独居老人の見守り

テレフォン人生相談
独居老人

一人暮らしという74歳の女性、自らを独居という。夫は既に他界し娘3人が交替で面倒を看てくれている。ただ、自分が死んだらこの土地を巡って喧嘩するのは目に見えている。亡くなったあと、更地にはしたくないので、6人の孫が仲良く遊びに来たりする場所にしたい。独居老人を見守る娘達は嫌がっているよう、どうしてこうなったのか分からない。遺言書も書きたいが、どうすればいいのか。

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テレフォン人生相談2016年3月5日(土)

パーソナリティ:加藤諦三
回答者:大迫恵美子(弁護士)
相談者:74歳女性 夫死別 一人暮らし 結婚し独立した娘3人 長女46歳 双子42歳の次女・三女

加藤諦三氏の〆の言葉『人は成長を変化します。その変化を受入れるのは成熟です』

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送される相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
その為、情報不足になり捉え方によっては、他者と違う感想になることもありますが、それらはリスナーの環境や体験談が代わって補うためと思ってってください。
何度も繰り返し聞いてみたり、時を隔てて聴きなおしてみると、聞き漏らした言葉や自身の環境の変化や体験談が加わり、最初に聴いた時と異なる感想になる場合があります。
異なる感想を述べる方の背景を考えてみるという楽しみ方もありますし、編集者の意図を探るという聞き方も面白いので、色んな楽しみ方を探してみてください。

独居と見守る娘達

独居だという74歳女性、近くに住む娘3人が見守り交替で面倒を看に来てくれるが、嫌だという態度に不満。自分が亡くなれば、今住んでいる土地を巡り娘達が喧嘩をするのは目に見えている。

独居老人の相続の悩み

独居74歳女性、今住んでいる、家と土地をどうしたらいいものか悩んでいる。
娘三人、この土地を巡って喧嘩するのが目に見えている。
「私が貰う」「私が貰う権利がある」とか・・・自分が亡くなった後、この家を壊して更地にはしたくない。
6人居る孫達が、この家を使って、仲良く遊びにきたりする場所にしたい。

娘3人は、自分が独居で暮らしているので、当番制で来てくれている。
長女は、転勤で帰って来たばかり、週に1回しか来ることができないので、あまり自分の面倒を看てないと、双子の妹達は言っている。

双子の妹達は、子供が小さいので、習い事が多く、お金がかかるので、自分が買ってきてと言った物は、レシートと一緒に請求をしてくるので、それを払っていると年金が無くなってしまう。

娘達の態度に不満

経済的には年金暮らし、食材、醤油や洗剤など、必要なので払うのはいいけれど、ここ5年間ほど、1年毎に孫達が入学していたので、カバンとか買ってもらうのが当然だと思っている。
お金も支払うと、買ってきてあげたのだから当然だという態度をとる。

自分に対し「餌をあげないでください」状態になっている。
たまには、甘い物が食べたくなるが、それをあまり、買ってきてくれなくなった。
どうやら鬱陶しくなったみたいで、相談者として、寂しいということ。

孫の態度、娘達の態度で不満がある。
しかし、孫はかわいくて、この土地と家を、娘3人で分けるようなことはしてもらいたくない。
とにかく、孫6人で、ここで仲良く、遊びにきてほしい。

遺言書を書きたい

加藤諦三、6人で仲良くということは、この3家族が、この家で仲良くということ、その家は広いのか?と。
広くない、普通の家です、と相談者
広くないと、ちょっときつい、相談者が何をしたいのか?

この家を、売った方がいいのか、本当は、ここの家に住んでもらいたい、孫達に。
孫の誰でもいいので、この家に住んでもらいたい。

そういうような遺言を書いて、それがどの位、有効なのか?という事が聞きたい。

現実離れした望み

娘達から大事にされていないと思う相談者。そのため、現実には不可能な孫が仲良く遊びに来ると遠い願望を言っていると指摘される。別の方向から考えることを提案。

遺言書で喧嘩しそう

孫で一番大きいのは長女の子供で高校1年生、その次はみんな小学生。

遺言書で、どの人かに遺すことはできる、と大迫恵美子。
それは誰でもいいのだが、いろいろ問題がある。
他には財産はなく、家と土地ぐらいしか相続するような財産はない、と相談者。

大迫恵美子が、この財産を、孫の一人にあげますと書くと・・・説明を始めると、執拗に、孫が6人で来て、みんなが来て仲良く使ってを繰り返す相談者。持ち主が必要ですか?と質問。
ええ、もちろんそうですと、大迫恵美子。

6人全員にということもあるが、6人全員にしたいですか?と大迫恵美子。
いえ、長女の所は、自分をあまり面倒看てくれてないので、長女の孫を入れると、残りの娘2人と、もの凄い喧嘩になると相談者。

