テレフォン人生相談 2019年12月25日(水)
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:野島梨恵(弁護士)
45歳女性から、実家がおととしから市の道路拡張による立ち退きの話が出ていたが、その第一回目の交渉が先日あった。同席したが、移転すると赤字になりそう。弁護士に間に入ってもらった方がいいだろうか?
加藤諦三氏の〆の言葉『デヴィッド・シーベリーが、常識の発見ということを言っています』
目次
今日の相談・道路拡張による立ち退き費用について
相談者は45歳女性、夫は48歳、息子13歳、義父78歳と義母76歳の5人暮らし。実家に住む父78歳、母75歳。
加藤諦:もしもし?
相談者:あっ、はい、もし・・お世話になります。
加藤諦:はい、テレフォン人生相談です。
※家族構成・年齢確認
加藤諦:でぇ、どんな相談ですか?
相談者:はい、実家の父、母が、父、え・・母、75です。
加藤諦:はい。
相談者:市の道路、拡張計画・・でぇ。
加藤諦:はい。
相談者:立ち退きを・・まぁ、要求されておりまして。
加藤諦:はい。
相談者:話自体は、おととしぐらいから、市から、「あの、こういう計画がありますよ」という・・ことはまぁ、あのぅ・・ぼちぼち言われてたんですが。
加藤諦:はい。
相談者:どうも、来年度の予算に、なんか初めてその、道路・・計画に予算がつくことになったらしくて。
加藤諦:はい・・らしいということで、今ついたということではないんですね?
相談者:はい、「予定である」ということですね、はい。
加藤諦:予定、今、予定の話ですね?はい。
相談者:はい。
加藤諦:はい。
相談者:はい。
加藤諦:はい。
相談者:でぇ・・あのぅ、具体的な、立ち退き・・に関する、補償金なりなんなりというはじ・・話しを初めて・・
相談者:先月・・実家・・に・・その、市の担当の方がいらして。
加藤諦:はい。
相談者:え・・その話を伺いました、その伺ったときは、あの、実家の父母・・あとわたしが、参加しております。
加藤諦:はい。
相談者:ま、具体的な金額、提示されたんですが。
加藤諦:はぁい。
相談者:道路計画には、え・・二軒、とりあえず、引っかかる家がありましてぇ。
相談者:実家と、隣の家です。
加藤諦:はい。
相談者:二軒で、うちの実家は・・え・・築40年以上。
加藤諦:はい。
相談者:でぇ、え・・お隣さんは、築20年くらい・・ですかね。
加藤諦:はい。
相談者:ま、そのくらいだったと思うんですが。
加藤諦:はい。
相談者:え・・同じ立ち退く・・でも、土地の・・大きさも、まあ多少・・
相談者:だいたい一緒くらいかな?
相談者:なんですが、まぁ、1千万以上・・差があると。
加藤諦:はい。
相談者:でぇ、立ち退きの場合は・・
相談者:あのぅ・・元住んでいた所、建物解体したりなんだかんだっていうのは、全部この・・元の・・
相談者:持ち主、だもんで、実家の父、母がやらなければならないんですが。
加藤諦:はぁい。
・・
相談者:どうもこれ、計算してみると。
相談者:赤字になりそうだと。
・・
相談者:いろいろ。
相談者:市でいただいた、まぁ、いくばくかのお金を使って。
加藤諦:はぁい。
相談者:新しい・・
相談者:まぁ住む所、新しく建て・・る・・
相談者:想定でぇ。
加藤諦:はい。
相談者:建ててぇ。
加藤諦:はい。
相談者:引っ越しをして、その・・建物の解体、整地代・・
相談者:全部、どうも足すと・・これぇ・・赤字になりそうだと。
加藤諦:はぁい。
相談者:え・・
加藤諦:ただ・・
相談者:はい。
加藤諦:赤字になるかならないかっていうのは、引っ越し先に、どん・・どのような家を買うかとか・・
相談者:あ、んでぇ、まぁ・・そうそうそうそう・・
加藤諦:どのような場所に引っ越すかとかっていうことで・・
相談者:はい・・はい。
加藤諦:お金の額は全然違ってきますよねぇ。
相談者:違ってくる・・ですよねぇ。
加藤諦:はぁい。
相談者:合わせればいいんじゃない・・って言えば、それまでなんですけど(笑)。
加藤諦:はい。
相談者:まぁ・・
相談者:まぁ、その、1千万の開きはある・・わ・・コレ、安くない?っていう(笑)・・
相談者:この金額が、その・・
・・
・・
相談者:妥当かどうかってことも・・全然、こちらとしては予備知識はない状態で。
加藤諦:はい。
相談者:まぁ、提示されてぇ、まっ・・
相談者:ん・・その時は、かん、もう、そう提示しました、あのぅ、返事は聞かない、とりあえずこれだけで考えておいて、さようなら・・ぐらいでぇ。
相談者:お帰りになったわけですよ。
加藤諦:あっ・・
相談者:あとから、ま、そんな・・はい。
加藤諦:まだ一回、一回しか会ってないんです・・
相談者:あっ、そう、一回、一回・・目です、一回目です。
相談者:でぇ、えーっと、お伺いしたいのは。
加藤諦:はぁい。
相談者:こういうふう・・事例というのは、あのぅ、弁護士さんを・・お願いして、間に入ってもらった方が、いいのか?
加藤諦:はぁい。
相談者:これ、弁護士じゃ・・なくてまた、違う職業の、だ、なんとかっちゅう・・なんか・・ねえ。
相談者:間に立っていただく・・仕事があるよっていうんなら、そこ・・を・・お願いしたいし、もしくは、まぁ・・
相談者:こんなこと自分で解決しなさいよ・・って言うんだったら、まぁ、三人で頑張るしかないかなと。
加藤諦:はい。
相談者:はい、そこがまず知りたいなと思いました。
加藤諦:はい・・立ち退きということはわかりましたけど、新しい家と、新しい・・
加藤諦:その引っ越しの場所の・・
加藤諦:ぉ・・そこら辺の不動産屋さんとの・・は、会って、値段を聞いた・・って、こういう家に住みたいって、具体的な家も、もう・・会って・・
・・
・・
加藤諦:計算を出してるわけですね?
相談者:ん、たまたま・・うちの近所に・・新興住宅地、見えるぐらいの位置に。
加藤諦:はい。
相談者:あのぅ、新興住宅地がありまして。
相談者:ぅ、そこで建売を購入した場合というのを想定しているのでぇ。
加藤諦:はぁい。
相談者:土地代としてもひろ・・広さとしても、その、家の規模ですねぇ。
加藤諦:はい。
相談者:まぁほぼ同等、今と同等であろうというところを・・まぁ、想定してました。
加藤諦:はいわかりました。今日はあのスタジオに弁護士の野島梨恵先生がいらしてるので、伺ってみたいと思います。
コメント一覧
公共の利益と私権とのせめぎ合い。
交渉事というのは双方が妥協できる点を探る作業です。
あまり一方的な要求をしていると相手も「窮鼠猫を噛む」じゃありませんけど死に物狂いの反撃を喰らう惧れもあります。土地強制収用とかね。
過ぎたるは及ばざるがごとしです。孫子も「勝ちすぎるのは良くない」と言っています。良識を働かせ程々のところで手を打つのが吉です。
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