滑舌が悪い
みやさん、36歳女性の方
私は業務上、電話応対をするのですが、「はい、手術部、集中ごうむ(噛んだ)室 主査○○です」と、言わなければならないのです。
焦れば焦るほどカミカミで、「しゅ、しゅ、しゅ、しゅ、しゅ、しゅ、しゅ」になり、何を言っているのかわからないと言われてしまいました。
また、「調剤薬局」というのも、「ちょうざい&%$」に、なってしまいます。
今更アナウンサー試験を受けるわけではないのですが、せめてニュアンスだけでも伝えたいのです。
どうすれば滑舌が良くなるのでしょうか?
2016年8月26日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月-金 11:00-13:00)にて、作詞家でコラム二スト、人生の酸いも甘いもつまみ食いしてきた、ジェーン・スーが、リスナーから寄せられた、シリアスな悩みから、トホホな相談まで、一緒になって考える『相談は踊る』のコーナー。
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口を大きく、大げさに
ジェーン:みやさん、安心してください。
堀井アナ:はい。
ジェーン:20年、選手のアナウンサー・・今、言えませんでしたね。
堀井アナ:そうですね。
ジェーン:もう1回、お願いします。
堀井アナ:はい、「手術部、集中業務室、主査○○です」
ジェーン:それです。
これでも・・この、部署名はちょっと、トラップ過ぎるよね?
堀井アナ:難しい・・&%ねえ、そうですね。
立て直す
ジェーン:しゅ・・しゅじゅちゅぶ・・
堀井アナ:しゅじゅ・・手術部が、大変ですね。
ジェーン:そうね、しゅじゅつぶ・・
堀井アナ:しゅ・・じゅ・・つ・・の場合・・
ジェーン:はい。
堀井アナ:最後の「つ」を、大きく力を入れると・・
ジェーン:うん。
堀井アナ:いいですよ、ということを、わたし達は、教わりました。
「しゅじゅつ」
ジェーン:「しゅじゅつ」
堀井アナ:うん、「しゅじゅつ」ね。
ジェーン:「しゅじゅつぶ」
堀井アナ:うん。
ジェーン:「・・つぶ」
堀井アナ:ですよね、「ぶ」でも、ぐにゃっとなっちゃうので・・
ジェーン:うん。
堀井アナ:「つ」で、ちゃんと立て直すということ・・
ジェーン:なるほど・・
堀井アナ:するといいですよと・・
ジェーン:あっ・・
堀井アナ:はい、教わりました。
ジェーン:イントネーションじゃなくて、その、滑舌のところでは、立て直すっていうのが、大事なんですね?
堀井アナ:大事ですねぇ。
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きゃりーぱみゅぱみゅ
ジェーン:「きゃりーぱみゅぱみゅ」は、お願いできますか?
堀井アナ:「きゃりーぱみゅぱみゅ」ですねぇ。
ジェーン:あぁ、ほんとだ、言える。
堀井アナ:これは、わたしは、カラダを左右に動かすと、わりと行くっていうことが・・あのぅ、自分で発見したんですけど・・
ジェーン:今、動かして・・
堀井アナ:きゃりーぱみゅぱみゅ・・って言うんですけど・・
ジェーン:ぱみゅぱみゅ・・あ、ほんとだ!
堀井アナ:腰を動かすと、行くっていう・・これ・・ふふふ・・
ジェーン:腰を、左右に動かすと、行けますねぇ。
堀井アナ:はい・・
ジェーン:「きゃりーぱみゅぱみゅ」
堀井アナ:「・・ぱみゅぱみゅ」
ジェーン:あ、言えるわ!
堀井アナ:・・ですね・・結構ね、そういうのあるんですよね・・でも、ほんとに、滑舌を良くしたいという事ですけれども・・
ジェーン:はい。
堀井アナ:滑舌は、どうされてますか?やはり、100回も、放送されてきたわけですけれど・・
ジェーン:なすがままでございますねぇ。
堀井アナ:あ、そうですか?
ジェーン:はい。
堀井アナ:でも、だんだん、ご自分が良くなってきてるなぁ・・というのは、わかりますか?
ジェーン:そうは思いません。
堀井アナ:この前ですね・・いる・・3年ぐらい前に、あなたに・・吉岡美代子さんの・・あのぅ・・
ジェーン:本をもらった。
堀井アナ:本を、差し上げましたよね?・・熟読されてます?
