夫婦仲良く暮らして
37歳の男性の方からの相談です。
うちには81歳の父と、78歳の母が実家にいます。
父の仕事は自営業、小さな文具店を経営し、いまだに仕事をしたいと店を、細々とではありますが、経営をしている状態です。
父は、最近は手の震えも出てきて、病院でも病気と診断されました。
一度、脳梗塞で倒れています。
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余生をのんびり
そこで、体のことを考えて、母親が、父に、「店を辞めて、余生をのんびり過ごし、毎日軽い運動でもするように」と、勧めました。
運動に関しては、最初の1週間ぐらいは、言う通りにするんですが、また怠けて、また母親が注意する・・という繰り返しです。
父は、何か起きても家族が助けてくれるだろうという考えで、店をたたむことなど、決してしないと、母や僕がどれだけ言っても、何度言っても、聞きません。
父と母は、よく喧嘩になります。
例えば、テレビをつけっぱなしにすることを注意してから、3年経過。
全然言うことを聞かない。
父は、店の経営で、よくミスをするようになった。
また、生活面ではだらしがない。
酒癖が治らない、優しさがないなど、母はもう限界に来ています。
何もできない
「これは夫婦のことだからお前は関係ない」と父に言われ、僕は何かしたくても何もできません。
このまま父親が、病気が悪化したら、介護が必要かと心配です。
僕は病院で、先生を交えて話し合いをした方がいいと考えているんですが、母親は、「病院では大げさに言うから無理」と、聞きません。
もう両親にはゆっくりと、体を第一に過ごして欲しいんです。
そして夫婦仲良く暮らしてほしいんです。
実家に帰るたびに心配の種が増えます。
解決に向けて、どうしていけばいいんでしょうか?
2017年10月18日放送のSBC信越放送の『らじカン』(毎週月-金 14:05-18:15)の水曜日のコーナー『敬子と佳子の子育て相談』、テレフォン人生相談でお馴染みの、幼児教育研究の大原敬子先生のお悩み相談。
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本当に心配なのか
大原:これはねぇ・・非常にねぇ、一見、見ると、親孝行に見えるんです。
中澤:はい。
根本:うん。
大原:あのぅ・・この方のお母さんも、夫、思いと見えるんです。
よーく、見てみると・・
中澤:はい。
大原:彼は・・同居してないんですよね。
中澤:ですねぇ。
根本:うん。
大原:ということは、この情報は、全部、母親ですよね?
中澤:はい。
・・・
大原:で、その母親の、じょう・・状況なんですけれども・・
・・・
かえって・・社会・・の、か・・
社会とね、関連がある方が・・長生きするんですよねぇ。
中澤:って、言いますねぇ。
根本:うん。
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一貫性がない
大原:脳梗塞っていうのは、あのぅ、ほんとに、気付かない脳梗塞っていうのもあるんですってね?
中澤:はい。
大原:だから、それ・・を・・
・・・
一応、脳こ・・言葉の悪いことを、オーバーに書いてるんです。
わたしは、オーバーにしか見えないんです。
中澤:はい。
大原:なぜならば・・病院を、お母さんを、連れて行かせないんですよねぇ。
中澤:うん。
大原:行く必要ないっていうこと、言ってるんですよねぇ。
根本:うん。
・・・
大原:そこにお母さん、一貫性がないんです。
中澤:はぁぁ・・
大原:でぇ・・お母さんは、アレ?・・と思った一貫性は・・
「散歩にしなさい。」
中澤:うん。
大原:それから、「テレビのつけっぱなし、ダメだ」って。
・・・
大原:非常に・・
どうでもいいことを・・
中澤:うん。
細かいことですけどねぇ。
大原:あなたの為に、思ってると、言ってるんです。
中澤:うーん・・
大原:っていうことは、このお母さん、お父さんが、好きなんでしょ?
