テレフォン人生相談 2019年11月20日(水)
パーソナリティ:ドリアン助川
回答者:野島梨恵(弁護士)
54歳女性から、15年前に再婚した夫は金属加工の製造の会社を経営しているが、1年前に脳の病気で入院、2ヶ月ほどで復帰するも高次脳機能障害で注文は減り、事業が立ち行かない状況、廃業を決意するも借入金が3500万円あり、辞めるに辞められない状態、どうしたらいいのか?
目次
今日の相談・借入金があり廃業できない
相談者は54歳女性、夫は60歳、15年前にお互い再婚、相談者の連れ子は33歳の息子でフリーター、夫の連れ子は30歳の息子でサラリーマン。
ドリ助:もしもし、テレフォン人生相談です。
相談者:あっ、もしもし?
ドリ助:はいよろしくお願いします。
相談者:今日はよろしくお願いします。
ドリ助:どんなご相談でしょうか?
相談者:はい。
相談者:主人が、1年ほど前に、体調を崩して。
ドリ助:はい。
相談者:そのことが、原因で。
相談者:自営業していたんですけれども。
ドリ助:はい。
相談者:注文が減ったり・・
相談者:それからあの・・
相談者:能力が落ちたりしたこともありまして、もうあのぅ・・
・・
相談者:近々廃業をしようというふうに・・
ドリ助:はあ・・
相談者:決めたんです。
ドリ助:はいはいはい。
相談者:でぇ・・わたしもあの・・
相談者:主人が倒れたときに・・
・・
相談者:(泣きそうで声がつまる)
ドリ助:はい。
相談者:往診・・
相談者:というか・・
相談者:リハビリに通うことがあったりして。
ドリ助:はい。
相談者:仕事、辞めてしまって。
ドリ助:はい。
相談者:今、現在はちょっと、収入もないんですけれども。
ドリ助:はい。
・・
相談者:これ以上、自営業で続けるのはちょっと・・無理かなっと思って。
ドリ助:ええ、ええ。
相談者:廃業決めたんです。
ドリ助:はい。
相談者:ただですね・・
ドリ助:はい。
相談者:あのぅ・・
相談者:借入金がたくさんあるもので。
ドリ助:はい。
相談者:なかなか廃業と言ってもすぐに・・できない・・
相談者:っていうことになりまして。
ドリ助:ええ。
・・
相談者:1年ほど前に。
・・
相談者:倒れたですけれど。
相談者:2ヶ月で退院したんですけれども、もうそれ以降・・
相談者:注文が減って・・
相談者:従業員も何人か使っていたんですけれど、人件費が払えないものですから、わたしの貯金を取り崩して、住居費とか、支払とか充ててたもんですから・・
ドリ助:はい。
相談者:もう・・
相談者:もう、本当にすぐに、廃業したかったんですけれども。
ドリ助:ふぅーん・・
相談者:そしたら・・
ドリ助:お困りですねぇ。
相談者:なんでか・・
ドリ助:え・・はいはい、あのぅ・・すいません。
相談者:はい。
ドリ助:え・・あなたさまおいくつですか?
相談者:あっ、すいません、わたしは・・あのぅ・・54です。
ドリ助:54歳。
相談者:はい。
ドリ助:旦那さんは?
相談者:60です。
ドリ助:60歳。
相談者:はい。
ドリ助:え・・体調崩してっていうのは、え・・何か脳の・・
相談者:そうです。
ドリ助:脳のことで?
相談者:はい。
ドリ助:ふぅーん・・
ドリ助:退院された後・・どうとか体の回復っていうのは、どれくらいなんでしょう?
相談者:高次脳機能障害って言いましょうか?
ドリ助:はいはいはい・・はい。
相談者:あのぅ・・言葉が・・スムーズにでなかったりとか。
ドリ助:ええ。
相談者:言い間違いもたくさんあったんです。
ドリ助:はい。
相談者:ただ・・自営業ですから・・休めなくて。
ドリ助:はい。
相談者:とにかく、事務所に、座ったり。
ドリ助:うーん・・
相談者:あの、現場に出たりしているうちに。
相談者:比較的早く・・その方は・・
相談者:回復はしたんですけれども。
ドリ助:回復したんですね?かい・・
相談者:でも・・
ドリ助:うん。
相談者:やっぱり・・
相談者:あのぅ・・多少・・こう、言い間違いもありますし。
ドリ助:はい。
相談者:うん、上手くこう、言葉が出てこないって言うのも、時々あります。
ドリ助:そうですか。
相談者:はい。
ドリ助:この・・自営業というのは、差し支えない程度で結構なんですけれども。
相談者:はい。
ドリ助:何か物を作る仕事ですか?
