子供を置いて別居した嫁

テレフォン人生相談
父子家庭

テレフォン人生相談2016年5月2日は、加藤諦三&中川潤。30年位前に夫と死別、2~3年前まで一人暮らしだった66歳の相談者。今は40歳の次男と同居中。保育園年長で5歳の孫を置いて出て行った次男の嫁、孫の世話をするため同居することになる。母親は、仕事で忙しくて帰ってこれないと息子は孫に話している。孫はこれまで、ただの一度もお母さんはいつ帰ってくるのか?と聞いたことはないのだが、父親が出張などで帰ってこないと「お父さんは帰ってくるかな?」と夜中に起きて泣く。孫が不憫で、母親は帰って来ないということを、伝えるべきかどうかで悩んでいる。父子家庭で、息子は孫の為に自分の人生をかけるとまで言っており、休みの日は、どこでも一緒に居るし、孫は父親の居場所を確認している。

スポンサーリンク

テレフォン人生相談2016年5月2日(月)

パーソナリティ:加藤諦三
回答者:中川潤(弁護士)
相談者:66歳女性 夫は30年ぐらい前に他界 2年前から次男40歳と同居中 孫5歳保育園年長

加藤諦三氏の〆の言葉『別離の脅しほど、子供を怯えさせるものはありません』

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送された相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
音声はありませんが、文字起こしから、曖昧な返事や、相槌、繰り返し話される言葉は、極力カットして、なるべく意味が通じるように編集したものになります。
聞き漏らした方、もう一度、内容を確認したい場合に、ご利用ください。

読むテレフォン人生相談

66歳の女性から、主人は30年くらい前に亡くなり一人。
子供は3人、2~3年前までは一人だったけれど、孫の世話で40歳の次男と同居することになる。
同居することになったのは、次男のお嫁さんが、子供置いて家を出たため。

子供を置いて家を出た母親

この次男の方は、離婚してるの?(加藤諦三)
別居中です、今のところは。(相談者)
子供を置いて出たっていうのは、別に離婚に結びついてないということですね。(加藤諦三)
離婚前提にだと思います。(相談者)

今は、離婚前提に別居中ということですね。(加藤諦三)
お孫さん、何歳ぐらい?あなた大変だと思うけど。(加藤諦三)
保育園の年長です、5歳です、男の子です。(相談者)

母親の家に帰ってこない理由は、仕事が忙しくて、家に帰ってこないんだっていうふうに、孫に伝えているみたい、父親が。(相談者)
それで本人は、納得はしてると思うんですけど、たまに父親が出張とかで不在の時は、私と夜、寝るんですけれども。(相談者)

そういう時に、ちょっと不安になって、「お父さんは、帰ってくるんかな?」って、夜中に起きて、泣いたりしてですね、ちょっと不安がるものですから。(相談者)
はっきりと、「もう、お母さんは帰ってこない」ことを、本人に伝えてですね・・お父さんと二人の生活・・婆ちゃんも入れて、3人の生活だよっていうのを伝えた方が、いいのかな・・って思ったりして悩んでるとこなんですが。(相談者)

お父さんは帰って来るかな

父親も、伝えないといけないとは言ってたんですけども、「まだ幼いので不憫だよね」っていう話しをしてたんですけどね。(相談者)
ちょっと父親が、出張の時なんか、必ずそう不安がって、「帰ってくるかな?」って、「自分のお家に帰ってくるんかな?」って、泣くもんですからね、気の毒で・・(相談者)

あの、そういう言葉で泣くんですね、「お父さん、帰ってくるのかな?」っていう。(加藤諦三)
はい。(相談者)
周りの大人が想像してるんじゃなくて、そういう言葉でちゃんと・・(加藤諦三)
はい、言います、はい。(相談者)

