要介護の両親を介護拒絶

テレフォン人生相談
介護拒絶

8ヶ月前に弟が急死。90歳超えた両親は2人共、要介護2で母は痴呆が進んでいる。1週間に1回親の介護をしに行っていたが今は両親の家に住み込みで介護、夫は夫の実母に付き添って介護している。弟は生前、嫁は気が利かないから、姉貴頼む。何かあったら俺がお金を出すからと言っており嫁は一切介護をしていない。弟が亡くなって4ヵ月後くらいに嫁から「姉貴に申し訳ないから姉貴にも少し残してやってくれ」と弟が言っていたことを聞かされたが、お金が入ってくるとすっかり忘れたようで、7000万近くの遺産を両親と話し合い、880万を両親に分け残りは自分が相続した。両親の介護とアルバイトで体調が悪くなり一時だけの介護を弟嫁に頼んだらハッキリと断られる。介護が無理なら介護費用だけでも出してもらいたい。

スポンサーリンク

テレフォン人生相談2016年3月9日(水)

パーソナリティ:今井通子
回答者:大迫恵美子(弁護士)
相談者:60歳女性 夫64歳(実母の介護) 長男38歳独立 長女36歳独立 8ヵ月前に他界した実弟 弟の嫁 90歳超えた両親

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送される相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
その為、情報不足になり捉え方によっては、他者と違う感想になることもありますが、それらはリスナーの環境や体験談が代わって補うためと思ってってください。
何度も繰り返し聞いてみたり、時を隔てて聴きなおしてみると、聞き漏らした言葉や自身の環境の変化や体験談が加わり、最初に聴いた時と異なる感想になる場合があります。
異なる感想を述べる方の背景を考えてみるという楽しみ方もありますし、編集者の意図を探るという聞き方も面白いので、色んな楽しみ方を探してみてください。

介護拒絶する弟嫁、せめて介護費用

急死した弟の嫁に、体調が悪くて、両親の介護を少し助けて欲しいと言うと、はっきりとお断りされてしまう。気持ちがないのなら、せめて介護費用を出させるという手段はないのだろうか。

要介護2の両親を介護

実弟が8ヵ月前に亡くなる、急死だった。
高齢の両親を週1回、相談者が看ていて「姉貴、助かるわ」と弟、「何かあったら、お金は俺が出すから」と言っていた。
結局、弟が急死して、貯金や国債等で約7000万円の遺産相続があり、弟の嫁が、法定相続人ということで、両親に約880万円、残りは嫁が相続することになった。

弟の相続については、両親と弟の嫁との間で、話し合いをしたことなので、自分は何も言えない。
この間、自分が体調を崩した。何日か、親の面倒を看てくれないか?と言ったら、はっきりと断ってきた。
その後、何回も連絡をとっても、連絡を返して来なくなった。

両親は90歳超え、介護にもお金がかかるので、そういう場合は、弟の嫁から介護の費用がもらえるものなのかどうか?

相談者60歳、ご主人が64歳、子供は2人で、長男が38歳、長女が36歳。
弟には、子供はいない。
両親は要介護2で、2人だけで住んでいて、週1回、相談者が介護していた。弟はお嫁さんを(介護に)出すことは一切なく、その代わり、お金だけは出すという話しになっていた。

急死した弟嫁の態度

相談者の家は、息子・娘はそれぞれ家庭を持っている。
ただし、主人は主人の母親が高齢なので、自分の親の介護に付き添いで行ってしまっている。
自分は、自分の両親の方へ、付き添いで来ている。

両親は、老後、ある程度のお金は持っているか?と今井通子。
父は厚生年金、母は国民年金、と相談者。
今は年金だけでやっていけるが、母の痴呆が、かなりひどくなってきているので、自分の手に負えなくなれば、施設にお世話にならなければいけないかもしれない感じ。

自分の調子が悪かったのは、介護とアルバイトで忙しくて、少し助けてと言ったら、はっきり言ってお断りと返事があったので、「ん?」となった。
助けてと、言った時に気持ちがないのならば、せめてお金をだすという手段はないのか?

