掲示板に書かれた夫の不倫
621件目のお悩み相談、ラジオネーム:ピンポンさん、40歳女性の方からの相談です。
スーさん、いのうえさん、こんにちは。
初めてメッセージを送ります。
40歳、既婚のピンポンと申します。
今日は相談したいことがあります。
それは夫の事が、匿名掲示板に、(ほぼ本人と特定できる形で)よくない書き込みをされているのを見てしまった場合、どうするのが1番良いのか、ということです。
先日、なんとなくたどり着いた匿名掲示板に、明らかに夫と思われる人物が、不倫しているという内容の書き込みを見つけてしまいました。
普段なら、そういう掲示板に書かれている誹謗中傷なんて、真に受ける人なんているのかなぁーくらいに思っていたのですが、いざ自分の身近な人、しかも夫について、不倫なんて書かれているのを見てしまうと、自分でもどう受け止めたら良いのかわかりません。
知らせるべきか
1つは、本当に知らせた方がいいのか、ということ。
夫は、仕事柄、評価や批判を、インターネット上に書き込まれても、ある程度は仕方がないかなという職業に就いているので、そう言うことは覚悟もしていると思うのですが、夫に書かれてるよと、すぐ知らせて、削除依頼なり何なり、対応した方がいいのか、でも、削除されるかどうかもわからないのに、夫が知らなくて、何の支障もないことなら、知らせて余計なストレスをかけるよりも、何もしない、言わない方が良いのか、どういう対応がいちばんよいのかわかりません。
真に受けて動揺
そしてもう一つは、私が書き込みの内容を、どう受け止めたらよいのか、ということ。
もしかして不倫しているのかなぁ、そう言われれば、あれも怪しいかも、でもまさかなぁ・・と、思いっきり真に受けて、動揺してしまっています。
何でもないような事でも、疑わしく感じていたり。
誰か書いているのかわかりませんが、掲示板を見ていると、一緒に暮らしている私よりも、掲示板に書き込みをしている人の方が、夫のことを知っているような気さえしてきます。
あくまで気がするだけで、具体的に私の知らないことが書いてあるわけではないのですが、たぶん、もう二度と見ないで忘れてしまうのが、 1番良いのかもしれませんが、どうしても気になって、1日に何度も見てしまいます。
こういう場合、どうするのが1番良いでしょうか?
どうか、お知恵をお貸しいただけませんでしょうか。
2016年6月28日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月-金 11:00-13:00)にて、作詞家でコラム二スト、人生の酸いも甘いもつまみ食いしてきた、ジェーン・スーが、リスナーから寄せられた、シリアスな悩みから、トホホな相談まで、一緒になって考える『相談は踊る』のコーナー。
不倫してると書かれて
【ジェーン・スー】かなり特殊なケースだとは思いますが・・
【いのうえ・アナ】はい。
【ジェーン・スー】旦那様のお仕事の内容が・・
【いのうえ・アナ】はい。
【ジェーン・スー】ある程度、一般的に批判をされたり、まあ、名前が出てる商売なんでしょうね。
【いのうえ・アナ】をそうなんでしょうね。
【ジェーン・スー】いろんな仕事ありますからね、そういう仕事・・それで、不倫しているというふうに書かれてるのを・・
kうーん
【ジェーン・スー】見てしまったと・・
【いのうえ・アナ】ほぼ本人と特定できる形で・・
【ジェーン・スー】うーん・・これ、ない話じゃないですよね・・っていうのは、会社とかの掲示板だと、会社とかっていうのはその、会社が運営している掲示板ではなく・・巨大掲示板とかの、どこどこの会社とか・・例えば就活生の評判なのか・・その企業なのかを、まあ、テレビ局、ラジオ局とか、そういうマスメディアもありますし・・
