被害届の受理を拒否

テレフォン人生相談
被害届

テレフォン人生相談2016年3月26日の放送は、57歳の民宿を営んでいる女性からの相談で、昨年20日間泊まった家族3人連れが荷物を置いたまま支払いもせずいなくなった。交番に行き交番の方から相手方に連絡をしてもらうと、相手方の叔母さんという方が出てきて「私が責任を持って払いますから」と言うも、なかなか支払ってもらえず、主人に毎日3回、支払いますの連絡があった。行政書士に頼み内容証明を作成し、警察に持って行き、被害届を出そうとするとサラ金の集金はしないと言われ受理を拒否される。5軒繰り返し捕まった事を知り、再度被害届の受理を拒否され、あなたのは債務不履行ですからと言われる。どういう理由でうちだけが警察に被害届を受理されなかったのか。

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テレフォン人生相談2016年3月26日(土)

パーソナリティ:加藤諦三
回答者:塩谷崇之(弁護士)
相談者:57歳女性 夫61歳 子供24歳 民宿経営

加藤諦三氏の〆の言葉なし

テレフォン人生相談の読み方・歩き方

放送される相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
その為、情報不足になり捉え方によっては、他者と違う感想になることもありますが、それらはリスナーの環境や体験談が代わって補うためと思ってってください。
何度も繰り返し聞いてみたり、時を隔てて聴きなおしてみると、聞き漏らした言葉や自身の環境の変化や体験談が加わり、最初に聴いた時と異なる感想になる場合があります。
異なる感想を述べる方の背景を考えてみるという楽しみ方もありますし、編集者の意図を探るという聞き方も面白いので、色んな楽しみ方を探してみてください。

被害届の受理を拒否

無銭宿泊され、警察に行き、被害届を出そうとすると、サラ金の集金はしないと言われて被害届の受理を拒否される。

無銭宿泊

民宿を営んでいるという。57歳の女性からの相談。
昨年、家族3人連れが20日間泊まった。
その後、荷物を置いたまま、お金を払わずにいなくなってしまった。

交番に被害届を出しに行ったら、交番から相手方のほうに電話をしたら繋がった。
そして、相手の叔母さんという方が出てきて、私が責任を持って払いますからということで、主人の携帯に、今日払うから、今日払うから、と1日3回電話をしてくる。

それでいろいろあったんだが、埒が明かないので、行政書士の方に頼んで、内容証明を作ってもらって、警察の方へ持っていった、すると警察の方がその書類をもって交番の方へ行ってください、と言った。
交番の方へ主人と持って行くと、交番の方が、うちはそれは受理できないと、それで帰り際に、サラ金の集金はしないとおっしゃったんです、お巡りさんが、と相談者。

サラ金の集金は、うちはしませんねって、言葉だけとれば、警察の言うとおりですよね、警察はそういうことをしないって、だけどちょっと・・・と加藤諦三。
私もだから、そのくらいわかっていて、行政書士の人に頼んだ時点で、うちは最初の1件目で、それが3件目(無銭宿泊)ぐらいの状況にだった。

うちに無線宿泊して、その次に旅館に泊まって、その次にホテルに泊まっているときに、私たちはその書類を作っていた。
どうして知っているかというと、一生懸命あの手この手で調べたから。
警察に聞いても、個人情報保護法だからと何も教えてくれない、と相談者。

事の顛末まとめ

以降、興奮気味に話すのでまとめ
民宿に泊まっていた20日間でした話を、全部思い出しながら、あの手、この手を使って一生懸命調べたところ、向こうの親の連絡先が分かった。
その時に(親と連絡が取れた頃)、書類をまとめて出そうと(被害届)いう段階で、親がお金を出すという事になった。

その向こうの親が、お金を払いますって言ったのは、どの位の時点ですか?もう、ホテルにその人達が居る?(3件目)と加藤諦三。

そこでも同じことをしていて、でもホテルはうちみたいに甘くないので、もう警察に連れて行くと言ったそうです。
そうしたら、親御さんがあわてて、ホテルにお金を払ったそうです、と相談者。

結局ホテルとは、トラブルにならなかったわけですね、と加藤諦三。
あなたのところには20日間として、旅館(2件目)にはどのくらい泊まっていたんですか?
旅館も2週間くらいだったと思います、と相談者。