介護拒絶の嫁、法的手続きで身内でなくなる

介護拒絶する弟嫁の態度が許せない相談者だが、法的手続きをとることで、身内でなくなることができる。そもそも血の繋がりのない弟嫁、あくまでも相談者の両親で、相談者と同じ責任は負わない。

婚姻関係終了届

両親は、家を持っており、相談者は今、介護でその家に一緒に住んでいる。

弟の嫁さんは、もともと、相談者の両親と、上手くいってなかったのか?と大迫恵美子。
亡き弟は、嫁は気が利かないから、姉貴頼むとずっと言っていた。
そういう嫁なので、あえて親の面倒を看させなかったと言っていた。

今の段階で、嫁の方は、法的手続きをとっていないと思う。このような状態で、もういいと考えたならば、『姻族関係終了届』を出すことで、もう身内ではないですよ、ということができる。
なので、あとは嫁の気持ちひとつ。実際には『血族』ではないが、『親族』ではあるので、観念的には扶養なり、助け合う義務が観念できるが、法律上、弟が生きている時とは違う立場なので、法律問題として詰めていくと、相談者よりはずっと、両親に対して介護、協力などの義務の程度は弱くなっている。

弟嫁に介護する気はない

弟が亡くなって4ヵ月ぐらい経った時に、弟と嫁が話した内容で、姉貴に申し訳ないから、姉貴にも少し残してくれみたいなことを、弟が言ったということを、嫁が言った。
書面ではなく、口頭であり、遺産が全部、自分の手元に入ると、そういう事は、「スッカラカン」で、何も連絡が来なくなってしまったが、こういう事も、仕方ないのか?と相談者。

そこの処が、イチバン不満なんですかね?と大迫恵美子。
亡くなった方の思惑、今までの親戚付き合い、こういうものをちゃんと調整して、上手くやってくれるなら、問題はない。
手伝ってと言った時に、ちょっと手伝ってくれれば問題はないが、やってくれない処を見て、やってくれずに連絡もしてくれなくなってくると、おそらくやる気はないんだと思う。

介護費用を出させる方法はない

やる気のない人に対して、亡き弟が言っていた事(お金を出す)を実現する方法は、法律でどうなっているか?という事になるのだが、遺言書でもあれば良かったが、それもないとなると、弟の遺志を実現する方法は、相続人に任された状態となる。

相続人である、嫁と両親が、相談者にも分けてあげましょうか、という相談をすればいいのだが、それがないので、そういう気がない人達に、無理矢理そういう気にさせる方法というのは、少なくとも遺言書が残っていない以上、はっきりと実現する方法はない。

相続人の方々が、話し合って自分たちの貰うべき物の中から、あの人にも分けてあげましょうか、という話しをして、どこから出すか、両親の取り分の中から分けるとか、話しができれば良かった、あるいは嫁が貰うべき物の中から、いくらかをお姉さんにあげましょうという申し出があるとか、あれば良かったのだが、それがないので、相談者が、それを貰う方法というのは、現時点ではない。

ああ・・・と落胆する相談者。

相談者の両親で弟嫁とは血の繋がりない

880万の相続分が、両親の元に行っているので、それを使って下さいという事だと思う。
相続分をもらっている両親が、もっと自分達の老後について、責任を負えというのは、難しいと思う。

唸る相談者、半べそをかきながら、なんとか肉体的に助けられないのなら、経済的にもちょっと助けていただきたい、いける何かがあればいいのになと思ったと。

金銭的な面で、弟が裕福であったと思うが、そういう物を、嫁が独り占めするようなふうに見える事が、癪に障る、気になると思うが、そうは言っても、相談者の両親。
弟が亡くなってしまった今となっては、相談者が責任を持っていかなきゃいけない立場になった。

そうは言っても、弟の嫁は、もともと血の繋がっていない人。
嫁にも、自分と同じように責任を持てと言っても、法律においても、そうは考えていないし、実際にも難しいと思うと大迫恵美子。

彼女にそういう気もちが芽生えればいいんですけど、と相談者。
芽生えないのだろうから・・・と涙ぐみ、私が頑張りますと。

弟嫁はあなたの家族ではない

おわかりいただけましたかと今井通子。
お嫁さんはそもそも、一人になってどうしよう?と思ってらっしゃると思う、子供もいないので。
今後、自分の老後も考えなければならない。

