同居の母の傍に居るとイライラしてしまうという相談者。嫁も母がキツイ事を言うとイライラすると言う。このままだと母が亡くなった時に後悔するのではと思うのでなんとかしたい。一緒に食事をすると、ちょっとした礼儀作法やしきたりをグチグチ言ったり、親族の悪口や攻撃をする。食事の時は楽しく食べたい。田中ウルヴェ京より「べき思考」という指摘。こうある「べき」という考えに捉われている。物事を違った視点から見てみる。加藤諦三は、母親に心理的に依存している。依存が強いと要求が強くなる。物事の見方を変えるとアドバイス。
テレフォン人生相談2016年1月27日(水)
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:田中ウルヴェ京(メンタルトレーナー・五輪メダリスト)
相談者:49歳男性 妻47歳 息子2人 17歳と14歳 同居の母79歳
加藤諦三氏の〆の言葉「物事を違った視点から見てみる パラダイムシフト」
テレフォン人生相談の読み方・歩き方
放送された相談と回答は、限られた時間内で録音された内容を、カット・編集されたものです。
相談者の背景や現況がカット・編集されることも多く、どちらかと言えば、回答・アドバイス寄りにカット・編集されている事もあるようです。
音声はありませんが、文字起こしから、曖昧な返事や、相槌、繰り返し話される言葉は、極力カットして、なるべく意味が通じるように編集したものになります。
聞き漏らした方、もう一度、内容を確認したい場合に、ご利用ください。
読むテレフォン人生相談
加藤諦三:
もしもし
相談者:
もしもし
加藤諦三:
はい テレフォン人生相談です
相談者:
あ よろしくお願いします
加藤諦三:
はい 最初に年齢を教えてください?
相談者:
49歳です
加藤諦三:
49歳 結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
奥さん何歳ですか?
相談者:
47歳です
加藤諦三:
47歳 お子さんは?
相談者:
2人おりまして 息子ですね
加藤諦三:
はい
相談者:
17歳と14歳です
加藤諦三:
はい わかりました でどんな相談ですか?
相談者:
母との関係について ちょっと
加藤諦三:
はい
相談者:
ついて相談したいんですけども
加藤諦三:
お母さん何歳?
相談者:
79になります
加藤諦三:
79 はい
相談者:
と・・
加藤諦三:
それで お母さんとの関係で?
相談者:
と・・そばにいるとイライラするんですね
加藤諦三:
それで?
相談者:
最近嫁さんもですね
加藤諦三:
うん
相談者:
キツイっていうか うちの母が
加藤諦三:
キツイって言うのは
相談者:
キツイって・・
加藤諦三:
やっぱりお母さんと一緒にいると
相談者:
キツイって言われて・・
加藤諦三:
まあ あなたと同じように まあイライラしたり 不愉快だったり
相談者:
そうですね・・そうです
加藤諦三:
怒り感じたりということね
相談者:
ええ 母が亡くなった時に 後悔するんじゃないかなっていうような そういうアレがありまして
加藤諦三:
あっ・・
相談者:
直したいっていうか 自分どういうふうに接したらいいか これから・・はい
加藤諦三:
今の気持ちのままだと
相談者:
はぁい
加藤諦三:
お母さんが亡くなったら後悔するだろうなぁと
相談者:
はぁい
加藤諦三:
お母さんは一緒に住んでないのね?
相談者:
いや 今同居してますけど はい
加藤諦三:
あ 一緒に住んでるですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
ということは イライラするっていうのは あなたとするとかなり深刻ですね だって 一緒に住んでて いつもイライラするわけですから
相談者:
そうすると あの食事するときにですね
加藤諦三:
ええ
相談者:
一緒に座って もうちょっと傍に居るだけでイライラするもんで
加藤諦三:
はい
相談者:
ここもう 2年ぐらいはちょっと 一緒に飯は食ってないんですよ 自分だけ お袋が飯食った後 また台所に戻って
加藤諦三:
うん・んん・・
相談者:
一人で テレビ視ながら はい
加藤諦三:
なるほどね でも そうするとお母さんは ひとりで 食べて
相談者:
いやその カミさんと・・まあ 一緒に・・
加藤諦三:
あ 奥さんの方が
相談者:
まあ はい
加藤諦三:
一緒に食べてるわけ?
