引きこもりと対人恐怖の母

テレフォン人生相談
ひきこもり

テレフォン人生相談2016年3月25日は、35歳の娘の将来が心配だという61歳の母親からの相談。小3ぐらいから登校拒否が始まり、中学へは行っていない娘。しかし母親の父、娘の祖父が、読み書きや計算を教えてくれて、日常生活には支障はない。その祖父が2ヶ月前に亡くなり、落ち込んでいる娘にどう接したらいいのか。母親とは別棟に住んでおり、毎日を猫の世話とボンヤリ暮らしている。ストレスの無い性活で、生活も苦しくはない。農業で生計を立てており、娘も手伝ってくれる。引きこもりになったのは、母が神経症で対人恐怖の影響があったと思っている。ただ、三石由起子のアドバイスが頭に入らないのか、電話を早く切りたそうな母親。

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テレフォン人生相談2016年3月25日(金)

パーソナリティ:今井通子
回答者: 三石由起子(作家・翻訳家)
相談者:61歳女性 10年前に離婚 娘35歳 長男は20年前に他界 父2ヶ月前に他界

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送される相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
その為、情報不足になり捉え方によっては、他者と違う感想になることもありますが、それらはリスナーの環境や体験談が代わって補うためと思ってってください。
何度も繰り返し聞いてみたり、時を隔てて聴きなおしてみると、聞き漏らした言葉や自身の環境の変化や体験談が加わり、最初に聴いた時と異なる感想になる場合があります。
異なる感想を述べる方の背景を考えてみるという楽しみ方もありますし、編集者の意図を探るという聞き方も面白いので、色んな楽しみ方を探してみてください。

引きこもりの娘と対人恐怖の母

神経症で対人恐怖の母親、人混みが苦手で避けるように生きてきた。それが娘に影響して登校拒否、引きこもりになってしまったと思っている。

人間関係の作れない娘

35歳の娘のことでご相談したいんですが、という61歳の女性から。
主人とは10年前に離婚、娘には兄がいたが20年位前に他界。

小学校3年生くらいから登校拒否が始まり、高学年になって学校へ行ったが、中学は行っていない。
祖父が勉強をしっかり教えてくれて、新聞を読んだり、何でもほとんどできるんですけど、読み書きもできるし、計算もできるし、でも人間関係が作れないというか、そういうところがありまして、それも私の性格がものすごく影響していると思う。と相談者(以下母親という)。

私の性格は、神経症という病気で、対人恐怖と言われている。
人中(人が集まっているところ)が苦手で、子供の頃からずーっと人中を避けるような、生き方を娘にさせてしまった、と母親。
そのことがものすごく彼女の人生に影響していると思います。

それでも済んでしまったことですので、これからどうやって娘に接して、いったらいいか、そして自分もどんな心構えで生きていくのがいいかと思って、と母親。

お爺さん子

まず、あなたは普通に学校卒業されたの?と今井通子。
私も中学の時、ちょっとつまずきましたけれども、卒業がしました、と母親。
中学は卒業した、高校は?と今井通子。
高校はいきませんでした、と母親。

で、お爺さんと言うのは、お嬢さんにとってのおじいさんですよね、あなたのお父様?と今井通子。
はい、そうです、と母親。

お父様は、まだご存命ですか?と今井通子。
いえ、 2ヶ月ほど前に亡くなりました、と母親。
そのこともあって、ちょっと娘、落ち込んでるもんですからね。

そうすると、お嬢さんは、お爺さん子だった?と今井通子。
そうですね、ええ、と母親。
お爺さんがいろいろ教えられたということで、今そうすると、あなたのお家に一緒にいらっしゃるの?と今井通子。

私が死んだら

別棟におります、と母親。
私の方に来たりもします、両方の家で猫を飼っておりまして、私の住んでる方にも来ますけれども、別棟でほとんど暮らしております。
お一人で?と今井通子。
そうです、と母親。

