被害妄想
私が悩んでいるのは母のことです。
昔から勘違いが多い人だったんですが、ここ半年前から、かなりの被害妄想になってきました。
きっかけはいつも父のことです。
今回は、隣に2年前に越してきた、未亡人との関係です。
1年前から母は、父がその人と仲良くし過ぎているといつも怒っていました。
そして半年前についに爆発し、父と口論になりました。
離婚の寸前まで行きました。
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財産狙い
もちろん父は、ただのご近所付き合いをしているつもりで、私にも全く関係ないと言います。
母は、「あの女が、父の財産を狙っている」とか、お父さんがこそこそと会いに外に出る、とか言い始めました。
近所ですから、見かけたりするのは当たり前です。
それを父が計画的に外に出て、会いたがっていると言います。
最初は会話していた事を怒っていたのに、今ではその未亡人の車が、父のそばを通り過ぎるだけでも激怒しています。
とにかく半年間、あまりにもひどいんです。
父や私の言葉を全く信じようともしません。
私たちが間違っていると豪語します。
そして、異常な位にその未亡人を恨んでいます。
離婚
父がその未亡人と接触がない日はとても機嫌が良く、仲の良い家族になります。
父から聞いたのですが、母の実の父は昔浮気をしていて、それが関係しているのではないかと言うんです。
父と相談し、来年この家を出ようと思っています。
それでダメなら父は離婚するとも言っています。
私たちはどう対処したら良いのでしょうか、母は心の病気なのでしょうか?
2017年11月15日放送のSBC信越放送の『らじカン』(毎週月-金 14:05-18:15)の水曜日のコーナー『敬子と佳子の子育て相談』、テレフォン人生相談でお馴染みの、幼児教育研究の大原敬子先生のお悩み相談。
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憐れな母
大原:どうしてこのお嬢さんは、お母さんの味方しないのかしら?
・・・
中澤:はあ?どうしてなんでしょう?
大原:だって、このお父さんのやってる事。
中澤:ええ。
大原:誤解されても仕方ないんじゃないでしょうかね?
中澤:ふーん。
大原:何故ならば・・
中澤:はい。
・・・
大原:なぜわざわざ最後にですね・・
中澤:ええ。
大原:じゃあ来年、もう引っ越そう・・と。
引っ越すまで行くならば、お父さん出なければいいじゃない、家を。
違いますか?
中澤:確かにそうですね。
大原:ね、女性が、車が通っただけでも許さないという事は・・
中澤:はい。
大原:男と女の感覚が感じるから腹が立つんですよ。
中澤:うーん・・
大原:お母さん、決して間違えてないと思いますけど。
・・・
中澤:ふーん・・
根本:ほう・・
大原:けして。
中澤:ええ。
大原:だってね・・疑っただけで・・
中澤:はい。
大原:離婚まで持っていきますか?
・・・
中澤:はあ、そうですねぇ・・離婚の寸前まで・・
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サディスティック
大原:ねえ、ところでこれ、年齢書いてないんです。
中澤:はい。
根本:うん・・
大原:お嬢さんの年齢も。
中澤:ええ。
大原:で、それがわからないんですけれども・・
お父さんが、この、未亡人に・・
中澤:はい。
・・・
大原:お母さんが騒いだ頃かもしれませんけど・・意識は絶対ありますよ。
中澤:ふぅーん・・
大原:で、お母さん自身が、どんどんどんどん追いやられてしまって、被害妄想になってしまった。
中澤:うん・・
大原:今、お母さんが悔しいのは、みんな私が被害妄想してるとか・・
中澤:う、うん・・
大原:ねえ・・ということは・・
・・・
大原:勝手にお母さんが考えて・・
・・・
大原:その、お父さんとこの娘さんも・・サディスティックなんですよ。
・・・
中澤:へええ・・
大原:もっと優しさがあったら、こうならなかったんです。
中澤:ほぅぅ・・
・・・
大原:どだい・・根もっちゃん、どうですか?
根本:う・・うん・・
大原:奥さんがやきもち焼いたら?
出ます?外に?
わかったよ、じゃお母さん、一緒に出よう・・って、そんなに、被害妄想と本当に思って、憐れんでいて・・妻を愛していたならば・・
どうします?
