言葉の暴力で体の異変

テレフォン人生相談
DV被害

夫の言葉の暴力で離婚か別居を考えている妻。一人目を妊娠中の時からちょっとした喧嘩で妻のお腹に当たるように物を投げたり足を蹴ったりしていたが、妻がびっこをひいている事に気付き、夫の暴力を知る。母親からの注意で物を投げたり蹴ったりすることはなくなったが「顔も見たくない」「触るな」「あんたが死んでも迷惑をかけるだけ」など言葉の暴力に変わる。夫はちょっとしたことで、殴りかからんばかりに部屋の隅まで娘達を追い込んで、長時間にわたって怯えさせるような言葉の暴力を浴びせる。小さい頃は症状が出ていたが、しばらく治っていた長女のチック症が再発、妻自身も、転勤して引っ越してきてから、鬱病のような状態、心の病気で死にたくなることがあったが、病院で貰った薬で収まり、それから病院通いが続いている。夫の理想の妻になるよう努力をしていたが4日前、娘にきつく当たる夫に対し勇気を出し訴えたが、それによって状況は厳しくなる。もう耐えれないと昨晩、娘と3人で話し合う。次女は「あんなお父さん嫌だ、人としてどうかと思う」と長女は「お父さん電車に飛び込んで死んだりしないかな」と言って泣く。離婚か別居か、中川潤は家庭裁判所に、離婚調停と婚姻費用の分担請求を申立てるようにアドバイス。

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テレフォン人生相談2016年3月10日(木)

パーソナリティ:ドリアン助川
回答者:中川潤(弁護士)
相談者:47歳女性 夫46歳 婚姻20年 長女20歳(学生) 次女15歳(高校1年生)

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送される相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
その為、情報不足になり捉え方によっては、他者と違う感想になることもありますが、それらはリスナーの環境や体験談が代わって補うためと思ってってください。
何度も繰り返し聞いてみたり、時を隔てて聴きなおしてみると、聞き漏らした言葉や自身の環境の変化や体験談が加わり、最初に聴いた時と異なる感想になる場合があります。
異なる感想を述べる方の背景を考えてみるという楽しみ方もありますし、編集者の意図を探るという聞き方も面白いので、色んな楽しみ方を探してみてください。

言葉のDVで体の異変

『顔も見たくない』『触るな』『あんたが死んでも迷惑をかけるだけだ』と夫の言葉のDV。妻だけでなく娘を殴りかからんばかりの勢いで怯えさせる。長女はチック症、妻は鬱病的な心の病気で死にたくなる事も。離婚か別居か、覚悟を決める。

乱暴な言葉で体の異変

主人の言葉によるDVによって、子供の体の異変、自分の鬱病的なことで、離婚を考えているので、相談したいと妻。
夫が乱暴な言葉でイジメてくる。

結婚して20年、子供は2人、上が20歳で学生の娘、下が15歳で高校1年生の娘。
主人はちょっとした事で、乱暴な言葉を使い、子供達が思春期というのもあるが、無視や話を聞いていないフリをするというような細かな事で、いちいちキレてしまう。
乱暴な言葉を吐いたり、長時間の説教、理屈をいっぱい並べ立て、子供に対しての叱り方も、子供を隅に追いやるような、殴りかからんばかりの勢いで怯えさせる。

その為、上の娘は、最近再びチック症が出てきた。小さい頃から癖はあったが、治っていた。
主人の言葉、イライラとが伝わってきて、チック症が再発してしまった。また、相談者(以下妻という)も、病気になってしまっている。
6年前に、こちらに転勤で来て、いろんな傷つく言葉を言われて、心の病気になってしまい、それ以来病院通いが続いている。

妊娠中の妻のお腹に物を投げる夫

急にこうなったのか?昔からこういう人だったのか?とドリアン助川。
妻が1人目を妊娠中に、ちょっとした喧嘩になると、妻のお腹に当たるように物を投げたり、足を蹴りつけたりといった事をしていた。

そこから始まった?とドリアン助川。
まあそうですね、と妻。
妊娠中にそんなことをするなんて、ショックですね、とドリアン助川。
凄くショックでした、と妻。

心の病気で死にたくなる

母が、足を引きずっていたのを見て、聞いてきたので理由を言うと、母から主人に対して注意をしてくれて、すると暴力は無くなったが、今度は言葉、決定的な言葉を言うようになる。

顔も見たくない。触るな。あんたが死んでも迷惑をかけるだけだとか。

ここに来て病気になった妻、最初の頃は死にたくなる時があった。
ひどい心の病気で、薬を飲み始めてから、薬のおかげで良くなってきて、主人の思い描くような女性になろうと思い、5~6年の間、常に気を使ってずっと生活してきた。

