面倒な友達

40歳女性、ラジオネーム、ねるねるさんから、いろいろと主張してくる友達が、正直面倒ですという相談です。
スーさん、パートナーさん、相談があります。
いつもテレビで視た、時事問題や、環境問題について話す友達がいます。
私たちにも、どう思う?って、振ってくれるならいいんですが、「この問題ってね、実は裏では、こうこう、こうなっていてね、だから私はこう思う、もっとこうすれば、もっと良くなるのに」とか、いろいろ主張してくる友達が、正直面倒だなと思っています。

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突拍子もない

話の流れでそういう話題になれば、すんなり入れそうなんですが、なんとな〜く会う前から、今日は自分が知っているこの話をしようと、詰めてきているっぽいんです。
そう思ったのは、突拍子もないところで、いきなり時事問題や、環境問題について、話し出すからです。
こっちは、「へー」と反応してから、彼女が話終わるまで、聞く状態になります。
誰に向かって主張しているんだろうと思ってしまいます。

一方的なコミュニケーション

どこどこのカフェ、何々がすごく美味しくてね、それでね・・と、鼻息を荒くして話されても、全く興味が持てないんですけど・・という状態です。
いきなりその話題に飛ぶのが不自然で、余計に聞く気がしないんだと思います。
コミュニケーションが一方的で、つまらないとも思ってしまいます。
私はいろいろと質問をして、興味があるふりをする時もあるんですが、なんだかなぁとモヤモヤします。
スーさん、何かアドバイスがあればお願いします。

 

2016年8月1日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月-金 11:00-13:00)にて、作詞家でコラム二スト、人生の酸いも甘いもつまみ食いしてきた、ジェーン・スーが、リスナーから寄せられた、シリアスな悩みから、トホホな相談まで、一緒になって考える『相談は踊る』のコーナー。

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コミュニケーションではない

ジェーン:あるね、こういうの。

 

小笠原アナ:ありますか?

 

ジェーン:自分が、なっちゃう時もあるし・・

 

小笠原アナ:ふーん・・

 

ジェーン:そういう人に会って、ゲエーってなる時もありますね。

 

小笠原アナ:ふーん。

 

ジェーン:これねぇ・・向こうは今、何か自分自身を高めるような材料が手に入った気がして・・

 

小笠原アナ:うん。

 

ジェーン:楽しくてしょうがないんだと思いますね。

 

小笠原アナ:うーん。

 

コミュニケーションじゃない

ジェーン:インターネットとか、いろんなものを読んで・・

 

ジェーン:うーん。

 

ジェーン:ま、陰謀論とまでは言いませんけど・・

 

小笠原アナ:うん。

 

ジェーン:知ってることを・・の、他にこういう情報があるんだそっていうのを、教えてあげなくちゃみたいなこととか・・

 

もう、あなたたちは、本当にそういうことに対する意識が低い・・みたいなね。

 

小笠原アナ:うん。

 

ジェーン:本当にちょっと、人の上に立てたような気になったりとか・・

 

小笠原アナ:うん。

 

ジェーン:大丈夫です。
会わなくて。

 

ふはははははは・・

 

小笠原アナ:あ、そういうアドバイス?

 

ジェーン:なぜなら、彼女がやってることはい、コミニケーションではないので・・

 

小笠原アナ:ええ。

 

ジェーン:その・・ね、模造紙に発表すること、書いて喋ってるだけなので・・

 

小笠原アナ:うん。

 

ジェーン:お友達、仲いい方で、残念と思うんですけど・・ま、しばらく会わないっていうのが手だと・・私は思いますけど・・

 

小笠原さん、いかがですか?

 

ソースはどこ?

小笠原アナ:難しいですよね、親友だと思って、へー、ホーって聞いていたら、なんか、ああ、そんなことなんだって思う、情報もあるかもしれないけど・・

 

うちの兄がね、結構、こういう感じなんですよ。

 

ジェーン:おっ!

 

小笠原アナ:兄貴、2つ上なんですけど・・岩手に居るんですけど・・

 

ジェーン:あー、地元に?

 

小笠原アナ:ええ。

 

ずっと、大学も、仕事も、東京でしていて・・

 

ジェーン:はい。

 

小笠原アナ:ちょっと田舎に帰って、寂しいのかですね・・

 

おお、こうらしいじゃないか?

 

お前、テレビ局の人間なんだから、わかってるんだろう?

 

芸能関係のこと、多いんですけども。

 

ジェーン:ああ・・

 

小笠原アナ:知らんちゅうの、そんなこと。

 

ジェーン:どこ?・・ソースはどこですか?・・お兄ちゃんの?

 

小笠原アナ:まあ、インターネットなんでしょうね。

 

まったく裏とってませんよ、兄貴は。

 

でも、知ったかで、話してきて・・

 

ジェーン:はい。

 

小笠原アナ:へいへい、ほーほー、言ってますけど・・

 

あんまり、へいへい、。ほーほー言ってるんで、これダメだなと、兄貴も思ってきたのか・・

 

あんまり、そういうこと言わなくなったかな?っていうのありますね。

 

ジェーン:これ、お兄さん、なんで言うんですかね?・・そういうこと?

 

小笠原アナ:やっぱりね、田舎に引っ込んで、寂しいのかな?

 

ジェーン:んん・・

 

小笠原アナ:うーん、なんかね。

 

ジェーン:そうやって、思われてるって知ったら・・

 

小笠原アナ:そんだけど、仲良いんですよ、いい、兄貴ですよ。

 

ジェーン:仲が悪い・・

 

小笠原アナ:ホント、いい兄貴なんだけど・・そう・・時々ね・・

 

ジェーン:お兄さんにはね、どのくらいの頻度で、会うんですか?

