テレフォン人生相談


テレフォン人生相談 2019年9月16日(月)
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:坂井眞(弁護士)
62歳の女性から、2年前に32歳の娘が子ども3人と離婚届を置いて家出してきた。娘の夫は子どもは渡さないし調停にも応じないず、2年はそのままでという事。月に1度、子ども達が泊まりに来るし、娘は仕事を2つ掛けもちして必死でお金を稼いでいる。この先、どうなるのか?
加藤諦三氏の〆の言葉『自分の人生に意味を見失っている。それが神経症です。』ユング

目次

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今日のまとめ

相談者は62歳女性、夫は10年前に他界、34歳の次男と子供3人を置いて家出して来た娘32歳と3人暮らし。
娘の子は今、小学5年生、小学3年生、年中。

※要約
大学2年生の時に子供が出来て、すったもんだの末に一緒になった娘32歳、夫婦仲は上手くいっていると思ったが、2年前に急に娘の旦那が「追い出されました」「娘をどうにかしてくれ」と話に来た。

「冷却期間を置いたらどうか」と話をしたが、実家の父親から「自分の家だから戻りなさい」と言われて戻ったとの事。

娘は「出て行って」と言い、娘の旦那は「お前が出てけ」とゴチャゴチャする。

娘の旦那は「絶対に子供は渡さない」と、「うちの実家にはお金がたくさんあって、子供3人とも大学までやれるけど、お前だったら食べるのも子供達かわいそうだろ」と言われる。

確かに、うちにはお金はない。

相談者は「子供を置いて出て来るなんて考えられない」と言うが、娘が言うには、(一緒に連れて出て来ると)「子供を殺されちゃうから」と言っていた。

娘の旦那は、結婚当初から「化粧はしちゃいけない」「髪の毛は切っちゃいけない」と命令し、束縛するのが当たり前だと思っている。

娘が出て来る時には「離婚して実家に戻る」と娘の旦那は言っていたらしく、娘も離婚届を置いて出てきたが、未だに離婚とはなっていないし、実家にも戻っていない。

いろいろな事があり、娘には調停を勧めたが、娘の旦那から「2年間は別居するから口出しするな」みたいなメールが届いた
その2年に間もなくなるのだが、この先、どうするつもりなのだろう?

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※相談者の語る内容に主語がなく、時系列が2年間を行ったり来たりするので、勝手に解釈

娘の旦那は、絶対に調停はしたくなく、離婚したいと言っているが、娘の方は諦めていて、(諦めていない行動には出ているのだが)メールも無視され、話し合う感じではない。

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加藤諦三:今は、話し合いが出来ない状態だけど、離婚はしていない?
子ども3人は、向こう(娘の旦那の元)に居るんですね?
それで、あなたの相談というのは、なんですか?

本当は母親の方に子供達を引き取りたい。
しかし、だんだん無理な状態にさせられてしまっている。

加藤諦三:現在の状態では、お嬢さんは、あなたの話では「諦めた」と言ってるわけですよね?

相談者:「諦めた」とは言ってないんですよ。

加藤諦三:さっき、「諦めた」って言ったのは・・

相談者:「諦めた」のは行動なんですよ、わたしが、「どっか裁判所行こう」と言っても、全然動かないし、とにかく「お金がないから」って、すごい働き方してるんですね。

相談者:でもう、倒れそうなんですよね、娘も。
「夜の方が時給がいいから」って言って、ほとんど朝帰って来てって感じで、2か所掛け持ちしてて。

相談者:でぇ、わたしも・・たいてい起こされるんですね、変な時間に、でぇ、そんな、こっちは大変なのに、向こうは子供達と一緒に寝てるのかと思うと・・

加藤諦三:そして、今日のあなたの相談っていうのはどういうことですか?

相談者:だからこのまま、じっと向こうが言って来るのを待っているのか、こっちからなんか、やっぱし、弁護士さんとか立てて、なんか、動こうかっていうのをした方が、いいのか?