で、お父さんに・・関わりたいんじゃないかと思うんですね。
中澤:はぁーん。
根本:はぁーん。
大原:じゃないと、テレビのつけっぱなしとか・・
中澤:ええ。
大原:それから、散歩に行けとか。
中澤:うんうん。
大原:いいんですよ、どうでも。
でぇ・・お母さんも違う・・嫌いならば・・
中澤:うん・・
大原:でも、お父さんが・・
それが、煩わしいんじゃないかと思ってるんですね。
中澤:ああ・・
大原:つまり、お父さんとお母さんの関係が・・
・・・
あえて、お母さんが・・
中澤:ふーん・・
大原:お父さんに、あなたを思っている・・
息子さんには、こんなに、お父さんのことを、心配している、母親に演じてる気がするんです。
中澤:ふーん、うん、うん。
大原:じゃあ、なぜ、そう言うかというと・・
今度、息子さんです。
中澤:はい。
大原:息子さんは・・
・・・
なぜ、ここまで・・
心配だ、心配だって、言うわりには・・
中澤:うん。
・・・
大原:お父さんを、重い病気にさせたいのかということです。
中澤:ほう・・
根本:うーん・・
大原:一つもそのぅ・・なんて言うのかしらね・・脳梗塞で、倒れています、一時はね。
中澤:はい。
大原:でも、あとは・・
・・・
何にもないんです、これ。
中澤:ふん。
・・・
大原:そして・・なにか起きても、家族は、助てくれるだろうという考えで・・っていう、考えってことは・・
・・・
お父さんの言葉から、しゃべったのか?
中澤:はい。
大原:お母さんと、お父さんの時にね・・
「あなたね、歩いては、心配だわ、倒れてしまったら、どうするのよ?」って、言った時に・・
「だって、お前たちが、いるんじゃないか」っていう、会話もあるんですよ。
中澤:はい。
根本:うん。
大原:これ、捉え方なんですねぇ。
中澤:ええ。
大原:と、何にも、心配することないの。
中澤:ふん。
大原:じゃあ、なにを息子さん、心配してるんだろうか?・・ってことで・・
中澤:ええ・・
大原:で、息子さんの話しは、聞かないんですよね?
中澤:うん・・
・・・
さっき、ねぇ、お前は関係ないっていうふうに、言われちゃってますからねぇ。
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作られたイメージ
大原:ということは・・
・・・
息子さん・・の・・
・・・
口出しするところが・・
お父さんにとっては・・生きる上で・・
夢を消してしまう、話しをするんじゃないかと。
中澤:はあぁ・・は、はぁ・・
大原:もっと言うと、意地悪く、言ってしまうと・・
中澤:はい。
・・・
店をたたんだら・・
・・・
この土地が、欲しいなと思ってしまうんですよ。
・・・
根本:ああ・・
中澤:ああ・・
・・・
中澤:ふぅーん・・
大原:両親には、ゆっくりと、体を・・って、書いてありますね。
中澤:はい。
大原:この場合、両親は文具店です。
時々、小学・・校の子供とか、来るわねぇ。
そして、社会で育っている・・
で、散歩も、したい時するのに・・
家では、しろ!しろ!と言う。
ゆっくりできない環境だって言うんです。
中澤:はい。
大原:でも、誰もが、言葉をかけ・・なければ・・
・・・
お父さんは、マイペースで、生きて・・いられるんですよ。
中澤:う・・う、うん・・
大原:でぇ・・あなたに、どこまでも・・
負担を・・かけ・・かけるかというと・・
介護でしょう、きっと。
中澤:はい。
根本:うん。
・・・
中澤:それが、心配・・なんですかね?この・・方はねぇ?
大原:そうなんです。
中澤:はい。
大原:でぇ、介護にも・・お世話になってませんよね?
中澤:ええ。
根本:うん。
大原:なぜ、介護に、言うだろうか?
・・・
早目に、自分の計画を、立てたいんじゃないでしょうかねぇ?
中澤:はああ・・
大原:もう、ほんとうに、相談者には、申し訳ないんですけどねぇ。
これ、後で・・反論で、来て欲しいんですけれど。
この文章、読むと・・
あなたが、何をしたいか、一つもないんですよ。
中澤:うん・・
大原:まず、父親、こう・・手が、小刻みに震えているって、誰が言ったか?
中澤:はい。
大原:あなたが、見たかどうか?