旅館は2週間ぐらいね、でホテルでは?と加藤諦三。
ホテルは、金額的に、そのお母さんが言うには、10万って言ってましたから、やっぱり2~3日だったのかなと、やっぱりホテルですから、と相談者。

その後、その親子はどうしたんですか?と加藤諦三。
その後も、 4軒目、 5軒目で捕まっているんですね、と相談者。
と4軒目もホテルかどこか?と加藤諦三。
4軒目は民宿です、と相談者。

4軒目は民宿で、5軒目のホテルで・・・と加藤諦三。
5軒目も民宿で、そこのマスターが警察に被害届を出したら、すぐに受理をして、次の日には捕まっているんですね、と相談者。

債務不履行

捕まったっていうのはどういうこと?警察が民宿に来て、その人を捕まえて、ということを?と加藤諦三。
そうなんです、それで、うちであった(無銭宿泊)、一向に(受理してくれない事)、もう諦めていたんです。私が悪いんだと思って。
騙された、私が悪いんだと思っていたのだが、捕まったのが新聞に出たもんですから、それで、その新聞を読んで、もう一度警察に(行き)、担当の刑事さんに、「うちは受理してもらえなかったんですけど、どうしてうちの場合は受理しなかったんですか?」と言ったら、お宅は債務不履行ですからって、言われたんですね、と相談者。

結局、警察は、無銭宿泊の受理はしないのかな、と思っていたのだが、場所によっては受け付けて、だったら自分の何がいけなくって受理しなかったのかなって、そういうとこをお聞きしたかったんです、と相談者。

なるほど。分かりました、要するに、他の民宿の場合には、ちゃんと被害届を受理されたので、あなたの場合には、まったく同じことをやって、被害届を受理されなかったと、と加藤諦三。
で、なんででしょうか、っていうことですね。

はい、そうです、と相談者。

お金は貰ったけど捕まえて

最初からお金の問題ではないと警察に言っている、と相談者。だけどお金は既に貰っていると聞き、驚く塩谷崇之。悪質だから捕まえて欲しいと言っているのに、被害届の受理を拒否するのは何故。

無銭宿泊の2つの類型

確かに、今のお話を伺っていると、ちょっと警察の方の説明不足というか、ような感じがしますけれども、今お話を伺っていて、警察の方が、言わんとしてることが大体分かりました、と塩谷崇之。
はい、私もわかります、と笑いながら話す相談者。

無線宿泊なんですけど、それには2つの類型があり、最初はお金を払うつもりだったんだけれども、泊まっているうちにお金が足りなくなって、そのままお金を払わずに逃げてしまった。と言うようなパターンが1つ。

もう一つは最初から、お金を払うつもりがないのに、自分がお金を払うつもりがありますよと言うような、嘘をついてですね、それで泊まったというのがもう一つの形。

詐欺罪に当たるか

無線宿泊というのは、詐欺罪にあたると言われていますが、詐欺罪にあたるのは、どういう場合かというと、先ほどの2番目の類型、最初からお金を払うつもりはないのに、払うつもりがあるように装って、宿泊の申し込みをした。
これが詐欺罪にあたる。と塩谷崇之。

では、前者の場合はどうなのか、最初はお金を払うつもりがあったんだけれども、お金がなくなってしまった。
そういう場合は、詐欺罪に当たらない。ただ、詐欺罪に当たらないからといって、許されるわけではなくて、詐欺罪に当たらないので、刑事処罰の対象にはならないんですけれども、債務不履行と言って、本来払うべきものを払わなかったということで、民事上の支払義務を負うことになるんです。

警察は民事不介入

警察というのは、刑事手続の権限は持っていますが、民事不介入といって、民事事件、お金を払ってほしいとか、そういう民事事件については警察は基本的には関与してはならないことになっているんです。
ただ、そのあたりで、警察の捜査をした結果、おそらく最後に捕まったというのは、その時点で最初から金を払うつもりはなかっただろうと、と言う風に判断をして捕まえたんだと思うんです。

おそらく被害届と言うのも、そういう形の被害届を出したのだと思うんです。
本人は最初からお金を持ってなかったと、お金が入ってくる当てもないにもかかわらず、何週間も泊まっていたと、これは詐欺罪にあたるので処罰をしてくださいと、と言うような内容の届出をしたのだと思うんですよ。

