自己アピール
先日上司から、半期の評価シート、いわゆる査定シートをもらいました。
今の会社に採用されてもうすぐ半年。
日々、業務に追われて、1日終わるという感じです。
自分はここ頑張ったという自己評価を気にするわけですが、元々 、自己肯定感が低く、自己アピールも苦手で、社会人になってから毎回悩みます。
自分の成果をしっかり書かないと、今後のお給料にも響きますので、具体的にと考えるのですが、お二人とも実績がしっかりと残るお仕事をされていますが、どのように自己評価を下してきましたか?
アドバイスいただけたら幸いです。
ちなみに私は、人事グループの事務職をしております。
2016年8月30日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月-金 11:00-13:00)にて、作詞家でコラム二スト、人生の酸いも甘いもつまみ食いしてきた、ジェーン・スーが、リスナーから寄せられた、シリアスな悩みから、トホホな相談まで、一緒になって考える『相談は踊る』のコーナー。
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自己アピールの見せ方
杉山アナ:自己評価、自己アピールが苦手。
ジェーン:どうですか、TBSありますか?
杉山アナ:毎回、そうですね、半期に1回ぐらいは、えー、5段階評価をして、仕事、振り返ってくださいというシートを書いて、デスクやセンター長と面談をするという・・
ジェーン:書くのは、でも、5とか4とかだけじゃなくて、なんか、いろいろ書く欄があるわけです?
杉山アナ:そうなんですよね、この半年間の間に、どんな仕事をしましたか?
例えば、ジェーン・スー生活は踊るを担当して、えー、代行で、MCをしました、とか、内容を書いたりするんですけど・・
それを元に、面談をして・・
この半年、どうでしたか?と、振り返るという・・査定の仕方ですね。
ジェーン:どうですか、かます方ですか?
杉山アナ:いや、わたしは、かませない・・
ジェーン:これねぇ・・性格によりますよね。
杉山アナ:苦手です、わたしも・・自己肯定感が、元々、低いので・・
ジェーン:あ、そうなんですか?
杉山アナ:はい。
なんか、これ、やってやったぞ!っていう仕事が・・
なかなかないというか・・番組終わると・・ホントは、わたし、番組途中から反省が始まってるので・・
ジェーン:あはは・・早いよ。
杉山アナ:ええ。
ジェーン:最後まで、やりきろうよ。
杉山アナ:だから、もう今、11時・・
ジェーン:もう、入ってるの?
杉山アナ:11時台の、あそこは、ああすればよかったしか、頭に残ってないです。
ジェーン:あはは・・ちょっと待って、今を、今を生きて。
杉山アナ:ははは、ははは、わかりました。
それぐらいなので・・番組終わったりとかして、終わったりすると、わたしは、なんとなく・・
自分は、ここを頑張ったなというよりは・・
この・・真夜中のメイさんと一緒で・・
ああ・・なんか、自分、今日もできなかったな・・みたいなところばっかり、あたまに残っちゃう・・
ジェーン:期待値が高いんでしょうね、たぶん、ご自分に対してね。
杉山アナ:自分に対するですか?
ジェーン:うん。
杉山アナ:いや、でも、ここまでのレベルは、やりたかったなっていう・・
ジェーン:ほら!期待が高いんだよ。
杉山アナ:自分が、やりたいという願望だと思います。
ジェーン:ああ、なるほど。
杉山アナ:はい。
ジェーン:自分自身に対する・・望み?
杉山アナ:はい。
ジェーン:そっか・・
杉山アナ:うーん・・
頑張ったシートではない
ジェーン:これでも・・なかなか、難しいですね、このシートにね・・
杉山アナ:難しいですよね。
ジェーン:でも、上司もさ、場合によっては、あれ、上司、安藤さんじゃないの?
杉山アナ:そうです。
ジェーン:あはははは・・茶番じゃないか、それでは。
杉山アナ:安藤アナウンサーと一緒に、面談します。
ジェーン:そう、なんかあの、場合によっては、上司も、あ・・とりあえずやるかみたいな・・
あい・・っとかやって・・
杉山アナ:ええ。
ジェーン:これなぁ・・まあ、そうだよなぁ・・あ、これもやったけ・・ああ、みたいな・・
杉山アナ:ええ、ええ。
ジェーン:このシート、なんのために書いたのよ、みたいな場合も、あるじゃないですか。
杉山アナ:はい、ただ、自己評価が、5段階・・あるので・・
自分で、1、2,3,4,5で、どれか、丸をするわけですよ。
ジェーン:うん。
杉山アナ:でも、5とかは、絶対につけられないですね、わたしは。
ジェーン:5をつけると・・勘違いしてるの?みたいに、思われたら嫌だと思っちゃうもんね。
杉山アナ:はい。だいたい、3・・
ジェーン:3?
杉山アナ:だいたい、3・・
ジェーン:3は、低くくない?
杉山アナ:4?
ジェーン:わたしは、だいたい、そういう時は、4よ。
杉山アナ:つけます?