中澤:うん。
・・・
大原:手が、小刻みに震えてきたならば・・
・・・
人の文章で、だらしがない云々って、書かないはずです。
中澤:うーーん。
・・・
大原:小刻みの身を案じるならば・・
案じること、ひとつ、いいんですよね。
中澤:はい。
大原:ところが、非難を書いてるんです。
中澤:うん・・
大原:だから・・こうして、酷い父を、僕は看るんですよ・・これが・・これから・・って。
・・・
ということで、お父さん勝手に・・お母さんと、あなたによって・・作られたイメージになってるんです。
中澤:ふーーーん・・
・・・
根本:うーーん・・
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立ち位置
大原:これ、怖いんですよ、これ、年取ると、皆さん。
中澤:はい。
大原:もう、都合のように、元気な人の話しで・・
中澤:ええ。
大原:もし、これ、例えばですよ。
・・・
これ、あなた、相談した人、怒るかもしれませんけど。
こう、取られても、しょうがないんですよ。
・・・
お父さん、認知じゃないかな?・・って。
決めてしまったら。
中澤:うん。
大原:お父さん、いくら認知じゃないよ・・って言っても、認知なんですよ。
根本:うーん。
中澤:はああ・・
・・・
もう、そうやって、作られちゃうってことなん・・
大原:そのように、見られてしまったら・・相談者、嫌でしょう?・・ってことです。
中澤:はああ・・ふんふんふんふん・・
大原:ですから・・これを、あなたが、どういう相談になるかというと。
中澤:はい。
・・・
大原:今、父は、この状態です。
・・・
今、しばらく働け・・働けます。
中澤:うん。
大原:だけれども、僕として、不安なのは・・母も、歳ですから、いつ倒れるか、わかりません。
中澤:うんうん。
・・・
大原:どんな・・そのぅ・・準備をしたらいいでしょうか?って、わたしは、わかるんです。
中澤:はい。
根本:うん。
大原:そうしたら・・常に、行きつけの病院を準備しておくこと。
・・・
お母さんには、常に、血圧計、測らせておくことと・・
中澤:うん。
大原:準備できるんです。
根本:うん。
中澤:はい。
大原:そうではなくって・・
・・・
一つも書いてないんです、これ。
中澤:う、うん・・
大原:テレビをつけろと言ったら、つけっぱなしで3年間。
父と母は、仲が悪いと言ったの・・わたしからすると・・
・・・
心配ですよねぇ。
中澤:うん。
大原:仲が悪いんじゃなくて、お母さんが、構え過ぎてる。
中澤:うん。
大原:すると、あなたが、どの位置に立ってるかが見えない。
中澤:はぁ・・うーん・・
・・・
大原:見えないんですよ。
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感情
中澤:ってことは、どうしたらいいんですか、この方は?
大原:頭の中を、整理するってことです。
中澤:ほう・・ほぅほう・・
大原:なぜ僕は・・
中澤:はい。
大原:こうして・・ふ・・心配で、不安なんだろうか?
え・・もしこれが・・
いや、もう、東京に居てもね、どこに居てもね。
もう、一つは、万が一の場合、父は、どうしようか?・・って。
母は、こうです・・って。
どんな準備がいいでしょうか?・・って時は、これは、本当に心配して・・
中澤:うん・・
根本:うん・・
大原:いることですから、今、早急に・・
自分ができる範囲の・・
準備をするってことですよねぇ。
中澤:うーーん・・
大原:人はね、なーんかねぇ・・
不安だな・・とか、なんか心配だな、と思う時に・・
・・・
なにこれ?憂鬱だなと思った時は、その憂鬱さを・・
払いのけるには・・
今のこれ・・あれ?
・・・
処置を考えてたっけ?
・・・
いや、違うよ。
・・・
会社に行くと、思い出すけれども・・
中澤:はああ・・ああ、ああ。
・・・
大原:どっか・・
飲みに行ったら、忘れちゃう時には・・
中澤:うんうんうんうんうん。
・・・
大原:会社の中の、ストレスです。
中澤:あああ・・そうですか・・
大原:そういう時には・・&%$
中澤:はぁい。
・・・
大原:そうして・・あの、見分けるんですよね。
中澤:ええ。
大原:で、今日の相談は、あなたが、本当に・・
整理しなければ、いけない状況なのか?
あるいは、感情なのか?
中澤:うん。
大原:四六時中、これ、お父さんの事を考えてるならば・・
もう、準備です。
中澤:うん。
大原:でも・・ふとした時に。
いやぁ、危ないなと思った時は、感情ですよ。
中澤:ああ・・
大原:感情は、欲得で、損得です。
中澤:はい。
大原:話してて、もったいなかったかな?とかね。
中澤:あはは・・はい。
根本:うん。
・・・
大原:あの人と、変なことやっちゃって、アレが、バレちゃったかな?・・っていう時は、感情です。
中澤:感情。
大原:うん。
中澤:そん時は、時間をおくと。
大原:そうです。
中澤:はぁい。わかりました。
大原:はい。
(音声で確認)
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