フランチャイズ失敗

テレフォン人生相談
権利関係

3年前にフランチャイズ契約を締結し、麺類の店を始めることに、契約者は相談者で店も切り盛りは次男がやっていた。売上不振が理由で先々月から休業している。土地を借りて、建物は自分で支払った為、安易に辞められない。契約条項にフランチャイズ失敗を理由に途中解約も5年間できない事になっており、競業禁止(競業避止義務)もあって、同種の麺類のお店も5年間はできない。ここまで拘束されるものなのか。本部から支給される食材、PB製品は原材料が高くて採算が合わない。PBを利用せず、自分で仕入れしたりしたいのだが可能だろうか。現状設備が使えればと思うのだが。

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テレフォン人生相談2016年3月4日(金)

パーソナリティ:ドリアン助川
回答者:塩谷崇之(弁護士)
相談者:68歳男性 妻 次男 同居

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送される相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
その為、情報不足になり捉え方によっては、他者と違う感想になることもありますが、それらはリスナーの環境や体験談が代わって補うためと思ってってください。
何度も繰り返し聞いてみたり、時を隔てて聴きなおしてみると、聞き漏らした言葉や自身の環境の変化や体験談が加わり、最初に聴いた時と異なる感想になる場合があります。
異なる感想を述べる方の背景を考えてみるという楽しみ方もありますし、編集者の意図を探るという聞き方も面白いので、色んな楽しみ方を探してみてください。

フランチャイズ失敗

フランチャイズで失敗した相談者、5年間途中解約できない契約条項と、店や設備は自らが支払い建てた為、継続して同種の麺類の店をやりたいのだが、競業禁止の契約条項もありできない。ここまで拘束されるものなのか。

途中解約と競業禁止

フランチャイズ契約上で、途中解約した場合に、契約条項の中に、フランチャイズで契約した事業の内容(同職種)を5年間やってはいけないという条項がある、これが拘束されるべきものなのか、お聞きしたい。

職種は麺類、3年前にお店を開いた。
その親会社との契約の中に、途中解約は、5年間できないという条項があったわけですか?とドリアン助川。
そういうことです、と相談者。

今現在、お店はどうなっているんですか?とドリアン助川。
中止していると相談者。先々月から休業している。
休業の理由は何ですか?とドリアン助川。
売上のダウンと返答。

支給材料の原価が高い

ドリアン助川から、フランチャイズ契約というのは、売上のどれぐらいを引かれる、親会社に戻すことになっているのか?と質問。
売上の5%と相談者。
95%は、あなたのお店の経営に使っていいという事ですね?とドリアン助川。

本部から食材の支給がある。自分達で仕入れる物は、ほとんどない。
ほとんど本部が関与しているので、原価率が高い事もあり採算が合わなくなったという一因もある、と相談者。

仕入れは自由にできなくて、原材料は親会社から買わなければならない。
世間で言うところのPB製品。
かなりのお客さんが来ないと、利益が出ないということですか?とドリアン助川。

原価が高いという事と、他の飲食に比べたら人件費も高めかなというのが、3年間やっていた中で思った。
もう一つの原因は、消費税が8%になった事。
これが痛かった、サラリーマンの方を主体にした場合、ランチで使えるお金は限られている。だから量販店の方に流れていったのも、原因の一つかもしれない。

フランチャイズ契約の縛り

いずれにしろ、経営が立ち行かなくなったので、見切りをつけて、先々月にお店を閉じたという事。
ところが契約上は、5年間は解約できない。
競業禁止のような条項があり、同店舗と同種のものはやってはいけないと、はっきりうたわれている。

これまで設備投資した物を、チャラにしてしまって、新しく設備投資するか、または、設備投資した物をそのままに、PBの物を使わなければ、できるのではないか、というのが自分の勝手な解釈。
自分達でもって、自前でやろうという事。

親会社と話し合いをしたが、契約条項にあるからということで、一店舗認めると、他の店舗にまで波及する恐れがある。
そのため、杓子定規に契約条項通りといか言わない。
そのまま経営を続けるか、ここでやめる場合には、違約金を払ってもらう?とドリアン助川。

違約金までは言われてないが、と相談者。
向こうが言ってきているのは、要するに同じ事をやっちゃいけないという事。
あなたとしては、どういうふうにしたいと、望んでいるのか?とドリアン助川。

契約の有効性

フランチャイズ契約の中において、こういった制限が、有効なのかどうかを、聞きたかった。
契約の書類を交わしてるわけですよね?とドリアン助川。
その条項を読んで、名前も書いたし、判も押した。

家族と次男が同居しているが、相談者はお金を出しただけで、次男が店を仕切っている。
次男の気持ちとしては、どうなの?とドリアン助川。
引き続き、飲食関係をやりたいと言っている、と相談者。