ところが、あなたの場合は、もしかすると同じかもしれないんだけれども、お金を払ってくださいと、いうような形で警察に話を持って行ってしまったんじゃないでしょうかね。

塩谷崇之が驚く

ただ、この相手の人は、警察に捕まって、その後どうなったんですかね?と塩谷崇之。
今なんですかね、釈放ですか・・・と相談者。
まだ裁判は受けてないんですか?と塩谷崇之。

裁判は終わりました、その時にですね、地検まで行ったんです。
(無銭宿泊者は)車上暮らしをやっていたんです。
だから、最初からお金はなかったんです。嘘をついて行くところがなかったから、うちにずっと泊まって、それをずっと5軒、繰り返してたって言う話だったんですけど、と相談者。

うーん、なるほど、その時点で被害届を出していたら、もしかすると、立件してもらえたのかもしれないのかな、と塩谷崇之。
だからその、警察は集金しないっていうのを、最初から最後まで散々言われましたね、と相談者。

ですから、警察は、あなたの主張と言うのは、要はお金を払ってくれると言う主張であって・・・と塩谷崇之。
違うんです、と相談者。
それはもうお金、自分達で、あの手、この手で貰ったんです。

うん?と驚く塩谷崇之。

お金を払ってもらったんです、もう、親に、と相談者。
じゃあそれはもういいんですか?と塩谷崇之。
それは良いので、結局警察は、あの・・・そこですよ、だから、被害届を出しても、受理してくれない、と相談者。

被害届が受理されないのは

あのね、今日のご相談の趣旨なんですけれどもね、じゃあお金はもう、払ってもらったわけですよね、と塩谷崇之。
はい、もういただきました、と相談者。

で、警察の方が被害届を受理してくれなかった事について、納得がいかないと、と塩谷崇之。
はい、そうです、と相談者。
それをどうすればいいのか、ということですか?と塩谷崇之。
ですね、はい、と相談者。

そうすると、もうそれで、今回の無線飲食(無銭宿泊の間違い)の裁判がね、終わってしまってるんだとすると、その手続きに乗せることができないですから、改めて被害届をきちんとした形で出してね、受け付けてもらえるかどうか、もう一度やってみてもいいのかもしれないですけれども、ただやはり、今の話を伺ってる限りでは、すでに支払いは受けている、それから無銭宿泊として既に処罰は受けている。

そういう状況で、改めて警察がもう一度、別の無線飲食(無銭宿泊の間違い)という事で、立件してくれるかというと、それはちょっと難しい感じがしますよね、と塩谷崇之。

鵜呑みにできない

というのはね、前の刑事手続きの中にそれを載せて、余罪のような形で、立件をしてもらって、それも併せて起訴してもらって、ということができればね、比較的その刑事手続きに乗せやすかったのかもしれませんけれども、今の時点でそれを、被害届を出すとか告訴するとか、で出したとしても、警察とか検察官の方は、それを立件して起訴するという、その必要性までは感じない可能性が高いんじゃないかなとは思うんですよ、と塩谷崇之。

なかなか納得がいかないと思いますけども、と塩谷崇之。
納得いかないですね、と笑いながら相談者。
何回聞いても納得いかないですね。最初からお金の問題じゃないんですけれどもって、内容があまりにも悪質だから、捕まえて欲しいって言ったんですけれどもね、と相談者。

でもね、お金の貸し借りの、そういうサラ金とかヤミ金とか、そういう場合でも、やっぱりね貸した側はそういう言い方をするんですよ、と塩谷崇之。
貸したお金が返ってこない時に、みんな最初から返すつもりはなかったんだろと、これは詐欺だと、いうふうな言い方をするんですけど、警察は被害にあった方が、詐欺だと捕まえてくれと言ったからといって、直ちにそれを鵜呑みにすることはできない。

どうしてかというと、相手の内心がどうだったのかというところが、犯罪が成立するかしないかの大きな分かれ目になるから、だから相手の内心が、こうだったというふうに、証明できるような材料はないとですね、なかなか詐欺罪で、立件をするというのは、難しいとこなんですよね、と塩谷崇之。

その辺の事情があったと思いますので、そこはお金も返ってきたことなので、しかも処罰を受けたと言うことで、そこは納得していただいて、あとは二度と無銭宿泊するような人が、来ないようにですね、見極めるようにしていただくのがいいのかなと思います。

はい、わかりました、と相談者。

人に反応するのはやめましょう

今塩谷先生がきちんと説明してくれたんですけれどもね、僕の立場から言うとね、あなたがなんでここまで、こだわるのかなっていうことなんですよ、と加藤諦三。
まぁ警察憎らしいっていうの、分かりますけど、分かるあなたの今の気持ちとしてね、なにか不満あるんじゃないの?

