財産分与の争い弁護士介入

テレフォン人生相談
財産分与

娘が4歳の時、結婚9年で家を出て行った夫、別居して30年、子供達からはっきりして欲しいとの要望もあり、離婚調停と財産分与調停を申立てたが、夫側が弁護士を立て、一方的な主張を繰り返すので進展せず、調停委員から取り下げるように言われる。家を出ていった最初の10年は働いて得たお金から5万円を振込んできたが、直近の10年はどこに居るのかも分からなかった。不動産が4か所あり、内3件は賃貸アパートで全部夫名義。残りの1件は自分が住んでいる自宅。2軒は夫が相続して得た物で、1軒は半分自分がお金を出して建てた。夫は働かない人でギャンブル好き、競馬にパチンコ、。買った時だけお金を入れるので、保育所に子供を預けて相談者である妻が働いて生計をたてていた。賃貸アパートの修繕や入居者の募集など管理は全部妻がしており、管理会社との契約も自分名義。しかし夫側の弁護士から先月、離婚協議中なので管理はこちらと言って振込先を変えるよう管理会社に通知し電話してきたので、管理会社との契約を解除し、入居者の振込を直接自分の口座に変える手配を先週行った。家の金融公庫のローン完済まで8年あり、月々返済12万が残っている。現状のままですむ方法はないだろうか。

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テレフォン人生相談2016年3月1日(火)

パーソナリティ:加藤諦三
回答者:中川潤(弁護士)
相談者:70歳女性 夫67歳(別居30年) 長男40歳 長女34歳

加藤諦三氏の〆の言葉「相手を見て、態度を変える」

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送される相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
その為、情報不足になり捉え方によっては、他者と違う感想になることもありますが、それらはリスナーの環境や体験談が代わって補うためと思ってってください。
何度も繰り返し聞いてみたり、時を隔てて聴きなおしてみると、聞き漏らした言葉や自身の環境の変化や体験談が加わり、最初に聴いた時と異なる感想になる場合があります。
異なる感想を述べる方の背景を考えてみるという楽しみ方もありますし、編集者の意図を探るという聞き方も面白いので、色んな楽しみ方を探してみてください。

離婚調停と財産分与調停

30年別居中の夫との離婚調停を申立て、不動産の財産分与で争っているが、夫が弁護士を立てて話が進まなくなる。更にその弁護士が、賃貸アパートの管理会社に対して、協議離婚中と偽り、家賃収入を夫の口座に振り込むよう管理会社に変更を通達してきた。今後どうしたらいいのか。

財産分与で争い

70歳女性から、財産分与の事で大変困っているという相談。
離婚調停と財産分与調停をしていた。調停委員から、これ以上の進展はないので取り下げてくれと言われる。
夫は娘が4歳の時に家を出ていった。約10年前から居所不明で、戸籍の除斥を調べてやっとわかる。

最初の10年は働いたお金を月5万ぐらい振込んできていたが、ここ10年は居所不明だった。
二人の子供に、このままではいけないので、離婚してほしい、はっきりして欲しいと前々から言われていたのがきっかけ。
自分は弁護士をつけなかったが、夫側は代理人として弁護士を依頼した。

調停委員から、相手の弁護士は一方的で、これ以上は無理なので、取り下げてくださいと言われる。
無理というのは何が?と加藤諦三。

弁護士の介入

不動産が4か所あると相談者。
内、3軒が賃貸のアパート。
全てが夫の名義、だが、夫は当初からこの経営をしなかったので、相談者である妻が(以降妻という)経営をしており、修繕したり、入居の募集、を一手に妻がすることになる。

管理会社を頼んでおり、その契約は全て妻名義で契約する。
そのため、これまでは管理会社を通して家賃が妻名義の口座に振込まれてきていた。

ところが先月突然、夫側の弁護士から、直接管理会社への電話と、書面で連絡があり、虚偽の離婚協議中ということで、今後の振込は、全て夫にするように連絡をしてきたとのこと。
妻側に対し、不動産会社より、アクションをしないよう通達(告げ口をしたり、入れ知恵をしたら、ただじゃおかないぞっていう半ば脅し)をしてきている。
それで、今後どうしたらいいかご相談したい。

