不貞行為慰謝料請求

テレフォン人生相談
不貞行為

2年前に他界した夫の身辺整理(遺品整理と思われ)をしていたら、隠し子がいた事がわかる。25年前に夫と不貞行為をしていた女性に、不法行為の慰謝料請求したいという相談。隠すようにしてあった年賀状には約3000万円の定期預金を解約した計算書がホッチキスで留めてある。隠し子への養育費や慰謝料を、まとめて払ったと推測。夫が亡くなる前、長女には長男に隠し子がいるが、自分が墓場まで持っていくと言っていたのだが、これは夫のすり替えだと断定。回答者の坂井眞は、思い込みで相手に告げるのは損害賠償請求をされることになると苦言。

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テレフォン人生相談2016年2月4日(木)

パーソナリティ:柴田理恵
回答者:坂井眞(弁護士)
相談者:70歳女性(初婚) 夫84歳(再婚)で2年前に死別 婚姻期間は約50年 長女53歳 長男50歳 次女50歳

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送された相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
音声はありませんが、文字起こしから、曖昧な返事や、相槌、繰り返し話される言葉は、極力カットして、なるべく意味が通じるように編集したものになります。
聞き漏らした方、もう一度、内容を確認したい場合に、ご利用ください。

不法行為の慰謝料請求

夫と不貞行為をしていた女性に、慰謝料請求したいという相談。
2年前に主人を亡くし、その後に隠し子問題が浮上したという70歳の女性。
夫の初盆の身辺整理(遺品整理の間違い思われ)をしていたら、不貞行為をしていたと思われる相手の奥さんと娘(隠し子)からの年賀状が出てきた。

その年賀状は、隠すように別の場所から出てくる。
さらに年賀状には、ホッチキスで留められた2年間の定期の計算書、定期預金の解約か満期の計算書が一緒になっていた。
思えば、預金が思ったより少ない事に気が付く。

確認できた預金は1700万円。
自分が子育てしながら溜めた2000万円や、夫の退職金があったはずなのに随分少なくなっている。
後ほど、約3000万円のお金が解約されていたとわかる。

隠し子と確信

夫が亡くなった年に、喪中の挨拶状を出した。
すると、年賀状の差出人のご主人が、喪中の挨拶状を見たからと、お参り方々、突然連絡もなしに来た。
その日の夜、お礼の電話を入れると、奥さんが「娘が、娘が」と参りたがっていると言う。

実はこの夫婦は2人とも、夫の会社勤め時代の部下だった。
この二人の娘が、主人との間の子供(隠し子)と言い切る相談者。
柴田理恵は、「はっきりわかることですか?ご主人と、その奥さんとの間の子だってことが?」とすかさず相談者に問うも、はぐらかされる。

柴田理恵からの質問には答えず、長女が亡くなった主人から話しを聞いていたと思うと言い始める。
「息子に隠し子がおる。俺が墓場まで持っていくから、これは黙っとれや」と亡くなった主人が言っていたと長女。
息子というのは、亡くなった主人のすり替えだと断定する相談者。

柴田理恵が再度質問、「長女の人から、隠し子が居るって聞いたんですか?」と。
それに「息子にね」と答える相談者。
この答えに「息子じゃなくて、どうして自分のご主人だって分かったんですか?」と問う柴田理恵を、再度はぐらかす。

相談者は一方的に話しを続ける。
初盆の時、奥さんが参らせて欲しいと言ってきて、実際に参りに来て、娘も参りたいと懇願、頼み込む感じで。
そこで気付く、おそらくお金は、慰謝料か養育費なりで動いたんだろうと。

※この独白箇所は、とても聴きづらいので、柴田理恵が補足している、以下そのまま。

「あなたは、ご主人が亡くなってから、いろんな物が年賀状と共に、預金の計算書とか色々出てきて、退職金も無くなっているのが分かって、その、お参りに来られた奥さんとその娘さんを見たら、うちの主人は付き合っていて、その時にできたお子さんが、こうやって来たんだなって、分かったわけですね。」
「いろんな物を見て。」

更に、柴田理恵は問う。
それは確証を得たものなのか、当人と話しをしたのかと。

隠し子という思い込み

柴田理恵の問いに、当人には話しをしていないと返答。
だから、隠し子が発覚してから、相手の奥さんに、1度電話をして2度ほど(?)と、なんとも要領を得ない話しをする相談者。
隠し子かと聞かれた奥さんの返答は「いや、違います、違います」と言うだけだったとのこと。