ということは、もう5歳のお孫さんは、知ってますよね。(加藤諦三)
・・・お母さんが、仕事で忙しいっていうのが、嘘だっていうこと。(加藤諦三)
はーい、忙しくて帰ってこれないっていうのと、父親が帰って・・仕事だよって言って、出張とか飲み方とかするもんですから、母親と同じようにお父さんも帰ってこないんじゃないかっていうところに、結び付けてるんだっていうのを、ちょっと感じるもんですからね。(相談者)

父親の居場所を確認

いや、これは、もの凄い不安ですよね。(加藤諦三)
はあい、もう気の毒で、しょうがないんですよ。(相談者)

だって、お父さん・・お母さんが今いないと。(加藤諦三)
それで、説明は仕事で忙しいって説明だと。(加藤諦三)
それで、お父さんが今、仕事で出張・・これは本当のことなわけですけども・・(加藤諦三)

そうです、はい、ちょっと出張が・・はい。(相談者)
そいで今、あの、なんていうのか、そのお孫さんがですね、お母さんについて、「お母さんは、どこ行ったの?」とかって聞いてないわけですね?(加藤諦三)
うん、それはですね、不思議なことに1度も無くて、母親求めて泣くとかですね、そういったことは、一切ないんですね。(相談者)

それで、一切のその事を、お母さんについては、言ってないと。(加藤諦三)
だけど、お父さんについては、言ってると。(加藤諦三)
お父さんとは凄く、小さい時からお父さん子で、今も寝る時も、お風呂も、どこに行くにも、一緒で。(相談者)

家の中に居ても、お父さんの居場所を確認してですね・・(相談者)
それはそうですよ、お父さんの場所、確認するのは当然ですよ。(加藤諦三)
だって、お母さんの場所が確認できてれば、まだいいですけどね。(加藤諦三)
ああ、そうなんですね。(相談者)

だって、お子さんは、お母さんの場所を確認できてないわけでしょ。(加藤諦三)
これは、もの凄いことです。(加藤諦三)
確認できてるのと、あそこに行けば、お母さんに会えると思ってる場合とね、どこに居るのか分からないっていうのは、これは、もの凄い違いですね。(加藤諦三)

今、どこに行けば分かんない、ということですからね、大変に辛いと思いますけれども・・
それで、今日の相談というのは・・いつ話をしたらいいか?っていうこと?(加藤諦三)

孫は知っている

そうですね、まだ幼いので、今伝えるのも、ちょっと、どうかな?と思ったり、早く父親が、もう帰ってくるかなぁという不安を持ってるので、早くその現状を分からせたいっていうか、伝えた方がいいのかですね。(相談者)

本当のことをね・・ただ、よく分かんないのは、本当のことを知ってるというふうに、考えた方が、ごく普通ですよね。(加藤諦三)
ああ、そうですか、はい。(相談者)
だって、一度・・おかしいじゃないですか、お父さん帰ってこないの、帰って来ないのって心配して、お母さんの方について、言ってないんでしょ。(加藤諦三)

言わないですね、はい。(相談者)
おかしいと思いません?(加藤諦三)
ああ、そうですね。(相談者)

大変難しい・・感情の入った、相談ですけれども、そういう人間関係の感情その他全てを含めてですね、大変造形の深い弁護士の中川潤先生がいらしてるので、伺ってみたいと思います。(加藤諦三)

中川潤アドバイス

あの、ちょっといくつか教えてください。(中川潤)
土曜、日曜なんかは、息子さんの仕事、職場の問題で、普通に休日なんですか?(中川潤)

息子は孫とずっと一緒

あ、そうです。日曜、土日、祝祭日は、もおう休みで。(相談者)
休みなんですか。(中川潤)
はい、孫とも一緒にずっと・・(相談者)
で、そういう時には、お孫さん、あなたから見ればね、息子さんとね、お孫さんと息子さんは、お孫さんと一緒にね、遊んであげたり、何したりっていうのは、きちんと時間割いて、お付き合いはちゃんとしてあげてるの?(中川潤)

