テレフォン人生相談


テレフォン人生相談 2019年9月18日(水)
パーソナリティ:ドリアン助川
回答者:三石由起子(作家・翻訳家)
48歳女性から、中学3年の長男が不登校。夫とは不仲で5年前から別居中。高校受験を控えどうしたらいいのか?友達も来ないし、家ではオンラインゲーム、作っておいたご飯は食べない。

目次

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今日のまとめ

相談者は48歳女性、夫は50歳、5年前から別居中、長男は中学3年生で不登校、長女は高校2年で知的障害あり、次男は小学6年生。

長男の中三の不登校についての相談。
先月くらいから全く行かなくなった。

ドリ助:不登校の理由は聞いてますか?

「しらねぇし」って言って、何も話してくれない。
今、別居中なので、それも原因かな?とも思っている。

子供3人は、自分のところにいる。
旦那は出て行って5年くらい、理由は、わたしとの不仲。
旦那に女性が出来たということではない。

子供が出来る前から不仲だったが、波があった。
結婚したのは18、9年前、その時はいいと思ったが、生活すると不仲になってしまった。

ドリ助:5年前にお父さんが出て行った理由というのを、子供達はどういうふうに理解してますか?

最初の頃は、お父さんが勝手に怒って出て行ったと思っていたが、わたしが口うるさいので、「お母さんも原因なんじゃないの?」というふうに、長男だけ言っている。

高校2年の長女は生まれてつきの病気、知的障害でよくわかっていない。

父親とは2年ぐらい前に会わなくなった。
養育費はもらっており、わたし自身はパートで働いている。

ドリ助:不登校というのは大雑把に言ってね、学校に理由があるときとか、友達に理由があるときとか、あるいは家庭に問題があるとか、あるいは彼の胸の中になにか問題が生じているとか、いろいろあると思うんですけども。

いろいろ全部、重なってのような気がします。
それで、いつも聞かせていただいていて(テレフォン人生相談を)・・

「お母さんが明るくいれば子供も元気になる」
「お母さんが何か、楽しい事を見つければ、子供も楽しみを見つけられる」

いろんなことを聞いて、実践いしょうとするのだが、わたしがご飯を置いておいてもずっと食べないとか、毎食、捨てる行為をしたりとか、そういうのを毎日やっていて、わたしが元気で接することが出来ない。

2、3日凹んでしまって、また人に相談して元気をもらって、その時は元気に出来るけれども、また凹んでというのがある。

不登校というのは、1、2年かかるというのを聞いて、その1、2年、これから先、やっていけるか自信がなくてどうしていいのかな?

ドリ助:これが不登校だ!ってスタンダードなものがあるわけじゃないですからね。

完全に行かなくなって一ヶ月、学校の先生は、一度会いに来られたが、本人が拒否して会わなかった。
二回目には会って、話はしたけれども・・

ドリ助:友達は、いそうですか?

表面的には居ると思います。

ドリ助:でも、不登校で一ヶ月も来なくなれば、友達が居るなら、普通は「どうした?」って、来ると思うんですけども。

はい、来ませんね。
「みんな受験モード」だって、先生もおっしゃるんですけど。

ドリ助:受験モードでもね、友達がいればくると思うんですよ。
という事は学校でも、心から話せる友達がいないんですね。
で、受験は考えてるんですか?

「もう行かなくていい」って・・本人は言ってます。

ドリ助:高校受けないと。
で、家の中にいる間、誰とも話をしないんですか?

ネットで喋っていたり、オンラインゲームで喋っていたりとか。

ドリ助:お姉ちゃんとの会話っていうのはないんですか?

普通の会話はできないので、ふざけて遊ぶ・・本当にちっちゃい子と遊ぶような会話しかできないんです。
弟とはゲームの話しかしないような感じ・・です。

ドリ助:この子の胸の中大変ですね、いろんなものが渦巻いていて。
それでお母さんとも会話がない状況。
「しらねぇよ」ってなっちゃう。
ご飯はどうしてるんでしょう?