 

小笠原アナ:もう、どうだろう・・半年に1回かな?

 

ジェーン:ああ・・ま、年に・・

 

小笠原アナ:ま、仕事で、結構・・東京来たりする・・仕事でもあるんですけどね・・

 

論破して追い詰める

ジェーン:でもさ、年に2回だったら、ねるねるさんも、我慢できると思うんだよね。

 

小笠原アナ:ああ、そうね、そうね。

 

ええ、どうなんだろう・・

 

ジェーン:これ、1ヶ月か2ヶ月に1回会って・・

 

「知ってる?実はね、これ、こうなって・・」ってやられたら、うわっーって・・

 

小笠原アナ:正しい情報、これ一体・・もしね、それを聞いて、しめしめと思って、人に言った時に、「いや、そうじゃない、そうじゃない」と、逆に言われた時の、なに?

 

と、困ったなっていうか、ねえ。

 

ジェーン:んん・・ま、あのね、追い詰めるっていう手もあるんですけど、それ、良くないじゃないですか。

 

小笠原アナ:ああ・・

 

ジェーン:そのぅ、例えば・・

 

小笠原アナ:・・そこで、論破しそうだから・・

 

ジェーン:そう・・私、ロンパールームだから・・ホント、良くないの。

 

小笠原アナ:ロンパールームだから・・

 

ジェーン:ホント、良くないの、わたしそれで、何人もね・・

 

小笠原アナ:ええ。

 

ジェーン:人を・・あの、苦しめてきたからね・・

 

小笠原アナ:わかる・・あのぅ・・なんかね・・

 

スーさんと、小島慶子さんは、口喧嘩しちゃいけないなって・・

 

ジェーン:ああ、そうですか。

 

小笠原アナ:思いますよ。

 

ジェーン:小島さん、お会いしたことないんですけども・・

 

小笠原アナ:ええ・・なかなかですよ、論破しますから、はい。

 

小林豊さんも、口喧嘩しちゃいけないなっていう・・

 

ジェーン:ああ、そうですか?

 

小笠原アナ:リストに、僕は、入ってますね。

 

ジェーン:あははははは・・

 

小笠原アナ:ええ・・

 

ジェーン:そうそう、だから、やっぱり・・論破して、向こうに、ソースは?みたいなこと言って・・

 

小笠原アナ:うん・・

 

ジェーン:ね・・問い詰めて、恥をかかせることが、ねるねるさんの、本望じゃないわけじゃないですか。

 

小笠原アナ:でしょうね。

 

変わって欲しいはエゴ

ジェーン:でもね、これをやってくと、この、お友達・・友達が減ってくの、わかると思うんですよね。

 

小笠原アナ:うん。

 

ジェーン:それで、まあ、もしかしたら、そういうことばっかり言ってる人達と、一緒に居る方が、居心地がいいってなっちゃったら、それは縁だし・・

 

小笠原アナ:うん。

 

ジェーン:なんとかして・・会わない。

 

小笠原アナ:ははは・・会わない。

 

会わない・・なるほど。

 

ジェーン:あのね、友達に変わって欲しいっていうのも、それは、それで、こっちのエゴなんですよ。

 

小笠原アナ:うーん。

 

ジェーン:わたし・・

 

小笠原アナ:これ、1対1で、聞いちゃうとアレだから・・こっちが3人がかりで、向こうが1人で・・

 

ジェーン:うん。

 

小笠原アナ:話題が、変えてきたら、強引に3人で話題を変えて、3人で盛り上がると。

 

いう方法で、アレ?ちょっと私・・こんなにネタ仕込んできたのに、あれれ?って思うと・・

 

ジェーン:ああ・・

 

小笠原アナ:ちょっと・・アレレのレになるんじゃないかっていう・・

 

ジェーン:明らかに、つまんなそうな顔をする人を、増やすっていうことですね?

 

小笠原アナ:そうそうそう。

 

ジェーン:すごいね、その戦法も・・

 

小笠原アナ:ちょっと、性格悪いかな?

 

ジェーン:いや、まあ・・ひ、一つ案としては、やってみても、いいかもしれないですね。

 

3〜4人で、会った時に、彼女が、わぁーって始まったら、全員で、はあ?っていう・・

 

小笠原アナ:ははは・・かわいそうかな、ちょっと。

 

ジェーン:ああ?・・はあ?っていう顔をする。

 

小笠原アナ:ふふふふふ・・

 

ジェーン:やっぱりね、ねるねるさんも・・人がいいんでしょうね。

 

へえ・・って反応して・・

 

小笠原アナ:そう。

 

ジェーン:話し終わるまで、聞いたりとか・・

 

興味があるふりをして、なんか、上に・・から、被せちゃうとか、いろいろね・・

 

ちょっと、遊んでみても、いいと思いますよ。

 

小笠原アナ:ちょっと、ロンパールームさん・・

 

ジェーン:いや、論破しない。

 

小笠原アナ:論破する、技術を・・コツを・・

 

ジェーン:論破しちゃ、いけない。

 

小笠原アナ:しちゃいけない?

 

ジェーン:論破する時は、完全に、袂を分かつ時。

 

小笠原アナ:ははは・・そうか・・覚悟決めて・・

 

ジェーン:人を追い詰めて、崖から落とす時はもう、完全に、別離の時ですから・・

 

だ〜めよ、それやっちゃ。

 

経験者は、語・・

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※聴けない方はコチラ⇒YouTubeからお試しください。

 

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