タトゥーを入れた息子が不安

テレフォン人生相談
生き方

テレフォン人生相談2016-04-30は、大学生の頃にルームシェアをしていた次男、どうやら彼女と住んでいたらしい。今月、家を出たのだが、どうやらその時にタトゥーを入れたらしい。いつもはパンツ1丁で居るのにTシャツを着ている。言わないので隠したいのだと思い、聞かないと母親。覚せい剤所持や、暴力団との繋がりを、テレビのワイドショーなどで聞くので不安。それ以外、自身の話し方が変だと、周りに言われたり、笑われたりするとのこと。主語がないとか、言葉に優しさがないとか。加藤諦三は感情表出言語喪失症と指摘。自分の感情を表現する練習をすることをアドバイス。

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テレフォン人生相談2016年4月30日 土曜日

パーソナリティ:加藤諦三
回答者:最上雄基(心理療法研究)
相談者:51歳女性 夫60歳 長男27歳 次男26歳(今月家を出て一人暮らし) 長女23歳

加藤諦三氏の〆の言葉『公的に大切なことは真面目さ、私的に大切なことは優しさ』

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送された相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
音声はありませんが、文字起こしから、曖昧な返事や、相槌、繰り返し話される言葉は、極力カットして、なるべく意味が通じるように編集したものになります。
聞き漏らした方、もう一度、内容を確認したい場合に、ご利用ください。

読むテレフォン人生相談

51歳の女性から、次男26歳が今月、家を出て一人暮らし、大学の時にも1回一人暮らしをしました。

タトゥーを入れた息子

この26歳の次男が、今、家を出て、1人で暮らしていると、それでどういう相談ですか?(加藤諦三)
大学の時に1回、友達とシェアをして1回出たときに、タトゥーを入れてしまったんですね。(相談者)

何を?(加藤諦三)
タトゥー。(相談者)
ああ、はあ、はあ、はあ、友人とシェアしてたって何をシェアしてた、何を一緒にしてた?(加藤諦三)
お部屋ですね。(相談者)
部屋を共同で借りたってことね。(加藤諦三)

それで?まぁ、大学は卒業しました。(加藤諦三)
それで、うん・・・で、あの、卒業する前に戻ってきて、普段パンツ1丁だったりしてたのが、上着、Tシャツとか着ているんで、おかしいなとは思っていた。(相談者)
その前に、タトゥー入れたいんだ、みたいな相談受けて、やめなさいって事は言ってたんですけど。(相談者)

その、タトゥー入れたことによって、今、何かニュースとかで取り上げてある、何か覚醒剤みたいなのに、そういうふうに、の方向に、行くんじゃないかっていう不安がある。(相談者)
ああ、なんか、要するにこの今、この子の将来に不安だ・・というのですね。(加藤諦三)

伝えるのが苦手

で、ちょっと気になるのはあなた、タトゥーとかシェアとかね、家族で外国に住んでたとかっていう?(加藤諦三)
ないです。(相談者)
まぁ、シェアって言葉・・(加藤諦三)

ちょっとねぇ、私自身は自分のことを伝えるのも、ちょっと苦手かもしれませんね。(相談者)
会話はできてると思うんですけど・・自分のことに関して言うと、なんか4人ぐらいの女友達と話しているときに、私の発言では笑われたりっていうことがありますね。(相談者)

例えばどんなこと言ったとき、笑われる?(加藤諦三)
なんか、私の中では「我々は」っていう感じ・・「私達」って言うよりは、なんか「我々は」って言った時に、一番覚えているのは、それで1人の友人に大爆笑されたりとかして。(相談者)
まぁ1人が笑うから他の友人も笑うから、いや「我々は」って、普通使うんじゃないかと思ったり・・(相談者)
あと、そう、主語がないとも言われますね、友人には。(相談者)

物事を判断する基準

ああ・・ご主人との関係はどうなんですか?(加藤諦三)
うーん、まあやっぱり夫婦の中で話してるときに、その言い方が嫌なんだって、だから自分がまあ、昔にも旦那に言われたけど、自分が正しいと思って喋ってる・・そういう言い方されたりとか・・(相談者)

その言い方が嫌だとか、あともう1人の女の同級生にも、「もっと優しく言いなよ」とか言われたりとか、使い方が下手みたいですね。(相談者)