根本:あえて、行動を自粛しますよね。
大原:してないじゃない、このお父さん。
根本:うーん・・
中澤:ま、普通に、いつも通りですね。
大原:という事は、お父さんも、娘さんも・・
自分・・娘さんも、どっかに、申し訳ないんですけども・・何か自分の中に・・
・・・
大原:お母さんに対する・・
怒り?憎しみがあるような気がするんですねぇ。
中澤:へええ・・
大原:で、お父さんも・・
うるさい・・なって、要するに、感情が両方共が・・
中澤:うん。
・・・
大原:穏やかでない時もあるんですね。
中澤:うーーん・・
大原:という事は、お母さんが相当ワガママに育ったのか?
中澤:ふぅーん・・
大原:かかあ殿下かわかりませんけれども。
中澤:はぁい。
大原:それが、お母さんの、その浮気をしてる・・とこから・・
・・・
大原:違う、何やってるのって・・冷ややかに・・
中澤:うん・・
大原:何言ってるのこの歳で。
僕が・・僕が、浮気するの?君。
冗談じゃないよ、やめてくれ・・って、これ、異常な一つの可能性もあるんですよ。
中澤:ふーーん・・
根本:ああ・・
大原:そして娘さんも、何言ってるのよお母さん・・
何考えてるの・・って、意地悪です。
・・・
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見る目が違う
中澤:ふーーん。
大原:ほんとに・・
被害妄想に・・なぜ片付けてしまうんだろうか?
中澤:ふーーん。
大原:特に、この歳が、わからないんですよ。
もし、お母様が・・
・・・
大原: 55から60過ぎになってしまったら・・
中澤:はい。
・・・
大原:やきもちは。
中澤:うん。
・・・
大原:ピークですから。
・・・
根本:ほぅ・・
中澤:へええ・・あ、その年代なんです・・
大原:だったらば・・
中澤:はぁい。
大原:年代が、全く書いてないんです。
中澤:うん・・
大原:そしてね・・ 2年前から未亡人が来たと。
中澤:はい。
根本:はい。
・・・
大原:ほんで・・騒いだの半年前。
中澤:はい。
大原:合ってるんですよね。
・・・
中澤:うん・・
大原:あのね・・被害妄想ってのはね・・
・・・
大原: 2年前に未亡人きました。
中澤:はい。
根本:はい。
・・・
大原: 1ヶ月か2ヶ月で・・あれ?
・・・
大原:この人おかしいわ・・ってなるんですよ。
・・・
中澤:ふーん・・
大原:1年半・・
中澤:ええ、ええ、ええ。
大原:じっくり見てるんです。
中澤:はああ・・
根本:ということですよね、半年前だから。
大原:ねえ。
中澤:はい。
大原:これ、被害妄想ではなくって。
中澤:ええ。
・・・
大原:まず、夫が・・このお母さんを・・女として相手にしてないんです。
・・・
中澤:ああ・・
大原:で、お母さんが・・夫を大好きなの。
中澤:ふーん・・
根本:あああ・・
大原:好きで好きでしょうがないんです。
・・・
中澤:ふん・・
・・・
大原:で、この夫は・・どちらかというと・・
・・・
大原:いい顔したい人。
中澤:うん・・
根本:あ、あ、ああ・・
大原:寂しがり屋。
根本:はい。
・・・
大原:そして、半年間かかってお母さんが、一年・・あら、未亡人だわ・・一年目。
中澤:ふんふんふんふん。
根本:うん・・
大原:なんか、夫、変ねぇ・・
根本:うん・・
・・・
大原:また一年・・
・・・
大原:なんか、夫・・&%$#、話したところ、見た事あると思うんです。
中澤:はい。
大原:人間はね・・
・・・
大原:自分と、夫が、今日、&%$#、夫が、いい関係じゃないの。
中澤:ええ。
大原:喧嘩はしない関係よ。
中澤:はぁい。
・・・
大原:でも、もう、夫婦関係も、まったくないの。
中澤:うん。
大原:その夫がね・・
・・・
大原:何の用事か、ないけれども・・
中澤:うん。
大原:その、未亡人のところで・・
根本:ああ・・
大原:立ち話以外で、楽しく話したらどうですか?