相談者:はい、あのぅ・・金属を使って。
ドリ助:はい。
相談者:ええ・・あのぅ・・
ドリ助:金属を使って・・その、品物を作る?
相談者:はい。
ドリ助:はい。
相談者:そうです。
ドリ助:でぇ・・何人ぐらいの方、雇ってらしたんですか?
相談者:5人使ってました(涙声で申し訳なさそうに)。
ドリ助:5人?
相談者:はい。
ドリ助:はい。
ドリ助:そして・・え・・ま、旦那さんが・・体調崩されて、ま、そういう形になって退院して、まぁ障害が残って。
相談者:はい。
ドリ助:え・・お客さんが減ってしまった?
相談者:はい。
ドリ助:え・・人件費払うだけでももう、限界だったと。
相談者:はい。
ドリ助:でぇ、お子さんはいらっしゃいますか?
相談者:えっと、息子が。
ドリ助:はい。
相談者:33と、30の息子が二人います。
ドリ助:あ、ああ・・息子さん二人?
相談者:うん。
ドリ助:この息子さん二人は・・別の仕事してらっしゃる?
相談者:30の息子は・・サラリーマンで。
ドリ助:はい。
相談者:33の息子は。
ドリ助:はい。
相談者:フリーターのようなことしていたんですけれども。
ドリ助:ええ。
相談者:えーっと、主人が・・
相談者:倒れてから・・
相談者:かえって主人を手伝ってはくれてます。
ドリ助:うん・・じゃあ、今、そばに息子さんいらっしゃるわけですね?33歳の?
相談者:住まいは別ですけれども。
ドリ助:ええ。
相談者:昼、昼は来て、仕事してます。
ドリ助:あっ、そうですか?
相談者:はい。
ドリ助:息子さんはなんておっしゃってますか?
相談者:もちろん仕事もろくにしてなかったもんですから。
ドリ助:うん・・
相談者:あのぅ、今は一生懸命やってはいるんですけれども。
ドリ助:はいはい。
相談者:技術もないし貯金もないので。
ドリ助:ええ・・
相談者:あのぅ、もちろん・・自分は、あのぅ、助けたいという気持ちはあるけれども・・
ドリ助:うん・・
相談者:廃業しないでくれっていうような、その、商売を継ぐからという、技術も何もないので、出来ないな・・って感じです。
ドリ助:うん・・
・・
ドリ助:まぁ、踏ん張りどころですねぇ。
相談者:はい。
ドリ助:うーん・・でぇ、え・・まぁ、廃業・・をご家族で、お決めになって。
相談者:はい。
ドリ助:でぇ・・雇われていた方も。
ドリ助:まぁ・・
ドリ助:解雇というか・・
相談者:はい。
ドリ助:申し訳ないということで。
相談者:はい(涙声)。
ドリ助:あのぅ、出て行ってもらったんですね?
相談者:はい、それで、えっと・・ぁぁ・・
・・
・・
相談者:最初にその借入金の方が。
ドリ助:はい。
相談者:3500万ほどありまして。
ドリ助:3500万?はい。
相談者:はい・・
ドリ助:はい。
相談者:あのぅ・・
相談者:それをどうするかというふうなことで。
ドリ助:はい。
相談者:いろいろ、調べたり・・
相談者:したんですけれども、もう・・
ドリ助:はい。
相談者:個人再生もできないと。
ドリ助:うん・・
相談者:個人再生をするには、あの、田舎の方のことですので。
相談者:えっと、家とか、親からもらった土地とか。
ドリ助:はい。
相談者:とか工場が建ててる・・
相談者:建ってる土地とかは・・
相談者:自分のものなんで、個人の資産が多いから。
ドリ助:はい。
相談者:個人再生できないと。
ドリ助:うん・・
相談者:でぇ、個人再生ですとか・・えーっと、何だったかな?
相談者:あのぅ、破産整理・・整理、整理なんとかとかって言うの、任意整理か?