【ジェーン・スー】そういうところを見に行くと、特定の人がdisられたりするっていうのは・・
【いのうえ・アナ】はい。
【ジェーン・スー】ありますからねぇ。
【いのうえ・アナ】はい。
なんとなく辿り着かない
【ジェーン・スー】私生活のこと含めて・・
【いのうえ・アナ】はい・・でも、それが自分の、夫のことで・・
【ジェーン・スー】うん
【いのうえ・アナ】不倫というところで突き付けられて・・
【ジェーン・スー】うん
【いのうえ・アナ】自分ではちょっと・・抱え込めないぞ・・
【ジェーン・スー】あまりに・・なんて言うんですかね、予想外だったんでしょうね、展開として・・
【いのうえ・アナ】はぁ、はぁ・・
【ジェーン・スー】まぁ、あの、なんとなくたどり着いたって事は、無いですから、掲示板に・・
【いのうえ・アナ】はぁ、はぁ、はぁ・・
【ジェーン・スー】なんとなくたどり着くって事は、ないとは、私は個人的な感想として思うので・・
【いのうえ・アナ】ええ、ええ・・
【ジェーン・スー】なんか、なんか、旦那の会社のことなんて書いてあるかなぁって思ったのか・・
【いのうえ・アナ】なんかあったんでしょうね、きっと。
【ジェーン・スー】なんか旦那さんの会社のこと調べていたら・・ま、本当にたどり着いたのか・・
【いのうえ・アナ】うーん・・一緒に暮らしている私よりも、掲示板に書き込みをしている人の方が、夫を知っているような気さえします。
【ジェーン・スー】うん、うん、うん・・
【いのうえ・アナ】相当これ、辛いですよね、追い込まれてますよね。
逆ギレできない
【ジェーン・スー】ねぇ・・一緒に暮らしてる時間と、家から外に出てる時間では、逃げる顔が違うのは当然ですからね。
【いのうえ・アナ】はい、はい。
【ジェーン・スー】ねぇ、これどうします?
【いのうえ・アナ】これは苦しいと思うんですけど・・
【ジェーン・スー】はい。
【いのうえ・アナ】どうすべきですか?旦那さんに・・
【ジェーン・スー】い、いのうえさんが、例えば、不倫してたとして、掲示板に書かれていたとして・・
【いのうえ・アナ】不倫している側ですか?
【ジェーン・スー】はい。
【いのうえ・アナ】はい。
【ジェーン・スー】奥様に、なんて言われたら・・逆ギレしないで済みますか?
【いのうえ・アナ】いやぁ・・あ、不倫してた場合ですか?
【ジェーン・スー】そう。
【いのうえ・アナ】いやぁ・・
【ジェーン・スー】っていうか、まぁ、逆ギレした時点で・・
【いのうえ・アナ】逆ギレなんて、できないですけどね。
【ジェーン・スー】逆ギレして時点でアウトなんだけどね。
【いのうえ・アナ】ああ、逆ギレなんてできない。
身動きとれない
【ジェーン・スー】ごまかします?浮気がばれたら・・
【いのうえ・アナ】いやぁ・・誤魔化すかなぁ?・・でも、掲示板書かれてるんでしょう?
【ジェーン・スー】うん。
【いのうえ・アナ】だいぶ細く、書かれてるわけですよね?
【ジェーン・スー】はい。
【いのうえ・アナ】これもう、逃げられないんじゃないですか?
【ジェーン・スー】ねぇ、削除依頼を受け付けてくれるとは限りませんからね。
【いのうえ・アナ】そうですね、削除依頼っていうのは・・うーん・・あまり意味をなさないと思うので・・
【ジェーン・スー】旦那さんのほうもこれ・・本当のことだったとしたら・・そこで会社で下手に動いたら・・あいつ嫁にバレたらしいぜ(笑)・・みたいなのが・・掲示板にまた書き込まれると思ったら、もう身動き取れませんよね。
【いのうえ・アナ】ああ、そっか・・仕事に支障がでるってことですか?
【ジェーン・スー】うーん、ってか、やっぱバレちゃったみたいなことになるでしょう・・夫婦揃って、蜘蛛の糸にからめられてしまって・・
自分の勘を信じる
【いのうえ・アナ】で、もうしているとして、していると仮定して・・
【ジェーン・スー】仮定して?