ジェーン:4で、たまに・・かましの、5を入れたりする。
杉山アナ:あはははは・・かませるタイプですか?スーさん・・
ジェーン:いや、えっと、かませないタイプでした。
杉山アナ:はああ・・
ジェーン:だから、転職を何回か、繰り返すに・・えー、繰り返して・・
杉山アナ:ええ。
ジェーン:かました方が、得だなっていうのが、わかったんです。
よくほら・・あの・・人のね、手柄をとるのは良くないですよ。
杉山アナ:ええ。
ジェーン:それは下品だし、本当に、はしたないと思いますけど・・
これは、俺がやったの・・わたしがやったのって、言って・・
じゃあ、本当に100%、その人が、やったものなんて・・
ないじゃん。
杉山アナ:うん。
ジェーン:正直。
杉山アナ:ええ。
ジェーン:だってもう、絶対、他のスタッフがいて、チームがあって、ものを、成し遂げてくわけじゃないですか・・
杉山アナ:はい。
ジェーン:たまたまそこに、参加してたってだけだけど・・
ただ、そこで自分も、貢献したことも、確かな・・わけですから・・
杉山アナ:はい。
ジェーン:いや、あれは、なんとかさん・・って言ってると、結局、誰も見てくれないよなぁ・・と思って・・
杉山アナ:ああ・・
ジェーン:ただ、この方・・真夜中のメイさん、難しいのは・・人事の事務職なんですよね。
杉山アナ:そうですね。
ジェーン:これ、なかなかこう、なんて言うの、成績的なものが出ずらい。
杉山アナ:うん。
ジェーン:でしょう?
杉山アナ:でしょうね。
ジェーン:うん。
杉山アナ:人事で、しかも事務職ですから・・
たしかに、何を基準に・・
ジェーン:そうよ。
杉山アナ:わたしは、これをやったと言っていいのか、難しいかもしれませんね。
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定量化
ジェーン:しかも、ただ、少し気になるのは、真夜中のメイさんですね・・
自分は、ここを頑張ったという、自己評価を記入するわけですか?とありますが・・
杉山アナ:はい。s
ジェーン:ちょっとわたし、ここが気になるのはですね・・
えっと、査定シートはたぶん・・
頑張ったシートじゃないと思うんですよ。
杉山アナ:ほう?
ジェーン:頑張ろうが、頑張るまいが、実績が出た物に対して・・自分で、客観的に書くシートだと思うんで・・
実績が出てないものに対して、わたしは、ここを頑張ったっていうのを書いても・・
駄目なんじゃない?・・と思うん・・
杉山アナ:うーん・・
ジェーン:ですが・・
杉山アナ:うんうん。
ジェーン:杉山さん、なに書きます?
杉山アナ:あの・・担当した、業務について・・書きます。
ただ・・アナウンサーって、とても・・
その業務の、オンエアの一部分に関わった・・というところで・・
ジェーン:うんうん・・
杉山アナ:例えばじゃあ、視聴率が、何%上がりましたかっていうのは・・
ジェーン:うんうん・・
杉山アナ:自分の力かどうか、わかりませんし・・
具体的に書くのが、けっこう、難しいんですよね。
ジェーン:それ、書いちゃえば、いいんだよ。さっきの話しで・・
杉山アナ:ええ。
ジェーン:杉山さんがいなかったら、もしかして、視聴率が低かったかもしれないじゃん。
杉山アナ:・・・ホント?
ジェーン:馬鹿、なに、甘えた顔をするのよ。
杉山アナ:あはははは・・
ジェーン:わかんないじゃん、そんなの。
杉山アナ:いや、だから、わかんないから・・こう、なかなか、自己肯定感も低いので・・
こんなこと書いてもな、別にわたしがいなくても、べつに、こうなったんじゃないかなとかっていうふうに・・
ジェーン:あの、会社ですから、杉山さんがいなくたって、会社は、回るし・・
杉山アナ:ええ。
ジェーン:明日、誰も困んないですよ。
杉山アナ:ええ。
ジェーン:だって、会社って、そういうふうになってないと、だめなんだもん。
杉山アナ:そうですね。
ジェーン:だけど・・杉山さんが居た時に・・例えば視聴率が、19.8%・・
杉山アナ:はい。
ジェーン:だとしたら、それはそれで、事実なわけですから・・
杉山アナ:確かに、そうですね。
ジェーン:ちょこっと、書きゃいいんだよ、括弧で。
杉山アナ:ああ・・
ジェーン:今年、やった業務・・ちょっと横に数字・・なんとかかんとか・・
杉山アナ:確かに、数字とかっていうのは、わかりやすい・・
ジェーン:明瞭化しやすい。
杉山アナ:評価ですもんねぇ・・
ジェーン:うん。人事の事務だと・・
何を、定量化できるんだろうね?
杉山アナ:%とか、なにか表すの、あるのかな?
ジェーン:ねえ・・
杉山アナ:ま、これだけかかってたものを・・何時間短縮できたとかって・・
ジェーン:あ、そうだ、そうだ。
杉山アナ:そういうのはね、あるかもしれませんよね。
ジェーン:前年度に比べて、これだけの数の物を、これだけの速さで・・
杉山アナ:うん。
ジェーン:さばけたとか・・そういうことかな?