相談者:
はい それでちょっと 嫁さんがキツイって言い出したもんでちょっと・・はい
加藤諦三:
その お孫さんすごい難しい年齢だと思うけれども 14歳・17歳っていう
相談者:
はぁい だから うちの母とは 学校行く時「行ってきます」いうのは してるんですけど
加藤諦三:
はい
相談者:
思春期ですから まぁそんなには話してないですね
加藤諦三:
んん・・
相談者:
ただ 自分がその母の接し方を見てるんじゃないかなと思うと カミさんがたまに 息子たちも大きくなったら 自分もこんなんになるんじゃないのって・・言われて そういうのもありまして
加藤諦三:
そいで今日のあなたの相談っていうのは そのイライラするのを直したいってこと?
相談者:
そうっすね なんか まぁ和らぐ方法でもあれば
加藤諦三:
イライラするっていうのは さっき言った 一緒に食事はやめた だけど時々隣に来ると そうすっと なんかイライラする
相談者:
親父亡くなって 一緒に食うようになってですね
加藤諦三:
はい
相談者:
で 自分も まぁお袋と一緒に こうやって努力して 笑顔でやりたいと思ってるんですけど
加藤諦三:
うん
相談者:
お袋の方が 飯食ってるとき 子供たちの前とかで 親族の悪口言って ため息ついたりとか もう勝手に自分の食うとか これはちょっと イライラするというか 食事してるときは 楽しく食べたいのに なんでそんなこと言うかなと思ったりとか
加藤諦三:
はぁい はいはいはい
相談者:
はぁい
加藤諦三:
親族を直接 攻撃してんじゃないと思うけど
相談者:
あ そうなんですか?
加藤諦三:
お母さんは あなたたち息子の・・夫婦に不満があるから
相談者:
ああ
加藤諦三:
だけど一緒に生活してるから
相談者:
はい
加藤諦三:
その不満は 放・・言できないよね
相談者:
ああ はい
加藤諦三:
だからその不満を 親族・・を批判するという形で解消してるんだと思うんですけれどもね
相談者:
ああ・・
加藤諦三:
その悪口っていうのは かなり頻繁なんですか?
相談者:
いや 礼儀作法とか なんか そういうしきたりを グチグチ言うっちゅうか
加藤諦三:
ま その程度?
相談者:
そ・その程度ですね こんな なんでこのぐらいで グチグチ言うのかなって自分では・・そんな感じなんですけど
加藤諦三:
まグチグチ言うことが あのお母さんの
相談者:
はぁい
加藤諦三:
感情表現なんでしょうね 今
相談者:
ああ ああ・・
加藤諦三:
で あなたは お母さんと以外の時っていうのは あんまりイライラしないの?
相談者:
そんなにないですね
加藤諦三:
そんなないですか
相談者:
ああ はあい
加藤諦三:
んん 要するに 短気だとかですね すぐ キレるとか
相談者:
そういうことないです
加藤諦三:
そういうことはないわけですね
相談者:
そういうことないです はい
加藤諦三:
ただそうすると お母さんだけが問題と
相談者:
けしていつもは 母のことをイライラしないんですけど ただ 傍に来たら・・ホントに 自分では 直そうとしてイライラしてしまう自分がいるっちゅうか
加藤諦三:
うん
相談者:
はぁい
加藤諦三:
いや それは直そうと思って 直・・すほど 簡単なことじゃないですよ
相談者:
ああ・・
加藤諦三:
イライラするっていうのは 原因があってイライラしてるわけだから
相談者:
はぁい
加藤諦三:
うん だからその原因がね 何かっていうことなんですけれども
相談者:
はい
加藤諦三:
だけどあなた一緒に住んでるという事は お母さんを受け入れてわけですよね
相談者:
そうですね
加藤諦三:
79歳のね
相談者:
はいはい はい
加藤諦三:
んで 79歳だからアレ? あなたから見ると、もう 老いているので この程度のことは わかってくれよっていうような事 わかってくれないって事?
相談者:
この程度の事って言いますと?
加藤諦三:
例えば こういう悪口を言うね
相談者:
はい
加藤諦三:
そういう食事したり
相談者:
ああ・・
加藤諦三:
そんな事はね
相談者:
うん
加藤諦三:
この孫に悪い影響を与えるし
相談者:
はい
加藤諦三:
ここでこんなこと言わないでくれと その程度は わかってくれよとか
相談者:
それも言われますね
加藤諦三:
そういうこと
相談者:
はぁい
加藤諦三:
そうすると あなたの側からすると 結構お母さんに こうして欲しい ああして欲しいって気持ちは まだあるね?
