親権変更と子育て
今日はラジオネーム、トイレ掃除大好きさんという・・42歳の男性の方ですね。
2年半前に離婚して、当時7ヶ月の息子は、元妻が引き取って、月一回面会し、今3歳になります。
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とってもその子供は、明るい子です。
妻には、統合失調症の症状があります。
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パニックになるだろう息子との接し方
そのため、1年ほど前、元妻からの求めで、裁判所で、親権変更の話し合いをしたんですが、やはり元妻が、自分が育てたいと訴えて、変更に至りませんでした。
元妻は今も、その症状から息子を、私に預けた方がいいと思ったり、やはり離れることが辛いと病んでいます。
息子はママが大好きです。
こういった状況の中、私は月一回の面会で、息子にどう接すればいいでしょうか?
また、自分が息子を育てた方がいいとは思っているんですが、もし実際に息子が自分のところに来た場合、息子も好きなママと離れてパニックになると思うんですが、その時の接し方を先生、ぜひ教えてください。
とにかく息子のことが心配です。
お願いします。
2018年2月21日放送のSBC信越放送の『らじカン』(毎週月-金 14:05-18:15)の水曜日のコーナー『敬子と佳子の子育て相談』、テレフォン人生相談でお馴染みの、幼児教育研究の大原敬子先生のお悩み相談。
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見切り発車
大原:ほんとですか?ってことです。
中澤:はああ・・
大原:ほんとに息子の事が心配なの?って。
中澤:はああ・・
大原:意地悪な目で見るのはですねぇ。
中澤:ええ。
大原:この方の言ってることは、「右がいいんですよねぇ」・・あ、例えばですねぇ、え・・「ゆりがいいですよねぇ」
中澤:はい。
大原:でも・・でもですよ、ゆりだと、すぐ枯れちゃいますよねぇ。
中澤:うん。
大原:「やっぱり、生花よりも造花でしょうかねぇ?」・・「造花だと、やっぱり香りがないって、やっぱり僕は、やっぱり部屋の中は」・・って。
中澤:はああ・・
大原:あなたは、どういう考えを持ってますか?ってことなんです。
中澤:うん。
根本:うん・・
大原:でぇ、問題は、この話しで聞いてると・・統合失調症は、やけに・・普通のように出て来るんです。
中澤:はい。
大原:っていうことは、あなたから、りかん・・離婚を持っていったのかな?っと、思ってるんですね。
中澤:ふーん・・
大原:自分から。
中澤:はい。
大原:でぇ、後悔してるんじゃないかと思ってるんですよ。
中澤:ええ。
大原:で、それを・・書いてないんでわからないですけどねぇ。
わたしが、不思議だなと思うのは。
・・・
1年前って事は、もう離婚して、もう2年目。
中澤:はい。
大原:1年前、突然妻が・・えっともう、子供がみれないんだって。
「あなた、みて」って言った。
・・・
でぇ、言った・・たらやっぱり・・その場で、「やっぱり子供は、わたしが預かる」
根本:うん。
・・・
大原:と、また言った。
・・・
妻にも未練がありますよねぇ。
中澤:うーん・・
大原:未練があるんですよ。
中澤:はい。
大原:あなたもあるんじゃないの?ってことですよ、わたしは。
・・・
中澤:妻に対してですか?
大原:だとお思います。
中澤:はああ・・
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原点に戻る
大原:なぜか?・・っていうと・・
子供にね、どう接したらいい?って、今まで通りでいいんです、本来は。
中澤:はぁい、はぁい。
・・・
大原:さもね・・そのぅ・・こうしてね、今、経緯(いきさつ)で、子供の、親権でやってます・・って。
僕は子供、本当に思っています。
・・・
それと、やっぱ妻が・・自分がやっぱりみる・・でも、妻は、統合失調症ですからねぇ・・って。
・・・
でぇ、今、これから・・子供と会う時に・・僕は、どう接すればいいか?って。
・・・
常に・・大事なこと、人生で・・迷路に入った時は。
中澤:うん。
大原:原点は忘れちゃいけない。
中澤:はい。
大原:まだ、2年何ヶ月ですよねぇ?
