親から自立するには

テレフォン人生相談
自立依存

10年間は実家を離れて働いていたが病気が理由で仕事を辞め実家に戻り今に至る、現在も月1回通院しながら無職の相談者。日中はたまにパートに行く父親と二人きりになるのだが、「ごはんできたよ」「お風呂湧いたよ」あれしようか、これしようかと、自分でできることなのに子供のように構われるのが煩わしい。マドモアゼル愛からは、あなたに負い目があるのではと問われる。死別した妻は病気がちで年に1回は入院していた。何回目かの入院の時に医療費を払えなくなり親に払ってもらった。まだ実家に居た時に就職で、自分の独断で選んで面接受けると、父親から何で親に相談しないで勝手に決めるんだよと言われる。就職するのは自分だから、自分が決めてもいいだろうという事で親子で大喧嘩、結果的に3ヵ月で辞める事となり、だから言っただろうと延々と言われ続けた。以来、親の意向に沿った先しか面接を受けられない相談者。埋められない溝は修復できないままとマドモアゼル愛。加藤諦三は自立と依存、成長と退行が葛藤していると指摘。できるだけ早く家を出ることを薦める。

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テレフォン人生相談2016年3月12日(土)

パーソナリティ:加藤諦三
回答者:マドモアゼル愛(エッセイスト)
相談者:40歳男性 妻と死別し独身 父74歳 母73歳 兄45歳 実家で4人暮らし

加藤諦三氏の〆の言葉『勇気とは不安が無い事ではありません。不安でも先に進むのは勇気です』

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送される相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
その為、情報不足になり捉え方によっては、他者と違う感想になることもありますが、それらはリスナーの環境や体験談が代わって補うためと思ってってください。
何度も繰り返し聞いてみたり、時を隔てて聴きなおしてみると、聞き漏らした言葉や自身の環境の変化や体験談が加わり、最初に聴いた時と異なる感想になる場合があります。
異なる感想を述べる方の背景を考えてみるという楽しみ方もありますし、編集者の意図を探るという聞き方も面白いので、色んな楽しみ方を探してみてください。

子供扱いする父親

無職の息子に対して、世話をやきたがる父親。大人なので自分でやるからと言っても、言う事を聞いてくれない。

何かと構う父親

40歳の妻と死別した男性からの相談。両親(父は74歳で母は73歳)と兄45歳の4人暮らし。
父親とのコミュニケーションが上手くとれないので、どうしたらいいのか?という相談。
相談者は今仕事していない。母親はパートに行っており、父親も時々仕事に行っている。

自分の部屋でゴロンとしていたり、休んでいると「いる?」と急に部屋に入ってきたりとか、「お昼だよ、ご飯たべない?」と下から叫ばれたりといった、小さい子供を相手にしたような感じの、なんか構って欲しいのかどうか、わかんないし・・と相談者。

構って欲しいのかどうかわかんないというのは、どういう事ですか?と加藤諦三。親の方が、あなたが構ってほしいと思っていて、「お昼ご飯たべない?」と
親の方から、何か自分の方に構ってほしいのかな?っていう感じで、声をかけてくるのか、今日みたいに一人で居ると寂しいのかな?みたいな感じで、声をかけてくるのだけれども、と相談者。

自分の身の回りの事は自分でできるのに、父親の方が、いろいろ、あれしようか?これしようか?と、言ってくる。
母親は、そういうのを見て、「もう、いい大人なんだから、黙っておいてよ、自分でやるから大丈夫だよ」って言う。
自分も、それやらなくていいよと言ってる事に限って、何回も繰り返しやってくるというのがある。

煩わしい父親

あなたとしてはうるさいということ、放っておいてくれということですか?と加藤諦三。
そうです、はい、と相談者。
母親との関係は、どうなの?と加藤諦三。
普通に話ができます、と相談者。