ジェーン:ぃ・・・・・
堀井アナ:ちょっと、大丈夫ですか?・・はははははは・・
ジェーン:今の、音で考えてください・・ッテ言うか・・
この前・・っていうか、3年前の話し・・やめな。
堀井アナ:あははは・・そうそう・・のことですねぇ・・
ジェーン:ババァによくある、アレだけど・・
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口先だけ
堀井アナ:でもですね、わたし達も、小さい頃から、やっぱり、口さ・・あの、口の先だけで、ものをしゃべって・・
ジェーン:はい。
堀井アナ:口をよく、開かないっていう・・
ジェーン:ほう・・
堀井アナ:習慣になっているので、とにかく、滑舌をよくするには、わたし達が、あの、教える時には・・
口を、たくさん開いてください。
顎を、いっぱい使って・・しゃべりましょうという事を言ってまして・・
ジェーン:このコーナーのね・・
堀井アナ:はい。
ジェーン:最初の、「シリアスな悩みから、トホホな相談」すごく言い辛いんですよ。
堀井アナ:はい・・はい。
ジェーン:実は・・
ここでねぇ、上手く言えないなぁって、いつも思うんです。
「シリアスな悩みから、トホホな相談」・・トホホが難しい・・
堀井アナ:トホホはですね・・
ジェーン:はい。
堀井アナ:トォ・・ホゥ・・ホゥ・・と、母音が全部、ォゥなわけですね。
ジェーン:うん・・うん。うん。
堀井アナ:ですから、区別がつきにくいんです。
ジェーン:うん。
堀井アナ:なので・・「ト」っていうふうに・・ちゃんと舌を、「ト」っと、弾いて・・
ジェーン:「トホ・・」
堀井アナ:その後・・「ホ」・・丸めて上に・・
ジェーン:「ホ」
堀井アナ:あの、ちゃんと・・あの、唇を出すということですね。
1個1個、形作っていくと・・
ジェーン:うん。
堀井アナ:いいかと、思われます。
言葉を出すところを決める
ジェーン:じゃあ、ここを読んでもらってもいいですか?
堀井アナ:はい。
えっ?・・はい・・
「手術中、集中業務・・室、主査」
ジェーン:言えてない。
この人、言えてない。
それでは、早口言葉の方をですね、堀井さんに言っていただいて・・
堀井アナ:ちょっと・・
ジェーン:言葉を立てる・・これの実践をですね、皆さん、耳で、聞いていただきたいと思います。
あの・・リスナーの皆さん・・堀井さんが言った後に、是非、言っていただきたいので、リピートアフター堀井さん。
堀井さん、言った後、少し間を開けてください。
堀井アナ:はい。
ジェーン:行きましょう。
堀井アナ:Lesson1
「まじゅつしゅつ、じゅちゅっちゅう」
ジェーン:「まじゅしゅちゅちゅ、じゅちゅっちゅう」
これ、何言ってるか、わかんないですね?・・はい。
堀井アナ:「はしゅつじょで、しゅじゅつちゅう」
ジェーン:「はしゅつじょで、しゅじゅつちゅう」
堀井アナ:はい、いいですねぇ・・
ジェーン:最初のは、なんとおっしゃってたんですか?
堀井アナ:えっと、「魔術室、手術中」です。
ジェーン:あ・・とにかく、やっぱり、こういう所で載るぐらい・・
「手術」っていう言葉は、言い辛いんですね。
堀井アナ:そうですねぇ・・言い辛いですねぇ。
ジェーン:「つ」で立てる。
堀井アナ:うん。
ジェーン:で、この方も、「しゅじゅ」で、上手く行かないなと思ったら・・とにかく、「つ」・・
堀井アナ:うん。
ジェーン:「つぶ」
堀井アナ:うん。
ジェーン:「しゅじゅつぶ」・・「つぶ」で、行くってことですね。
堀井アナ:あの、1個自分で、しっかり言葉を出すところを、決めるといいという話しでした。
ジェーン:はい。
堀井アナ:先輩からの、話しでは。
意識的
ジェーン:滑舌っていうのは・・
堀井アナ:はい。
ジェーン:じゃあ・・練習する時も、意識的に、やらないと・・
堀井アナ:そうですね・・あの、練習してる時は、とにかく、口を大きく、大げさに・・
ジェーン:口を大きく、大げさに・・
堀井アナ:このように・・開けてください。
ジェーン:嘘、大げさ、紛らわしい・・
堀井アナ:はい、「あ」は、縦に指が二本入るぐらい・・しっかり縦に開けましょう。
ジェーン:「あ・・・」
堀井アナ:開けました?みなさん。
そこから、ちょっと横にすると、「え」です。
「えー」
ジェーン:「えー」
堀井アナ:もっと、横に、ぐいーっと引っ張って、こめかみの方まで行くと・・
「い」です。
ジェーン:「いー」
堀井アナ:ちょっと丸めて、「お」
ジェーン:「おー」
堀井アナ:もっとつきだして、「う」
ジェーン:「うー」
堀井アナ:これはですね、「あ」「え」「い」「お」「う」
ジェーン:・・「い」「お」「う」
堀井アナ:「あ」「え」「い」「お」「う」という・・
ジェーン:堀井さん・・酷い顔・・
堀井アナ:大げさにやるのが、コツです・・
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