何かお仕事はされてる?と今井通子。
いえ、うちは農業でありまして、と母親。
たまたま手伝ってくれたり、助かった時期もありましたし、そんなに苦にしないし、性格も私には不満があるものの、言う事は聞いてくれるし、それほど苦にはしないできた。

35歳という歳になって、私が死んだら、どうすればいいかっていうようなことを思いましてね、と母親。

生活には困らない

農業はそうすると、あなたもやってらっしゃるの?と今井通子。
私がやってますけど、そんなにたくさんはできないですけど、と母親。
もともとは、お爺さんお婆さんがやってらしたの?と今井通子。
そうですそうなんです、母親。

で、そこを継いでらっしゃるわけ?と今井通子。
そうですね、と母親。
生活にはあまり困らない?と今井通子。
生活に今、困る状態ではありません、と母親。

1日の生活

お嬢様は今、別棟に暮されてるけど、1日、どんな感じで?と今井通子。
猫が好きでね、猫の世話をしたり、やることないもんだからボンヤリとしておりますけどね、と母親。

朝昼晩のご飯食べたりするのも全く別なんですか?と今井通子。
祖父がおりました頃は、祖父と一緒に食べておりましたけどね、今は、あんまり食欲のない子なもんですから、カップラーメンや、ラーメンくらいなら自分で作るけれども、他のものは作らないもんですね、私が体のためにも悪いかと思って、ご飯を持っていきます。と母親。

じゃあ、持っていって別で食べているわけ?と今井通子。
そうです、と母親。
お嬢さん、ご本人としては、お母さんがもしものことがあったときは、どうしようと思うとは考えているのかしら?と今井通子。

娘を立ち直らせる

そういうことを話しましても、考えていないようです、と母親。
先のことは。
という事は、お嬢さんも登校拒否とかされたりして、中学も行かないで、でも知識的な事はおじいさまから習っているから、知識的にはあるだろうし、テレビ・・・と今井通子。

世間のことは知りませんけどね、と母親。
一応読んだり、書いたり、ということができますけどね。
私が通院しているところで聞いても、 娘は立派にやることやっているって、父がいた頃は、世話をしてましたから、細々したことをやってくれていた。
父から見れば、いなくてはならない存在でした。

医者の方からも、お嬢さんは問題ないということで、と今井通子。
そうですね、ええ、と母親。
なるほどね、と今井通子。

それで、彼女にとってはお爺さまが亡くなっちゃって、そうするとちょうど今いちばん、今まで相手のために尽くしていたのに、やることが無くなっちゃって、それで落ち込んでると。

お母様としては、そのお嬢様を、今どう立ち直らせるかっていうより、あなたは何かあった時の、将来のことが心配?と今井通子。
そうですね、将来の事や、私自身の気持ちの持ち方や、どんなふうにしていったら娘のためになるか、っていう、そんなような事を、お聞きしたいのですが、と母親。

娘の将来を憂うより母親が楽しめ

娘自身は、自分の現状を辛いと思っていないので、将来困ったと思わないだろうと三石由起子、娘の事を憂うよりも、母親が楽しむ事だと指摘。

娘は困らない

今お聞きしてて、私はいい暮らしだなと思いましたよ、と三石由起子。
私もずっとそう思っていたんですけどもね、なかなか自分でやる気にならないと、さっきいって困るんじゃないかと思って、と母親。

困らないと思いますね、と三石由起子。
そうですか?と母親。
35歳のこのお嬢さんがね、すごく辛がっているとかね、心配してるとか、気を病んでいるとか、そういうことであれば、母親として心配もしてやらないといけないし、将来どうしようかという対策も真剣に立てなきゃいけないと思うんですけれども、このお嬢さん、辛がってないんですよ、と三石由起子。