この事を、長男、長女、次女には話したのかと柴田理恵が聞くと、1度したと言う。
ここで、相談者の妄想が入り、分かりづらい。

長女と次女の娘二人は、亡くなった父親に隠し子が居た事を隠し通そうという相談をしていて、その話しをする時は、息子にすり替えて話しをした。
柴田理恵は、娘達(長女・次女)が言っているのは、息子(長男)に隠し子がいるという話しをしただけという確認をしようとするが、本人は頑なに、それは本当(すり替えて話しをしていること)だと思っている。

長女、次女が、隠し子を隠す相談をしたという事実もなければ、夫の隠し子を、長男の隠し子とすり替えて話しをしているという根拠は、まったくないが、すり替えだと思い込んでしまっている。

不貞行為で慰謝料請求はできるか

ここでいきなり話が飛ぶ。
隠し子が発覚した場合、相手が承諾(認めたら)すれば、25年前に遡って慰謝料の請求はできるかと唐突に問う。

隠し子という事実があって、相手のご主人に対して、慰謝料と子供を育ててもらう養育費として、3000万円が動いたのではないか。
もしも、そうであるならば、奥さんに対して不貞行為ということで、慰謝料の請求はできるんじゃないのかと。

不貞行為は思い込み

坂井眞弁護士は、隠し子は本当で不貞行為があったとしても、慰謝料請求はできないと返答。

【民法709条 不法行為に基づく損害賠償請求権】について解説。
不法行為による損害賠償請求権の時効は3年。
ただ、この3年の時効は、不法行為があって、自分が損害を被って、加害者が誰だか分かった時から3年。

この隠し子の発覚は、2年前に亡くなったご主人の遺品整理をしている時に遡るので、まだ時効の3年は経ってない。
しかし、請求ができない理由は、除斥期間があるから。

いつまでも、損害賠償の請求ができるかというとできない。わからない状態がいつまでも続くのはマズイので、除斥期間が設けられている。
不法行為があった時から20年間で、その請求はできなくなる。
つまり、不法行為があったとすれば、25年前になるので、不貞行為があったとしても、除斥期間の20年を超えてしまっているので、慰謝料は請求できない。

隠し子と思い込むに至った理由

年賀状にホッチキスで留めてあった定期預金の計算書、この使い道が書いてあったかどうか問う坂井眞。
書いてもないし、銀行に問い合わせたが、わからないという返答をされたと相談者。
どこに行ったかわからないが、年賀状と一緒にあったから、その年賀状の差出人に行ったに違いないと、あなたが思っていると坂井眞。

年賀状は、他と別にして隠した状態であったので、もし何かあった時は、こういうことだったんだという意味で、亡くなった主人が、一緒に留めてあったのではないかと相談者。
そこで隠し子じゃないかと思ったんだと坂井眞。しかし相談者は否定する。

あくまでも隠し子の事は、長女が亡くなった主人から聞いたと言い張る相談者に、坂井眞は、息子さんの隠し子としか言ってないでしょうと斬り込む。
それは、すり替えたからと、頑なに繰り返す相談者。
ここで、ある事実がわかる。

長女が、長男の隠し子だと言った時、それはお兄ちゃんの話しではなく、お父さんの話しじゃないかと言うと長女は、「死んでまで、お父さんの悪口聞きたくない」と言った。
なので、この話は兄弟を集めて、話しを聞き出して、先方に話しに行こうとなっていると言う。

お金は貸したのでは

3000万の計算書がその様に留めてあったから、お金が動いたと思っているが、こういう考え方もできないかと坂井眞
もともと夫婦二人は部下だった。
もしかしたら、お金に困って、お金を貸したかもしれない。
妻であるあなたに黙って、部下にお金を貸したので、言いたくはないけれど、貸した事実は残しておきたいので、そうしたのではないか?そういう可能性もあるのではと坂井眞。

いや、それは考えられないと相談者。
不貞したから、お金を渡したと、いきなり決め付けるのは、釈然としない。ただ、このままでは心配だと坂井眞。

すり替えは間違いない

坂井眞は、勝手に隠し子だと疑うのはいいが、軽々に発言するのはどうだろうと危惧する。
相手の家族にとっては迷惑な話し。
相手の娘さんは、うちの夫と、おたくの奥さんが不倫してできた子だと言っているので、あまり気軽に言うと問題が起きる。