使い方が下手と言うよりも、あなたの場合はアレでしょう、物事を判断するのに、正しいか正しくないかっていう、そこが基準なんでしょ。(加藤諦三)
あのぅ・・他の友人が不倫してるのも、そういうのは許せない。(相談者)

許せないでしょうね・・だって正しくないことだもん。(加藤諦三)
そうです。(相談者)
なんか小さい頃から、これは正しい事、これは間違った事っていう、そういう厳しい教育はされたわけ?(加藤諦三)

うん、まあそうですね、特に父なんかはやっぱりあの・・間違ったことはいけないっていうふうな感じなふうに受けてますね。(相談者)
で、お母さんは?(加藤諦三)

お母さんもあまり何も言わないというか、まあ心配はしてくれてたんですけど、っていう感じですね。(相談者)
まあ、心配してるのは、伝わってきました。(相談者)

で、買い物行ったりするときに、低学年の頃なんか、手をつなごうとしたら、あまり手を繋ぐっていうよりは、私が母の腕にぶら下がる感じでしたね。(相談者)
うん、そうなんだろうね。(加藤諦三)

父は、手が大きかったので、親指つかんで歩いてる思い出はありますね。(相談者)
だから一緒に食べてる時も、お母さんが、お魚の骨をとってくれて、ほぐしてくれて、なんか食べるっていう、なんかこう・・夕食をお母さんと一緒に食べるとか、なんかそういう感じではないの?(加藤諦三)
そうですね、なかったですね。(相談者)

なかったですよね。で、まあそういう感じであなたは生活していて、今この次男が、家を出たと・・で、その事で、覚醒剤を所持しているわけではないけれども、そういうことになるのではないかというふうに心配しているけれども、私はどうしたらいいでしょう?ということね。(加藤諦三)

そうです。(相談者)

最上雄基アドバイス

今お話を伺ってても特に、タトゥーを入れたということもまだわからないわけですけど、なんでかって言うね、覚せい剤どうこうは分からないことで。(最上雄基)
でも大きくね、家庭内暴力が起こって、とか、そういうことがあるわけじゃないんですよね。(最上雄基)
うん、うん、そうですね。(相談者)

タトゥーを入れる意味

次男のね、年齢とか、このぐらいの子たち、僕も見てますけれども、ケアであたりますけれども、そんなに大騒ぎすることじゃないんです、このタトゥー入るっていうのも。(最上雄基)

別にこう、不良じゃなくても・・あの、グレてて、その、覚せい剤というと、今、たぶん、あなたは暴力団とかそっちに結びつけてると思うんですよ。(最上雄基)
でも、彼の場合、さっきあの、ルームシェアと仰ったじゃないですか、ね。(最上雄基)
ルームシェアって、おそらく息子さんから聞いた言葉じゃないですか?(最上雄基)

息子さんは娘さんが、こういう風にするって言った時に、ルームシェアしたいみたいな・・(最上雄基)
そうですね、学生のうちはダメなんじゃないのって言って、いや、バイトしてるから大丈夫とかって言って・・(相談者)
うん、ま、あの、最近分かったんですけど・・まあ、彼女と一緒に居たみたいですね。(相談者)

ああぁぁ、それは言えないわけだ。(最上雄基)
女の子と住んでたんだなぁと思って・・(相談者)
住んでたんだなぁと思って、その辺は、息子の口からは聞いてないんですよね?(最上雄基)

聞いてないですね。はっきり私も、だから今回のタトゥーを入れてあるのも、本人が隠してるから私は、ダメだって否定したのに彼が入れたわけだから、やっぱり私には知られたくないと思ってるから隠してるんだと思うんで、知らない振りのまんまでいいのか、気づいてるのよって言って、これ以上しないでっていうふうに・・と・・(相談者)
それは言わない方がいいですね。(最上雄基)

やめなさいという理由

今、その、凄い不思議なんですけども・・だって、親子じゃないですか。(最上雄基)
で、気付いてて、やめなさいって言ったわけですけれど、たぶんこの時、彼の思ってるタトゥー入れたいっていうのと、あなたが聞いた限りのタトゥー=入れ墨で、暴力団で、覚せい剤でっていう、そういう受け取り方をしたと思うんですよ。(最上雄基)