つまり私ね、これ問題ないと思うんですけれども、 35歳という歳はね、普通の35歳と違って、この方は中学から学校に行っていないわけですよね。
そうすると子供っていうのは、中学とか高校とかすごく忙しくて、宿題もあるし、クラブもあるし、雑用もあるし、いろんなことで時間をとられてしまうわけですが、この人は行ってないわけですから、たっぷりといろんなことを考える時間があったんですよね。

ものすごく世の中のことわかってると思うんですよ、と三石由起子。
そうなんです、理屈の上ではいろいろわかっているんです、と母親。
それで十分だと思うんです私、と三石由起子。

ストレスのない生活

例えば母親としてのあなたがね、何を良い暮らしだと思っているか、或いは人様の暮らしを見てね、ああ、こういうのがいい暮らしであって、こういうことを娘にさせたいとかっていうことを、たぶん母親だから思うと思うんですけれども、それが大間違いだと思うんですよ、と三石由起子。

そうですか?と母親。
いろんな生き方があっていいんだし、しかもこの人困っていないし、考えるっていうのはね、考えるっていうこと自体が生きる意義なので、あなたには苦しそうに見えるかもしれないけれども、彼女にとっては生きる目的であるかもしれない。

明日からどうして生きていこうって言うような、と三石由起子。
そういう感じゃなくってですね、ストレスのないところで今生活しておりますけどね、そのことがどうして苦になるものですから、と母親。

悩みを作らない

だから、それは間違いで、あのね、お嬢さんから見てね、母親って言うのが、全く素敵に見えないんだろうと思うんですよね、と三石由起子。
そうです、そうなんです、と母親。

ちっとも楽しそうじゃないし、こんな母親になりたいなぁ、ということを、ひとつも感じさせずに今まで来てしまったんですよね、と三石由起子。
ないと思います、はいはい、と母親。

それでね、今からどうすればいいのか、ということですけれどもね、もし自分が死んだとしたら、ですけれども、例えばお嬢さん結婚するとしますよね、結婚した方が、親というのは苦労するんですよ、と三石由起子。

うまくいきますかとか、子供はどうなるかとか・・・と三石由起子。
確かにそうです、家族だけの血のつながった者だけで今、ストレスのない暮らしをしております、と母親。

だからね、それでいいんで、何もあなたがね、悩みをわざわざ作り出して悩む必要はないんですよ、と三石由起子。
それで、私がアドバイスしたいのは、このお嬢さんから見てあなたがね、少しでも素敵に見えるように、つまりそれは、何をしたら良いかって言う、あなたのご相談の答えなんですけれども、あなたが楽しむことなんですよ。

電話を切りたくなった母親

あなたはお嬢さんのことを、心配しても無駄ですし、あなたはできる事は、今61歳なんだから、まだ楽しめるんですよ。
あなたは、お嬢さんのためを思うのであれば、自分が1つでも2つでも、楽しいことを見つけて、楽しい・・・と三石由起子。

あ、そうですか、はい、わかりました、と電話を切りたくなった母親。

いやいや、まだ聞いて下さいよ、と途中で終わらそうとする母親にちょっとキレ気味の三石由起子。
楽しいことを見つけて、その楽しかった話をね、お嬢さんにしてあげてほしいの。

今日、こんなことがあった、楽しかったとか、今日は映画を見に行ってきて、こうだったとか、楽しかったとか、今日ビデオ見ました楽しかったとか、テレビだって映画いっぱいやっているじゃないですか。
こんなで楽しかったとか、こんな小説読んだら楽しかったとか、あそこに出かけてこんなのを見てきたら楽しかったとか、っていうことをね、楽しかった話題を1つでも2つでも、 1つでも多くお嬢さんに聞かせる、そしてあなた自身が嬉しそうにしているっていうことが、彼女にとっての1番の力にもなると思うんですよ。