その時にですね、できるだけのことはしますって、言ってくれれば、もうそれで捕まろうが、捕まらないが、もう警察後は任せたから、おしまいだったんですけど、と笑いながら相談者。

だからね、僕の立場から言うとね、何か他人の行動で自分の心が揺れ動いちゃうんですよね。
と、これから大変ですよね、長い人生、と加藤諦三。
ですね、はい、と相談者。

だから、これを機会に、もう他人がこうしたらから、ああしたからっていうことではなくて、私は、こういう生き方をしますっていうね、自分の人生の物差し、自分の物差しをきっちり持ったら、と加藤諦三。

人に反応すると、毎日イライラ、イライラして、うん、だから今、もの凄い色んなことで、あなた自身の人生がないんですよ。
他人の態度に対する反応しかないの、今あなた。

人に反応するのはやめましょうと言っているわけ、と加藤諦三。

はい、辞めましょう、はい、と相談者。
ああ、よくわかってくれたね、と加藤諦三。
なんか分かりましたね、なんか、もう・・・と相談者。

人に反応するんじゃなくて、私はこういう事をしたい、と加藤諦三。

管理人のちょっとひと言

ちょっと、興奮し過ぎね、そんな感じで、警察に行ったんだろうな、という予想はつく。
当初は、お金の問題で、ああだ、こうだ、言ったんだろう。
捕まえてくれ、無銭宿泊だ、お金払わずにいなくなったって。

でも、その場でその家族連れの叔母さんという方と、連絡がとれて、責任を持ってお金を返しますって話しになったんだよね。
と、この時点では、お金の話しね、間違いないでしょ。
でも、ホテルがすぐに回収したって話しの時点では親と連絡が取れているので、その辺りでお金は支払ってもらっているのかな、親からね。

加藤先生も言ってるけど、警察憎らしいって、「サラ金の集金はしない」って言われた事かな。
でも、その時点では、お金を全然、返してくれないって話しなんだよね。
単純に、その言い方だけ聞いているとさ。

でも、どうなんだろうね、肝心な話しを抜かしているから、そう言われる前後の会話を再現すると、そう言われても仕方ないこと言ってない?
それで、ずっと悶々してたというか、警察に対する苛立ち、悔しさみたいなものが、憎さみたいなものに変わっていった頃に、捕まった事を知った。

もう、お金は回収してあるけどさ、悪質だっていうよりも、自分達が警察にぞんざいに扱われたって気持ちの方が、大きかったんじゃない?
5軒目の民宿は、すぐに被害届受理されてるもんね。
納得いかなよな、そうやって聞くとさ。

でもね、途中で目的が変わってるよね。
はっきりと、お金の問題ではないって言ってるけど、お金の問題だったよね。
叔母さんと名乗る方から、責任を持って返しますって言われた時、納得したんじゃないの。

なかなか、お金を返してもらえないから、とり合ってくれない警察に怒りの矛先が向いちゃった。

相談してるのに、感情を抑えて話ができない。
感情が表立っているから、正確に相手に伝える事ができない。
だから、言い忘れてしまった、大事な事。

無銭宿泊されたけど、お金は返してもらった。
これ、言い忘れちゃいけない。

でも、車上暮らしなんだもん、最初から払う気なかっただろうことは、確かだ。
お金を返してもらったらからって、騙された事を、チャラにできるような器もでかくない。
加藤先生の言うこと、正論だけどね。

自分だったら、もうちょっと冷静に、話せる自信はあるけど、やっぱり、余罪として立件して起訴して欲しいと思うな。
お金を返してもらったからって、たぶん納得できない。
人に反応するのは、止めましょう。自分の人生の物差しを持つ。

分かったフリなら、できるけどな・・・

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