ま、以前の時はなかったですけれど、今最近報道でそういうことが多いので、そういう方へ繋がっていくものなのかなっていう不安があります。(相談者)
やめなさいっていうのは、何でだったんですか?(最上雄基)

やっとあの・・私の父も若い頃に、昔で言う入れ墨ですよね、若気の至りで入れたかったけど、入れなくてよかったっていう話を、酔うとよくしてたんで、やっぱり公共の施設プールとか、温泉とか入れないじゃないですか。(相談者)

で、私なんかを、子供の頃にプールなんかに連れてってくれた時に、外に入れてる人なんか注意されてるのを見て、やっぱり入れないでよかったみたいなことを言ってたんで、できたら入れてほしくないっていうか、入れない方がいいと思ってました。(相談者)

それは、説明しました?(最上雄基)
細かくそこまでは説明してないですね。(相談者)
細かくそこまで説明するべきでしたね。(最上雄基)
あ、その時に・・(相談者)

悪い体験をしてる気分

ええ、ええ・・あの、ちょっとね、1日の生活のうちで、テレビとか見てる時間多いんじゃないかと思ったんですよ。(最上雄基)
そうですね、ずーっとかかってます。(相談者)

僕自身がね、治療にあたってたりして、気をつけてもらうように良く言うんですけれども。(最上雄基)
体験してもないのに、あんなにもね、噂話とかテレビだったり、しかもテレビもそのワイドショーみたいなものばっかり見てると、自分の周りでは一切何も起こってないのに、いろんな悪いことを体験してる気分になるんですよ。(最上雄基)

はあぁ・・(相談者)
そうすると、自分の回りに関連付くことを思い出しては、何もかも、いろんなふうに、悪い風に、起こるんじゃないかってね、絡みつけて全部そういうふうに決め付けちゃんですよ。(最上雄基)
何よりも、何も起こってないということを、忘れないでほしいですよね。(最上雄基)

自分の好きな空間を作る

あの、たぶんね、この大丈夫です、息子さんは。(最上雄基)
ああ、よかった。(相談者)

むしろ、あなた自身の方が、やることがなくなっちゃってるんですよね。(最上雄基)
うーーん、そうですね、はい。(相談者)
やることなくなっちゃうと、やっぱりそういう風になっていくので、ちょっとね、現実的に変えていくっていうかね、自分のちょっとね、趣味でもいいんですけれども。(最上雄基)

特にね、奥さんたちの場合は、僕はあの、台所周りとか、自分がちょっと家にいて、気分が良くなるとか、ここは私、こうしたいなって、こうしたらオシャレだなとか、自分の好きな空間を作るようにしてみると、もう、家の中で気分少し明るくなってきて、あ、こんな部屋に居ると気分いいと思ったら、行動変わりますから。(最上雄基)

ちょっとその辺も、気を付けていただきたいなぁと思うんですけど。(最上雄基)

加藤諦三まとめ

あのね、今あなたにとってすごく大切なことって、真面目さなんですよ。(加藤諦三)
そうですね。(相談者)
で、あなたに欠けてるるものは、何かって言うと優しさなんですよ。(加藤諦三)

情緒の交換

はあ・・はい。(相談者)
今あなた、人と会うとね、情報の交換しかないんですよ。(加藤諦三)
そうですね。(相談者)
情緒の交換がないんですよ。(加藤諦三)

ほう・・・情緒の交換っていうと、どういう感じに・・(相談者)
例えば、「寒いね」って言ったとしますよね(加藤諦三)
はい。(相談者)
「冬ですから」って言ったらどうなる?(加藤諦三)

うん・・・終わっちゃうってこと?(相談者)
終わっちゃいますよ。(加藤諦三)
「寒いね」って言ってるのは、「あなた、寒いって知らないでしょう」ってわけじゃないわけですよ。(加藤諦三)

寒いという感情を、共感しましょうっていうことですよね。(加藤諦三)
だからその生き方は、この51歳でそうなってしまうのは、さっきその、お母さんとの、小さい頃のお母さんとの食事の仕方を聞いて、分かるんです。(加藤諦三)

