テレフォン人生相談 2019年10月16日(水)
パーソナリティ:ドリアン助川
回答者:大迫恵美子(弁護士)
82歳女性から、59歳の息子、4年前に生まれた赤ちゃんを連れて、現金と家の権利書を持ってお嫁さんが出て行った。会いに行った息子は警察に捕まる。どうしてもお嫁さんと連絡が取れない。
目次
今日の相談・出て行った嫁が離婚に応じない
相談者は82歳の女性。16歳年下の男性と再婚して30年ほど、娘は他界し、息子は59歳、4年前に生まれた赤ちゃんを連れて息子の嫁が出て行ってしまった。
ドリ助:え・・今日、どんなご相談でしょうか?
相談者:59歳になる・・息子のことなんです。
相談者:奥さんが、赤ちゃんを産んでから出て行って、もう4年経ちます。
相談者:話し合いも一切して頂けないので・・どうしたらいいかと思って、悩む毎日なんです。
ドリ助:出ていったのどちらですか?
相談者:お嫁さんです。
ドリ助:で、その赤ちゃんは?
相談者:今、お嫁さんの元ににおります。
ドリ助:えっと、息子さんと・・お嫁さんは・・結婚なさっていたんですか?
相談者:ずっとあのぅ・・籍を入れずにおりまして・・そいで入籍したのが・・赤ちゃんができた時だと思うんですけどね。
相談者:こう、お嫁さんのほうの名前を、あの、名乗ることになったんです。
相談者:あのぅ、向こうに、男の子がなくて、女兄弟が2人で、お父さんが亡くなったものですから、お母さんと3人、女性ですので・・それで入籍したっていうふうに聞いております。
ドリ助:ふぅーん・・
ドリ助:え、失礼ですが貴方様おいくつですか?
相談者:えーっと、82です。
ドリ助:82歳・・
相談者:もう・・
ドリ助:あの、息子さん、お一人ですか?
相談者:そうなんです・・
ドリ助:あ、一人息子さん。
相談者:娘を亡くしましてぇ・・
ドリ助:あららら・・あの旦那さんは?
相談者:16もね、歳が下なんですけど・・
ドリ助:はいはい。
相談者:もう・・30年ぐらい、一緒に結婚生活は送っております。
ドリ助:あ、という事はあのぅ・・その息子さんの・・
相談者:の・・
ドリ助:お父さんでは無い?
相談者:そうなんです。
ドリ助:ふぅーん・・息子さん59歳で4年前にお子さんできたとき、その時息子さん50・・5歳?
相談者:そうですね。
ドリ助:にして、初めての子供?
相談者:そいでもう嬉しくて嬉しくてね。
ドリ助:ああ・・
相談者:可愛がったはずなんですけども。
ドリ助:その時の、お嫁さんって、おいくつなんですか?
相談者:やっぱり10歳ぐらい下、下かもしれませんねぇ・・やっと出来た子だったんです。
ドリ助:あのぅ・・2人にとって、初めて子供?
相談者:そうなんです、わたしも初・・初孫ですし・・
ドリ助:はい、はい。
相談者:可愛くてねぇ。
ドリ助:この2人は、初婚だったんですか?
相談者:ええ、そうです。
ドリ助:恋愛結婚で?
相談者:そうです、サーフィンか何かでね。
ドリ助:あらら・・なのに、出来てしまったら・・奥さん、出て行っちゃった?
相談者:息子の悪いんでしょうけどね、あのぅ・・
相談者:仕事して帰ってくると、イライラして赤ちゃんが・・泣くのを、なんか、頬を・・「泣くな!」って、突っついたらしいんですね。
ドリ助:ああ、ああ・・
相談者:それでもう、そのぅ・・
・・
相談者:あれをお嫁さんたぶん・・わたしにはそう言いました。
相談者:「もう・・この人とはやっていけないって思ったから」・・って。
相談者:でも出て行くのに、どうしてそんなお家の権利書ですか?
相談者:そういうのとか、現金とか持ってね、いくのかな・・っと思いましてね。
ドリ助:住んでいたお家・・
ドリ助:というのは・・誰のものなんですか?
相談者:えーっと、息子のものです、お父さんから買ってもらったものです。
ドリ助:あっ・・どのお父さんから?
相談者:わたしの、最初に暮らした男性ですね。
ドリ助:前の旦那さんから買ってもらったお家、で、名義は息子さんだったんですね?
相談者:そうです。
ドリ助:はい、出て行くときに・・お嫁さんは、その家の権利書とか持っていってしまったってことですか?
相談者:そうなんです。
ドリ助:その時に、あのぅ、司法書士が絡んだりっていう手続きがあったんでしょうか?
・・
・・
相談者:買うときは、あのぅ・・ん、近所の・・不動産屋さんから・・
相談者:あの・・買ったらしいんです、その時に、名前を変えたみたいなんですね。
ドリ助:名前を変えたというのは?
相談者:お嫁さんに・・そう、やっぱり好きだったから・・あの、どうせ歳が上だしね、自分は。
ドリ助:はい。
相談者:お嫁さん・・の、名義に「いいよ」って、「いいよ、あんたの名前を名乗るから」って、あのぅ・・
ドリ助:はい。
相談者:届出だしたらしいです。
ドリ助:それはあのぅ・・入籍の時ですよね?