45歳の兄は、働いていて、朝出ていって、夕方帰ってくる生活。
なので、日中に家に居るのは基本的に、相談者と父親の二人になる。
昼に二人しか居ないところで父親が、昼飯だからご飯食べない?と声をかけられると「うるさいな」(相談者は、先に食べていてと繰り返し言っているが無視)、部屋でゴロンとしていると、勝手に部屋に入ってくる。

兄も同様に、自分の部屋で、うとうとしていると、「ご飯で来たよ」「風呂湧いたよ」と父親が部屋に入ってくることがあるので、煩わしく感じると言うのを聞いている。

父親とのコミュニケーション

今仕事していないが、かつてはどうだったか?と問う加藤諦三。
以前は実家から仕事に行っていた。
10年ちょっと前に、仕事の関係で県外に行っていた。
裏で咳込むマドモアゼル愛

10年ぐらい、実家から離れて暮らしていた。
最後の職場で働いている時に、体調を崩してしまって、退院と同時に実家に帰ってきて、今に至る。
仕事は探しており、何か所か面接は受けている。
仕事をやる気はあるが、今のところ見つかっていない。

加藤諦三、相談の確認。コミュニケーション父親と、どうしたらいいのだろ?ということ。

心理的に自立し家を出る

父親が干渉する理由を突き詰めていくマドモアゼル愛。嘘をつくつもりはないが、なかなか辿りつけない相談者。すると仕事をやらない理由から思わぬ証言が。心理的に自立して、家を出た方がいいとマドモアゼル愛。

体調を崩して無職、実家に戻る

奥さんとは死別されたという事だが、お子さんはいらっしゃったの?とマドモアゼル愛。
妻の方が再婚。連れ子がいたが、自分と妻との間には子供はいなかった、と相談者。
連れ子は、もう大きいので、ご飯だのといった世話をする必要はなく、県外で一人で住んでいる。

10年間、県外で仕事をしていて、最初は派遣の仕事として行っていた。
その派遣先で、契約社員にならないか?と言われて、契約社員になる時に実家を離れて暮らす。それでそのまま契約社員に切り替わって、ずっと働いていた。
その後に、体調を崩して辞めることになり、今では月に1回、病院に通っている。

親の干渉が煩わしい

話しを聞いていると、あなたの不満が僕には分からない、とマドモアゼル愛。
お父さんが、凄くあなたに気を使っているのはわかる。それが煩わしいという感じ?と
変な干渉が多い、と相談者・
具体的に干渉とは?とマドモアゼル愛。

自分でできることなのに、「風呂湧いたよ」「ご飯たべよう」という感じで、と相談者。
それを、優しいととる人もいると思うよ、とマドモアゼル愛。
自分としては、煩わしいというかウザイというか、と相談者。

負い目

なんで、煩わしくウザイと思うと思う?とマドモアゼル愛。
自分と離れて暮らしている10年間を埋めようとしているかな、とかと相談者。
あなたに負い目があるからじゃない、とマドモアゼル愛。

ですかね?と相談者。
本当は自分でも、今の生活のような事を、不甲斐ないと思っているんじゃない?とマドモアゼル愛。
それは、考えた事がないと、相談者。

持病があるにせよ、40歳で基本健康で、面接は受けましたと言うけれど、あんまり真剣さは感じられないじゃない、とマドモアゼル愛。
あなたとしては今の境遇で、良しとしているわけです。
それをお父さんも、お母さんも、普通なら、いい歳の人だから、家にいくらかぐらい入れろとか、言うもんじゃないか?と。

そんな中で、「ご飯を食べたか」とか「お風呂湧いた」とか、遠回しに自分を責められている、そんな気になるってことじゃないかな?とマドモアゼル愛。
責められているというか、追い立てられている感じ、と相談者。
もっと、外行って仕事しろとか、そういうような思いが、その言葉の中にあるっていう事か?とマドモアゼル愛。

見守る親

肯定する相談者。
「昼ごはんたべない?」とか「お風呂が沸いたよ」とかの中には、僕にはそれは感じられない。でもあなたの中に負い目があるから、そういうふうに感じちゃうだけなんじゃないの?とマドモアゼル愛。