そういうようになっちゃうってことは、人と情緒の交換をしないで成長してくるから・・(加藤諦三)
食事の時は、そういう情緒の交換をしながら、食事をするから、それでお母さんと、痛い時に、「痛いねぇ」ってお母さんが顔をしてくれて、痛いって事を共感できるんですよ。(加藤諦三)

うーーん、まぁーー。(相談者)
母は痛くないみたいに、言われてましたね。(相談者)
うん、だからそうなんです。(加藤諦三)
痛さっていうものを共感してないんですよ。(加藤諦三)

傷口に治療したらいいってもんじゃないんですよ。(加藤諦三)
その傷ついた不安を、一緒に共有してくれる、お母さんが居る事で、人との共感っていうのがでてくるの。(加藤諦三)
だからあなたが「痛い」っていう時に、お医者さん連れてったから大丈夫って対応されてるから、「痛い」は「痛い」だけなんです。(加藤諦三)

感情表出言語喪失症

ほう・・・(相談者)
だけど「痛い」っていうのは「痛い」だけじゃないんですよ。(加藤諦三)
はい、不安もあるし。(相談者)
うん、そうそうそうそう、不安なんです。(加藤諦三)

怪我して血を見た時の、その不安、その不安を「あ、大丈夫よ」「大丈夫よ」ってお母さんが言ってくれることで、その不安をお母さんが、共有してくれるわけですよ。(加藤諦三)

だから・・あなたがね、周りから優しくないって言われたり、「我々」って言って、みんなに笑われたりね、ご主人から、「その言い方、嫌なんだ」って言われたりっていうのは、感情表出言語喪失症っていうことなの。(加藤諦三)

感情を表現する言葉を失っているんです。(加藤諦三)

・・・ありがとうございます。私自身は一つ、謎が解けたような気がします。(相談者)
ですから、これから、もう、覚せい剤の心配なんかするよりも、息子さんの。(加藤諦三)
まず自分の感情を表現する、そういうことを、学習してってください。(加藤諦三)

とにかく、今、僕の言った事を全部理解できてますから、これから人生大きく変わってきます、バラ色になってきます。(加藤諦三)
ありがとうございます。(相談者)
はい、どうも失礼します。(加藤諦三)
はい、どうも失礼致します。ありがとうございました。(相談者)

『公的に大切なことは真面目さ、私的に大切なことは優しさ』

管理人のちょっとひと言

今回の相談は、少しずつ、社会問題になりつつある、タトゥーに焦点をあててみたけど・・・って感じですね。
かなりの方は、この位の事は、認識を持っていると思います。
年齢層が、下がれば下がるほど、抵抗はないのでしょうが、少々上の世代になると、イメージが良くないのは確か。

自分ですら、正直言うと、抵抗はあります。
まあ、頭ごなしに、反対するのもどうかとは思いますが、何かと弊害有りますし。
やりたければ、プリントでいいんじゃないの?って感じです。

ただ、このタトゥーの問題、放置するわけにもいきません。
現実として、外国人旅行客が増え、ごくごく普通に、タトゥーの入った旅行客が、そこら中に居ます。
既に、ホテル、旅館、宿泊施設や、温泉、プールなんか、どうしたもんかってことですもんね。

あくまでも、個人としては、落ち着かないので、理解しろと言われても
まだまだ、遠慮したいというのが、本音です。

それよりも、『感情表出言語喪失症』
こちらの方に、興味ありです。
いますね、そこかしこに。

ちゃんと、そういう名前が付けられているんですね。
特に、テレビのワイドショー、悪いことをした体験してる気分になるというのは、合点がいきます。
そう、何かというと、強く反応する社会ですから。

共感してるんじゃなくて、影響を一方的に受けてるんですよね。
そう言った意味からも、画面を通して得られるものって、情報なんです。
そこには、情緒の交換はないですもの。

「寒い」って言って、「お手て冷たいね」とかって言われて、手をこすってもらうとか。
言葉から共有って、今回の加藤先生のお話は、分かりやすかったです。
ああ、子供には、こうやって接することが大切なんだなって、よ~く分かりました。

感情を表現する言葉を失う。
これは、学習することで、得る事ができるようですね。
まず、自分の感情を表現する、これでいいのかな。

もうちょっと、細かく、このお話は聞きたかったです。

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