自分の意思を持つ

テレフォン人生相談
自己認識

加藤諦三が優しく相談者に寄り添う回、自分の事がよく分からない、将来の夢とか、好きなものとか嫌いなものとか、一切よく分からないという21歳の男性。通信制の高校を卒業するも、在学中から勤めていた工場はアルバイト、高校卒業後も働いていたが正社員になりたいと辞めるも、結局、正社員になれずにフリーターとして別の処で働く。しかし、みんなにイイ顔をして、人から頼まれると嫌と言えない自分が辛くなり辞める。父親が嫌いという相談者。小さい頃、マッサージをしてと頼まれると、面倒臭いと思いながらも、お父さんの為にしたかったと喜んでやっているフリをしていた。その父親が、自分の事を分かって、ちょっと気持ちに気付いてくれるようになり、嫌な事は嫌と言えるようになってきた。自分の意思を持つ事を禁じられて育ってきて、今どうしていいのか分からないという相談者に心を開いてと言う加藤諦三。

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テレフォン人生相談2016年3月8日(火)

パーソナリティ:加藤諦三
回答者:田中ウルヴェ京(メンタルトレーナー・五輪メダリスト)
相談者:21歳男性(無職) 父55歳(無職) 母53歳(パート) 兄24歳 祖母80歳くらい

加藤諦三氏の〆の言葉『自分が自分でいられるなら、この世に怖いものなどありません』

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送される相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
その為、情報不足になり捉え方によっては、他者と違う感想になることもありますが、それらはリスナーの環境や体験談が代わって補うためと思ってってください。
何度も繰り返し聞いてみたり、時を隔てて聴きなおしてみると、聞き漏らした言葉や自身の環境の変化や体験談が加わり、最初に聴いた時と異なる感想になる場合があります。
異なる感想を述べる方の背景を考えてみるという楽しみ方もありますし、編集者の意図を探るという聞き方も面白いので、色んな楽しみ方を探してみてください。

自分の意思を禁じられて育つ

誰にでもいい顔をしてしまう。人に頼まれると嫌と言えない。嫌と言うことは、自分の意思を表現すること。自分の意思を表現することを禁じられてきた相談者が、その呪縛から解放されつつある。

自分が分からない

21歳の無職の男性からの電話相談、父55歳は無職でパートの仕事を探している。
自分の事がよく分からない、将来の夢とか、好きなものとか嫌いなものとか、一切よく分からないと相談者。
自分の事が分からないという人は多い、と加藤諦三。

自分の事が分かるっていうのが、青年期の大切な課題。
今は、何もしてないと言うが、学生でもないし働いてもない、最後学生は、何年前?高校卒業したの?と加藤諦三。
定時制の高校を卒業したと相談者。

卒業してから、ずっと働いたことないの?と加藤諦三。
通信制の高校に通いながら、アルバイトで働いていた、工場で1年半ぐらい、高校へ行きながら働いく。
卒業した時は、アルバイトをしながら工場で働き続けていたが、辞めて
、また違う所で働いたのだが、辞めて、今に至る。

最初の工場を辞めた理由を問う、加藤諦三。
とにかく、正社員になりたくて辞めたと、相談者。
だけど、なかなか正社員になれなくて、またフリーターで違う所で働いたのだが、そこで、自分がみんなにいい顔してしまって、辛くなって辞めた。

みんなにイイ顔をしたというのは、人から何か頼まれると、YES、YESと相談者、嫌と言えないわけね、と加藤諦三。

嫌と言えない自分が辛い

イヤということが、なかなか言えないで、イイ顔をしてしまうというのは、家ではどうですか?職場の話しは聞いたけど、お父さん、お母さん、お兄さんには?と加藤諦三。

「父の事が嫌いですよ」と相談者。
小さい頃は、父親に対して自分はイイ子を装っていた。マッサージしてと父親が言うと、面倒臭いと思いながらも、マッサージをやってしまった。
面倒臭いと思いながらも、僕、したかったんだと、お父さんの為に喜んでやっているという感じで、やっていたと加藤諦三。

お父さんが、何かやってくれという時には、嫌でも、それをした。
嫌とは言えなかった、と相談者。

嫌というのは、自分の意思を表現することなので、相談者の場合は、自分の意思を持つことを、禁じられて育ってきているから、と加藤諦三。
そうです、そうです、と泣き始める相談者。
辛かったのかな?と問われ、はいと答える相談者。