あ、もう子供中心です。(相談者)
自分はもう、自分の人生もいいと、この子のためにということで、まあ親としてはね、本人も、自分の人生築いて欲しいと思うんですけど、息子は子供のために自分の人生も、かけるっていうことで、母親ができないようなことも、極力いろんなことに挑戦したり、スポーツやらね、していますね、はい。(相談者)

あのね、今の仰ったとおりに、息子さんがですよあなたの、精一杯自分の子供中心にね、自分の人生は多少・・仕事の関係でね、差し障りがあっても、自分の子供の方を優先するとまでね、今おっしゃってるような状況で、この子の為に俺は生きて行くんだっていうふうに仰っているんであれば、いるんであれば、それはもう息子さんに任せればいいことじゃないですか。(中川潤)
ああ、そうですか。(相談者)

父親の判断に任せる

うん、その彼が、要するに今のお孫さん、そりゃ、お父さんとお母さんがね、別れちゃうというのはとっても辛いことです。(中川潤)
ね、辛いことだけど、どうしようもないことです。(中川潤)
受け入れざるを得ない、で、おそらくね、その子も本当に、感受性の豊かな子だって思うんですよ。(中川潤)
とても敏感です、はい。(相談者)

さっきの話聞いてると、だからおおよそのことは分かってるんですよもう。(中川潤)
ああ、そうです、はい。(相談者)
で、お婆ちゃんと寝た時に、お父さん遅いと、そうは言っても5歳ですから、不安になって「パパ帰ってこないんじゃないの?」ってね、そういう気持ちになってつい言葉が出てしまう。(中川潤)

だけど、だけどね、お父さんが、しっかり受け止めてれば、お父さんの愛情がしっかりしてれば、そこで曲がっていったり、変なふうになったりすること絶対にないですよ。(中川潤)

ああ、そうですかね、はい。(相談者)
うん、で、一番、その子のために生きようと考えているお父さん、息子さん、息子さんが何時言うか、どういう風に言うか、それは息子さんの判断に任せるのが1番ですよ。(中川潤)

杓子定規に考えて決めない

ああ、そうですかね、ま、息子と、話し合って、いつ頃にっていうことでね、あの、息子もまた・・(相談者)
いつ頃にっていうか、その辺もね、もう息子さんが考えればいいことだと思うの。(中川潤)

何かのきっかけで、話が出たときに、あるいは言うことになるのかもしれない。(中川潤)
何時言おうとかね、こういうふうに言おうとか、そう杓子定規に考えて決めてやることでは僕はないと思う。(中川潤)

ましていわんや、さっきから話を聞いてると、とっても何て言うのか、利口なお子さんですよ、お孫さん。(中川潤)
うん、そうですね。ちょっと敏感過ぎるので・・(相談者)
人の気持ちがとってもわかる。(中川潤)
はい、そうです、はい。(相談者)

ですから、さっきから加藤先生も仰ってたけれども、もう薄々以上にね、お母さん帰ってこない事は分かってるんですよ。(中川潤)
だから、くどいけれども、息子さんに、お前が、いいと思う時に、おまえの口から、説明してやんなと、それがいちばん普通の考え方じゃないですか。(中川潤)

この子の為に生きてやる

で、お婆ちゃんとしてはむろん耐えられないですよ。(中川潤)
お孫さんが一緒に寝てるときにね、「パパ、帰ってくるのかな?」なんて、押し殺して、泣いてる状況見るとね、もう、不憫でたまらなくなってくる。(中川潤)

それはとってもよくわかる。(中川潤)
うん、だけど、だけどね、とっても僕は素晴らしいと思うのは、お母さんの息子さんが、その次男の方が、俺の人生この子のために生きてやるんだっていうぐらいの息子さんをお母さん育てたんだから、大した息子さんじゃないですか。(中川潤)