財産分与の争いに弁護士が必要

婚姻関係は破綻しており、離婚する分には問題ないが、有責配偶者や婚姻費用の分担、相続物件の家賃収入の受取など、詰めていかなければならない問題があるので、夫側の弁護士から防衛する意味でも、弁護士を立てる必要がある。このままだと生活を脅かされることになる。

ギャンブル好きの働かない夫

実質的な婚姻期間、まともに一緒に暮していた期間は?と中川潤。
結婚して、娘が生まれたのが5年目ぐらいだったので、約35年ぐらい別だと思う(計算間違い)と妻。
娘が生まれたのが、結婚して5年目ぐらい、長男は翌年(結婚の)に生まれたので、9年ぐらいは一緒に暮していた。

その間は、ほとんど仕事をしないで、ギャンブル、競馬とパチンコをやっていた。
同族会社、親の仕事をしていたが、クビになり、収入はなかった。
それで妻が、二人の子供を保育所に預けて、妻がメインで働く。
夫もたまに働くことはあったが、競馬で儲けた時に、家にお金を入れたりとか、そういう感じだった。

結婚して9年間、その状態で不安定、その時何度も離婚の申立てをしたが、親からクビになった人なので、可哀想という気があって、なんとなく続いてきた。

不動産は夫名義でローン返済中

4か所の不動産、内3軒は収益物件、賃貸アパートと言ったが、残りの1軒は自宅?と中川潤。
今、妻が住んでいる自宅と返答。
この自宅と3軒のアパート、結婚する前から、ご主人が持っていた物?と問う中川潤。

結婚してから、相続が2軒、あと1か所は結婚してからなので、半分妻がお金を出した。
今の住宅は、たまたま夫が働いており、少し収入があって、金融公庫から住宅ローンとしてお金を借りた。
このローンは現在も続いており、最初からずっと、妻が返済してきている。

今現在の妻は、仕事を退職して(中川潤は「退役」と発言)、年金と家賃収入で、家のローン、月12万を返済しており、あと8年残っている。

デリケートな財産分与

中川潤、財産分与の問題は、かなりデリケートな資産。
離婚について言えば、30年以上も、家族を放って出ていっているので、婚姻関係は破綻しており、有責(有責配偶者)かどうか、そこの処は微妙だが、婚費(こんぴ:婚姻費用の分担)を支払っていなかったのは、確かだが、その代わり家賃収入があるので、慰謝料という問題が出てくるかどうか、かなり難しくて詰めて考えると判断の難しい処がある。

ただし、財産分与の問題は、ノーマルな夫婦であれば、夫婦で形成した財産の、寄与に応じた分け方になるというシンプルな話し。
自宅が亭主名義であっても、ローンは妻が返していた、しかし、夫が相続したアパートの家賃収入も含まれるという事になると、整理しないと、どうしようもない。

弁護士を立てて対抗せよ

妻の場合、率直に言って、代理人を立てないと無理、と中川潤。
自分でやるのは絶対に無理と言うが、妻は取り下げたので、このままにしていたと、離婚も無理だし、今まで通り、経営していきなさいと調停委員にも言われた。

ところが事態は変わったと中川潤。
向こうの弁護士が通知を出して、家賃が入って来なくなっちゃったわけで、妻の方が生活が圧迫されることになったと。
このままでいくと、あなたは干上がることになって、ローンの返済させ、おぼつかなくなる、だから電話をしたのではないかと。

肯定する妻、だから今、あなたがすべきことは、このままだと生活が脅かされる。
それで・・・と妻。
住んでいる方(入居者)は、何十年来のお付き合いがあるので、管理会社と契約を解除して、直接妻に振り込むようにと先週手配をした。

やったんだと楽しそうな中川潤。
それで、あとは向こうの出かたを待つしかないなと言う妻。
唸る中川潤。

子供達二人も、全然父親を慕ってないので、何があってもガンバレと、もし今月苦しいのなら、お金も送ると言ってくれている。
名義が夫であろうと、今までずっと経営してきたのは自分なので、それでいいんだったふうにならないのか?と妻。

ならない!と即答する中川潤。二度繰り返す。
それをなるようにさせる為には、最終的には、離婚と財産分与で清算をするしかない。
夫には弁護士がついているので、こちらもそれなりの防衛を考えるべき。