カップラーメンだったりとか、時々好きなのを食べたりとか、つまんで食べたりとか。

ドリ助:それはお母さんが作った夕飯の席に出て来ないってことですか?

そうですね、それを食べる時もありますけど、ほとんど冷蔵庫を開けて・・
弟と二人の部屋で、そこで籠っていたり、出て来てリビングを占領したりしてたり、日によって違う。

ドリ助:お父さん会いに来ないっていうことは、音信不通なんですか?

一応、心配して出てきてくれたんですけど、最終的には説教になってしまって、息子の方が「会いたくない」っていう・・

ドリ助:今頃、説教される筋合いじゃないよ・・っていうことですかね。




三石由起子アドバイス

三石:まずわたしは、お母さまのことを心配するんですけれども。
人のアドバイスを聞いてね、アレやってみたり、コレやってみたり、それでも続かない。

三石:また自分の気持ちを奮い立たせて、コレやってみたり、ソレやってみたり、それでも続かない。

三石:そうすると自分で自分のことがわからなくなって、混乱してくるでしょう?

相談者:そうですね。

三石:あのね、楽になる方法ってあるんですよ。
自分の態度を決めちゃうことなの。
どういう事かって言うと・・

三石:一つはね、徹底的に優しくなる。
優しくなるって言うのは、間全部聞く。

三石:もう一つは、自分の立場で厳しくする。
「しらねぇよ」って口のきき方おかしいよね、まず。

三石:わたしは、厳しくする方が自分だったら楽だなぁと思うんだけれど、もしわたしだったらこの息子にね、「ま、ちょっとお座んなさい」と座らせてね、一回話をしますね。

三石:「お姉ちゃまがこういう状況で、下の子は小学生なんだ」と。
「だから体が悪くもない健康な、子供でもない、お前を気にする時間は無い」と。

三石:「わかるでしょう?」ってことを聞けばね、わかると思うんだよね、この中学3年生。

相談者:この子すごく優しくて、この間も、「俺が一生、お姉ちゃんを看ないといけないんでしょう」「どうせ俺の好きな事は出来ないでしょう」って感じで・・

三石:それおかしい、それおかしいじゃん。
それはおかしいですよ、「いや、何でも好きな事どうぞ」って。

三石:ただ今、「わたしは親としてね、お姉ちゃんがああいう状態で、下の子が子供なんだから、少なくともお前を構っている暇はないんだよ」っていうことを、はっきり言ってやるのと。

三石:「お前は好きなことができるんだ」っていうこと、これ二本立てで言ってやんないと、本人、すごく混乱すると思う。

三石:そこがうまく伝わってないんじゃないの?

三石:うん、だから、「俺のこともかまってほしい」「でも俺はどうせ家族の犠牲になって、将来はないんだろう」っていう感じじゃないですか。

三石:これすごく気の毒なことだと思う。

三石:だからちゃんと1回、話をした方がいい。
で、話をするときにはその2つのことを、明らかにわからせないとダメですよ。

三石:「今はお前なんか構っている暇はないんだよ」っていうことと。
「お前の将来は絶対的に自由なだよ」っていうことね。

三石:父親にだって、ちゃんと養育費をもらっているんだということ、言っていいと思うんだよね、この中三の子に。

三石:だから、お金を出してもらっている父親が、説教して何が悪い?っていうことはさ、やはりそこは母親として、いくら不仲でも、子供には言わないとダメですよ。

相談者:一応、それも伝えたんですけれど、反抗してるからか、「自分も何か贅沢してる」っていうような言い方をしてて・・

三石:それは稼いだ人間が、自分が贅沢しようがそれは勝手ですよとなど、そんなことを認めてちゃダメですよ。
「当たり前でしょ」って。

三石:「あんた大人になって稼いだらどうぞ」って。

三石:そういうところが何か、一個、一個の子供のセリフに、振り回されたり、いろんな友達のアドバイスに振り回されたり、何か優しくしなきゃいけない、何々しなきゃいけない、今の自分ではいけない・・っていうことばっか、あなた思っているから、態度が決まらないから、それ見てたら子供って不安になると思う。

