ってる症状は、確かにそうなんだろうけど。
感情表出が苦手って事が、そう思わせるんだろうね。

でも、自分で鬱症状だって、認識してチェックできるだけ、まだ大丈夫ってことなのかな?
これでもし、ネットでうつ病チェックしてなくて、仕事辞めたいとかって話しになって、他の先生方だったら、どんな回答がでるんだろう?
甘えんな!ってボロクソかも。

母親に、蹴られたり、殴られたりした事が、根本の原因にあるって、言われるかもしれないよね。
高橋先生だから、感情表出が苦手ってことになってるんだけど。
そう考えると、かなり多くの間違ったアドバイスって、あるんだろうなぁ・・・

怖い、怖い。
それに、引っ張られちゃう自分もね。

さて、それで問題なのは、この相談者の根本原因が、述べられてないってことなんだよね。
引き出す人が、いなかったのか・・・時間さえあれば、高橋先生が引き出したんだろうけど。
自分自身の内部の問題、言いたくなかったのかな?

故意か、偶然か。

心なしか、うつ病の原因が仕事でないと分かってから、声のトーンが明るいんだよね。
会社に原因がないって事、うれしかったのかな?
でも、そう思った、何かがあると思うんだけれど、それが家庭と繋がってるみたいなね・・・

お父ちゃんかな?
嫁さんの
それとも、まったく違うことなのか?

まあ、自分如きが、ああだこうだ言えるのも、ド素人だから。
だからこそ、鵜呑みにして聞いてたら、駄目だってことね。
そこまで真剣に、聞く必要もないんだろうけど、そうやって聞いてたら、俯瞰みたいな、実社会でも役に立ちそう。

ひねくれた人間が、出来上がるって言い方もあるけどw

でも、良かった。
高橋先生に、ここまで導いてもらって。
言いたくない事、多そうだからさ。

あとは、心療内科の先生か・・・

これも、当たるといいけど。

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