テレフォン人生相談2015年7月3日、15年前に亡くなった主人の母が3年前に亡くなり、義妹と子供が相続することになる。全部を次男の息子の名義にしたくて義妹と次男で話し合いをして合意書を交わす。内容は2000万円を義妹に渡し相談者が毎月10万円づつ払い続けて名義を次男にするというもの。口約束で「はい」と言ってしまい、もう40回ほど支払っている。次男が二世帯住宅に建替えて住まわてもらうことになったが、主人が亡くなった時に入ったお金を全部人に騙しとられてしまい嫁と喧嘩することになり、結果として家を追い出される。それでも10万円づつ支払っているが、一人暮らしで辛いので半分の5万円にして欲しいと義妹にお願いできるのか法律ではどうなっているのか知りたい。大迫恵美子弁護士が回答。
テレフォン人生相談2015年7月3日(金)
- パーソナリティ:今井通子
- 回答者:大迫恵美子(弁護士)
- 相談者:65歳女性 夫とは15年前に死別 夫の母が3年前に他界 夫の妹59歳 長男45歳 次男43歳 長女41歳 次女32歳
テレフォン人生相談の読み方・歩き方
放送された相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
音声はありませんが、文字起こしから、曖昧な返事や、相槌、繰り返し話される言葉は、極力カットして、なるべく意味が通じるように編集したものになります。
聞き漏らした方、もう一度、内容を確認したい場合に、ご利用ください。
読むテレフォン人生相談
- 『もしもし テレフォン人生相談です」 はい
- 『今日はどういったご相談ですか』
- あ 親からの相続の問題なんですけど
- 『はい あなたはおいくつでいらっしゃいますか』 65才です 『65才』
- 『ご主人様は おいくつ』
- 亡くなったんですけど
- 『ああ亡くなったのが おいくつ』 えーと58歳です
- 『58歳で亡くなって それが 今から何年前』
- 15年ぐらい前ですね 『15年前』
- 『はい で このご主人様の 相続の話し』 そうです
- 『それとも ご主人様の お父様か お母様が 亡くなって それのお話し どっち』
- 義父は早く亡くなったから 義母の相続の話しなんです
- 『あ じゃあ ご主人さまのお母様が つい最近亡くなったわけ』 はい3年ぐらい前にね 『3年ぐらい前に はい』
- 『端的に言うと ご主人さまのお母様 の 遺産について ということですか』 そうです
- 『はい で ご主人様 ご兄弟いらっしゃる』
- 一人 義妹がおります
- 『義妹さんが いらっしゃる 何歳ですか』 59才です 『59才』 はい
- 『ご存命ですね』 はい 『はい』
- 『で あなたのところは お子様 いらっしゃいますよね』 はい
- 『はい 上から あの 性別と年齢を教えてください』
- えっと 男で45歳 男で43才 女で41歳 女で32歳
- 『はい もう今頃 皆さん 独立して結婚してらっしゃるの』
- はい 一番下だけまだなんですが
- 『ご一緒に 住んでらっしゃるの』
- いえ 別に住んでます
- 『 別に住んでらっしゃる』
- 『で なんか 三年前に亡くなったのに 今頃のご相談ということは 何か起こりましたか』
- あのー 土地の名義を 次男の名前にしたいんです 義妹と分けるんですけどね
- 土地の名義というか 土地の権利というか 『はい』 はい
- 『で それを あなたの方としては ご次男の 43才の男性に の名義にしたいと』 はい
- 『はい そこまでは分かりました それで』
- それで あの 主人が亡くなった時に 保険とか少しばかりお金が入ったんです それで私に 名義を変えてくれるには 土地代を渡さないといけないですよね その義妹に
- 『うん? ちょっと待って ご主人の遺産は相続しましたと で 今回は ご主人のお母様の遺産の中に土地があって その土地を半分に分けるんじゃなくて あなたの家のご次男の お名前にしたいの 全部』 そうです はい
- 『そのためには 義妹さんに半分分の 金額を渡さなきゃいけないですよね っていうご相談』 そうです
- それでね その義妹と次男と で合意書を交わしたんです 『はい』
- そこには まぁ私が お金を 払ういうことになってたんですけど あのー 義妹が土地の半分のお金は 2000万円くれゆうことで で私が払うゆう口約束やったんやけどね 毎月10万円ずつ払ってるんです 『はい』
- だけど その次男の嫁さんと上手く行かなくてね 『うん』 出て行けって言われてね 『はい』 2~3年ぐらい前に 一人暮らし始めたんです 『はい』
- それでも次男は 毎月の10万円は払ってくれゆうことやったんですよ 『はい』
- だから その時は 息子が建替えてくれた二世帯住宅に住まわせてもらってたから お金は まぁなんとか10万円 払えたんですけど 『はい』
- 今も その10万円払うのもきついんですよね 『はい』
- だからちょっとは安くしてもらえないかな と思って 法律ではどうなってるんかなっていうことを お尋ねしたいです
