残業代の未払いどうする

テレフォン人生相談
残業未払

テレフォン人生相談2016年4月2日は、1ヶ月、2ヶ月ほど前から、残業について会社から言われており、残業代が出ないような感じになってきているという相談。就業時間の定時6時になると、上司からタイムカードを打刻してくれと口頭で言われる。毎日、10時、11時まで残務整理があり、実際に残業をしているし、帰り難い環境にある。会社側は書面で営業社員は何時間、事務社員は何時間までと記載されている。周りからはブラック企業に近いと評判。年齢の事もあり、今は転職も難しいので仕事を続けていかなければいけないと思っているが、なにかしら良い改善策はないものだろうか。

スポンサーリンク

テレフォン人生相談2016年4月2日(土)

パーソナリティ:加藤諦三
回答者:大迫恵美子(弁護士)
相談者:34歳男性 妻30歳 結婚して4年

加藤諦三氏の〆の言葉『自分の身を守る。それには、世の中にはいろんな人がいるんだということを、しっかりと覚えておくことです』

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送される相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
その為、情報不足になり捉え方によっては、他者と違う感想になることもありますが、それらはリスナーの環境や体験談が代わって補うためと思ってってください。
何度も繰り返し聞いてみたり、時を隔てて聴きなおしてみると、聞き漏らした言葉や自身の環境の変化や体験談が加わり、最初に聴いた時と異なる感想になる場合があります。
異なる感想を述べる方の背景を考えてみるという楽しみ方もありますし、編集者の意図を探るという聞き方も面白いので、色んな楽しみ方を探してみてください。

定刻に打刻させ残業代は未払い

就業時間の6時になると、上司が口頭でタイムカードの打刻を促す。それから毎日、10時11時まで残業。実質の残業代は未払いの状態。

残業代が出ない

仕事の件で相談したいと34歳の男性からの電話。
1ヶ月、2ヶ月ほど前から、残業について会社から結構言われている。
残業代が出ないような感じになってきている。

残業をしてないと言えと言われている、ということ?と加藤諦三。
そういうことになりますね、と相談者。
まだ、残務整理があるけど、定時になったら打刻をして、そこから先、仕事を続けたければ続けてくれみたいな感じの。

現実には残業してるわけですね?と加藤諦三。
そうなんです、と相談者。
だけれども、それを残業してないというふうにしてくれということ?と加藤諦三。
そういうことですね、と相談者。

これも、酷い話しだね、と加藤諦三。
結局、社内で、残業に関する書面というのが、回っている、と相談者。
営業社員は何時間、事務社員は何時間までって書いてあって、そこから先は、とりあえず出しますよというふうに、会社側は書面では残してある。

定刻に打刻を促される

そうすると、例えば営業については3時間までと、3時間以上の残業はいけないとなってるわけですね?と加藤諦三。
そうですね、で、まあ後・・・と相談者。
だけど現実には残業は5時間になっていると、上から被せて加藤諦三。

5時間とか、それぐらい普通にやるので、と相談者。
2時間というのは、サービス残業で、してないことにしろと、という事を、上司から言われてるわけではないの?と加藤諦三。

上司が会社側から、そういうふうな通達を受けて、その直属の上司からの、口頭での指示がありまして、と相談者。
例えば、あなたが係長とすると、課長から、あなた営業かどこか知りませんけれども、例えば3時間とすると、で5時間働いたと、だけど2時間はなしにしろよなと、直属の上司から言われていると、と加藤諦三。

そうですね、なので定時の時間になると、早く打刻してくれって、と相談者。
定時の時間っていうのは、帰る時間っていうこと?と加藤諦三。
そうですね、はい、と相談者。

帰り難い雰囲気

普通は何時に帰ることになってるの?と加藤諦三。
定時は6時なんですね、と相談者。
実際には、打刻はその時間にしてるけれども、帰るのは10時、11時が当たりまえみたいな感じで、と相談者。

10時、11時が・・・それぐらいが当たり前ってことは、週に2、3回はそんな感じということ?と加藤諦三。
ほぼ毎日になってますね、今は、と相談者。
あなたのほうは、上司に何か、言い難いと、上司もまた会社から言われているから、ということ?と加藤諦三。