相談者:もう、どうしたらいいのか、わかんなくなっちゃって・・




坂井眞アドバイス

坂井眞:まず最初に申し上げておきますけれども、「2年間別居するから口出すな」と、娘の夫、旦那さんが言ったと。

坂井眞:いうことで、「もうすぐ2年経つから」とおっしゃったけど、「2年間別居するから口出すな」ということを、向こうが一方的に決める権利なんかないわけだから・・そんなこと気にしてちゃダメですよ。

坂井眞:それにこだわる必要はないです。
それだけまず言っておきますね。

坂井眞:「もうすぐ2年経つけどどうしたらいいんだろう?」って言ってるけど、2年って、何の意味もないから。

坂井眞:問題は、お嬢さん夫婦がね、それぞれがどうしたいか?ということなんですよ。
そこがよくわからないんですけれども、今お話を聞くと、「化粧はするな」「髪は切るな」・・最近で言ったら、パワハラに近いようなこともあるようだし、自分の好み言うのはいいけど強制はできないし。

相談者:たぶん、「僕はそんなつもりで言ってない」って言うと思うんですよ。

坂井眞:こう言ったらああ言うじゃないかって、今考えてもしょうがないからね、そういう発想はやめましょう。

坂井眞:そうじゃなくて、お嬢さんはどうしたいのか?
向こうはどうしたいのか?
で、もう一つ、お子さん、3人いるんですよね?
何年生と、何年生と、何年生ですか?

相談者:小学校5年生、3年生と、年中です。

坂井眞:そうするとまだまだこれから、親が必要な時代が、どうお子さんも当分続くわけで、一緒にいても離婚してても、親は当然、子供に責任ありますよね。

坂井眞:だからそれをどうするのか決めるのは、親の責任でもあるじゃないですか。

坂井眞:出ちゃって、戻りたくない気持ちはお嬢さんはっきりしてるわけだけど、旦那さんの方はどうなんですか?

相談者:だからそこが・・今でも結構・・自分の実家にすごく頼っているんですよ。
何かあると、夏休みなども、自分も実家に行ってたみたいだし、そこから保育園も通わせてたみたいだし。

坂井眞: 1つ聞こうと思っていたんですけども、「実家に戻る」とか言う事、向こうの実家に戻るとかいう話があったみたいだけど、そうではなくてもともと夫婦で住んでいたお宅に、お子さん3人と旦那さんが住んでるわけ?

相談者:「子どもが転校したくないから」ということで、狭いアパートにいる。

坂井眞:向こうの実家とは近いんですか?

相談者:いや、近くはないです。

坂井眞:そうすると普段のお子さんの世話はどうしてるんですか?

相談者:ですから・・してるみたいなんですけど・・でもなんか、第三土日に・・

坂井眞:月に一回?

相談者:月に一回、泊まりに来るっていうのが・・

坂井眞:子供3人が?

相談者:子供3人が・・着てる服とか、季節感も酷いし、「なんかこんなの着せて」みたいな感じなんですよ。

坂井眞:で、お子さん達は元気なの?

相談者:うんまぁ、元気なんですよ、上の2人は、すごい気を使って、喋ることも考えながら喋るようになっちゃって。

坂井眞:お母さんとは上手くいってる?

相談者:来た時は、上手くいってますけど・・でも、さっさと帰っちゃうんですよね。

坂井眞:土曜日の何時頃、来るんですか?

相談者:土曜日の午後。

坂井眞:で、いつ帰るの?

相談者:日曜日の夜。

坂井眞:さっさと帰ると言っても、学校あるから日曜の夜には帰んないといけないよね。

相談者:あっ、そりゃそうなんですけど。

坂井眞:なんでそんなことになったのかって、今ひとつピンとこなくて、小さいお子さんさん3人もいたのに。
当時は2年前だから、小3と小1と・・まだ幼稚園入る前だよね。

相談者:一番下の子なんて、まだ3歳だし・・ええ。

坂井眞:連れて出て来ちゃおうとかって話はなかったの?

相談者:そう・・だから連れて出て来ると、「子供を殺される」って言うんですよ。

坂井眞:うん・・まぁ、無茶苦茶な・・わかった。

相談者:なんか、やりそうな感じしちゃってぇ。

坂井眞:うん、わかった、じゃあ、お嬢さんが本当にそう思ったとして、とりあえず自分も壊れちゃうといけないから出て来るとするじゃないですか。
問題は、そのあとね、お嬢さんとしてはこれはもう離婚しかないと思っているわけでしょう?