そのお互いの状況、変わってないんです。
中澤:ええ。
大原:でも、離婚したんです。
中澤:はい。
大原:離婚しちゃった。
中澤:うん。
大原:離婚できるエネルギーがあった。
そして、妻は見ていた。
向こうから・・親権を・・言ってきた。
中澤:うん。
大原:でぇ、僕は会った。
中澤:はい。
大原:と、やっぱり嫌だ、わたしがみるって言った。
中澤:うん。
大原:はい、譲りました。
・・・
あなた、何やってるの?ってことです。
中澤:ほう・・
大原:男ならば・・
中澤:はぁい。
・・・
大原:その後・・もう一旦、離婚って決めたんなら。
子供を、月に一回会う・・
中澤:うん。
大原:自分の父親になろうと・・思った方が・・
中澤:はい。
大原:幸せなんですよ。
中澤:うん。
大原:となると、この書いてることは全部、本当のってことです。
中澤:ふーん・・
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不幸にさせる人
大原:自分が例えばですよ、もし・・申し訳ないんですけども・・
いろんな、パターンがあるんです。
だから、一概に言えないんですけども。
・・・
この彼女が・・相当悪かった・・悪い・・彼女であったならば。
中澤:はい。
大原:親権、彼女のとこ、来ないんですねぇ。
中澤:はああ・・
根本:うんうん。
大原:ですから、本当に・・統合失調症でぇ・・
中澤:はい。
大原:子育てできなかったら、親権、彼女のとこ、来ないんですよ。
中澤:ええ。
根本:うん。
大原:来てるんですから、彼女は。
中澤:はい。
大原:っていうことは・・
酷い・・統合失調症かな、とわたしは思うんです。
・・・
中澤:酷い?
大原:ええ。
中澤:はぁい。
大原:これは、一見、実は・・症状がありますと書いてあるの。
中澤:はい。
大原:事を、こう・・こう・・
根本:お、お、大袈裟に。
中澤:うん、うん、うん・・
根本:話、盛ってるか。
大原:盛ってますよねぇ?
中澤:ええ。
大原:で、なぜ・・そのぅ・・
・・・
家裁相手か、なにか知りませんけど。
中澤:はい。
大原:親権を子供に預けたのを、あの、奥さんに・・
中澤:はぁい。
大原:酷くないんでしょう?きっと。
根本:うん。
中澤:うん、うん、うん。
大原:そこに・・自分がイイ人になってるんですよ。
・・・
中澤:はあああ・・
大原:わかります?
中澤:ええ。
根本:ふーん・・
大原:だから・・
あなたと居る方が・・ごっちゃごちゃになっちゃうの、かえって。
中澤:子供・・
大原:子供が。
中澤:ああ・・
大原:だから今も、元に収まりましたよねぇ。
中澤:はぁい。
大原:ねぇ、でぇ・・そのぅ・・子供と離れるの、辛いって言ってるんだから・・
中澤:うーん・・
大原:お母さんの元でいいんじゃないかと。
中澤:ええ。
そしたら、君、あなた・・ちゃんと、お給料を預けて・・頑張ってね・・って。
中澤:うん・・
大原:でぇ、月に一回、お父さんだよ・・って、野球でもなんでも、遊んであげる。
中澤:ええ。
大原:それ、今、僕出来る事なんですよ。
中澤:はい。
・・・
大原:人は・・
・・・
不幸にさせる人っていうのは。
中澤:うん。
大原:すごく、親切にもっていくんです。
中澤:うん・・うん。
大原:でも、自分の役割が・・ホントの役割を半分にして。
中澤:ええ。
大原:そして、じょう・・た・・他者の目から見て、素敵だな・・と思うこと、やっちゃうんです。
中澤:ふーん・・
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未練
大原:この彼、一見、見ると・・すごいイイ人なんです。
・・・
でも、子供にとって、よくないですよね。
・・・
中澤:はああ・・
大原:でぇ、もっと言うと。
中澤:はい。
大原:ホントは、息子を育てた方がいいって・・もともと、奥さんの所に渡してるんだから。
中澤:うん。
大原:自分が息子を育てた方が良いと思っています・・だったらいいんですよ。
中澤:うん。
大原:思っています・・『が』
中澤:『が』
根本:うん・・
大原:もし、実際ってことは、やる気ないんじゃない。
中澤:はい。
・・・
中澤:ですねぇ。
根本:うん・・
中澤:ただ・・
大原:わたしが一番怒るとこ、ここなんです。
中澤:はぁい。
来たら、困ると思って・・るんですね。
大原:そうです。
中澤:きっとねぇ。
大原:結局・・来たら困る。
中澤:うん。
大原:でぇ、来なければ、僕は、やめた方がいいと思うんですけどねぇ。
中澤:うーん・・
大原:って、いい人になる。
あなたは、何をしたいか?って。
中澤:うん・・
大原:未練じゃないの?
・・・
中澤:うん・・
大原:これ、絶対、連絡して欲しいんですよ。
中澤:はぁい。
大原:離婚が・・見切り発車の離婚のような気がするんです。
中澤:はああ・・そうなんですか?
根本:ああ・・
大原:うん。
根本:考え抜いてない?