あちらには、あちらの悩みもある、相手の事を考えれば、そうは無理は言えないのかな、と今井通子。

悲しいです、と相談者。
せっかく、縁があって弟と結婚・・・

でも、それは弟さんの家族の話しだから、と今井通子。
あなたの家族ではないから。

たぶん、彼女は、弟という肉体が亡くなれば、もう関係ないんだろうな、とは思います。と相談者。
そうそう、そうなのよ、と今井通子。

管理人のちょっとひと言

最初に、相続のおさらいです。
弟には配偶者はいますが、子供はいません。
両親共に存命中で、姉が一人います。

弟の配偶者である嫁が言っている法定相続人は、誰がなるのか。
これは、常に配偶者であり、相続の第一順位の子供がいなければ、親が相続人になります。
法定相続における割合は、配偶者が3分の2、両親併せて残りの3分の1(6分の1ずつ)となります。

配偶者のみと、勘違いする人が多いので念の為。

最初に、この説明をするのは、880万円親が分けてもらったのは、けして介護費用ではないということ。
その意味が多分にあるのでしょうが、そうでなくても貰える分。
むしろ、片方が貰える遺留分よりも少ないという事です。

法定相続通りなら、約2330万円ほどになります。
遺留分でさえ、その半分の約1165万円。
両親がきっと、お嫁さんの為に話し合いで譲歩したんでしょうね。

ちなみに、7000万円が貯金や国債だったらという前提でのこと。
不動産が含まれていると、土地建物はいらないっていう事になりそう。
とするなら、大迫先生が880万円に納得していたのも、うなづけます。

という事を前提に考えれば、相談者が言っている事は、おそらく両親の意思からも外れています。
両親と弟の嫁とは、しっかり話し合いができていて、両親からすれば、880万円分けてもらって、残りを弟の嫁に渡して、今までありがとうってことだと思いますよ。
自分達が、本来もらえる金額を要求しなかった事は、弟が急死して、一人ぼっちになり不安なお嫁さんを案ずる気持ちと、逆にお嫁さんから両親を思う気持ちが880万円という金額になったと思います。

これで、両親とお嫁さんとは、お互いの関係解消を確認したって事。
お互いに遺恨の残らない、むしろ思いやりのある妥当な金額だと、私も思います。

ただね、実際に介護するのは、蚊帳の外の相談者。
そんなことは、知ったこっちゃないってこと。
私が、いちばん大変なんだ!ってことですよね。

そこはね、分からなくもないですが、何も弟のお嫁さんに執着する必要はない。
むしろ私はこう思う。
自分の生活費、お父さんの厚生年金と、お母さんの国民年金から捻出してるでしょ。

だから施設に行かれると、困りますよね。
親に寄生してるどころじゃなくなるから。

それにね、大迫先生も言ってますが、お嫁さんは『血族』じゃないです、今は『親族』ですが、法的手続きとれば、そうですらなくなる。
それでもあなたには、息子と娘という『血族』がいるじゃないですか。
体調が悪いのなら、36歳の娘に、ちょっとでいいの、助けてって言えばいいのに。

それか、長男の嫁を寄こしてもらうって方法もあるかもしれませんよ。

4ヵ月前に、嫁さんから聞いた「姉貴に申し訳ないから、姉貴にも少し残してくれ」っていうのは、880万円の中に入っていて、むしろ両親が、それでいいよって言った可能性が高い。
相談者は、直接もらえるもんだと思ってたと思いますが、使う用途は、両親の介護費用ですから、お金が行く場所も、そこで問題ないです。

相談者は、彼女に気持ちが芽生えればいいんですけど、芽生えないだろうなって言ってますが、それ逆です。
弟が急死した時、お嫁さんに対して、『今まで弟の事をありがとう』って、言いました?
急に弟が亡くなって、あなたも一人ぼっちで不安だろうから、何かあったら、私達家族を頼ってきてねって言いました?

もしそうであったら、手助けしてくれたかもしれませんよね。

相談者に、そんな気持ちが芽生えればいいですけど、芽生えないでしょうね。

スポンサーリンク

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントする


※メールアドレスは公開されません。

Comments links could be nofollow free.