母親が楽しい事を見つける

だからあなたが今のような状態で、ぼんやりと心配する、何にもならない心配をするということは、彼女にとっても不幸だし、あなたにとっても不幸なので、やる事はただ1つ、あなたが楽しいことを見つけて、その報告をお嬢さんにしてやって、これが5年経とうが6年経とうが、ママみたいに楽しくね、私もこの歳になったら行きたいなっていうことをね、 1つでも思わせればそれでいいじゃないですか、と三石由起子。

そうですか、よくわかりました、と早く切りたそうな母親。

だから楽しいことを、あなたが見つけていただきたいと、私は思います。と三石由起子。
わかりました、ありがとうございました、とやっと解放されたと安堵する母親。

取り越し苦労

おわかりいただけましたか、と今井通子。
たぶんね、あなたが、先のことを心配する・・・と今井通子。
取り越し苦労、と母親。

そうそうそうそう、と今井通子。
三石先生がおっしゃるように、言ってても仕方がないことを心配しているという、それがまさにあなたがおっしゃったように取り越し苦労なんですけど、その取り越し苦労するのが、あなたのその性格の1つなんだと思うの。

そうなんです、はい、と母親。
だから、今三石先生がおっしゃったように、ちょっとお嬢さんのことから頭を離して、自分がどうやったら、どう生きたらいいかという方法を先に考えた方がいいかも、と今井通子。

そうすると、今お話を伺っていると、お嬢さんは、必要なときには手伝ってくれるんだし、と今井通子。
そうなんです、大分無理してると思うけど、真に強いところがあるのか、しっかりやってくれるんです、と母親。

お嬢さんは、お母さんのことに対して、あんまり喋ったりすることがお好きじゃないかもしれないけど、お母さんは愛してます。
だからお母さんのことしてあげようと思っている。
してあげようと思って、やるだけの能力を持っている。と今井通子。

何とかしてやってくれようとするんです、私が困っていると、と母親。
だから、そういうところもしっかりしているから、 1人の大人の人として、お譲さんを認めてあげるってことも大切、と今井通子。

で、ご自身の方は、三石先生が言われたように、いろんなことを考えてして、それでそういう事は、私はこういう風に楽しかったわよみたいな話をすれば、お嬢さんもちょっと気が晴れて、何年経つかわかりませんけど、自分もお母さんみたいにしようかなって思うようになると思いますよ。

はい、努力します、と母親。

管理人のちょっとひと言

心が折れたのか、聞くに堪えなかったのか、相槌に精気はないし、たぶん頭に入って来なくなっちゃったんだね。
たぶん、自己防衛のために、スイッチが切れちゃった。
三石先生の圧って、なかなかだもんな。

声のトーンとか、話すスピードとか、今井先生が、同じ事を言って「取り越し苦労」って言葉を引っ張ってきてるので、思考停止状態は間違いなし。耐え切れなくなって、自分から電話切らなかったのは、よく頑張ったよ。
そこはちょっと、可哀想だった。
もしかしたら、神経症で対人恐怖って私の性格を聞き漏らしちゃったかな、三石先生。

さて、娘の事は、心配だろうけど、どうしようもないよね。
ご飯の支度を自分で準備できるようにさせるとか、自分の食い扶持くらいは、畑か田んぼか分かんないけど、できるようにさせるとか。
何某かの、お金が定期的に入って来るようにしてあげておくとか、そのくらいだろう。

耕作者が実質母親一人なのに、生活が苦しくないって言うのは、何でなんだろう?
農業の事は詳しくないから、分からないけど、専業の方でも、結構困っているのにね。
他に、収入が入ってきてるとしか、思えないんだよな。

なので、かなりの資産家だと思うのよ。
だったら、そっちをきっちりしておけばいいのでは?
まあ、ないのかもしれないけどね。

もうちょっと、ほじくってくれたらなぁ。
そこが、残念。

61歳の女性が、一人きりで農業やって生活できる。
そんな環境なら、娘が一人ぼっちになっても、そんなに心配することないよね。
ということで、最後の三石先生の「失礼しま~す」

さすがに気が付いたのか、意気消沈?

しないか(笑)

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