・・・
大原:じゃあいいよ、別れるなら、別れるんだって言った・・結構、感情的な彼と。
中澤:ああ・・うん・・
根本:ふぅーん・・
中澤:勢いで言っちゃってぇ・・
大原:一見、優しく・・うん、違ったらね・・違ったら、「先生!」って、来て欲しいんですよ。
中澤:うん・・
大原:これ、絶対的にねぇ・・見切り発車です。
・・・
中澤:はああ・・
大原:でぇ、未練たらたらと・・子供みてる。
中澤:うん。
大原:でぇ、とにかく常に、子供を題材にして、「いやぁ、子供の為には、僕はどう接していいか?」・・って、いやもう、離婚で決まって・・奥さんがみると言って・・
・・・
言ったなら、あなたは・・パパとして、努めなさいって。
中澤:うん・・
大原:パパじゃ、ダメなんですね。
・・・
中澤:はああ・・じゃあ、奥さん帰ってきて欲しい、プラス、奥さんに、自分の事を、認めて・・僕がいないとダメなんだよって、言わせたい?
大原:そう、そこが・・そこが・・あなたが・・例えば、浮気とか、あなたが弱点で、離婚したのか?
中澤:はい。
大原:そこによって、違ってくるんです。
根本:ああ・・そうか・・
大原:そうなんです。
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現実を見てない
根本:一回は、あた・・離婚がもし、浮気だったらね、頭下げたけども・・
大原:うん。
根本:もう一回、頭下げれない自分。
大原:うん。
根本:強い自分を。
大原:うん。
根本:もう一回。
大原:うん。
根本:妻に認めて欲しいと。
大原:うん。
・・・
根本:いうところに立ち戻りたいと。
大原:じゃないと。
子供が・・今後、どうして接していいか?ってこと、不思議でしょうがないんですよ。
中澤:うん。
大原:離婚は決まってしまって、子供と月一回会うんだったら、今まで通りでいいんじゃないでしょうかねぇ?
中澤:ま、そうですねぇ。
根本:うん。
中澤:養育費も払ったりしてねぇ。
根本:うん・・
大原:ねえ!
中澤:それでいい・・
大原:でもね、先生、やっぱり僕は、みたいと思うんですが。
中澤:『が』
・・・
大原:子供がお母さん恋しくて、言えないでしょう。
すると、子供は泣くでしょう。
僕は、子供みたいんですよ。
・・・
どうしたら今後・・
中澤:うん・・
大原:子供からも、パパ・・って、言ってくるし。
・・・
ねえ・・でぇ、僕はみれない。
中澤:うん・・
大原:だから、すごくなついてしまったら。
中澤:うん。
大原:困るでしょう?先生ってことでしょう、これは。
根本:うん・・
大原:違います?
中澤:そうですねぇ・・
大原:パパがいい、パパがいいって、言われたら・・僕は妻に、悪いことしちゃいますよねぇ。
中澤:うん・・
大原:そうすると、僕は最後まで、子もみれないし・・月一回を・・
・・・
でぇ、なにを言ってるか?ってことなんです。
中澤:ああ・・
・・・
そうですねぇ・・なにがしたいか?
根本:ま、覚悟が決まってないんですよね。
中澤:うん。
大原:うん。
根本:息子が来たらば・・その覚悟で・・しっかり育てればいいのに。
大原:うん。
根本:どうしようか?って、迷ってるってことは・・
大原:うん。
中澤:ねえ・・
根本:覚悟が決まってないってことですものね。
大原:ということは、よく覚悟が決まらない。
・・・
それから、え・・
なんじゃら、なんじゃら、やってる・・あっち向いてホイ、こっち向いてホイやる人は、ほとんどが・・
わたしが、わからないんですって。
中澤:うん・・
根本:うん・・
大原:わたしの中に、自分が、妻の未練があるのか?
根本:うん・・
大原:子供が好きなのか?
今の会社がうまくいってない・・なんにもわかってないんです。
根本:うん・・
根本:ああ・・
大原:だから、目先のあるものの・・例えば子供で、悩むことによって、今の自分のモヤモヤが消えちゃうんですよね。
中澤:うん・・
根本:ああ・・なるほど、うん。
大原:現実を見てないっていうのが、今日の、相談の・・答えだと思っています。
根本:ほぅーう。
大原:あなたは、現実をみてないでしょうか・・って。
中澤:いかがでしょうか?トイレ掃除大好きさん。
大原:大好きな人。
中澤:あのぅ・・そうじゃないだよ、先生・・というねぇ。
大原:欲しいんです。
中澤:ことがありましたら、また、今日はメールで、いただいていますけれどもねぇ。
あの、お寄せいただければと思いますよ。
大原:あなたは・・今・・どう生きていくかどうか・・
・・・
自分が分からないんじゃないでしょうか?
中澤:うん・・はぁい。
大原:っていうのが、わたしの答えです。
中澤:はい、わかりました。
根本:なるほど。
(音声で確認)
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