わかりました、頑張りますと妻。

破廉恥な人を相手にお人好しの必要はない

最後、頑張りますと言ったけれども不安だ、と加藤諦三。
中川先生の言う通り、あなたはずっと相手を待つと言う。
これはあなたにとって一番、楽な方法。

ここまで事態がこんがらがった本当の原因は何だと思いますか?と問う加藤諦三。
結婚9年目、離婚してれば何でもなかった。
その時にあなた「可哀想だ」って言った。

これも一番楽な考え方。

それでどんどん、どんどん、不利な状況に追い詰められてきた。
中川先生に言われたように、頑張りますでなく、「弁護士の所に、行きます」です。
はい、わかりました、と妻。

たたみかける加藤諦三。
「わかりました」ってでなく、「これから弁護士の所へ行きます」です。
行きます、本当に探します、と妻。あの・・あんまり・・・

「探します」でなく、見つけなきゃダメです絶対に、と加藤諦三の念押し。
とにかく、今までの態度を続けていてはダメ。

可哀想なことはない。
『破廉恥な人を相手にして、お人好しの必要はありません』

みんなに優しいと言われると妻。
みんなに優しいと言うのは、あなた寂しいからと容赦ない加藤諦三。
なにしろ、誰にもトラブルがなく、優しくすれば良いというか・・・優しければ、いいんだって、と妻。

みんなにイイ人を演じている、八方美人で、と加藤諦三。
中川先生の言った事を、即実行してくださいと強く指示(背中を思い切り押す)

管理人のちょっとひと言

70歳とは思えない、頭の切り替えの素早さ。
この行動に、中川先生も楽しそうというか、嬉しそうでしたね。
でも、両先生の言う通りで、すぐに行動を起こさないと、この弁護士、すぐに対抗手段をとってきますよ。

実際、夫側からすれば、最低でも婚姻期間中に相続した2棟の賃貸アパートと、家賃収入は、旦那の物。
搾取されっぱなしってわけにはいかないってこと。
そこは、忘れちゃいけないと思います。

ただ、中川先生も「有責(ゆうせき)」とか「婚費(こんぴ)」とか、略しすぎです。
仕事も「退役」って、ちょっとまずくないですか?
個人的には、気になりませんが、人によっては、嫌悪感を示す人もいるかと。

まあ、そういった態度や物言いが、好まれてるとこありますけど。
ど素人と思って、お話して欲しいですね(坂井先生と対極にあって、バランスがとれているのかも)
分からない人には、さっぱりだと思います。

そうでなくても、法律関係の相談って、人気薄なんですから。(笑)

話しを戻しますが、子供達が煽らなければ、そのままスルーされていたかもしれない問題。
加藤先生も言ってましたが、別居して、変な同情するから、問題が複雑化してしまいました。
その時点で、はっきりさせておけば、良かったものを。

まあ、後の祭ですけど。
これってやっぱり、細かく30年分の計算することになるんですかね?
そう考えると、ぞっとします。

計算する方も、資料を提出する方も大変。
でも、確定申告してたでしょうから、ある程度は資料が残っているでしょう。
30年分、残っていればいいんですけど。

嫌でも何でもこの相談、裁判ってことになりそうなので、弁護士をお願いした方が絶対にいいですね。
このままだと最悪、全部夫の物だってことにもなり兼ねません。
夫側の弁護士が、このまま終わるわけはない。

もちろん、夫が断れば、それまでですけど、そんなことにはならないでしょう。
今頃、とことん行きましょうって話しになっているはず。
とすれば、悠長に構えている場合じゃないと思います。

加藤先生も、そこを気にしてるんですね。
言葉尻云々って思う方もいると思いますけど、言葉の表現ってそのまま行動に現れるもの。
時に、やる気なさそうにしてて、テキパキ動く人もいますが、そういう人は稀。

逆に、やるやる詐欺っているのもあるので、それもまた問題ですけど(笑)
とにかく、煽る意味でも、くどくどと言ったと思います。
すごく多くの問題を抱えた方を見てきた上でのくどさ。

聞いてる方の中には、反感を持った方もいるかもしれません。
でも、こういう煽る時の加藤先生って、優しさ溢れてると思いません?
相手の事を心配するからこそ、出る言葉だと。

まあ、ン年前の尻の青い頃は、間違っても思わなかったでしょうけどね(笑)

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