周りの仲間は何と言ってるんですか?と加藤諦三。
周りもやっぱり、同じように、その時間までやっているんですね、中には、ある程度自分の仕事が、終わった段階で帰る人もいたりとか、個人的な予定があって、押してもそこ行かなきゃいけないから、今日は申し訳ないけど帰らせてくれと言って、帰る方もいるんですけど、と相談者。

でも大体は、雰囲気的に帰れない、っていうような感じで、どうしても気を使い合って、残っているというか、当然、やることもあるから残ってやっているみたいな、と相談者。

ブラック企業に近いと評判

そうするとね朝は何時?と加藤諦三。
朝は9時出社ですね、と相談者。
という事はねぇ、通勤時間を考えると、もし11時じゃなくて10時としてもね、まだ30代といえ、これはちょっとキツイですね、と加藤諦三。

特に私が1人だったら、まだっていうところもあるんですけど、やっぱり、妻を待たせているので、その辺も家族がある身としては、どうかなと、考えたりしますね、と相談者。
と、奥さんが持ってるということも気になるということか、と加藤諦三。

年齢もあったりして、転職も今は考えるのも難しいかなと思って、であれば、今の仕事で続けていかなきゃという気持ちもあるので、と相談者。

それで何人ぐらいいるんですか会社、というか、周りの雰囲気というか、何人ぐらいの会社で、そういう雰囲気にあるのかしら?と加藤諦三。
パートの方が1人と、私を含む正社員が4人、と相談者。

言葉悪いけど、ブラック企業というわけじゃないんでしょ?と加藤諦三。
うーん、と唸る相談者。
ブラック企業に近いの?と加藤諦三。

近いんじゃないかなって、実際に入社してから、周りの人から聞いたりすると、ブラックぢゃないのという感じには言われますね、と相談者。
周りの人と言うとアレ、学生時代の友達と会って話したときとか、と加藤諦三。
そうなんです、相談者。

悪い事する人は証拠を残さない

ブラックぢゃないのということね、と加藤諦三。
そうですね、実際私も入社して、書面で回っていることと、口頭で伝えられることっていうのが、矛盾が結構多くて、と相談者。

特に、書面にしてしまうと証拠が残るじゃないですか、と相談者。
そりゃそうですよ、と加藤諦三。
悪い事する人っていうのはみんな証拠残さないから。

で、結局口頭で、言ってきて、いざじゃあこちらが、訴えるつもりはないですけれども、例えば訴えを起こすとなれば、そんなことは社員が勝手にやったことだというふうに言ってしまえば、逃げ道もあるっていうような、と相談者。

だけど、言ってしまえば、っていうけれども、10時まで働いてたら、何等かの証拠が残るよね、と加藤諦三。
そうですね、実際会社もセキュリティーっていうかありまして、当然誰かしら帰らないと会社も閉められないじゃないですか、なので本当に帰った時間のセキュリティーは発生しますし、でも実際打刻する時間はこの時間っていうので、ちょうどそこで時間差というのもあるから、それも証拠として残るのかなと思うんですけど、と相談者。

だけど、パソコン使ってれば、何時に使ったっていうのが分かる、と加藤諦三。
そうですね、と相談者。
ですよね、メールの連絡なんかしたら、と加藤諦三。
実際、パソコンでのやりとりも結構ありますので、と相談者。

あなたとしては全部サービス残業だと、だからといって解消を移るつもりはないと、と加藤諦三。
つもりはないけど、何かしら、改善策じゃないですけど何か、と相談者。

要するに、今のこの状態で私はどういう行動ができるでしょうかということね、と加藤諦三。
そういうことですね、はい、と相談者。

残業代の未払いの証拠

会社は証拠を残さないだけでなく、別の証拠を作る。そのためにも、残業代の根拠となる証拠を残すことが大事。手帳に出社時間や退社時間を記入しておくとか、パソコンの使用履歴を手に入れておく必要がある。