21歳まで頑張って、よく電話かけてこられたね、と加藤諦三。

本物の自分に会いたい

父が、ちょっと自分の事も分かって、家族の事も考えなくちゃいけないな、みたいな感じで、ちょっと丸くなってきたんですね。
それで、自分の気持ちに、ちょっと気付いて・・・お父さんが自分の気持ちに、お父さんが、あなたの気持ちに気付いた?と加藤諦三。
両方、と相談者。
それで、父に嫌なことは嫌と、ほんのちょっと言えるようになった、と相談者。

それは、全部言えないよ、ねぇと加藤諦三。
ほんのちょっとでも言えたって事は、凄いことなの・・・
再び泣き始める相談者。

僕の考えでは、一人暮らしをすれば、また違った自分に、本物の自分に、出会えるんじゃないかなって思ってるんです、と相談者。
今まで、自分を断念して生きてきたもんね、と加藤諦三。
それで、本当の自分にチラッと気が付き始めた。

どうしていいか分からない

ありがとうございます、と相談者。
人は、それぞれ人生が違うからと、同じことをやるのでも、何でもなくできる人もいれば、ホント大変な人もいるわけ、それで今、働いていないわけだから、経済的には両親に頼っているわけね?と加藤諦三。

お父さんは、仕事、パート探しているっぽいです、と相談者。
お母さんが、パートで働いている、と加藤諦三。
おおよそ、分かったと(家族の現状確認と思われ)

で、今日の相談は、家を出た方がいい?という具体的な事?・・・というよりも、今、どうしていいかわかんないっていう・・・ソレです・・・そっちだよね、と加藤諦三。

今日ね、一つね、心を開いて話してみてください。
怒られるんじゃないか?とかじゃなくて、本当の事を、心を開いてね、と田中ウルヴェ京先生を紹介する加藤諦三。

自分の感情を言語化する

悪い感情を本当の自分の感情なので、それを書き出して言語化することは、自分を知るという過程での考え方の癖がわかる。

考え方の癖を知る

今日は一つだけ、メンタルスキルをご紹介します、と田中ウルヴェ都。

この事が、今嫌いなんだということが、一つ出ました。
何か他に、このことはとか、この人はイラつくとか、そういうのありますか?イラッとするっていう、イヤだな、この人はイラっとする相手とか、物とか何かありますか?と田中ウルヴェ京。

不公平な人、と相談者。

不公平な人に、不公平な事を何かされると、イラつきますか?
そうですね、両方ともに、して欲しいですね(?返事を間違えた?)。

こういう人に、こういう事を言うと、落ち込むな、こんな事は落ち込むな、という落ち込む事がありますか?と問われ。
落ち込む・・・弱点言われたり、嫌いって言われたりすること

嫌いって言われたり、何か自分の弱点を言われるとか。
こんなふうに、この事が嫌いだ、この事がイラつく、この事が落ち込むっていう、なにか聞こえけ聞くと、すごく悪い感情ばかりで、こんな感情出しちゃいけないと、人は思うかもしれないが、本当の自分の感情なので、人様にこの事を、ばらす必要はないので、せっかくの自分を知るというプロセスの中で、今日から、「この事は、今日イラついたな」「この事は、落ち込んだな」みたいに、わざと言語化する。

そうすると、どうしてこの不公平な人に、自分がイラつくんだろうっていう、何で自分はイラついたんだろう、っていうことも書き出して欲しい。
そこに、例えば、この人ももっと公平に見るべきだろうとか、もしもそんな事を書けていたのなら、それをあなたの「考え方の癖」と呼びます。

自己認識のスキル

そのあなたの「考え方の癖」自体が、あなたを締め付けている可能性があります。
締め付ける?と相談者。
あなたを、苦しめている、と田中ウルヴェ京。

ああ・・と、難し過ぎたか、わかっていないような相談者。

まとめとしては、自分の感情に、これだけ気付けてる方なので、その考えの裏にある、あなたの考え方みたいなことも、日記で、つらつら、つらつら、何でだろう?何で俺はイラつくんだ?何でこれ落ち込むんだ?みたいにしてみるのも、『自己認識』というものの、ひとつのスキルではある。

はい・・と言うも、戸惑い気味の相談者に、加藤諦三にまとめを頼む田中ウルヴェ京。

書くことで自分に気付く

『なぜ?』『なんで?』って考える事が、幸福の扉を開く、と加藤諦三。
まだ、合点のいかない相談者。
『なんで?』って考える事で、難しく言うと、現実に直面する。

田中ウルヴェ京先生から、あなたは幸福になる扉を開ける鍵をもらった。
書くのは、ライティングキュア―と言って、話すのも癒しになるけれども、書くことも癒しになる。
これは凄く大切な事ですから、今、いろんな事で、あなたは悩んでいるが、それは自分でない自分だから、悩んでいるだけですから、書くことで、自分に気が付いてくれば、不安は消えていくので、働く意欲も出てくる。

