母の異質な行動
父、母、妹2人の5人家族の、私は35歳です。
結婚して実家から離れ、今実家には、父と母と一番下の妹、 3人で暮らしています。
今回ご相談したいのは、母のことです。
白地に黒で、「ありがとうございます」と書かれたサイズの異なるシールを、母は数年前から、家の中・・家中に貼るようになりました。
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感謝の念
結婚前で実家に住んでいたとき、テレビや電話に貼られたシールは、私がはがしていました。
どうしたかというと、婚約者が実家を訪問するときに、恥ずかしいなぁと思ったからです。
でも、あまり目立たないところは残しておきました。
母なりの考えがあると思ったからです。
ところが、先日久しぶりに実家に帰ると、庭に1メートルほどの、「ありがとうございます」と書かれた、卒塔婆が建っており、さすがに母が心配になってしまいました。
何度か母に、こんなことをする理由を聞いてみたんです。
すると「感謝の念を持っていない人に、感謝の念を持ってもらいたいから貼るのだ」というものでした。
母は、感謝されていないと思っているということなのでしょうか?
冷えた夫婦関係
実はもう7年ほど前から父と母の夫婦関係は冷え、父の世話、例えばお洗濯や食事の準備をしないだけでなく話もしません。
父は完全に母のことを見限っていて、得体の知れないシールを貼りまくる母を、気持ち悪くさえ思っています。
妹が家を出たら、離婚するつもりでいます。
大人の男と女ですから、離婚するという決断に、私はあえて口を挟むつもりはありません。
でも私たち姉妹の母なんです。
このままでいいとも思いません。
まずはこのシールを貼ったりすることをやめさせたいんです。
ただ、とても頑で話を聞いてくれません。
この話以外は、全くいつもの母なんですけれども。
何がいけないのでしょうか?
どうしたらいいのでしょうか?
きちんと話すきっかけを作りたいのですが、どうしても拒絶されてしまいます。
どうしたらいいかアドバイスお願いします。
2017年12月6日放送のSBC信越放送の『らじカン』(毎週月-金 14:05-18:15)の水曜日のコーナー『敬子と佳子の子育て相談』、テレフォン人生相談でお馴染みの、幼児教育研究の大原敬子先生のお悩み相談。
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理解できない行動
大原:最近よく思うんですけどね。
中澤:はい。
大原:あの、悩みといってもナーバスなものっていうのは。
中澤:はい。
大原:あの・・解決のしようがないというふうに思ってしまうけれども。
よーくね、振り分けてみると、こんなことっていうのが多いんですね。
今日のこの場合ですね。
中澤:はい。
大原:まず、一見、見れば。
そのお母様の世界観というのは、私たちには理解できない、佳子さん理解できます?
中澤:ちょっと難しいですね。
根本:うん。
大原:そしてもう一つは、そのぅ・・こういうことやってしまうと、なんとなく・・違う方の世界を・・
中澤:そうですねぇ。
根本:うん。
大原:とってしまうけれども。
中澤:大丈夫かな?ってねぇ、はい。
大原:でも・・それ本当だろうかというのは置いといて・・
中澤:はい。
・・・
大原:この方は同居してませんよね。
・・・
中澤:この方はね・・
根本:あ、この相談者はね。
中澤:そうですね、はい。
大原:その同居している方達は・・
・・・
大原:困ったと思っても・・それなりに生活しているわけですよね。
中澤:うん・・
根本:はぁい。
大原:ここを、このぅ・・今日、しっかりと頭の中で分けておかないと・・
中澤:はい。
大原:私が余計なことを話すようになってしまうんです。
中澤:ええ。
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想像を掻き立てる
大原:今日の話は・・この・・
・・・
大原:相談者の・・一個人の・・
・・・
・・・
大原:ある面では、勝手な解釈もあり得るわけですよね。
中澤:ああああ・・
根本:うーん・・
大原:ね、一見、卒塔婆って言いってしまうけれども・・
中澤:はぁい。
大原:お寺からもった、卒塔婆なのか・・
中澤:ええ。
大原:なんなのかわからないですね。
中澤:そうですねぇ。
大原:白地に何の紙っていう云々も・・
中澤:うん・・
大原:一見、白地に墨だから、墨だと思ってしまって・・
中澤:はい。
大原:こちらに、すごくいろんなものを想像掻き立てるんです。
中澤:ええ・・
根本:うん。
大原:でも・・
・・・
大原:それも取ってしまうと。
中澤:ええ。
・・・
大原:向こうのお父さん・・離婚するそうですも・・い・・まだ、離婚しないんです。
中澤:うん。
根本:うん。
大原:で、夫婦仲が悪いって言うけれども・・娘がそこまで・・わかるかなと思ってしまうと、これどこまでタッチしていいのか・・
中澤:はい。
大原:わからないってことなんです。
中澤:はああ・・
大原:で、これ言いたいときには・・まずこれお母さんの、これが気質なのか・・
中澤:ふーん・・
大原:二つあるんですね。
一つはすごく寂しい、承認欲求が欲しいってこと。
中澤:はぁい。
大原:で、もう一つは、この「ありがとうございます」っていう・・
中澤:ええ、ええ。
・・・
大原:ということは・・
・・・
・・・
大原:夫?