質の悪い会社

あなたがおっしゃってるようなのね、職場は結構たくさんあってですね、問題になってるときには、あなたがおっしゃったようなことが、随分たくさん行われていることがわかるわけなんですね、と大迫恵美子。

タイムレコーダーを時刻になると押させてしまって、でもその後ずっと仕事させるということは、わりと初歩的なというか、よく使われてる手ですよね。

ただおっしゃってる会社はね、単に、その単純なことをしてるだけってわけじゃなくて、実際の残業の支払いの基準と違う、文章を作って回したり、証拠を残さないって言うんじゃなくて、別の証拠作ってますよね。

それはね、相当タチが悪いと言わざるをえないと思いますけどね、と大迫恵美子。

ただ、あなたのご相談の非常に難しいところは、このまま働いていたいんだけれども、改善してもらいたいってことですよね、と大迫恵美子。
そういうことになりますよね、と相談者。

労働基準監督署へ通報

それをどううまくするかはね、かなり難しい話ですよね。
1つはね、労働基準監督署に駆け込んで、実情を話してね調査に入ってもらうということですよね。
これは駆け込んできた人の名前は、一応伏せてくれますので、内部告発があったんだろうという事は、当然会社は推測はするだろうと思いますけど、それでも誰がやったという事は、表だって名前は出ませんので、一応改善命令が出れば、1つの手法ですよね。

ただ、やっぱりそれも、働いている人にとっては、なかなかハードル高いんじゃないかと思いますし、仰られた職場の規模が大変小さいので、あの人がやったんじゃないかっていうのがわかりやすいかもしれないですね。

残業の証拠を残す

辞めるということになれば、当然未払い残業代の請求も、最後だからしてっていう事はあり得るんですけれども、そのためには自分の身を守るための証拠が、必要だと思いますけど、タイムカードっていうのが役立たなくなっちゃってるわけですから、それ以外にパソコンの使用履歴、これもただ、辞めてしまうと、そのパソコン持ち出すことできませんのでね。

で、自分のほうの問題としては、毎日手帳に、出社と帰る時間と書いておくとか、そんなの後から数字だけ書いたんじゃないのかって言われないためにもね、残業してやってた仕事なんかも、メモしておくと、後から思い出したりして、いやこれは6時に帰ったんだろう、と言われても、いやこの時間、これ書いてましたからと、誰それにメールしましたからということが、具体的にあると、より後から証拠としての価値が高まりますよね。

先ほども言ったように、メールだとか、パソコンの使用履歴だとか、そういうようなものから、証拠として残ってるっていうことあるんですけれども、結局辞めたりなんかすると、全部それ、会社側のものですから、労働者の側で手に入れて、裁判で使うのに、簡単に会社は出してこないので、そうそう簡単ではないです、厄介なんですね。

で、残業代などを請求するときは、自分の方で、計算して数字を出さなきゃいけないわけですけども、数字の計算の資料が、なかなかないってことが、非常によくあることなんですよね。
だから、あなたの方で必ず、きちんとつけておくってことが大事ですよね。

ブラック企業?難しいが悪い会社

で、今すぐ辞めるとか、残業代請求を裁判でするとかって、難しいお立場のようですから、それは後々のためにきっちり供えておくということで、準備をされることしかできないわけですけど、仰られたように、改善を求めるっていうのは、本当に難しいです。

会社の出勤時間が9時でね、退社、定時が6時ってことですけれども、もうすでにこの時間設定が、批判してますのでね、 9時から5時で1時間お昼休みを取らなければいけないことになっているので、 1時間多く設定されちゃってますよね。

だからやっぱりあんまり、こういう労働法規を守ることには、熱心じゃない会社なんだなっていうのが、最初からわかっちゃう感じなんですけど。

ブラックっていうのは、何を指してブラックっていうのか、ちょっと難しいと思いますけど、かなり悪いほうの会社だろうと思いますよ。

過労は命に関わる

転職はなかなか今、この時勢にね、そう簡単じゃないの分かりますので、短気は起こせないかもしれませんけど、なんと言っても、命あっての物種ですので、過労は命に関わりますので、そこは一定程度、あなたの方が理性を保って、体に無理があったら、いくら辞めたくないと思っても、辞めざるを得ないわけですから、そういういことは、目配りを忘れないようにしながら、で、その場合には残業代ちゃんと2年分貰ってでるぞということでね、準備もちしとかなくちゃいけないですし、もう少し言うなら、もうちょっといい職場がないかどうかを考えるとか、そういうことまでも必要なのかもしれませんよね、と大迫美恵子。

