テレフォン人生相談 2019年12月13日(金)
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:大迫恵美子(弁護士)
47歳女性から、夫婦喧嘩のたびに「出て行け!離婚だ!」と叫ぶ夫、子供の前でも暴言・暴力に離婚を決意。しかし離婚の話をしようとすると「俺はいいが周りに迷惑、お前の為に離婚しない」と応じない。離婚したいのだがどうすればいい?
加藤諦三氏の〆の言葉『現実から逃避した大人になった幼児が増えています』
目次
離婚の話し合いに応じない夫
相談者は47歳女性、夫は48歳、子供二人、15歳と12歳。
加藤諦:もしもし?
相談者:はい。
加藤諦:はいテレフォン人生相談です。
相談者:はい。
相談者:こんにちは、お願いします。
※家族構成・年齢確認
加藤諦:はいわかりました、それでどんな相談ですか?
相談者:わたしは離婚を考えていまして。
加藤諦:はい。
相談者:主人は・・
加藤諦:はい。
・・
相談者:主人から何度も「離婚だ!」「離婚だ!」と言われてるんですが。
加藤諦:はい。
相談者:ま、実際わたしが、「離婚をしたいので話し合いを」って言っても。
加藤諦:はい。
相談者:ま、聞き入れないというか・・
加藤諦:ずーっとご主人は、「離婚」「離婚」と言っていた?
相談者:あのぅ・・
加藤諦:言って、あなたが・・今度、「離婚したい」・・
加藤諦:と思って、それで「話し合いをしたい」と言い出したら・・
相談者:はい。
加藤諦:離婚の話し合いには応じなかったということね。
・・
・・
相談者:そうですね・・
加藤諦:はい。
相談者:応じない・・
加藤諦:で・・あなた・・りょ、ご主人が「離婚」と言い出したのは、いつぐらいですか?
相談者:まぁ、子供が・・
相談者:3、4歳とか、そのぐらいから・・もう・・事あるごとに・・
加藤諦:という・・もう、10年前ぐらいから。
相談者:はい。
加藤諦:あのぅ・・10年前には・・ぐらいからはもう、「離婚」「離婚」と言っていたと。
加藤諦:で、あなた・・
相談者:喧嘩すると・・はい。
加藤諦:あなたが「離婚したい」というふうに思いだしたのは、何時頃からですか?
加藤諦:おおよそ。
・・
・・
相談者:2年・・ぐらい前です。
加藤諦: 2年ぐらい前ね。
相談者:はい。
・・
加藤諦:そいでぇ・・
加藤諦:あなたが・・「離婚したいので話し合いたい」って言ったのは、おおよそいつくらいですか?
相談者:え・・3ヶ月ぐらい前・・からですかねぇ。
加藤諦:3ヶ月ぐらい前。
加藤諦:だけども、ご主人は、「じゃあ話し合いましょう」ってことはなかったのね。
相談者:そうですねなんか、いろいろ言い訳をして。
加藤諦:うん、どんな言い訳してた?
相談者:「俺にはメリットがないし・・」
加藤諦:うん。
相談者:「損をするばかりだし・・」
加藤諦:ええ。
相談者:「子供がかわいそうだから・・」っていう感じで、「俺は離婚は別にいいんだけど・・」
・・
加藤諦:うん。
相談者:「そういうことがあるから・・」って言って、応じて、くれないです。
加藤諦:うん・・なるほどね。
加藤諦:「俺はいいんだけれども・・」
相談者:はい。
加藤諦:「離婚すると周りに・・」
相談者:はい。
加藤諦:あのぅ・・迷惑がかかるというか・・
相談者:はい。
加藤諦:「周りに被害があるから・・」
相談者:はい。
加藤諦:「俺はいいけれども・・」
加藤諦:「お前の為に離婚はしない」と。
加藤諦:「周りの人のために離婚しない」って、こういう論理ですよね。
相談者:そうですねぇ、はい。
加藤諦:ええ。
加藤諦:でぇ、あなたが「離婚したい」って言いだしたときには・・
相談者:はい。
加藤諦:この論理で・・でぇ、あなたが「離婚したい」と言いだす前ね。
相談者:はい。
加藤諦:黙っている間は。
相談者:はい。
・・
・・
加藤諦:ただ「離婚したい」「離婚したい」で喧嘩・・
・・
相談者:あのぅ・・
・・
相談者:普通にあのぅ・・日常的な喧嘩の際に。
加藤諦:はい。
相談者:あの、最後にまぁ、そういった捨て台詞を吐くっていうか。
・・
加藤諦:捨て台詞・・
相談者:うーーん・・
加藤諦:実際にどんな言葉言ったの?
