テレフォン人生相談

テレフォン人生相談2015年4月14日 火曜日

  • パーソナリティ:勝野洋
  • 回答者:坂井眞(弁護士)
  • 相談者:51歳男性自営業 妻46歳 長男19歳は離れて暮らしている 長女16歳 次女11歳 20年前に養子縁組 実母80歳 実兄55歳 実父昨年春他界

民法879条 扶養の程度又は方法について、当事者間に協議が調わないとき、又は協議をすることができないときは、扶養権利者の需要、扶養義務者の資力その他一切の事情を考慮して、家庭裁判所が、これを定める。

扶養義務と遺産分割協議、財産の処分と成年後見人

  • 母の介護を疎遠になった兄に代わってしたいのだが、養子に出た自分にも兄と同じ母の面倒をみる権利があるのだろうか。
  • 昨年の春に亡くなった父の介護を3年ほど母と兄が行っていたが、その年の秋に母が脳出血で倒れる。手術もせず落ち着いて、リハビリも調子よくて、退院を今か今かと待っている状態だった。兄より公共の補助金を使って、自宅にてすりを設けたりしていると聞いていたが、病院の公衆電話から相談者の携帯に泣きながら電話がかかってきた。母の言い分では、山の上の辺鄙な場所にある老人ホームのような施設へ兄が連れて行こうとしている。暮らし慣れた家に帰りたいと泣きついてきた。兄に我儘を言ってもいいのではないかとなだめた。
  • ある日突然、母が相談者にも母の友達にも何も言わずに病院からいなくなってしまった。それから数えて10日ほどして、兄から母危篤のメールが届く。
  • 病院へ駆けつけたところ2度目の脳出血、前よりひどい状態で、手術をして意識はもどったが、会話はできず半身不随の状態になる。あまり反応もよくない。笑顔を見せることもあるしむせび泣くこともあるのが、意識を確認するために、イエスなら瞬き1回、ノーなら2回してみてと言っても全く反応はない。
  • 治療の為に移った病院では、あまりリハビリをやってくれず看護師や看護婦さんが言うには、この病院にいたらこの人は良くならないと言われた。
  • 成年後見人を立ててやるべきではないか、というアドバイスをいただいおり、また兄と自分で療養費用が賄えない場合は、母の財産を処分するような形で、後見人に相談できるのではないのか。財産は父が亡くなってすぐなので、家屋敷は母が相続したと思うのですが。

管理人のちょっとひと言

今回の相談は、さほどドロドロとした話ではないが
これは、相談者の背景が不明確な為と思われます

ただし内容は、これから誰しもが該当するかもしれないことなので
覚えておいて損はないと思います

相談者の背景で不明確な点

  • 誰と養子縁組したのか
  • 2年前に兄と疎遠になった理由
  • 母が生涯、家の方に暮らせるように兄弟協力しろという遺言に同意したのは書面か口頭か
  • 母が黙って病院を抜け出し、発見されるまでの経緯と脳出血した時の状況
  • 母の介護に関する妻の同意はあるのか

この位は、知りたいです

さて、既に高齢化社会になっていますが
今後は益々進んでいきます

特に認知症ともなれば、ストレスフリー状態
長生きする場合が多いです

誰もが、この相談者と同様な状況に
なる可能性が高いと言わざるを得ません

法定相続で登記するなどという場合には
同意は必要ではありませんが
遺産分割協議ともなれば、同意は必ず必要です

例えば、実家は兄が相続することになっているとした場合
父が亡くなり、認知症の母と兄、弟が相続人として
弟が同意していても、母が認知症なら

同意できません

ちなみに、認知症になる前に母は相続放棄に同意していて
相続放棄の書類に署名捺印してあっても
父が亡くなる前に、あらかじめ相続放棄はできません

すごく、あり得る話ですよね

覚えておいて損はないでしょ

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