お父さんは、凄く心配して、あなたを見守っているのではないか?と。
何か、お父さん、お母さんを心配させたような事が、あったんでしょう?とマドモアゼル愛。
正直、ありました、と相談者。
もし良かったら、話してくれる?とマドモアゼル愛。

仕事をやらない理由は

県外に住んでいる時期に、奥さんになる女性と付き合う事になり、彼女が結構な病気がちで、年に1回、毎年入院しているような感じだった。何回目かの入院の時に、医療費が払えなくなり、親に助けてもらったりとか、そういったことがあったり、自分は本心じゃない事を、彼女に、何で私を守ってくれないの?という感じになってしまって、思ってもいない事を言っちゃったってことは、確かにあります。と相談者。

奥様を心理的に、追い詰めたって事が、あったっていうことね、とマドモアゼル愛。
でも、それは奥様の死別とは関係ないでしょ、と。
それを見ていた両親が、息子の性格に心配を感じたというレベルまで、いってたということ?とマドモアゼル愛。

そういう可能性はありますね、と相談者。
こう言っては申し訳ないけど、とマドモアゼル愛。
嘘はついていないと思うが、何か重大なベースになることを、避けて話しているような気がする。
たとえば、仕事をやらない理由とか、若しくは、これからあなたは、どう生きていきたいのか、ということを含めて、仕事をやらないのは、なぜやらないのか?と。

勝手に就職

最初はドクターストップが、かかっていた。
それが、医者から働いていいと、OKが出て、まだ実家に住んでいる時に、ある会社を辞めて、次の会社を選ぶとなった時に、自分で独断で選んで、ここ面接受けるねって親に言って行った。
すると、父親から、何で親に相談しないで、勝手に決めるんだよ、と言われて、就職するのは自分だから、自分が決めてもいいだろうと、そういう事で親子で大喧嘩をした。

結果、その会社では3ヵ月もたなくて辞めることになる。
営業の仕事だったが、普通の営業と違うような営業だったので、辞めざるを得ない状況になった時に、「だから言っただろう」「だから言わんこっちゃない」といった感じで、しばらくはその話しを、延々と聞かされたということがある。

自立し家から出たい

マドモアゼル愛がまとめる、事件とか結婚の事を通して、お父さんとあなたとの中には、何等かの意見の対立と、どこか修復していない溝ができたってことだよね。
そうすると、家に居ずらくならないか?とマドモアゼル愛。

正直、家から出たくてしょうがないのはある、と相談者。
時給800円でも900円でも、仕事はあることはある、そういう処は嫌なんだ?とマドモアゼル愛。
時給で、何か所かあたって、自分でコレ選んだんだけどと言っても、ハローワークで資料をもらってきても、これはああじゃないか、こうじゃないかと、けっこう弾かれて、自分がいいな、と思っている処を受けさえてもらえない、と相談者。

じゃあ、今でも一人前だと思われていないということだね、とマドモアゼル愛。
だから、あなた自身も、お父さんやお母さんから、心理的に自立していないから、気になるんだよね、と。
完全に、自立していたら、心配かけてるな、ぐらいの話しで済む内容。
今、追い込まれているわけだよ、とマドモアゼル愛。

僕からは、仕事の面からも、自立する以外ないなと思うが、と加藤諦三にバトンタッチ。

親から自立する

家を出たいとあなたは言った、それは本音。
しかし、同時に家を出たくないというのも、本音では?と加藤諦三。
両方だと、肯定する相談者。

自立と依存、成長と退行、あなたの中で、この2つが葛藤している。
これは、成長を選ばなければ、先がない、と断定する諦三。

成長を選ぶとしたら、自立ですよね?と相談者。
自分で、動けるようにならないといけないですよね、と続ける。
そういうこと!不安だけれども、成長への願望の方を選ぶという事です、と加藤諦三。

いい意味で、自分の我を通すという事ですか?と相談者。
我を通すのでなく、成長するといういことは、良い事に決まっている。
成長しなければ、どんどん、どんどん行き詰る。しかし、ぶつぶつ、ぶつぶつ、父親との関係に文句を言いながら、こうやって家に居るのが一番楽。

