職場での旧姓使用不可、違和感に嫌悪感で離婚を考える

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職場での旧姓使用不可

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お礼のメール

ラジオネーム、Ｂ子さん、40代女性から、結婚して夫の姓をを名乗っていますが、違和感、嫌悪感があります、という相談。
あまり悩んだことのない脳天気な私が、人生最大に悩んでいます。
結婚して4年、仕事は20年ほど同じ会社でキャリアを積みました。
子供はいません、結婚して夫の姓を名乗っていますが、仕事では、部署内では名前を変更せず、旧姓のまま仕事をしていました。
しかし、部署外では、旧姓の使用は認められず、会社にお願いしたのですが受け入れてもらえませんでした。
現在は、下の名前で呼ばれたりしていますが、下の名前であまり呼ばれたことがなかったので、違和感が大きいです。

理解されないことが多い

名刺は会社に内緒で、旧姓でも作成し、事情を説明し、相手に2枚渡すなど、先方の反応を伺いながら対応しています。
旧姓を使うことに対して、理解を示してくれない方は、男女問わずいますので、名刺を渡すときは気をつけていますが、ほとんどの方から、「旦那さんがかわいそう」と、言われてしまいます。
この状況を夫に話したところ、夫は私の気持ちを理解し、離婚して名前を戻してもいいと言ってくれました。
その時は嬉しくもありましたが、夫に「離婚してもいい」と言わせてしまったことに自己嫌悪し、名前にこだわる自分の考えを、封印することに決めました。
本当に夫に罪悪感を感じ、申し訳ないと思ったからです。

違和感や嫌悪感

しかし封印して3カ月が過ぎた頃、会社の社員向けに講演をすることになり、掲示板に私の本名が書かれた、講演のポスターが貼られいるのを見て、すごい強い嫌悪感、違和感を感じました。
やはり、夫の姓のままでは、仕事は出来ないと強く感じました。
もやもやした気持ちを持ちながら、その日ネットで、夫婦別姓に関するブログを読むと、私と同じ立場の方が、夫の姓を名乗ることの違和感に対し、性同一性障害のような気持ちであると、例えて書かれていました。
私も同じ気持ちだと実感し、その文面にとても共感しました。

夫は受け入れてくれたが

その日、夫に再度、私の気持ちを伝えたところ・・
「決めるのは君だ」
「俺は従うだけだ」
「だからどうしたいのか、自分で決めろ」
「俺は全然名前にはこだわらないから」
と言われました。
すぐにでも離婚し、旧姓に戻したいのですが、離婚して生活が変わらなくても、夫の気持ちが変わるのでは？という不安が大きく、すごく悩んでいます。

会社に強制はできない

20年近く旧姓で仕事をしてきたので、旧姓のまま仕事をしたい気持ちが強くあります。
その気持ちを封印したとしても、また何かのきっかけで本名に違和感や嫌悪感を持つと思います。
会社の上層部に相談しましたが、現状では仕事ネームは受け入れられない、弁護士からは会社に強制はできないと言われ、今は離婚するしかないか、と諦めるような気持ちです。
とても長くなりましたが、どうすればいいのでしょうか？
アドバイス、ご意見を聞いて私なりの結論を出せればと思っております。

2016年8月3日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月-金 11:00-13:00)にて、作詞家でコラム二スト、人生の酸いも甘いもつまみ食いしてきた、ジェーン・スーが、リスナーから寄せられた、シリアスな悩みから、トホホな相談まで、一緒になって考える『相談は踊る』のコーナー。

お礼のメール

先日は、私の悩みに真剣に答えていただき、ありがとうございました。
また、リスナーのみなさんからのたくさんのメールをいただき、とても感謝しております。
名前について、私自身のことをご報告させていただきます。

旦那の姓のまま仕事を続けていくには、私の気持ち的に限界があると感じ、また旦那が、このまま悶々とする姿を見たくない、名前は変わっても、お互いの生活は何も変わらないと、後押ししてくれたので、悩みましたが離婚届を出しました。

旧姓に戻り、とてもとても晴れ晴れとし、夢が叶った気持ちになりました。
名前が戻った瞬間、市役所の駐車場で、何度もガッツポーズをしてしまいました。
本当に嬉しかったです。

今の法律では、夫婦別姓が認められておらず、夫婦別姓の選択肢があってもいいのではないかと、切実に願います。
私は子供がいないので、離婚をして夫婦別姓を選択することができましたが、子供がいると簡単にはできず、悩んでいる方も多いと思います。

でも、私は、名前を変更することができて、気持ちがすっきりしました。
これも、旦那さんの理解があったからだと思います。
とても感謝しています。

長くなりましたが、相談をさせて頂き、私なりの決断をしましたので、ご報告のメールをいたしました。

スーさん、。小倉さん、リスナーのみなさん、本当に、ありがとうございました。

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