孫は遊びに来ない

別の方向から、考えてみましょうと、大迫恵美子。
6人の孫が、あなたが亡くなった後で、あなたの家に集まって、仲良く遊んだり、仲良く何かをするという事は、ほとんど難しいと思う。
孫達も、大人になってしまう。

そうすると、今の子供達、将来どういうような生活になるのか、ちょっとよくわからない。
随分昔に相続が起きた人達の、土地や何かを処分しなきゃいけないという仕事をすることがあるが、3代に渡る場合、孫が10人くらい居たりするが、大体一人くらいは、外国に居たりする。

今の世の中、みんなどこに行って住むかなんて、全然わからない。
そうすると、孫達もみんな違う生活しているのに、年に1回6人で集まって、お婆ちゃんの家に行こうなんて、絶対に言わないと思います。

法事で集まるか

不可能ですか?と相談者。
昔は、そういう事の為に、法事が頻繁にあって、その法事で一族みんなが集まって、年に1回とか、そういう機会があって、自分達は親戚だと、確認し合う機会があったが、今は家で法事をしない。まして、相談者1人の家を、空けてしまったら、相談者や相談者の亡くなった夫の法事をするのは、娘達だろうが、古い家に集まってするかどうか分からない。

いや、お寺さんですと相談者。
そうすると、わざわざ孫達が、お婆ちゃんの家に行ってみようか、という気持ちになるきっかけがない。

お婆ちゃんが、可愛い孫6人が、いつまでも自分の事を忘れないで、いつも自分の事を、片隅において、自分が住んでいた家を大事にして、仲良くいつもでも、いてもらいたい気持ちはわかるが、それは今考えているような事ではできない。

我慢ではなく、受け止める

娘達の住まいとは近いという相談者。
先ほどのお尋ねは、孫にあげて、孫が仲良く使ってくれたらと仰ったのは、娘達への不満とか、もっと先の世代に対して、現実的ではない遠いところの話しとして、願望を言っているのであって、本当は、今目の前の3人の娘に大事にしてもらいたいということですよね?と大迫恵美子。

そうです、と肯定する相談者。
どうして大事にしてもらえないのか?と疑問をぶつける大迫恵美子。
私はそんな我儘言ってないんですけど、生活でいっぱい、だから、嫌だって言ってるみたいなんです、と相談者。

面倒看てくれるだけ幸せ

お子さん、3人ともそんな様子なんですか?と大迫恵美子。
いや、二人です、と相談者。
下の双子の妹2人のことを差して言う。
自分は、娘だと思って我慢していると。

お母さんは、まだ74歳、若いと大迫恵美子。
お譲さん達も、甘えているだと思います、と。
我慢するのではなく、受け止めてあげるというつもりで。

私には、そんな裁量はないと、相談者。

お母さんも、そこから目をそらして、次は孫だというふうに、遠いところへ逃げてしまうような発想では、なかなか娘さんとの間は解決しない。
でも近くにお嬢さんが居て、幸せ。面倒看てくれる人は、そんなに多くない。

変化を受け入れると成熟する

生きるのが嫌になると他所に救いを求める。救いを外に求める時、人は限界に来ている。そんな時は、関心を変えること。

要求が多いと地獄になる

お婆ちゃんの気持ちはよくわかる、と加藤諦三。
なんでこうなった?と疑問をなげかける。
泣き始める相談者。

泣いている、お婆ちゃんにきついんだけれど、なぜかって言うと、お婆ちゃんは結構要求が多い、要求が多いと地獄になる。
要求とは、いろんなこと?と相談者。
いろんな事、苦労して育てて、今の態度は何だと、私一人で、74歳で寂しくしてるのに、それが子供の態度かと、こうして欲しい、ああして欲しいという要求が、ものすごく多い、と加藤諦三。

それはあります、と相談者。
このもの凄く大きい要求が地獄にしてしまっている。
別の視点から言えば、大迫先生が仰っていたように、子供3人、孫6人居る。この幸せを見つめて生きるってこともできる。

乗り越えるべき時

これは今、乗り越えるべき時。
どうやったら、乗り越えられるか?と相談者。

しっかりと変化を見つめる。
人は変化する。
この6人の孫の、日々の変化をしっかり見つめていったら?と加藤諦三。

この6人の内一人は、去年こんなことできなかったのに、こんなことできるようになった。
この子は、こんな事ができるようになったとかっていうように、この6人も孫の成長を見つめる、そうすると6人の孫に、関心を向けると、お婆ちゃんの心の成熟が出てくる。