相談者:入籍の時で・・
ドリ助:それで・・
相談者:でぇ、お家買うときも、だから結局その名前ですね、あちらの名前で買ってるんです。
ドリ助:でもお金を出したのは、前の旦那さんなんですよね?
相談者:買ってもらった時のお家は、あのぅ・・息子の名義で買いましたけども。
ドリ助:はい。
相談者:今度また、別の県に移った時に・・お嫁さんのお父さんが亡くなられたんで、その時、あのぅ・・
相談者:「あんたの名前にしていいよ」ってなんか、言ったらしいんですね。
ドリ助:ちょっと待ってくださいね。
相談者:はい。
ドリ助:最初に・・あのぅ・・最初のお家というのは・・
ドリ助:お父さんが買ってくれたお家ですよね?
相談者:はぁい。
ドリ助:でぇ、それは息子さんの名義であったんですよね?
相談者:はぁい・・
ドリ助:でぇ・・
・・
ドリ助:この、お嫁さんが権利書、持って行った家っていうのは、同じ家ではないんですね?
相談者:別な家です。
ドリ助:あ、別な家ですね。
相談者:うん、他府県の方の。
ドリ助:他府県のね。
相談者:はぁい。
ドリ助:それは誰が買ったんですか?
相談者:それはだから、あのぅ・・息子が・・お父さんからもらったお家を・・
ドリ助:売って?
相談者:売って、えーっと、お嫁さんの、お家の、実家の近くに?
ドリ助:はい。
相談者:あの、仕事も紹介して頂けたもんですから、現金持ってたから、それで買ったらしいです。
ドリ助:でぇ・・お父さんが買ったお家は売っちゃったんですね?
相談者:売・・っちゃたんです。
ドリ助:あ、はいはいはい・・じゃあ、別のお家ですね、はい。
ドリ助:権利は、お嫁さんのもんだと。
相談者:うん、そうなんです。
ドリ助:それからそこは、実家が近いんですね?
相談者:ええ、近いんです。
ドリ助:ということは、お嫁さん、出て行ったとはいえ・・
相談者:ええ。
ドリ助:実家の方へ、戻られたんですね?
相談者:えぇ、そうです。
ドリ助:じゃあ、距離的には近いとこにいらっしゃる?
相談者:近いです、わりと。
ドリ助:うーーん・・
相談者:それから今度、あのぅ・・ん、「戻って欲しい」と交渉しに行くと、あのぅ、警察へ訴えちゃったから、近づいちゃいけないっていうことで・・
ドリ助:はい。
相談者:2週間刑務所ですか?
相談者:泊められたそうなんです。
ドリ助:え・・離婚は成立してるんですか?
相談者:してないんです。
ドリ助:してない?はい。
相談者:したくても応じてくれないそうです。
ドリ助:ふぅーん・・
相談者:それ言いに行って・・ワンちゃんも4匹・・あのぅ・・ウロウロしてるのがガラス越しに見えたんでね。
ドリ助:はい。
相談者:余計、興奮しちゃって、大きな声、出したらしいんですね。
ドリ助:はぁい。
相談者:そしたら警察が駆けつけてきて・・
ドリ助:ええ。
相談者:あのぅ、逮捕されちゃったんです。んでぇ、わたくしが説得に・・あのぅ・・「会ってください」って言いに行っても、やっぱり会ってくれませんでした。
ドリ助:ふぅーん・・
ドリ助:そこまでねぇ、拒絶されてるなら・・
ドリ助:離婚した方がよっぽどいいと思うんですけども。
相談者:ええ、もう、すると心が決まってても・・
ドリ助:ええ。
相談者:書類を送っても一切、何の音信もないそうです、電話もかけられないし。
ドリ助:うーん・・
相談者:かけたって出ないです、わたしがかけても・・出ません。
ドリ助:お母さんとしては・・
ドリ助:どういうふうに・・
ドリ助:なって欲しくて、今日、電話してきたんでしょう?
相談者:とにかく赤ちゃんのためにも、当然ねぇ、あのぅ・・養育費も必要ですからね。
相談者:あげるものは全部もう、裸一貫で、やり直しなさいって、せがれには言ってるんです。
ドリ助:はい。
相談者:応じないから、どうしたらいいかも・・とにかく、悩むだけで。
ドリ助:わかりました、では、今日の回答者の先生紹介いたします。
相談者:はい。
ドリ助:弁護士の大迫恵美子先生です、よろしくお願いします。
相談者:はい。
コメント一覧
DVする人にとっては、どうしても暴力をふるう相手が必要なんですよ。
だから逃げた嫁さんに執着する。
愛してるからじゃないんですよ。自分が鬱憤晴らしすることができなくなるからなんです。
卑怯ですねえ。
そんなに他人を殴るのが好きならばアマチュアボクシングでもやればいいんだけど、自分が殴られるのは嫌だから弱い相手を必要とする。
嫁さんは逃げて正解。
DV野郎は家族を持つ資格がない。年取って孤独死するのが応報でしょう。
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