・・・
中澤:まあでも、心穏やかじゃなくなります・・かねぇ。
根本:自分を見る目と、その未亡人を見る目が違う・・
大原:違うはずなんです。
中澤:うん・・
根本:で、それ・・ちょっと、気が付いちゃったんだ。
大原:と、わたしは思います。
中澤:ええ、ええ・・
大原:で、この夫は、やめないんですもん。
・・・
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触れる
中澤:はああ・・
大原:で、お母さん、言ってますね。
その未亡人と触れてたいときはご機嫌だって。
根本:はい。
中澤:うんうん。
・・・
大原:触れるってことは・・
・・・
大原:しょっちゅう、触れてるんですよねぇ。
・・・
中澤:接触がない日は・・そうですねぇ。
・・・
大原:つまり、お母さんを・・
・・・
大原:感情の中で、いたぶってる。
・・・
中澤:へええ・・
根本:うーーん・・
中澤:これ、娘さんもですか?
娘さんは・・
・・・
大原:被害妄想って、言うでしょうかね?
中澤:ふーん・・
大原:つまり、お母さんが、よっぽど酷かったんだと思うんです。
中澤:ふーん、うん、うん、うん、うん・・
大原:強くて。
中澤:うーん・・
根本:ああ、そのなんか・・この、子供の頃の体験とか・・
大原:なんか、あったような気がするんです。
根本:ここらで、ちょっと反発・・
大原:そう。
根本:この機会を利用して。
大原:そう。
根本:娘さんも。
大原:そうですねぇ。
根本:ふーん・・
大原:でぇ・・
おと・・お母さんの、お父さんが、昔、浮気したって・・
中澤:ええ、ええ、ええ、ええ。
大原:言い訳つけること、あり得ないんですねぇ。
根本:うん。
中澤:はああ・・
・・・
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舞台
大原:となると・・
中澤:はい。
大原:わたしが、今日、伺いたいのは・・お嬢さんは、このお母さんを、どう思ってましたか?
中澤:ふーん・・
大原:だから、お父さんとお母さんの関係・・お父さんとあなたたち親子関係。
中澤:はぁい。
大原:お母さんが、一番強く・・なかったのでは、ないですか?
根本:うーん・・
中澤:うーん・・
大原:で、強いってのは、言ったら、きかない・・
中澤:ふーん・・
大原:ヒステリー起こしたら、凄い・・っていう・・
根本:うん・・
大原:そういう、お母さんでは、なかったですか?・・って。
中澤:うんうん、うんうん・・
大原:そうなると、お父さんからすると・・
辟易しますよねぇ。
中澤:はぁ・・い。
大原:そこに、未亡人が来ますねぇ。
中澤:うーーん・・
大原:やっぱり、その肉体関係ではなくって・・
つい・・癒しとして、立ち話をした。
中澤:うんうんうん。
根本:うーん・・
大原:そういう意味で、お母さんが・・始まった。
中澤:うん・・
大原:で、お母さんが、弱者になったのは・・
中澤:はい。
大原:この、お父さんと、隣の方が・・話してるところを、お母さんが、ヒステリー・・状態で騒いだとしますね。
中澤:うーーん・・
大原:そのときに、娘さんとお父さんが・・お母さんになだめた時に・・
中澤:はい。
大原:お母さんの立場は、強い・・強いお母さんから・・
中澤:うん・・
大原:憐れなお母さんに、変わっちゃったわけですねぇ。
中澤:うーん・・
根本:ああ、そうですねぇ・・
大原:変わりますねぇ。
中澤:はぁい。
大原:そっから、逆転になったんですねぇ。
中澤:はああ・・
大原:ですから、結局、解決の話しがないんです。
来年、引っ越すかもしれないとか。
中澤:う、うん・・
大原:そうなるということは、まあまあ、時期がみればね、収まるだろう・・って、その・・根底が冷ややかなんです。
中澤:うーん・・
大原:根底が・・ってことは、お母さんを・・
・・・
大原:あの、傲慢で・・
中澤:うん。
大原:気の強いお母さんから・・
・・・
大原:もう、髪を振り乱して、「お父さんが浮気した!」って言うね、浅はかなお母さんに・・
中澤:うん。
大原:してしまった・・っていう・・
・・・
大原:舞台になってるんですね、これ。
中澤:ふぅーーん・・
根本:ちょっと、底意地が悪かった感じ・・
大原:だと、わたしは思うんです。
・・・
中澤:はあ・・じゃあまず、それをねぇ・・是非・・
大原:はい。
中澤:え・・・
根本:%$ですねぇ。
中澤:そうですねぇ・・参考にしていただきたいと思います。
(音声で確認)
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