関心を変える

本当に、生きるの嫌になって、救いを他所に求めている。
もうお婆ちゃんは限界だと思う。
限界というのは、救いを外に求めた時というのは,人間、限界まで来てる時なんです。
だから一生懸命、頑張りました。もう自分は十分、頑張ったと思って、これからは、関心を変えましょう。

自分の要求ばっかりに振り回されていないで、皆さんが、ああしてくれない、こうしてくれないという要求が多い。
それよりも、近くで孫を見たいと言っている人はたくさんいる。
孫がいない人で、孫が欲しいと言っている人、いっぱいいる。

そういう人に比べれば、幸せと考えなければならない、考え方を変えるんですね、と相談者。

管理人のちょっとひと言

独居で年配の女性ですから、とても優しい大迫先生です。
こういう女性を相手にする場合は、言いたいこと言わせる、つまり受け止めるってこと。
それから自分の意見を言えばいい、さすが有言実行、慣れています。

まとめると、現実から目を逸らして、遠い存在の望みを託す。
そういう相談者は、まず現実に戻しておいてから、加藤先生のような対策をアドバイス。
そんな感じなのかな。

こういうのは、独居だとか、老人だとか関係なく、当事者になると一方向からしか、物事が見えなくなりがちです。
俯瞰というか、別の方向から考えれば、また違った見方があるもんです。
そう考えられれば、楽になるのだったら、そうした方がいいって事ですね。

ちょっと質の悪いのは、双子の娘のような気がします。
どちらかというと、転勤でいない間に、長女の方が、立ち入らせてもらえなくなったんじゃないのかな?と思わなくもないですが、情報不足なので分かりません。
まあ、それ以上に相談者の上から目線が、そうさせたような気もします。

要求って、加藤先生も上手に言ったもんだな、と思ってしまった。
要望じゃないもんね、要求ですもんね。
食材を買ってきて、醤油を買ってきて、洗剤を買ってきて、なんだろうな。

お金を払うから「ありがとう」って言ったこと、ないのかもしれない。
だから、無意識に、自分の支配できない相手を避けてるんだろうね。
思う通りに言う事を聞かず、逆に要求されたりするから。

ということで、孫なんだね、今なら言う事を聞いてくれるかもしれないし、おそらく娘と一緒に来て、家の中で走り回ってるんだろう。
だから相談者にとっては、大人の孫じゃなくて、いつまでも小学生のままで、妄想しちゃってるわけだ。
都合のいい、現実逃避。

だからさ、加藤先生が、日々変わる、子供の成長に目を向けろって言ってる。
妄想の中の子供が大きくなって、支配できなくなることを悟る時。
やっと、成熟するんでしょうね、5年間毎年、カバンを送らさせられていたんだから、イチバン下は小1かな?

あと、6年もすれば思春期を迎えるだろうから、その頃にはね。
もう、80歳になってるだろうけど。

ついでに付け足すと、子離れできなかったから、孫に行っちゃった。
だから、家に遊びに来た孫に対して、何て言ってるかもわかっちゃうよね。
ああしちゃ駄目、そうしちゃ駄目、こうしなさい。

要求してるんだよね。

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コメント

  1. こんにちは。
    中高年って大半がワガママですよね。
    成熟した方は本当に少ないです。そんな方の周りは、呼びもしなくても人がたくさん訪れています。

    相談者は…そういうことなんでしょうね。

    私も三姉妹なのですが、母親は娘に対して甘えるばかりで、
    何かしてあげても「当然」という顔をしてお礼も言いません。
    しないと不満を言ってきます。
    親しき仲にも~ですよね。

    寂しさを抱える人はまず自分に原因がある、というのを気づいて欲しいです。

    管理人さんの一言とまとめ方が好きです。
    いつもありがとうございます。

    • いつもありがとうございます。
      >寂しさを抱える人はまず自分に原因がある
      ホントですね、問題は、それを認めないことにもあったりして。
      加齢と共に、どんどんひどくなってくるから困ります。
      三姉妹ですか^^
      たぶん、その部分が際立ってくると思いますよ。
      息子に対しては、諦めも生じるみたいですが、娘に対しては執拗になったりするみたいです。
      どうも「女」の良くない面が際立ってくる感じします。
      「一言」気に入っていただいて、ありがとうございます。
      勝手に言いたいことだけ、書いてるので、お気に障ることもあるかと思いますが、そういう時はスルーしてくださいw

  2. 孫たちは、今はおばあちゃんちが楽しい時期かもしれませんが、
    部活動やら友達やら成長しながら外の世界に動き出しますよね!
    おばあちゃんちより自分で行きたい場所に行ってしまいます…そうなったときの相談者が心配です。

    • ありがとうございます。
      加藤先生のアドバイス通り、少しずつ成長を追っていけば、諦め?みたいなものがあると思うのですが
      ずっと、今のままだと、厳しい現実が待っていそうですね。

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