【いのうえ・アナ】掲示板に書かれた時点で、もう相当厳しい状況ですよね。
【ジェーン・スー】まあ・・ご夫婦の間としてはね。
【いのうえ・アナ】そこまでばれてしまっていることも・・あるわけですし・・
【ジェーン・スー】これ・・
【いのうえ・アナ】でもしていない可能性も、もちろんあるし・・
【ジェーン・スー】ふふふ、なんで・・
【いのうえ・アナ】ただの濡れ衣な・・だって・・
【ジェーン・スー】なんで、いのうえさんが、動揺しているの?・・大丈夫?
【いのうえ・アナ】どうして、どうすればいいんですかだって・・これ・・
【ジェーン・スー】あは、ははは・・
【いのうえ・アナ】スーさん、どうします?・・どうすればいいかな?
【ジェーン・スー】ええっと・・私は自分の勘を、ある程度信じてます、過去の・・統計から考えて・・なんかおかしいなと思うときは、やっぱい何かおかしい
【いのうえ・アナ】あ、自分の感覚ですか?第六感?
【ジェーン・スー】なので、なるほど、こういうの見つけたっていう時点で、なんか・・もやもやっとしたものが、その前に自分にあったのかなって、ちょっと思ったりもしますし・・
【いのうえ・アナ】はあ・・
【ジェーン・スー】そっから注意してみたときに・・私はですよ、個人的な・・経験としては・・何かおかしいなと思ったときには、やっぱり何かおかしいことがあるので・・
【いのうえ・アナ】はあ・・
一人じゃ抱えきれない
【ジェーン・スー】よく状況を見て、それで、ああ、黒だなと思った時に、どうするかですよね?・・続けていく意志があって、その話を持ち出すのか・・
【いのうえ・アナ】はあ、はあ・・
【ジェーン・スー】それとも・・
【いのうえ・アナ】どうしたいかですね?
【ジェーン・スー】そう、お別れすることも可能性に入れるかも・・相手の対応にもよるけどね。
【いのうえ・アナ】そういう・・疑わしいことがなかった場合は・・
【ジェーン・スー】はい。
【いのうえ・アナ】どうしますか?それで・・掲示板に、こうやって書かれているのを・・見て・・多分これ、夫のことが書かれているんだろうなと・・
【ジェーン・スー】うん・・
【いのうえ・アナ】でも、一人っきりじゃ、ちょっと抱え切れない。
【ジェーン・スー】うん、でも旦那さん見てて、そんなに、私、結婚してないんでなんともですけど・・そんな、あっ・・注意して見てたら、や、や、ちょっと勘違いだったかなと思ったら・・
【いのうえ・アナ】はあ・・
【ジェーン・スー】何も、言わないかな・・
書き込んで直接対決
【いのうえ・アナ】うん・・ピンポンさん、でもこれ・・相当、悩んでらっしゃるでしょうね・・
【ジェーン・スー】掲示板、書き込んじゃうとかね・・自分も・・
【いのうえ・アナ】はあ・・えっ?なんて書き込みます?
【ジェーン・スー】○○の妻ですけど・・
【いのうえ・アナ】妻ですって?
【ジェーン・スー】してませんよーとか、ふふふふ・・で、ちょっと・・
【いのうえ・アナ】はあ・・ちょっと、フランクな感じで・・
【ジェーン・スー】わかんないじゃん。
【いのうえ・アナ】わかんない、そうですね、そうですね、そりゃ、わかんないです絶対・・いやぁ、これ・・
【ジェーン・スー】いるんですね、会社でこうやって足を引っ張ろうとする人とかさ・・
【いのうえ・アナ】そんなことあるの?・・たぶん、そう・・ああ、でも、そういうのあるでしょうね。
【ジェーン・スー】直接対決をそっちでする・・匿名、直接対決っていう・・
【いのうえ・アナ】うわぁ・・
【ジェーン・スー】ちょ、直接だか、直接じゃないんだか、わかんない。
【いのうえ・アナ】腹くくんなきゃだめだ・・わぁ・・
【ジェーン・スー】あの、下げってつけないとね、あ、あがっちゃうからね。
【いのうえ・アナ】あはははは・・いや、こんなことあるんだ・・
【ジェーン・スー】そうですねぇ・・なんか、書き込むのも、面白いかもしれないですねぇ。
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