夫婦生活の破綻

いろいろあったと思うが、実質夫婦と言えるのか、それとも夫婦生活は破綻しているのか?とドリアン助川。

最近まで、仲が良かったと妻。
娘に対するちょっとしたことがあって、言葉が酷かったので、言った方がいいかな?と思い、勇気を出して「ごめんねパパ」「20%ずつ、ちょっと不満があって」、妻は仕事を持っているので「仕事の事と、家事、パパのあの時のあの言葉とかは、ちょっとDV的な処もあるかな、と思うんだよね」と言ったら、そこから凄い状態になってしまった。

それは何時頃ですか?どれぐらい前ですか?とドリアン助川。
4日ぐらい前、と妻。
耐えられなくなり、子供の為にも、自分の精神的な事の為にも離婚しようかな?と考えている。

異なる娘達の夫への感情

子供2人は、お母さんの味方という感じですかね?とドリアン助川。
昨日の夜、3人で話をして、下の娘は「もういいよ、お母さんの好きにしなよ」「あんなお父さん、もう嫌だ、人として信じられない」と言った。
しかし上の娘は「お父さんが死んじゃったらどうしよう?」と泣く。

離婚になったら「電車に飛び込んだりしないかな?」と言って泣いている。
「お父さんが、嫌いではないんだよな」と上の娘は言う。

具体的に、3人で話した時は「好きにしなよ」と、別居なり、離婚なり、お母さんもう耐えられないけど、どうしたらいい?と聞いた時、二人の娘は基本的には「もう好きにしなよ」と、言っている。
子供達は見てきている。妻が言葉の暴力を受けている処を。

離婚か別居

ドリアン助川、衝動的に思っているのではなく、これまでの日々を総合すると、離婚がいいかなという結論に達しているということですか?
金銭的、経済的な心配はある、子供達に十分な生活をさせてあげられるかな?という不安もある、と妻。
もう、限界だと?とドリアン助川。

崖っぷち的な感じですね、と妻。
あたなとしては離婚を選びたいと?とドリアン助川。
躊躇しながら・・・離婚か別居ですね、と妻。

離婚の準備

別居とは離婚するための待機段階、離婚すると決めたらな、スケジューリングを立てて離婚準備をする事と中川潤。経済的に不安があるならば、離婚調停申立てしてしばらくの生活費など、当座の生活に必要なお金を蓄えておく必要がある。

別居は離婚のプレ段階

離婚か別居か、ではなくて、お互いに突発的な状況の中で混乱してしまい、頭を冷やすためにお互いに話しをして、了解の上で、ちょっと別々に住んでみようか、という状況があるかもしれないけれども、通常夫婦で別居するというのは、離婚のプレ段階でしかありません。と中川潤。

何故、プレ段階なのか?と中川潤。
今目の前のこんな状態では困る。
養育費についての約束をして欲しい。
こんな状況に至ったのは、あなたに落ち度があるのだから、それなりの経済的な補償をして欲しい。
それを前提に、離婚届に判を押して欲しい。
とやっても、素直に、はい、はい、はい、と言う訳がない。

今のようの状況だとすれば、物の分かっていないご主人に対しては、当人同士で話をしても、スムーズに離婚ができると思いませんので、家庭裁判所で、離婚調停の申立てをする。
まず、裁判所を利用して離婚しようと思うのなら、最初から離婚訴訟ではなくて、まず調停の場で、話し合いをしなさいという決まりになっているので、離婚調停をするしかない。

離婚調停で話がまとまれば、初めてそこで離婚ができる。するとそれまでの間は、戸籍上の夫婦の関係は消えない。
その間、一緒の屋根の下に居られるわけはないので、別居するしかなくなる。別居とはそういう意味がある。

離婚調停と婚姻費用の分担請求

今の現状では、ただ飛び出せば、経済的な困難があるということですが、そこの処を何とか工夫する。別居するのでと、ご主人にお金出してと言っても出すわけはないので、妻の方で、そこの処は工夫をして、どこか別のシェルターみたいな場所へ、お子さん共々、もしくは子供の考えもあるので、別の処で一人で暮らすという選択肢がある。

ともかく、家を出て、現状のステージを離婚調停のステージに持っていって、併せて当座の生活資金はどうするか、向こうから期待できない、だけども調停はある程度の期間がかかるので、とりあえず婚姻費用(生活費用の事)を払え(婚姻費用の分担請求)、かつ離婚をして欲しいという離婚調停の申立てを家庭裁判所にして、事をススメていくという事しかないのではないか、という気がすると中川潤。

離婚調停のスケジューリング

いずれにしても、どのタイミングで行うかという問題がある。
妻自身の、ご主人に対する気持ちが、完全に切れてしまっていて、これ以上顔もみたくないという処が、はっきりしているのであれば、47歳という年齢は、まだひと花、ふた花と咲かせられる。
上の娘は、これから自分の歩みを始めて行く時期、学生も終わる頃なので。
下の娘は、もう少し面倒を看てあげなければいけない。

離婚をする、別居をするという事を大前提に、今から・・今日の明日出るという事は難しい、今日の来月出る事も難しいとするならば、今からスケジューリングをすること。
いつ頃までに、当座をしのぐお金、転居先の費用、それから何か月分かの生活の穴埋め分とか、その辺りの物をストックするという戦略を立てて、できるだけ早期に家を出て、という形で、事をススメていくしか、現実にはないようである。