杉山アナ:うん。
ジェーン:たしか、なんかね・・定量化して、自分の力というか、ま・・実績?・・その、頑張ったことじゃなくて、実績を出すっていうのは、凄く・・大事だと思うんですよねぇ。
杉山アナ:ええ。
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数字を大きく見せる書き方
ジェーン:なんか・・ま、転職になったりすると、また、別だと思うんですけど・・
杉山アナ:はい。
ジェーン:わたし・・・は、ですね・・ちょっと話し逸れますけど、転職活動の時に・・
杉山アナ:ええ。
ジェーン:転職のプロみたいな、いわゆる、外資系の・・
杉山アナ:ええ。
ジェーン:金融とかで、働いてる友達の旦那・・
杉山アナ:はい。
ジェーン:にですね・・転職するんだけど、これ、どう思う?って言って、レジメシートみたいなの、自分のこう・・ねえ・・まだ、アレ、査定シート、自分で出すみたいなもんじゃん。
杉山アナ:ええ、ええ、ま、履歴書というか・・
ジェーン:履歴書、ちょっと違うんだよね、やってきたことシートみたいな・・
杉山アナ:ああ・・
ジェーン:履歴書、懲罰云々よりもね、やってきたことシートみたいなのやって・・
杉山アナ:ええ、ええ、ええ。
ジェーン:そこでねぇ、凄い、もう、はっきり学びましたね、やっぱり、何をするって・・はっきり、定量化して、目立つように、書くっていうの、ホントだいじで・・
自分という商品を、これ、社内の人でも・・
杉山アナ:ええ、ええ。
ジェーン:社外の人に対してもそうだけど、自分という商品を、どう売るかっていう・・
杉山アナ:うん。
ジェーン:自分が、自分の、宣伝隊長みたいなとこあるんで・・
杉山アナ:確かに、転職だとね。
ジェーン:例えば、そうそうそう。ま、でも、社内でもそうですよ。
杉山アナ:ああ、はい。s
ジェーン:社内プロモーションとかでも、自分のとこも、そうだと思うんですけど・・例えばじゃあ・・5万枚の・・前作、5万枚だったアルバムが・・
わたしが担当した時・・えー、10万枚になりましたと。
杉山アナ:はい。s
ジェーン:と言った時に・・そこを・・ま、もちろん、これだって、わたしがやったから売れたわけではないけど、実績として、そういうのが、あったとしたら・・
5万枚から、10万枚になって・・
5万枚増えました。
杉山アナ:ええ。
ジェーン:とかじゃないんですよ。
杉山アナ:違う?・・はい。
ジェーン:とかって、書いてたら・・
杉山アナ:はい。
ジェーン:ま、そん時はね・・5万枚だったのが、30万枚になってたんですよ・・ね。
杉山アナ:すごい、すごい。
ジェーン:そうだから、まず、25万枚増えましたって、書いてたら・・違う・・・これは、600%Upって書くんだって言われて・・
杉山アナ:ほう!
ジェーン:そうすると、ドカーンとなるじゃないですか。
杉山アナ:ええ。
ジェーン:そういうやっぱ、定量化して、どうやって見せたら、これが、大きい数字に見えるか・・っていうのを・・あのぅ、書いてください・・
あと、頑張ったことは全部、書かないとか言われましたね。
杉山アナ:書かない?
ジェーン:うん。頑張ったことは、結果が出てなかったら、いらない。
杉山アナ:へえ・・
ジェーン:これを頑張りましたとか・・
杉山アナ:はい。
ジェーン:これを、目標にやりましたとかじゃなくて、達成したことだけ書く。
杉山アナ:達成した数字で?
ジェーン:そう。
杉山アナ:しかもその、数字を・・大きく見せる、書き方、テクニック・・おお・・すごい。
ジェーン:今年、リオオリンピック、だから、今年すごい書きがいあるよ。
杉山アナ:書きがいは、ありそうですね。
ジェーン:はい。
杉山アナ:アドレナリン、そこで出るんで。
ジェーン:金メダル。
杉山アナ:金メダル・・全部見て・・
ジェーン:いましたみたいな・・
杉山アナ:ええ、ええ。
ジェーン:頑張りました、日本の人に、届けるためにとかじゃないんだよ、たぶん。
自分がやった時、何%みたいな・・
杉山アナ:たしかに・・
ちょっと、銀も銅も、ちゃんと数、数えます。見た。
ジェーン:そうです。
杉山アナ:見た数。
ジェーン:で、そこで自分が、伝えたかった数ですよ。
杉山アナ:そうですね。
ジェーン:自分が伝えた、金メダルと銀メダルの数、銅メダルの数。
杉山アナ:41分の、いくつ伝えましたって・・そうか・・それは、新しい発見ですね。
ジェーン:これ、人事の方で、もしかしたら、そういうやり方がある・・かもしれないんで、すぐ、お力になれなくて、申し訳ないんですけど・・考えてみてください。
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