設備投資のお金は、あなたが払われたわけですよね?とドリアン助川。
肯定する相談者。
つまり、フランチャイズという事だが、店の建造物としては、自分で支払ったので、仕入れ先を変えて、もう1回トライしたいと、親子の気持ちがなっているのか?とドリアン助川。

現状設備でやり直したい

手続きどうのと考えれば、現状の設備が使えれば、ありがたいこと。
それを、フランチャイズの親会社は、できないと言っている。条項にあるから駄目だと。
契約の年月日、本契約は5年間になっている。

という事は、あと2年、契約満了まで頑張れば、お店を続けられれば、その後で、自分のお店としてやり直すという事、ラーメン店であるのなら、日本蕎麦屋に変える事は、OKという事か?とドリアン助川。
またそれも、麺類という表現があるので、麺類は駄目だということ。

ラーメン、うどん、日本蕎麦の関係は、あまり良い方向ではない。
サンドウィッチ屋さんなら、OKというjことか?とドリアン助川。
そういう事ですと、相談者。

契約解除と競業禁止の制限

契約解除や競業禁止については、不当、不公平であれば、公序良俗に違反することになる。事業主側もノウハウを提供して、早々に契約解除されたりすれば当然に損をすることになる。それを避ける上で設けられた制限であるかどうかが問題。

フランチャイズ契約は当事者の合意

2つの問題があると塩谷崇之。
途中で解約できるか?ということと
辞めた後で、競業禁止の条項があるので、類似の業種で営業することができるのか?ということ

フランチャイズ契約の内容、基本的にはフランチャイズの当事者の合意によって内容が決まる。
フランチャイズ法のような法律があるわけではない。
フランチャイズ契約の契約にどういう事が書いてあるのか、という事によって、権利義務関係が決まってくることになる。

厳密には、契約書を見せていただかないと、正確な事は申し上げられない。
一般的にフランチャイズ契約は、途中解約ができない、途中解約が制限されている。
解約した後の競業禁止というのは、通常はついている。

ノウハウ開示

途中解約できないのは、解約するにあたり、加盟店の側も設備投資することになるが、フランチャイズの親の方も、資金を投下する必要が出てくる。
ノウハウを開示することになる。
ノウハウ開示して、加盟店がさっさとノウハウだけ身に付けて、辞めてしまうと、ノウハウを開示した業者の側は、解約以降のフィー(fee;手数料)が入ってこないにも関わらず、ノウハウだけ相手に渡す形になってしまい、完全に事業主の側が損をすることになる。

契約解除の定め

なので、5年間は解約できないという条項を設けているのが通常。
ただし、契約解除できる旨の定めが、契約書に書いてあると思う。
通常は、解約する場合のペナルティ、一定の違約金を支払わなければならないと、なっていると思う。

あなたの契約も、そうなっていると思うが、と塩谷崇之
ペナルティの金額が、あまりに不当なものであるとするならば、それは、公序良俗に反するもので違法だと、いう可能性はある。
基本的に、契約をする時に、加盟店の側も契約書を読んで、納得をして契約をしている、なので解約を制限する条項が、直ちに法に触れて無効になるということにはならない。

基本的には、契約書に書いてある通り、中途解約は制限されるのはやむを得ない。

ノウハウ開示はリスク

競業禁止も同様の考え方。
競業してはならないという事を、契約書にある事を承知の上で契約をしている。
なので、基本的にはそれに拘束されることになる。

競業禁止をするのは、事業者側にとっても、それなりの理由がある。
中途解約の場合と同様に、ノウハウを提供するわけなので、その提供さしたノウハウだけ得て、早々に事業を辞めてしまって、そのノウハウを使って、自分で勝手に営業するという事になると、事業者側は、得られるべきフィーが得られないことになる、それを防ぐために競業禁止条項を設けている。

競業禁止の制限範囲

原則は、契約書にそういう条項があって、それを承知で契約をしたら、それに拘束される事になる。
これも、途中解約と同じで、競業禁止条項が、あまりに不当不公平である場合、公序良俗に違反するという事で、その競業禁止条項が、無効とされる場合がある。

例えば、競業禁止の場所的な範囲が、同じ店でやるのは、禁止するのは合理性があるが、別の場所に行ってラーメン屋を開く、全く日本の別の場所に行って、あるいは外国に行って、ラーメン屋を開くことまで制限されれば、それは行き過ぎだろうという事になる。

合理的な範囲、店舗あるいは、その周辺においてと、場所的な限定がなされていると思う。
事業の範囲も、麺類というくくりだと仰いましたが、およそ飲食店をやってはいけない、だと広すぎるという事になるんだと思う。
これは加盟店側の、職業選択の自由に反することになる。