相談する分には問題ないが、相手の家に行き、そんな話しをしたら相手の旦那が怒るのではないか。
これには、相談者も心配していると言う。

兄弟を集めれば、お父さんから実際に聞いてたって話(隠し子は自分の子供)を聞けるだろう。それさえすれば確証が持てて相手の家の行けると相談者。
坂井眞は、どうしてお父さんが兄弟に話したって話しになるのかと問うと、いたたまれない気持ちでと相談者。
それは、あなたが勝手に思っていることで、根拠があればいいが、根拠はもの凄く薄い話し、気軽に言わない方がいい。

娘が聞いてましたって言っても薄いのか、娘が直に聞きましたっていうのはどうか?と諦めない相談者。
柴田理恵が思わず、娘さんは息子さんにとしか言っていないと言うと・・・
「違う」「それは自分がすり替えた話し、娘がすり替えた話し」と譲らない相談者。

娘が「すり替えた」と言ったのか?と柴田理恵が強く問うと、そこは兄弟集めて、確信(すり替えた事実)を持ちたいと話す。
更に、隠し子発覚から3年以内は、慰謝料請求できると言い始めるも、それは違うとすぐに否定される。

DNA鑑定の話しは逆に損害賠償を請求される

今はDNA鑑定がという手法があるので、かなり正確に親子関係が鑑定できる。
しかし、その話しを持っていけば、相手の家庭に対する法律問題が起きる。
あなたが損害賠償請求を受けるから、気楽に言ってはいけないと坂井眞。

それも考えていて、相談したと相談者。
DNA鑑定でもできれば、はっきりすると、しかし相手が承諾しなければ、DNA鑑定なんかできない。
まして、相手にその話をするということは、別の法律問題を起こすと再度釘をさす坂井眞。

思い込みで喋らない方がいい、口惜しいだろうがと柴田理恵。
全力で、止める坂井眞と柴田理恵に、悔しいですが、わかりましたと相談者。

果たして、理解できたのやら

管理人のちょっとひと言

まず抑えておきたい点があります。
相談者と亡くなった夫、そして子供達の関係。
この関係を、整理しておくと、ちょっと背景が浮かんできます。

まず、子供達ですが、長女と長男は相談者の実子ではなさそうです。
結婚は、50年ほど前、つまり相談者が18歳から20歳位で結婚したことになります。
2年前に他界した時から50年なのか、今から50年なのか、ということです。

長女が約53歳で、長男が52歳。
長男は、微妙ですが、長女はまず前妻の子供ですね。
そして夫との関係ですが、あまり幸せな婚姻生活は、送ってなかったみたいです。

夫はというと、きっと浮気を繰り返していたんでしょう。
隠し子がいることへの否定はなく、いても不思議ではないという思い込み。
さらに長女の「死んでまで、お父さんの悪口は聞きたくない」

生前の夫が、どんな人だったのか、なんとなく見えてきます。
少なくとも、良き夫ではなかった。
更に言えば、私が子育てしながら、2000万円を溜めたという発言。

きっと、お金の使い方も、荒かったんでしょう。
そんな夫だから、お金への執着があるわけです。
単純に言えば、取り返したい。

さて、もう少しお付き合いをしてもらって、整理すると。
相談者は、長女と一緒に暮しているか、面倒を看てもらっています。(遺品整理も娘と相談者がやっている)
逆に、長男とは疎遠になっていると思われます。

この隠し子の話し、長男に確認するだけで、長女の話しが嘘か本当か判ります。
長男の隠し子ならば、とりあえず今回の相談は関係ないですし。
もしも違うと言えば、長女がどうして嘘をついたのかという話しです。

だからと言って、この年賀状の夫婦の娘が隠し子とは断定はできませんが、かなりグレーではありますよね。

遠くに居るのなら電話して、近くに居るのなら、会いに行くか、来させるか。
兄弟集合するみたいなので、仲が凄く悪いということはないけれど、あまり良くもない。
こんなところからも、長男は実子ではないかもしれません。

そして、ここも重要なんですが、テレフォン人生相談は、回答者を貶めません。
基本的に放送は、アドバイスに沿った内容でカット・編集です。
過去の、相談者と思われる方の、発言なんかを読んでみたりすると、そんなことも浮かんできます。

確かにこの相談者、70歳にしては、ちょっと大丈夫かな?って発言をしてます。
少し前に聞いた、慰謝料請求の時効の件の発言もそうでし、何よりも頑なに「すり替えている」という事。
でもね、きちんと先の展開を読んでるとこもあるんですよね。

個人的には、隠し子の話し、あるかもしれないなと思ってます。
ただ、不貞行為での慰謝料請求は、できないんですよね。

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