自分を守る証拠

結局これも戦いなんですよね、経営者との、その経営者と戦う時に、戦うという意志がない人が多いんですよ。
戦うという意志がないとどうなるかっていうと、自分を守るための証拠っていうのを、集めておかないんですよね。

で、事が起きたときには、裁判は客観的証拠主義ですから、騙すほうはそれをちゃんとわかって準備して、有利な事は全部証拠をきっちり作って行く、不利なことは全部証拠を消して行く。

で、あなたのほうは、全部有利なことが証拠に残っていない、不利な事は全部証拠に残っているっていうことになるわけでしょ、これで戦って勝つわけないよね。

だから、もし本気でね、改善してやろうと思うんだったら、どんどん仲間を増やすことから始まって、相手に不利なことの証拠はきっちり作るとか、やっぱりきっちり戦う意志、それをしっかり持つ意外ないね、と加藤諦三。

ああ、はい、わかりました、と相談者。

『自分の身を守る。それには、世の中にはいろんな人がいるんだということを、しっかりと覚えておくことです』

管理人のちょっとひと言

これをブラック企業と言ったら、ほとんどの会社が該当しちゃうよ。
同じ事でないにしても、大迫先生の言う通り、たくさんある。
まあ、それでも、酷いことは酷いけど、こんな稚拙な方法でと、逆発想してしまった。

ほんと、この労働環境を特に酷いと思わない自分もどうかしているかもしれない(笑)

それで、なんで残業代やブラック企業についての放送なんだろう?
と、考えてみたら、土曜日放送ということもあり、これ新卒社員向けへの、テレフォン人生相談スタッフのメッセージね。
たぶん、入社したばかりで、そういう職場に入社してしまった、若者に向けてだ。

社会人の経験があっても、こんな職場はお断り。
だけど、新卒だと、変に頑張ってしまって、病気になってしまうかもしれない。
それに、泣き寝入りなんて、させたくないもんね。

放送内で言ってることのおさらいになるけど、手帳に入退社の時間を記入しておくっていうのは、定番。
関係なく、やっておくといいし、パソコンの使用履歴や、メールの送受信の情報なんかも、控えておくといいよね。
そうそう、当たり前だけど、どのパソコン使っていたのか、型番とか控えておこうね。

どんな仕事を誰としたのか、特に取引先とかね、担当込みでメモだな。
今は、会社の物を持ち出すなんて、まずできないから、そうするしかない。
あ、出来ても、やらない方がいいと思うけど。

面倒かもしれないけど、自分の身は、自分で守るしかない。
本当に、体を壊してしまったら、どうにもならないから。
それと、自分が潰れる前に逃げろだな、そういう会社は。

小さい会社なら、相談する場所すらないだろうから、ちょっと大変だと思ったら、両親や兄弟、大人な人に相談したらいい。
加藤先生は、仲間を増やせって言ってるけど、在職中は、こぞって病んでいる可能性が高い。
役に立たない場合もあるし、会社にチクるのもいるかもしれない。

無闇に増やすのは要注意だ。
ちなみに、会社側の話しの分かる人っていうのは、胡散臭いので、本音は一切漏らさない方がいいと思うぞ。

現実は、放送内容より、もっと複雑で、分けのわからない状態になっていると思う。
その中で、冷静に判断できる自分というのは、無いと思った方がいいな。
だから、外に、ちゃんと相談できる大人を準備しておこう。

こういうとこに居ると、自分自身がいろんな意味で病んでしまい、正常でなくなってしまう。
そうなると、酷い状態が、常態化してしまう。
それは避けねばならないから、外付けの相談者を、準備しておく。

頑張り過ぎないようにね。

スポンサーリンク

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントする


※メールアドレスは公開されません。

Comments links could be nofollow free.