相談者:
ありますね
加藤諦三:
その気持ちってアレ だいぶ前からあった?
相談者:
いや あの親父が亡くなってからですね い・一緒に接するようになって 親父が・・
加藤諦三:
お母さんはあれ お父さんが亡くなられて あなたにベタっとしてきた?
相談者:
いや 親父が居る時はなんか 親父がお袋を抑えつけたって そんなに しゃべらせなかったっていうんですかね クッションになったっていうか そんなには アレだったんですよ ただ、親父が亡くなって 一緒に飯とか食い始めてからなんか イライラし始めた・・
加藤諦三:
すると お父さんが居る時には
相談者:
はい
加藤諦三:
直接あなたが 接するというよりも お父さんを通じての接し方だったんだね
相談者:
そうですね そういう感じになりますね
加藤諦三:
そして そのお母さんと直接接するようになったら あなたも あなたの奥さんも もうこりゃたまらんと イライラし始めたっていうことね
相談者:
ああ はい
加藤諦三:
そいで
相談者:
はい
加藤諦三:
このイライラを どうしたらいいかという
相談者:
はい
加藤諦三:
大変難しい
相談者:
なんか・・
加藤諦三:
質問ですけれども 今日はですね
相談者:
はい
加藤諦三:
ま そういう意味では 大変素晴らしい・・先生に来ていただいております シンクロの銅メダリストで メンタルトレーナーの 田中ウルヴェ京先生です
田中ウルヴェ京アドバイス
田中ウルヴェ京:
よろしくお願いします
相談者:
あ よろしく・・お願いします
田中ウルヴェ京:
確認ですが お小さい頃からの ご自身のお母様に対しての お母様像ですね お母様はどんな存在で 昔は その若い頃は ありましたか?
相談者:
口がうるさいっつうですかね あと・・キツイっていうか・・
田中ウルヴェ京:
尊敬はしてましたか?
相談者:
尊敬はできなかったですね
田中ウルヴェ京:
あ なるほど そして お父様がお亡くなりになられてから 最近は やっぱり 口うるさいは変わらずですか それとも何か 昔と違って お母様こうだ ああだというのがありますか?
相談者:
ちょっとは大人しくなってるんですけど 例えば 自分がまた良かれと思って やるとまた 余計なこと言って こっちをイラつかせるというか
田中ウルヴェ京:
なるほど ちょっと今 お母様・に対しての あなたの主観がどういうことなのかなぁってのをちょっと今確認しました
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
さて イライラしてしまうということなんですけれど
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
イライラする理由というのが 自分の考え方にあります
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
先程 あなたが説明の中でお話ししてくださったように 親戚の悪口を言ったりする時にイラつくんですよねぇと
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
おっしゃった後にですね
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
楽しく 食べたいのに
相談者:
ああ はい
田中ウルヴェ京:
っていうふうな 表現をなさいました
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
人間の感情ってどういうふうに起きるかというと 親戚の悪口を言うという お母様の 発言によって あなたは ああ こんなふうに言うと イラつくなって思われるわけですが
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
この 悪口を言う というところと 自分がイラつく の間に 大事な部分があって
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
親戚の悪口を言うお母様のことを どう捉える自分がいるのかによって イラつく人もいれば イラつかない人もいるわけなんですね
相談者:
ああ はい はい
田中ウルヴェ京:
で 例えば 親戚の悪口を言う お母様が目の前にいたとしても もしかするとあなた以外の人は
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
ああ またいつものパターンだなぁ
相談者:
ああ はいはい はい
田中ウルヴェ京:
お母さんはこういうふいうに 言いたいんだろうなぁといぅ・捉える人なら
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
すうっと受け流して そうだね そういうふうに 嫌な人もいるね みたいに こう適当に受け流す人もいるでしょうし
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