要するに、この相談者に限っては、父親に対する・・
中澤:はい。
大原:あてつけってこともあるわけですよね。
根本:うん。
中澤:ほぅ・・
感謝して欲しいからって・・ねえ。
大原:ええ・・もし、これ、お塩をまいたって同じでしょう、やっぱり。
中澤:はい。
大原:それ、お塩をだったらまだね・・あの、清めていいけれども、その、し・・紙に・・
・・・
大原:墨で黒く書いて、「ありがとう」とか・・
中澤:はい。
大原:ペタペタ貼ってある、あちこちに。
中澤:うん・・
大原:それからもう一つが、卒塔婆と書いてある・・って、誰が卒塔婆と言ったのかってこと。
お母さんが、卒塔婆と言わないし。
中澤:ええ。
大原:あるいは、卒塔婆であれば・・
これ、お父さんですよね。
・・・
中澤:そうですねぇ・・
大原:憎き相手・・へへへ・・
中澤:ええ。
大原:違います?
根本:あああ・・
大原:そうすると夫婦喧嘩ですよね。
・・・
根本:うん。
中澤:はああ・・
・・・
大原:もっと言うと・・
中澤:ええ。
大原:このお母さが・・感情をもろにぶつけられない相手っていうことでしょう。
中澤:うーん・・
大原:お父さんに、もっとかまって、かまってってのありますよね。
中澤:はい。
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おかしい
大原:そうなると・・
・・・
大原:このお嬢さんがやる事は・・そのぅ・・お母さんを異質な人間と、まず見る前に・・
中澤:ええ。
・・・
大原:あの、おかしいって言ったら、人間、誰でもおかしいんです。
根本:うん。
大原:変なことって・・
根本:うん。
中澤:うん。
大原:佳子さん、私がおかしいって言ったら、おかしいでしょう?
中澤:うん。
大原:そういうものじゃないですか。
中澤:あはははは・・はい。
根本:うん、うん。
大原:自分の世界観から見たら、考えられない、信じられないっていうのがそうじゃない?
中澤:ええ。
大原:だから・・それを、おかしくしてしまうのも、周りなんですよね。
中澤:ああ・・
根本:はい。
中澤:周りがね、決めつけちゃうとそうですね。
大原:まずは・・
・・・
大原:気持ちを自分・・
中澤:うーん・・
大原:この方が、言ってるのは・・でも、私たちの母親ですと書いてあるんです。
中澤:はい。
根本:はい。
大原:だから、お母さんが、お父さんを好きだったのか・・
っていうか、もう少し時間をおいて見るっていうことが、すごく大事なような気がするんです。
中澤:はああ・・
根本:うん。
大原:そうなると今日の問題は、お母さんの気質・・
中澤:はい。
・・・
大原:もっと言うと・・「えー、お父さん、私を感謝してちょうだい」っていう・・愛の押し売りか・・とも取れる・・
中澤:はい。
根本:うん・・
大原:もう一つは、オカルト的じゃないけれども、異様な世界でも取れる。
中澤:ええ。
大原:これは・・あなたが、この相談者が、書いた内容で、私達はいろんな色をつけてくれるんですよ。
中澤:はぁい。
・・・
大原:おかしいお母さんで書けば、私たちもおかしいとなってしまう。
中澤:うーん。
大原:で、おかしいって文章、そのまま読んでしまって・・「このお母さんおかしいですよね。」って言ってしまったら・・その言葉を言質にとって・・
中澤:うーん。
大原:お母さんを、おかしくしてしまうのもあなたなんです。
中澤:はあ・・
大原:問題はこの相談者が、大きなことを、そのぅ・・
・・・
大原:位置を占めてるんです。
根本:うーん・・
中澤:うーん・・
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踏み込まない
大原:だから、事を悪くしてしまうのも、うちの家は、とても暗いわと思うのも、感謝。
根本:うん・・
大原:ですから、まず、妹さんも父親も、なんとかしてくれ・・っていう、 SOSがない限り・・
中澤:うーん。
大原:これは・・
・・・
大原:同居してる家族に、下駄を預けた方がいいんじゃないかなと思っているんですね。
中澤:この方も出て行ってるわけですから・・
大原:そうです。
・・・
中澤:あんまりこう、踏み込んではいけないということですねぇ。
大原:だと思いますけど。
でね・・父親離婚して、そうですって言うけれども・・もしあなたが・・
お母さんを、おかしい人にしてしまったりして、離婚したときに・・あなた、このお父さんみれますかってことです。
中澤:ああ・・
大原:いろんなことがある。