ああ、もう、働きたい、と相談者。
だけど、やりたいことがないから、何の仕事すりゃいいのかな?って、と相談者。

どんどん、行動に出始めてますから、最初から大きな事を考えないで、一歩一歩と、言葉を送る加藤諦三。

『自分が自分でいられるなら、この世に怖いものなどありません』

管理人のちょっとひと言

加藤先生が、凄く優しいですね。
ということは、相談者の現状は、自身の責に帰さざる事由があっての事。
少なくとも、加藤先生は、そう判断したってこと。

たぶん、この相談者には、何等かの障害(たぶん、軽度の知的障害かな)があると思います。
それと、家庭環境は、あまりよくなくて、少なくとも父親からの抑圧を受けてますよね。
ちなみに、そうだと思っても、今のご時世では放送内で言及されることはありませんけど。(昔は、あったような?気がしますが)

こういう時の加藤先生は、全力で理解してもらおうと、いつも以上に頑張ります。
なので、いつも以上に感情移入してしまう自分がいるのでご容赦を。
勝手に、突っ走ります。

相談者が、笑ってるというか、笑った感じで話をしてますが、これは、そうしないと何等かの圧を受けてしまうからです。
小さい頃からね、圧が何かは、想像してもらえばいいかと思います。
俗にいう、世間一般の子供とは違いますから、より普通であることを求められただろうと思います。

その為に身に付けたのが、笑うということと、嫌と言えないということ、誰に対してもイイ顔をしようとして、人から頼まれると嫌と言えないっていうこと。
すごく、柔らかく、本人は話してますけどね。
大人になっても、そうしている自分が辛かったんです、意味が分かりますかね?

誰に対しても、愛想をふりまいて、人からいいように使われて、そういう立場の人が、どんな人かってことです。
成人してから、アルバイト先で、そうである自分を辛いと思うということは、昔の記憶があるからです。
ある意味、辛いと思う自分とか、自分が何であるか分からないっていう事で、電話してきたっていうのは、加藤先生じゃないですけど、とても凄いことだと思います。

ほとんど、大多数の、同じような境遇の人は、電話なんかできないですから。
抑圧の中に埋もれてしまい、表に出ることなんか、まずないです。
誰かが、見つけてくれないと、自分では難しいです。

最初に泣き始める所ですが、「嫌っていうのは、自分の意思をね、あの表現することだから、あなたの場合は、要するに自分の意思を持つことを禁じられて育ってきてるからね」「よく21歳までこうやって頑張って生きてきて、よく電話かけたね」

ここからですよね、圧が少し和らいで、自分の表現をできるようになった理由が述べられるところ。
父親からの呪縛が、少し解けることで、嫌と言えるようになるところ。

父親が少し丸くなったのも、リストラでも受けたかな?
失意の中で、家族のありがたさが分かって、初めて次男の状況に気が付いたってこと。
気付くの、遅すぎるけどね。

それで加藤先生は、さすがです。
なんでも出来る人もいれば、大変な人もいるって、説明してる通り、時間はかかるけど、ちょっとづつ学習するタイプの相談者が、いきなりちょっと解放されたから、自分で考え始めちゃったんですよ。
だから、パニック、何をしていいのか、どうしていいのか、わかんないんです。

本来なら、親が少しづつ、教えてあげなきゃいけなかったけど、普通であり続けるように育てられちゃいましたからね、自分で考えて判断することをやってこなかった。
大変だろうな、いきなりたくさんの情報を、自分で処理しなきゃいけなくなって。

そういう事からも、田中ウルヴェ先生の・・・というか、これは加藤先生に筆談で頼まれたんじゃないかと思うんですけど、「考え方の癖」
言語化していくって、定番になりつつありますけど、自分が何者なのか、判断するツールにはなりそうですけど、ちょっと、この相談者が、そこまで理解できたかどうか、疑問が残ってしまいました。

できれば、この後で、高橋先生に就労までのことを、アドバイスして欲しかったです。
それこそ、焦らず少しずつ、やっていけるように、アドバイスしてくれると思うので。
自分から、行動し始めてますから、なかなか見どころありそうなんで、焦らず、我慢することができれば、仕事もできそうですよ。
誰かが、アドバイスしてあげないと、難しいとは思うんですけど。

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