でも あなたは もう 楽しく 食べたいのにって思われるわけですよね
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
これを 一般的な言い方としては『べき思考』と言います
相談者:
『べき思考』・・
田中ウルヴェ京:
こうあるべきっていう意味ですね
相談者:
あああ はい
田中ウルヴェ京:
食卓は楽しくあるべきなのに とか
相談者:
ああ はい そうなんです そう思います 自分は はい
田中ウルヴェ京:
そうですよね
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
なので まず イラッとしたなと思ったときに あ 俺・また・べき思考で この状況捉えてるかなって ちょっとこう 自分でひとり言を言ってもらいたいんです 頭の中でですけれど
相談者:
そうなんですか はい
田中ウルヴェ京:
この あっまた 思ってるな という ひと手間だけで
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
ちょっとだけなんですけど 感情の客観視っていうのができます
相談者:
ああ はい
田中ウルヴェ京:
で もちろん 客観視したからといって イラつくんですけれど
相談者:
う・うん・・はい
田中ウルヴェ京:
でも 大事な点は その後に
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
余計にもっと この状況を悪くさせるような発言を することが少なくなるはずです・・で こんなことをちょっとまぁ あ 僕はまた『べき思考』になってるなと思っていただく 経過の中で 是非 捉えていただきたいことは
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
所詮 イラつくのは 自分が
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
そうさせたいからだ ということです
相談者:
ほう ほう
田中ウルヴェ京:
つまり お母さんのせいじゃないんです
相談者:
ああ・・
田中ウルヴェ京:
お母さんの行動を もっとこんなふうにするべきだって あたかも人のことを
相談者:
ああ・・
田中ウルヴェ京:
コントロールできるかのように思う 自分がいるから
相談者:
ああ・・はい
田中ウルヴェ京:
イラついちゃうんですよね
相談者:
ああ・・
田中ウルヴェ京:
っていうふうにこう あ イラつくのは俺のせいだ と思うだけで ちょっと 変えていける自分が 見つかる可能性は沢山あります
相談者:
はあ・・
田中ウルヴェ京:
なので『べき思考』の可能があるんだなっていうのが1つ それから ああそうだ そうだ『べき思考』だから 目の前のものがイラつくんだ
相談者:
ああ・・
田中ウルヴェ京:
つまり 自分のせいなんだ
相談者:
自分で決めつけてる ことを
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
決めつけないっていうか そういう感じで?
田中ウルヴェ京:
そうですね
相談者:
ああ・・
田中ウルヴェ京:
これは お母様を目の前にすると ちょっと難しいかもしれないので あえて お仕事の時、あるいは通勤電車の時
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
などに
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
ご自身の『べき思考』って 出てるはずなんですね
相談者:
あ はい
田中ウルヴェ京:
例えば レジ待ちで おぉ もうこの店
相談者:
はぁい
田中ウルヴェ京:
早く レジ・しろよとか 電車の中で こんな若者が 座ってるべきじゃないのにとか
相談者:
ああ うん はい
田中ウルヴェ京:
そんな時に 自分の練習で あっまたべきで 勝手にこの 若者の行動を コントロールしようとしてるなっとかってこう
相談者:
ああ・・
田中ウルヴェ京:
気付く練習をしていただくと ちょっとお母様のことを
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
客観的に見えるようになりますよね
相談者:
ああ・・
田中ウルヴェ京:
決して『べき思考』は 悪いものではありません
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
ただ それ によって イライラして 人を傷つけたりしたら
相談者:
ああ・・
田中ウルヴェ京:
もったいないので ああ なんて俺は駄目なんだじゃなくて『べき思考』だなって
相談者:
あ はい
田中ウルヴェ京:
思って
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
さて『べき思考』じゃない 見方をしたら 全然違うよなっていうふうに思うだけで ちょっとこう 時間が稼げますから ちょっとそんなふうに やってみてください