文句を言っているようだが、それが一番の心の安らぎなの、と加藤諦三。
矛盾しているから苦しい。
苦しいのは事実、だけど解決に向かうか、苦しんだよって文句を言っているか、どっちが楽かと言えば、文句を言っているのが一番楽。

あなたは今、悩んでいるが、悩んでいることが、あなたの救い。
悩んでいる事が、あなたの癒し、「親父がうるせぇんだよ、部屋でごろんとしてたら、急に入ってくるんだよ」、文句言っているのが、イチバン楽で、安らぎで救い。

解決に踏み出すという事は、不安の中でも、先に進むという事だから。
先に進もうとするのが、不安なんでしょ?と加藤諦三。
肯定する、相談者。

だから、この不安を誤魔化していたら、90歳まで事態は変わらない。
解決してくれと言っても、解決できません。
自分が不安でも、先に進まないといけない。

とにかく、早く家をでましょう、と加藤諦三。

『勇気とは不安が無い事ではありません。不安でも先に進むのは勇気です』

管理人のちょっとひと言

んー、思わず唸ってしまうアドバイスでした。
結論としては、同じなんですが、納得いかないアプローチ。
この手の相談は、たくさんあると思うんですけど・・・

親に対して「負い目」があるって、そんなん誰だってあるでしょう。
逆も然り、それはないよマドモアゼル愛先生。
そんな占い師みたいなアプローチは、ないですわ。

力技で、就職に親の干渉を導き出したのには、この人凄いわ!って思いましたけどね。
なんか、ヒントになる言葉尻でもあったのか、閃きか。
そこは素直に、さすが!って思いましたけど「負い目」は卑怯です(笑)

まぁ、この40歳の男性にだけでなく、45歳の兄に対しても同じ事をしてるわけです。
たまたま無職で、父親と接触する機会の多い、相談者の方が、結果的に父親からの干渉を多く受けているにすぎません。
で、これは実際、小さな頃からあったはずなんですね。

ただ、仕事をしていたでしょうから、母親ほどの接触がなかったので、気が付かなかっただけ。
10年間、家を出ていたから、唐突に感じたかもしれませんが、もともと父親はこういう人です。
子離れができていないというか、子供への執着がまだあるんですね。

歳を重ねると、もっとひどくなります。
どれだけ、お願いしても、止まる事はないです。
逆に父親の事を、もっと探ると、その理由が見えてくるはずですよ。

そういう子供への執着というか、干渉しようというのは、就職の件でも明らかです。
面接を受けるのに、親の同意みたいなものが必要になる。
子供のすることに、壱から拾まで口を挟みたくなる。

お兄さんが、独身で未だに家から出ていけない理由も、その辺りにあるのかもしれません。
まあ、長男ですから、家に居ても不思議ではないんですが。
少なくとも、10年以上前、30歳になろうとする息子に対して、そこまで自由意思に任せず、自分の管理下に置こうとする。

また、息子がそれに反発できない状態。
そういう育てられ方をしてきたんですよね。
気を使っている?優しい?・・・いやいや、とんでもないです。

そうすることに、満足してしまっているんですね。
というか、そういう生き方しかできないんですよ。
たぶん、そういう状況で、育ってきたと思います。

だからね、家を出るしかないっていうのは、正解。
これこそ、加藤先生が解説している通りです。
思っていてもできない、依存があるから。

何十年もかけて、依存体質にされてしまっているのは、面接の件からも明らかですよね。
待っていたって、何の解決にもなりません。
自分の意思で、吹っ切らないと。

10年、県外に居たのは、チャンスでした。
病気さえしなければ、良かったんですが、戻ってきたから、また縛られてしまった。
本当に、家を出ないと、もっともっと干渉してきますよ。

誰も手助けできません。
自分で断ち切らないと。
その為にも、一刻も早く家をでるんですな。

まずはそこから。

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