これを不当に制限するような、競業禁止条項というのは、公序良俗に反して、無効とされる可能性がある。
相談者が先ほど言った麺類、もともとラーメン屋のフランチャイズで、麺類については、同種営業ということで、やっちゃいけませんよというのは、合理性が認められる可能性が高いんじゃないかというふうに思うと塩谷崇之。

おそらく競業禁止の期間というのは、ある意味、妥当な期間ではないかと思うと塩谷崇之。
10年、20年、一生やってはいけないという事ならば、それは公序良俗に反するという事になるのだろうが、5年という比較的限られた競業禁止の期間なので、あながち不当とは言えないと思う。

ノウハウを活かす

地域、禁止されてる範囲、そういうものを見た時、それなりに合理性があると考えられるので、そういう条項を承知の上で、契約関係に入った以上は、それに拘束される。

いや、それでですね、と相談者。
今まで、プライベートブランド、PBの原材料については、本部からの供給。
これを、独自に開発するというのも、駄目な範囲に入るのか?と質問。

独自に開発しても、ラーメン屋の営業のノウハウを、もらっているわけなので、仕入れとか原材料、それも大事だが、イチバン大きいのはノウハウ。
事業者からすれば、ノウハウ開示は、ある意味一大決心。

開示する以上、事業者は、それに見合った利益を得ることを期待している。
それが得られなくなるという可能性があるのであれば、その部分は制限することになる。

なので、材料を自分で見つけてきて、新しい製品を開発するとしても、麺類の飲食店の経営という範囲では、制限されてしまう。
逆に、契約書に書いてないような事であれば、ノウハウを活用することは構わない。
契約書で禁止されている事は、やってはいけないが、例えばサンドイッチ屋さんをやるにあたって、フランチャイズの中で学んだ事を活かしていく、これは問題のないこと。

禁止条項に、引っかからないようにしつつ、せっかく高いお金を払って、ノウハウを得たので、そのノウハウをどうやって生かせるかということを、考えて次のステップに進むのがいいのではないだろうか。

辞められない理由

ちょっと難しいとこに差し掛かっていると思いますが、お店はご自分の土地ですか?とドリアン助川。
いや、と相談者。土地だけ借りて、上物を私共でもって、建てたと。
その事情もあるので、辞められないというのも、ある。

これまでも、頑張ってらしたんでしょうし、知恵も出されてきたんでしょうが、なんとか乗り切っていただきたいと思います、とドリアン助川。
前向きに、アドバイスをいただいたのを活かしながら、進んで行きたいと思います、と相談者。

管理人のちょっとひと言

なんでも、フランチャイズで、お店を始めた方が、出店の継続期間が長いそうです。
つまり、自分でお店を出すよりは、はるかに上手くいくとのこと。
それはそうでしょう、成功例を元に、お店を出していくんですから。

なんで、フランチャイズ?ってことなんですが
案外、多いと思いますよ、この相談。
それで、失敗すると、大きな声出す人が多いですからね

甘くはないぞ、ってことなんでしょう。

知人にも、上手くいった人と、失敗した人とがいますが
明らかに、姿勢が違いますよね
どちらも一生懸命なんですが、受動的か能動的かとか、まあ色々ですよ

それで失敗したりすると、同じような反応です
自己の反省など、聞くこともなく、恨み節。
あれが出来たらとか、これが悪いとか、って感じかな

頑張る、考えるっていうのは、当たり前
そっから先ですよね
まあ、やったことないのに批判するのもどうかな?ってことで、もうやめます。

契約書の件については、多いですね、こういう人。
署名、捺印、しておいて、後から文句いう人。
そもそも、塩谷先生が話をしている段階で、内容はこうだったって言えないと。

契約の解除に関する事項なんか、載ってるはずだと思いますが。

つまりね、ここから姿勢が違うんです。
塩谷先生は、優しい言い方される事の方が多いので、丁寧に説明してくれましたけど
中川先生だったら、なんて言ったか。

あなたね、名前書いて、判子ついたんでしょ。
だったら、後からぐちぐち文句言っても、仕方ないでしょう・・・ってね。
いや、どうか分かりませんけど。

フランチャイズ契約を、どういうつもりで交わしたのか分からないですけど。
本来なら、人生の大勝負だと思います。
その契約について、事前に契約書の雛形もらっておくとか、法律用語が難しくて意味がわからないとか、確認しておくべきこと。

これやると、日本の場合は、嫌な顔されますけど、関係ないです。
自分の事なんですからね。
それを異常と言うのなら、そもそも、やっちゃいかんです。

と、思いますけどね。

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