相談者:
はい わかりました
田中ウルヴェ京:
はい 加藤先生に お返しします
相談者:
あ・ありがとうございます
田中ウルヴェ京:
ありがとうございまーす
加藤諦三まとめ
加藤諦三:
あ・・えーと今ね『べき思考』ってホントに あの
相談者:
はい
加藤諦三:
イイ言葉 聞きましたよね
相談者:
そうです はい。
加藤諦三:
あの・・良かれと思ってやったことって さっき言いましたでしょ
相談者:
ああ はい
加藤諦三:
良かれと思ってやったことが なんか 逆の 効果を出た時にイラッとするんだよね
相談者:
はぁい
加藤諦三:
良かれと思ってやったことを
相談者:
うん
加藤諦三:
感謝を
相談者:
ふふ(笑う)
加藤諦三:
期待してるんですよ
相談者:
へへへ はぁい(笑う)
加藤諦三:
これは要求が・・大きすぎるよねぇ
相談者:
はぁい
加藤諦三:
例えば 楽しく食事・・
相談者:
はい
加藤諦三:
をしたいのに お袋はっていうんで
相談者:
んん・・
加藤諦三:
これも お母さんへの要求なんだよね
相談者:
はぁい
加藤諦三:
それなのに悪口言ったという
相談者:
うん
加藤諦三:
お母さんは さっきあなた 尊敬してないって言いましたけれども
相談者:
はい
加藤諦三:
尊敬してないけど 心理的に依存してる部分があるんですよ
相談者:
はぁい
加藤諦三:
そうすると 当然依存心が強いから要求が強くなる
相談者:
はあ・・
加藤諦三:
そのあなたの要求の通りにお母さんは・・動かない
相談者:
はい
加藤諦三:
言わない・頭にくる・ということなんだろうと思いますよ
相談者:
はい・・はい
加藤諦三:
ですからね ひとつね 物事を 見る視点を増やすっていう練習ですね
相談者:
あ はい あ わかりました
加藤諦三:
てのは例えば
相談者:
はい
加藤諦三:
お母さん が今 夕食の時悪口言ってると
相談者:
はい
加藤諦三:
イライラすると
相談者:
はい
加藤諦三:
折角ね 楽しく食事をして よし・よしてるのに なんだお袋は・・というのも
相談者:
はい
加藤諦三:
お袋の 1つの視点ですね のを見る
相談者:
はい
加藤諦三:
だけど 別の視点から見れば お母さんもね お父さんが亡くなって いろいろ辛いこともるんだろうなぁ
相談者:
ああ・・
加藤諦三:
そんなふうに辛いじゃ それは悪口ぐらい 出るよと ホントはこの悪口って・・日常の この家のへの不満なんだと
相談者:
はぁい
加藤諦三:
お母さんはお母さんなりに頑張ってんだなあっていうのは これは 別の視点ですよね
相談者:
ああ そうっすね
加藤諦三:
ですから
相談者:
はい
加藤諦三:
物事の見方を変える
相談者:
はい
加藤諦三:
ということなんです
相談者:
はあ・・
加藤諦三:
相手を見る時に
相談者:
はい
加藤諦三:
相手の見る視点をね 増やす
相談者:
わかりました
加藤諦三:
そうすると 相手が違って見えてくるってことあるわけですよ
相談者:
ああ はいはい
加藤諦三:
そうすると 相手に対するイライラはね まぁそれでサッと消えるってわけじゃない ですけれども
相談者:
はい
加藤諦三:
ああそうか お母さんも 毎日 寂しかったり いろいろあって 大変なんだなぁという 気持ちになればちょっと変わってくるね
相談者:
ああ・・ふっ(笑う) ありがとうございます
加藤諦三:
よろしいでしょうか?
相談者:
すいません
加藤諦三:
はい
相談者:
ありがとうございます
加藤諦三:
はい どうも失礼します
相談者:
あっはい すいません ありがとうございます
管理人のちょっとひと言
お母さんは、夫婦に不満があるから、親族の悪口を言う・・・で?
不満に対する掘り起こしは?
そこが、わかれば、若しくは、手掛かりの探り方を示してもらえれば、解決が早いと思ったんですけど・・・
まあ、相談がイライラをどうにかしたいですから
本人が、変わる方向への回答でいいのかな?
ただ、この『べき思考』から、見る視点を増やす
これは、本当に難しいと思うな
そもそも、幼少時から、母親に対する想いというのが、
「口うるさい」「キツイ」
簡単に、こんな言葉でまとめたけれど
要するに、必要以上の抑圧を感じてたってことね
とすると、相談者が幼少時の事を、吐き出して伝えないといけないって事じゃないのかな?
まずは、そこの障害を、拭い去ってあげないと
そもそもの、客観的に視るってことができないことになりませんかね?
いくら、通勤の途中で練習して、上手にパラダイムシフトができるようになったとしても、母親の顔を見た瞬間に、できなくなってしまう気がしますけれど。
自らが望んで、イライラしたくないわけですから
それすらも、乗り越えなきゃいけないんでしょう
ホント、ハードル高そう
79歳ですよね?
出来る頃って・・・間に合わなかったって事に、なりませんかね?
やっぱり、母親が抱いている
夫婦への不満を解消してあげる方が、早いんじゃないの?
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