- 『ああ なるほど そもそもがアレでしょ 3年前の話しで 毎月10万ですか』 そうです
- 『っていう事は どれくらい払ってるの』
- 二世帯住宅に住まわせてもらってる時から払ってるから もう40回くらい払ってると思うんです
- 『っていうことは ご主人のお母様が亡くなる前から 土地は 次男さんがもらって お金は 義妹さんに払うって約束は していたわけ』 そうですね
- 『は は は なるほど それって どういうあれでした 口約束 それともなんか 司法書士とか雇って 書面にしてました』
- いや 私はそれにはかかわってないんですの その二人が行ったからね
- 『うん で 書類は持ってらっしゃるの』 持ってます
- 『あ じゃあ わりと 公式な書類かな』
- いやー 私 素人やから分からないんですけどね ただ甲とか乙とかいうて書いて で私が 毎月10万ずつ 2000万円払うゆうことになってるんですけど
- 『なるほど わかりました』 はい
- 『じゃあそれが 安くってどれくらいなら大丈夫なの』
- やっぱ5万円ぐらいにして欲しいとは思うんですけどね
- 『月々を5万円にしてください ということなのね』 はい だから息子は・・・
- 『これって ご次男の名義にするわけでしょ』 そうです
- 『っていうことは ご次男が払わないで あなたが払う理由はなんなの』
- 亡くなった主人のお金が少し入ったから まぁ私は親ではあるからね 私が払った方がいいのかなー思って 口約束で はいって返事したんです
- 『わかりました で ご長男とか ご長女 次女の方もよ あとの3人の方は この土地のために お母さんが お父さんの からもらったお金を使って 次男さんの為に 支払ってても okなのね』
- ああ そのお金をもらった時は みんなに少しずつお金は分けたんです 『分けましたね』 はいはい
- 『で 次男さんにはわけなかったの』
- 一応 それらしいお金は渡しました
- 『みんなで一応分けたのね』
- はい わけました
- 『要するに 今回 次男さんの所の2000万円分を 貴方が払ってあげる っていうふうになった理由は あなたがその次男さんとこの二世帯住宅を建ててもらって えー そこに住んでるからっていう意味なの』
- まあそれもありますね ずっと面倒見てくれるというか まぁ そういう気もあったし 『はぁはぁ』 はい
- 『わかりました で 今日のご相談は じゃあその約束で 10万円ずつ 月に払っていた お金を できれば5万円ぐらいに 直すことができるでしょうか っていうご相談ですか』 そうです
- 『はい 今日は弁護士の大迫恵美子先生が いらっしゃってますので 伺ってみたいと思います 先生 よろしくお願いいたします』
大迫恵美子のアドバイス「口約束でも契約があるならば 契約は契約です」
- お願いします
- 『はい こんにちは』 こんにちは お願いします 『はい』
- 『えーとですね まぁ あのぅ 一応口約束なんですけど これまで10万円ずつ まぁ向こうの義妹さんに払ってきたってことですね』 はい
- 『うん で あなたがおっしゃっている 5万円にまけて欲しいっていうのはね 向こう 義妹さんが それでいいですよってと言えばね それは別に問題ないんですよ』 はい
- 『うーん 絶対やだ って言ったときにどうしますかねぇ』
- それはね あの 次男と 半分ずつ払うゆことはできないんですかね
- 『いやそれはね 本当は 次男の方の名義にする為の土地の値段ですからね これは払うべき人は本当は次男だと思いますよ』 そうですね 「ええ』
- 『ただ まぁ おそらくアレでしょう その 二世帯住宅の住宅ローンを ご次男が負担したんでしょう』
・・・今も払ってます - 『だからそれはお母ちゃんの為に 住宅ローンたくさん払っているんだから 僕は払えないよ っていう話しなんでしょ』
- そういうことですね
- 『う~ん まぁあなたも家賃代わりに10万円払いますよ っていう そういう約束だったんでしょ』 はい
- やっぱり私が払わないと 口約束だけでも 払わないといけないんですかね
- 『まぁ口約束でも契約があるならば 契約は契約ですよ』 ああ そうですか
- 『ただ 向こうはね その義妹さんの方は ご次男の財布から出ようが あなたの財布から出ようが たぶん義妹さんは ご次男から貰っていると思ってるんじゃないですか』 はー
- 『だから もぅあなたが払うの 辞めればね どうしたの今月はって言うんじゃないでしょうか』 ははーは
- 『で まぁご次男は お母ちゃんのせいなんだから お母ちゃん払ってよって言うんじゃないですか』
はあー じゃあ 口約束でも生きてるうゆうことやね - 『そこにこだわってらっしゃるけど それは生きてると思いますよ だって現実に2000万円相当の土地を あげちゃってるわけですからね その分の代わりに お金をもらうって 話しはね あなたの口約束ってことでは すまされないんじゃないでしょうかねー』
- はー わかりました ありがとうございました