相談者:実際に・・
・・
・・
・・
・・
相談者:普通にあのぅ、こう日常的に、喧嘩することっていうか言い合いというか。
加藤諦:うん。
相談者:あの些細なことで・・
加藤諦:うん。
相談者:ちょっと言い合いしたときに。
加藤諦:うん。
・・
相談者:まぁ・・
・・
相談者:うーん・・だんだんこう、ヒートアップしてきて。
加藤諦:うん。
・・
・・
相談者:「出て行け!」とか「離婚だ!」
・・
・・
・・
加藤諦:「出て行け!」・・というわけね?
相談者:「出て行け」・・はい。
・・
加藤諦:それは・・
・・
加藤諦:「出て行け!」って言うんじゃなくて、かなり・・キツイ調子で・・「出てけ!!」ってこと?
相談者:はい。
加藤諦:うん・・
相談者:で、ひどいときには暴力もそこで・・
相談者:あって。
加藤諦:あ、暴力・・暴力っていうのは・・殴る蹴るがあったの?
相談者:と、今までに、5、6回・・ほど。
相談者:ん・・頭を叩くって言うんですかねぇ?
・・
加藤諦:いや、頭を叩くってこれ、大変なことで、頭を・・
加藤諦:殴ったの?振り回したの?
相談者:んーっと、頭を・・平手で。
加藤諦:うん。
相談者:こう・・
相談者:バチンと叩くって言うんですか?
加藤諦:ああ・・
相談者:はい。
加藤諦:そういう・・暴力もあったと。
相談者:はい。
加藤諦:そいでぇ、「出て行け!」と。
相談者:はい。
加藤諦:じゃあ、どういうふうに言ったというけど、「離婚だ!」・・って・・
加藤諦:あ、「離婚しよう」って言うより、「離婚だ!」・・という叫んだんだ。
相談者:あ、さけ・・び、ますね、はい。
加藤諦:う、うーん・・
・・
・・
加藤諦:というのは、あなた、はいわかりました、あなたはじゃあ・・
加藤諦:要するにこの10年前から・・
相談者:はい。
加藤諦:喧嘩・・のたびに・・
相談者:はい。
加藤諦:ま、こうであったと。
相談者:はい。
加藤諦:でぇあなたは、2・・3ヶ月ぐらい前から・・
相談者:はい。
加藤諦:に、「離婚したい」っていう話を始めたと。
相談者:はい。
加藤諦:「離婚したい」と思ったのは2年前ぐらいだったと。
・・
相談者:はい。
加藤諦:はい。
・・
加藤諦:それで今日の相談というのは、どういうことですか?
・・
相談者:え・・
相談者:まぁ・・
相談者:全く離婚に応じようとしないので。
・・
相談者:ま、これから・・
・・
・・
加藤諦:はい。
相談者:ま、どういうふうに・・
相談者:離婚・・
相談者:するためにはどうしていったらいいのかっていうこと・・
加藤諦:あっ・・
相談者:をちょっとお聞きしたいと思いましてぇ。
加藤諦:はいはい・・あっ・・
加藤諦:割と明確な相談ですね。
加藤諦:どういう風に、離婚にもっていったらいいかということですね。
相談者:はい。
加藤諦:はいわかりました。
相談者:はい。
加藤諦:今日はスタジオに弁護士の大迫恵美子先生がいらしてるので・・
相談者:はい。
加藤諦:伺ってみたいと思います。
相談者:はい。
コメント一覧
離婚後の生活が成り立つ見通しが立てられないというのがポイントでしょう。
相談者に生活力があれば、大迫先生もすぐに離婚へ向けての具体的なアドバイスをしたでしょうに。
離婚したいと言っていながら、そのための準備ができてないようでは、弁護士さんも迂闊に離婚を勧められないですよ。
他者に寄り掛かって生きてきた人は、自立する努力をしない限り理不尽な仕打ちを撥ね退けることはできません。
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