うん、そうですね。(相談者)
息子○▽♯ですね、はい、孫を大事にしてるので、それが救いですね。(相談者)
そうですよ、だからその息子さんに任せなさいな。(中川潤)
はい、わかりました。(相談者)

と、私は思いますよ。(中川潤)

加藤諦三まとめ

今、中川先生の仰ってた通りでね、こちらからあえて言う必要はないですね。(加藤諦三)

親の居場所が分からないのは不安

あのね、子供が最も不安になるのはね、怒られた時とか、なんかそういうのじゃないんですよ。(加藤諦三)
親が、どこにいるのかわからないって言うのが不安なんですよ。(加藤諦三)

だから子供が、出て行けって親から怒られるのと、そんなに悪い子ならお母さんは出ていっちゃう、家出ていくって、どっちが恐ろしいかって言うと、圧倒的に後者なの、お母さん出て行くっていう。(加藤諦三)

この方が怖いんです、出て行けっていうのは、そんなに・・お母さん、家出て行っちゃうっていうほど、怖いんじゃないんです。(加藤諦三)
それは、出て行ったとしてもね、お母さんに怒られて出て行ったとしても、お母さんは、ここの家に居るんだっていうことは分かってるんだ。(加藤諦三)

孫を安心させる

だから、そのお母さんのことも、分かってますからこの子。(加藤諦三)
うん、だからお父さんが出張で怖い時には、もしそういうことを言えばね、もうおとうさん帰ってきたら、今度一緒に何しようかっていうような、お父さんは必ず帰ってくるんだというね、そこの点をしっかり、お孫さんに安心させることですね。(加藤諦三)

ああ、はい、そうですね、わかりました。(相談者)
だから、今度あの・・あの、お父さん帰ってきたら、何食べようかって、お父さん好きなもの何だっけとかって言ってね、お父さんの話しをしてればいいわけですから、一緒に。(加藤諦三)

はい、わかりました。(相談者)
いっしょにね。(加藤諦三)
だから、お母さんが仕事で忙しいっていうような、そういう嘘は、この子に通用しないです。(加藤諦三)

『別離の脅しほど、子供を怯えさせるものはありません』

管理人のちょっとひと言

信じられないほど賢い子ですね。
2~3歳の時に母親が家を出ていって、それから祖母と同居。
でも、その時から、お母さんを求めて泣くことが一度もない。

本当にそうだとしたならば、母親が帰って来ないことを、確信してますよね。
子供が母親を求めないって、どういう時なんでしょうか?
物心がつく前から、実質、子育てしてこなかったのかもしれません。

居るだけの存在、子供の同級生のお母さんが、そうでしたけどね。
一切合切、父親が、お世話してました。
それと、同じなら、考えられなくもないかな。

だからといって、母親を拒否してるわけではないでしょうから。
その存在がなくなるというのは、感覚として、分かってはいても、不安にならないわけではないでしょう。
わかんないですけど。

だから、その確信を、確定してしまうというのは、子供には辛いかもしれません。
大人だってそうでしょう。
そうなんだろうって思っていても、そうなんだって確定してしまうと、それなりにショックな事ってあると思います。

子供なら尚更、タイミングが重要ですよね。
大人の都合で、知るのではなく、子供の都合で知ることになる。
そちらの方が、いいでしょう。

まあ、目の前で子供に、どうしようもない事で泣かれるというのは、辛いもんです。
この相談者の気持ちは、分かりますけどね。
親ではないので、そこは、大人として我慢しかないです。

次男もね、10歳前後で、父親を亡くしてるわけですから、子供の気持ちを一番理解できるのは、父親しかないです。
よく考えたら、相談者は、親としての立場でしか、知りませんが。
次男は、自身が、父親を亡くしてるという、その時の気持ちを知ってるわけですものね。

よく考えなくても、親がいなくなるって、子供にしたら、とんでもない重圧なんですね。

スポンサーリンク

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントする


※メールアドレスは公開されません。

Comments links could be nofollow free.