- 『あなたのね えっと 本当の アレでしょ ご不満は その お家 帰りたいってことでしょ』
- いや 帰りたいというか 追い出されたから 仲良くしようゆう気持ちはないんですよね 親子でも
- 『う~ん お金の話しをしてるけど 追い出されたのに10万円払うことが納得できないですよね』 そう! そうなんです! はい
- 追い出されたんだから せめて10万円は 自分で払いなさいよ と思ってますよね』 そうです
- だからね その時に 言って出ればよかったんですけどね 私も 追い出されるやったらお金は 払えませんって言えばよかったけど そういう元気もなかったしね はい
- 『その ほんとはね そこで話をしなきゃいけないと思いますよ だから あなたが その義妹さんの方にまけてくれっていうのは 筋違いじゃないかなと思いますよ』
- ああ その5万円 半分にして欲しい言うのはね 息子が半分は払ってくれるゆうことを と思ってるんです私は
- 『なるほどね だから そこの話しができれば全然問題ないんですよ ・・・ そういうふうに言ったらどうですか お嫁さんにね もぅ払えないんで そっちで払って頂戴よって』 はぁはー
- 『たぶんね 受託ローン払ってるから無理よ って 言われるんじゃないかと思いますけど でもそれでもね 無理よ って言われた時に じゃあ息子が かわいそうだから 出そうかって考えちゃうのか いやいや 私は 追い出したからしょうがないでしょう って思うのか それはどっちですかね』
- 『じゃあ あなたはもしかして ちょっと 追い出されちゃったのは 仕方がないかなって思ってるところもあるんですか』
- ああ 私もその 主人の保険とか入ったお金をね ちょっと人に騙されて その持ち金がなくなってしまったから 『う~ん』
- うん それもまぁ 息子の嫁にしたら 気にいらないとこなんですよね
- 『ああ それが喧嘩の原因はなんですか』 そうですね
- まぁ無理してたのが気にいらなかったと思いますわ はい ですから まあ それは息子夫婦と話ししたらいい いう事ですね お金の額が ちょっと減るゆうのは
- 『う~ん まず息子さんとの間で解決できればね あの義妹さんとの間の10万円はそのままで 誰が分担するかっていう話しですよね』 はい
今井通子まとめ「追い出されちゃってからは あげる筋合いじゃない 」
- 『とりあえずでも 今日のお話しはわかりましたよね』 はい
- 『要するに ご主人の義妹さんとの話しじゃなくって』 はい はい
- 『あなたの息子さんと話しあって できれば10万円ずつが 義妹さんの方にいくようにするところは止めないで』 はいはい
- 『って言うことですよね』 はい
- 『で 悪知恵じゃないんですが ちょっとお話しすると 何で次男の息子さんにだけ 2000万円分も払ってあげることになったかは わからないけど 長男の方と 長女の方と 次女の方と お父さんの 遺産を 分けた時に それだけ分けたとしたら 事前に 今度あなたが亡くなる前に 次男の息子さんにだけ 2000万円 あげて 後の人にあげる分があるの』 いやないです
- 『だとしたら それを 次男の方にだけ ま 面倒みてもらってるからっていうのがあったんだとは思うけど 追い出されちゃってからは あげる筋合いじゃない っていうのも言ってもいいかもしれない』 はい
- 『だって そう思いませんか』
- 思いますけどね 誰も中に入ってくれる人もいてないしね 『うん』 うふふふ どうしようもないんですわ
- 『そうなんですか いずれにしても ご長男とか ご長女 次女の方も含め あとまだ3人も あなたお子さんいらっしゃるわけだから そちらの方々とも仲良くなさってくださいよ』
- ああ 今のところ仲良くしてません もう出たっきりでね 『あら』
- もう 連絡とってないんです 『そうなんだ』
- 馬鹿な親やからね 人にお金騙されて 『あらららららら』
- 嫁には嫌われるし はい もう辛い人生ですは 本当に
- 『ちょっとでもさ 時間が経ったらまた 戻っておいで って言われるかもよ』
- いや まぁそれはないでしょう 『あっそう』
- もう家出ていくんやったら 遠くへ行ってくれって言われたんです そんなに嫌われてしまったから 私ももう はい はい そうですか って言うて 言われても帰りませんね 『なるほど』
- 私にも意地がありますから ははは
- 『でも意地はって生きられるぐらいだったら 大丈夫よ 元気で生きてください』そうですか
- まぁー 2000万円だけ とにかく 払わないとね 『そうね』
- そればかり思ってますわ
- 『それは だから 次男の方に 相談して 家に居させてくれてるわけじゃないんだから』 はいはいはい
- 『っていうことは 言ってもいいともいいと』 はい 『そうして下さいよ』 わかりました 『はい』 ありがとうございました 『いいえ』 『頑張ってねー』 はい ありがとうございます 『はーい』
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