ドリ助:はい。
相談者:任意整理とかっていうの、いろいろ考えたんですけれども。
・・
・・
相談者:弁護士さんに。
相談者:チラッと、相談してみたら。
ドリ助:はい。
相談者:会社も・・破産。
相談者:個人も、破産で・・
相談者:した方が・・一番、いいんじゃないかと。
ドリ助:はい。
相談者:言われたんです。
ドリ助:ええ。
相談者:でぇ・・
・・
相談者:実は、えっと・・しゅ、主人の方が・・生命保険ですとか。
ドリ助:はい。
相談者:それから・・
相談者:隠してた通帳が出てきて(涙声)。
ドリ助:ええ。
相談者:1500万ほどもってたんですよ(泣)。
ドリ助:はい。
相談者:でも・・1500万があっても、もう、その、個人再生は、なかなか・・
相談者:無理だろうと。
ドリ助:ふぅん・・
相談者:言われてしまいまして。
ドリ助:ええ。
相談者:うん・・ズッ・・
相談者:やっぱり破産しか道はないのかなって?わたしは、出来れば、家だけは残したいと思って。
ドリ助:はい。
相談者:うん・・
・・
ドリ助:うーん・・
・・
相談者:あと・・
相談者:えっと、2000万円くらいを・・
ドリ助:はい、あっ・・
相談者:もし、例えば・・
ドリ助:はい。
相談者:親戚とかから?
ドリ助:はい。
・・
相談者:とか、その・・
※この間、編集でカットされてると思われ
相談者:実はわたしも、1000万円くらいもってるんですけど。
ドリ助:ちょっと待ってくださいよ。
相談者:はい。
ドリ助:だんだん・・
ドリ助:「実は」「実は」ってだんだん・・あれ?
相談者:そうです、「実は」「実は」なんですよ。
ドリ助:実は・・旦那さん、1500万持ってたと。
相談者:持ってたんです。
ドリ助:んでぇ・・あなたも1000万もってると?
相談者:それ・・ですねぇ・・
ドリ助:そしたら、あと、1000万じゃないですか?!
相談者:そうなんです。
ドリ助:ええ!
相談者:でも・・
ドリ助:これ、息子さん・・隠してないっすかねぇ?持ってないっすかねぇ?
相談者:わたしも・・
相談者:持ってるんじゃないかと思うんです。実はそこのところがまた・・「実は」「実は」になるんですが。
ドリ助:あららら、はい。
相談者:わたしと主人は・・
ドリ助:はい。
相談者:15年ほど前に再婚したんです。
ドリ助:ああ・・
・・
ドリ助:なんか、「実は」「実は」の物語が・・
相談者:はい。
ドリ助:また新たに・・
相談者:すいません、わたしが要領よく、あのぅ・・
ドリ助:いえいえいえ。
相談者:15年ほど前に再婚しまして。
ドリ助:ええ。
相談者:その時、わたし自身の息子が・・現在、33の子なんですが。
ドリ助:はい。
・・
相談者:もうあの、高校卒業して。
相談者:ぷらぷらし始めた・・フリーターの・・息子だったんです。
ドリ助:まぁ年齢の若い時っていうのは、ぷらぷらするもんですよ。
相談者:はい。
ドリ助:はい。
相談者:でぇ・・
相談者:主人の・・方の子供が今、30の息子です。
ドリ助:はい。
相談者:でぇ、この子は、わたしが、あのぅ・・
・・
相談者:まだ高校生でしたので。
相談者:毎日お弁当作って。
相談者:学校へ、行き。
相談者:大学も・・
相談者:仕送りをするのを、一緒に、頑張って・・
ドリ助:はい。
相談者:やらしたんですね。
ドリ助:はい。
相談者:ですので・・下の息子は、まぁ、一応、なんとかサラリーマンもやってますし。
ドリ助:ええ。
相談者:彼は、そのぅ、会社もそこそこですから、例えばそれこそ1000万の借り入れをすると。
ドリ助:はい。
相談者:いうのも可能なのではないかと、思うのですが・・
ドリ助:はい。
相談者:実はその、わたしの1000万っていうのが。
相談者:その上の・・
・・
相談者:わたしの息子の進学費用に充てて・・
・・
相談者:その再婚するまでに、一生懸命貯めてた1000万なもんですから。
ドリ助:はい。
相談者:なかなか出しにくい(泣)・・って、心情的に出しにくいっていうのが、すごくありまして。
ドリ助:うん・・
・・
・・
ドリ助:出しにくいけど、でも、持ってるんですもんねぇ。
相談者:ええ・・
相談者:そうなんです。
ドリ助:ええ・・
相談者:もう、ここ何ヶ月か・・
相談者:お、お金のことばっかり考えてたんで、わたしも、もう、何がベストなのかがわからなくなってしまって。
ドリ助:はい・・はいはいはい、いや、間違いなく今、踏ん張りどころだと思いますけれども。
相談者:はい。
ドリ助:それでは、今日の、先生に聞いてみましょうね。
相談者:はい。
ドリ助:弁護士の、野島梨恵先生です。
相談者:はい。
ドリ助:よろしくお願いします。
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