今の話しぶりからすれば、さすがに手は出さないみたいなので、肉体的な怪我をさせられるとか、そういう危害はなさそうなので、あなたとしては覚悟を決めて、目標としてのスケジュールを決めてしなさい。

それを支えに、もうこの人とは別れるという前提で、スケジューリングしたらどうだろう?と中川潤。
というのが私の感想です。まことにドライな物の申し上げようで、申し訳なかったんだけれども。

母親の背中

これから、いわゆる修羅場に入っていくのかもしれないが、そこで考えていただきたいのが、お子さん二人の事。
将来、いやぁ、あれは本当に、思い出したくないって事になるのか、あるいは、あの時よくお母さん頑張ったという記憶、女として尊敬してます、となるのか。
同じ修羅場でも、どう乗り切るかによって、子供の思いは変わってくると思うし、子供の今後の人生にも、影響を与えると思う。

今、中川先生から、スケジューリングという言葉が出たが、もうそれを決意されたのなら、その戦いにおいて、取り乱したり、泣き言あるのだろうが、娘二人にとって、よくお母さん、あそこ乗り越えたな、という母親の背中を見せていただきたいと、勝手ですけど、本当に勝手ですが、思いました。

管理人のちょっとひと言

中川先生も、ドリアンさんも、梯子を外そうとしてますね。
確かに、離婚した方が、本人や娘達のためにも、いいのではないかと思います。
ただ、本人は離婚するって言ってますけど、無理っぽいですね。

離婚準備のため、スケジューリングして
別居する為、別居した後しばらくの生活費等を工面してる間に、きっと気持ちが離婚から離れて行ってしまう気がします。
また、ひと騒動起きれば、離婚調停へと加速するかもしれませんけど。

本当にDVの呪縛にかかると、抜け出せなくなるっていうのは、こういう事ですね。
唯一、次女だけが、まともな状態である事が救いかもしれません。
母親や、長女を煽り続けてくれれば、別居していても、戻る気にならないかも。

今回のポイントは、やはりスケジューリングと、別居に要する費用や、しばらくの間の生活費ですね。
むやみに家を飛び出せば、行く先はないし、お金も尽きてしまいます。
たまに、逆パターンで、嫁にお金全部持って出て行かれて困ったという事もありますが。

子供を連れて、出て行こうと思うのなら尚更。
今回の相談も、娘達を置いていったら、どうなるか分かったもんじゃありません。
DVなんかの場合は、一緒に連れて行かないと。

しかしこの旦那のマザコンぷりったら、凄いです。
母親が言えば、ピタっと暴力は止まる。
その代わり、暴言ですもんね。

これは完全に推測ですけど、マザコン旦那が結婚して独立。
妻が、母親代わり。
もしかして、かなり甘えてたんじゃないですかね?

それが妊娠して、お腹の子供に妻を奪われてしまう。
だから、お腹に向かって物を投げるってことですね。
生まれてきたら、生まれてきたで、邪魔ものが目の前にいるわけです。

暴力は、母親から止められてますから、それこそ暴言に走るしかない。
『顔も見たくない』『触るな』『あんたが死んでも迷惑をかけるだけだ』
これ、小さい子が言うところの、「お前なんか、あっち行っちゃえ!」ってやつですよね。

長女がチック症になるぐらいなのに対して、次女がかなり普通の状態でいられるのは、最初に妻を奪っていったのは長女だから。
妻は妻で、旦那の超ツンデレにメロメロなんでしょう。
4日前まで、仲が良かったっていうのも、夫が甘えてきてたから。

主人の思い描くような女性になろう。
そうすればするほど、母親に似てくるわけですからね、甘えたくもなるでしょう。
その母親替わりから、「あなたは悪い子ね」って言われちゃったから

大暴れ・・・言葉の暴力が一層ひどくなるってやつです。

さて、このマザコン旦那、妻が家を出ていったらどうなるか。
いみじくも、長女が言い当ててます。
「お父さんが死んじゃったらどうしよう?」

小さな子供が、遊園地、デパートで迷子になったらどうなるか。
パニックでしょう。
それも、大人のパニックですから、何をするか分かったもんじゃありません。

いちばん父親から疎んじられてきて、邪魔者扱いされてきた長女。
誰よりも父親から、愛されたかったに違いありません。
だから、いちばん父親の事が、分かっている。

結構、上手に表現できてると思うのですが(笑)
当たってたら、もう一度電話してきて、加藤先生か、大原先生あたりにアドバイスを受けれるといいかも。
マザコン旦那対策、この方が解決が、早くなりそうな気もしますけど。


1992年にTBS系列で放送された『ずっとあなたが好きだった』
ここに登場する佐野史郎さん演じる「冬彦さん」のイメージが、この旦那とリンクしてる気がします。

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