三石:「自由がない」なんてこと思わせちゃダメだし。

三石:それは母親として残念ですよ。
ご飯作って捨てられた・・わたしなら引っ叩いてるけどね。

三石:不登校って、だいたい共犯がいるんでね家に。

三石:不登校しても暮らせるわけですよ。

三石:冷蔵庫の中にご飯があったりさ、そうでしょう?

三石:何かぐずぐずしてればね、結構、居心地が良い状態なんですよ、家が。
それダメでしょう。

三石:問題はあなたの態度だと思う。
子供がすごく不安になっているんだと思う。

三石:だから、中学3年の健康な男っていうものが、どういうものかっていうことをさ、未来の自由と一緒に教えてやるっていう事は大事だと思いますよ。

三石:成績はどうですか?成績?

相談者:最初よかったんですけど、行かなくなって落ちてしまったので、それでもう自信をなくして・・っていう感じで。

三石:将来の自由がないとか、未来がないとかっていう、それは、あんたが作ってることなんだよっていうことは、言った方がいいじゃないの。

三石:みんな人のせいになっちゃうんですよ。
俺はどうせ自由がないんだ、俺はどうせうちの犠牲になるんだ。

三石:それを母親が否定しないわけですから、それはきっちり否定してやらないとダメだと思う。

三石:だから「あなたの未来を潰すのはあなたであって、わたしではない」っていうことを、言葉ではっきり一度、言ってやってください。

三石:15歳の男だから、母親が考えているより大人だと思いますよ。
きっちり言えばわかると思う。

三石:ただ、フラフラフラフラしている母親っていうのは、見てて嫌なんじゃないかな、この子。
「なんだこの女?」とか思ってるんじゃないかな?

相談者:はい、なんか言われたことあります。

三石:そんな親として情けないじゃない「俺には自由がないんだ」「希望がないんだ」っていうことを、よくそんなこと言わせておきますね。
そういう時は怒らなくちゃ駄目だよね。

三石:だから多分あなたの中で、バランスがものすごく悪いんですよ。

三石:笑っていいときと、怒っていいときとあるわけでしょう。

三石:まず自分の態度を、決めてから接しないとダメだ、子供には。

三石:15歳の健康な男だっていうのを、まずあなたが認識して、未来はあなたの手の中にあるということを、言葉ではっきり言ってやるっていうのは、母親の努めじゃありませんかね。




ドリアン助川まとめ

ドリ助:ザリガニは脱皮するんですけどね、わたし達は脱皮しないんですけど、心には脱皮ってあると思うんですよ。

ドリ助:あの時期に自分は一歩前進したなとか、ものが少し見えるようになったなとか。

ドリ助:この不登校という時期もですね、世間的にはあんまりよく言われませんけども、心の中、当然ぐちゃぐちゃになっているわけで、脱皮のためには、逆にいいチャンスだと思うんです。

ドリ助:きっかけは何かって言うと、これ対話なんですね、言葉なんですよ。

ドリ助:やっぱりどうしても、人間その言葉のやり取りで、見えたり見えなかったりっていうのがあると思うです。

ドリ助:言葉のやりとりが出来てなかったっていうこと、とても大きなことだと思いますので、お子さんにとってもお母さんにとっても、良い脱皮の時期になりますように。

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コメント一覧

  1. 息子は障害のある姉が足かせになって、将来を絶望視しているのではないかと感じました。
    姉はまともに話も出来ないようで、障害の度合も大きいようですし。

    行政の手を借りるので本人に負担が行かない、ということを分らせてあげたいです。

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