坂井眞:そういう話ではなかったの?「もうこの人とはやってられない、離婚するんだ」って。

相談者:だから自分でポンと、離婚届を置いてきたんだから・・ええ。

坂井眞:置いて来て、書いてくれればいいんだけど、離婚成立するためには、親権をどっちか取るか決めなきゃいけないし。

相談者:そういうのってちゃんと、そんな口だけで離婚なんておかしいですよね?・・できます?

坂井眞:いえ、本人同士が納得してサインすれば離婚できますよ。
協議離婚って・・

相談者:親権とか、書類上の何にもなしで?

坂井眞:いや、書類上は必要ですよ届けらないと、それを、親は責任持って決めなきゃいけないんですよ。
ある意味宙ぶらりんというか、中途半端な状態じゃないですか。

坂井眞:それはお嬢さん自身にとって、まだ32で若いんだから、こんな宙ぶらりんな状態を、中途半端な状態を、いつまでも続けておくわけにはいかないし、お子さん3人にとったって、よくないですよね。

坂井眞:こちらの家に来て、月一回来てるのはいい事だと思うけど、でもなんか、おばあちゃんに言わせると「気ぃ使って話してる」ってようだなんて、小学校の子が言われちゃうありかたって良くないから・・

坂井眞:離婚したって、ずっとお母さんはお母さんなんだから、夫婦の間が上手くいかなくなったら、どうしようもないんだったら、ちゃんと終わらせて、もう親として責任を取っていかなきゃいけないんじゃないの?って、お話するべきだし、納得してもらって、早く調停申し立てた方が、いいと思いますよ。

坂井眞:これ、ずるずる行っちゃうとね、中途半端な状態が続いちゃうわけだから、それはよくないと思いますよ。




加藤諦三まとめ

加藤諦三:よろしいですか?今坂井先生がねぇ・・ほん・・っとに、あなたの話を真剣に聞いてくださいましたね。

加藤諦三:あんまり今まで、こんなに真剣に・・聞いてもらえなかったんじゃない?人に。

相談者:はぁい・・

加藤諦三:今の関心事ってなんですか?あなたの?

相談者:あ、今、ない・・ないんです。

加藤諦三:ないでしょうね。

加藤諦三:そこなんですよね。

加藤諦三:あなた自身が何をしたいの?

相談者:そうですよねぇ・・うん・・

加藤諦三:今・・あんまり・・したいって事ない・・だよねぇ。

加藤諦三:むしろ・・重要なのは、他人が自分に関心を持ってくれるってことが重要なことなんでしょう?

相談者:はい。

加藤諦三:寂しいの?

相談者:そうですね・・はい。

加藤諦三:寂しいのかなぁ・・だから・・むしろ・・今なんで自分は生きる意味を見失ったのか?ってことを、考えなきゃいけないんじゃないのかな?

加藤諦三:娘夫婦の揉め事が・・あなたの今の生きがいだもんね。

相談者:ええ・・

加藤諦三:違う?

相談者:ええ・・っ?・・いやぁ・・

加藤諦三:だからこれだけ、ああだ、こうだってもう・・すごい絡んでくるの。

加藤諦三:だって娘の離婚でしょ、これ?

加藤諦三:あなたの離婚じゃないでしょう?

加藤諦三:だから・・今日からもうちょっと、自分の興味と関心というのは、なんなんだ?っていうことを・・真剣に考えてみてくださいよ。

相談者:あ、はい。

加藤諦三:「わたしは何に興味を持っているんだろう?」
「わたしの関心は何なんだろう?」ってことを、もう一度、しっかり考えて下さい。

相談者:はい。

加藤諦三:よろしいですか?

相談者:はい、ありがとございました。

加藤諦三:はい、失礼します。

相談者:はい、すいません。

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コメント一覧

  1. 他の方々も仰ってますけど、まだ幼い子供を置いて自分だけ家を出てきたなんてオカシイですよ。
    子供を捨てたってことです。
    親権をとるための努力も全然してないですしね。
    もう子供には愛着は無いんでしょう。
    もう2年も放ってあるんだから、裁判所も親権は父親側に渡すでしょうね。
    夜の仕事を頑張ってるそうだけど、そうなるとなおさら夫との復縁は無理でしょうね。

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