っていうことは・・この彼女はどこを見て、今回、相談者は・・この・・質問を来たのかが、わたしには、わからないんです。大原:
中澤:ふーーん・・
根本:まぁ、シール貼ってあったとしても・・
大原:うん。
根本:本人にはね、相談者にはそんなに影響は、ないわけですからね。
大原:そうです。
中澤:別に暮らしますしね、今はねぇ。
大原:でも、相談者が、困ったのは・・婚約者が来た時に・・
中澤:うん。
大原:変に思われてるかな?って話だけであって。
でも感謝、ありがとうございますだったら・・
・・・
大原:別に・・
根本:うん。
中澤:まあ、悪い言葉ではないですしねぇ・・
・・・
大原:だから、そこの部分で・・あのぅ・・
・・・
大原:ほんとに・・
ほんと、家の中がおかしくなったら・・お父さんおっしゃるまでは・・
中澤:はぁい。
大原:お母さんはこういう性格だで、思ってる。
病気にしてしまえば、簡単にできますから、そうしたら。
それは、やっぱり怖いことなので、・・
根本:うん。
大原:お父さんがまず動くまでは・・あなたが待った方がいいんじゃないかです。
中澤:うーーん。
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本当の幸せ
大原:でね、一番大事な事は、本当の幸せの・・幸せって何かっていうと・・
・・・
大原:ホント、シンプルなもので・・
中澤:うん。
大原:う、うん(咳払い)・・
・・・
大原:美味しい。
中澤:はい。
大原:感じる時。
中澤:うん。
根本:うん。
大原:だから、ありがとうって言葉が、言える時。
中澤:うん・・
・・・
大原:で、よく寝れる。
中澤:うん。
大原:これが、一番の幸せなんですって。
中澤:うーーーん・・
根本:うーーーん・・
大原:で、私たちそれを忘れしまって・・幸せはお金とか。
中澤:うん、
根本:うん。
大原:なってしまうけれども・・いくらお金があっても・・美味しいと感じないって事は、もう不幸なんですね。
中澤:うーん・・
根本:うーん・・
大原:ですから、まずこの相談者は・・自分はこの・・今日・・
この話しを聞いた後ね。
・・・
大原:あれ?食事して、美味しいって感じる。
美味しいと感じる。
夜も寝れる。
・・・
大原:そして・・あのぅ・・感謝の気持ちがあったならば・・
中澤:うんうん。
・・・
大原:それを・・
・・・
大原:その気持ちで、これをどうしてもおかしいって言うならば・・
まずお父様と相談なさるべきだと思うんです。
中澤:あああ・・
根本:うーん・・
大原:まず、自分の心が、何であるかっていうことなんですね。
中澤:うーん・・
大原:その部分で・・あのぅ・・
・・・
大原:一歩前に出るって・・
最近、思うんですけど、一歩前に出るっていうのは・・
意識で、無理して一歩は、前は、絶対にに出れないんです。
中澤:うーん・・
根本:うーん・・
大原:前に出ると腹が立つんですよ。
・・・
大原:でも、心も体も・・
中澤:はぁい。
・・・
大原:全部、置いてく・・置いて、身も心も軽くすると・・
一歩前に出れるんですね。
中澤:うーん・・
根本:うーん・・
大原:で、この方の場合に、自分で・・まず、わたしは美味しく感じてるかどうか。
感謝の気持ちがあるかどうか。
夜、ぐっすり寝れる。
あ・・じゃあ、私はこの、幸せのところで・・この、母親を見て・・変だと思った・・
中澤:うん。
大原:間違いないと。
中澤:うん。
大原:大原が言ってるけれども、色眼鏡ではない。
・・・
大原:だったらまず・・
父親と相談しよう。
根本:うん。
大原:お父さん、これ、耐えられますかどうかを聞いてみよう・・って。
まず、自分の心を・・推し量った後。
根本:うん・・
・・・
大原:まず、私が・・お勧めするのは・・
・・・
大原:お父様と、話し合うこと。
中澤:うん。
根本:うん。
大原:自分勝手に、出ないことですよね。
で、絶対に、妹さんには、話さない事。
根本:ああ・・
中澤:ああ・・
大原:まずは・・お母さんのことは・・
中澤:はい。
大原:夫しかないですから・・
根本:うん、うん。
大原:それが、もう、ルールですよねぇ。
中澤:はぁい。
大原:と思いますけど。
中澤:はぁい。
大原:はい。
中澤:いかがでしょうか、またね、あのぅ・・さらにお父さんから、SOSが出たとか・・ぇ、進展がありましたら・・ご相談、おまちしております。
(音声で確認)
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