テレフォン人生相談 2020年2月12日(水)
パーソナリティ:柴田理恵
回答者:大迫恵美子(弁護士)
57歳女性から、半月ほど前、何気ない会話からキレて家を出て行ってしまった次女、以前から、何か思うことがある感じはしていた。会話に主語がないとか、娘の大事な物を勝手に捨てたとか、あるにはあるが・・仲良くなりたいのだが。
目次
キレて出て行った娘と仲直りするには
相談者は57歳女性、夫は59歳、子供二人、長女30歳は独身だが独立、次女28歳との三人暮らし。次女の彼氏36歳。
柴田理恵:もしもし、テレフォン人生相談です。
柴田理恵:こんにちは・・
相談者:あ、もしもし?・・こんにちは。
柴田理恵:はい。
相談者:よろしくお願いします。
柴田理恵:はい、今日はどんなご相談ですか?
相談者:えーっと、同居してる次女・・の、関係のことです。
柴田理恵:はぁい、あなたおいくつですか?
相談者:わたし、57歳です。
柴田理恵:57歳・・ご主人は?
相談者:59歳です。
柴田理恵:59歳・・次女さんっていうことは、長女の方もいらっしゃるんですか?
相談者:はい。
柴田理恵:お子さんは?
相談者:えっと、30歳です。
柴田理恵:はい、え・・
相談者:女の子。
柴田理恵:えっと、ちょ・・次女の方は?
相談者:次女は、28歳です。
柴田理恵:あ、じゃあ、上の・・お嬢さんが30歳で、28歳が次女の方・・はい。
相談者:はい・・です。
柴田理恵:お二人だけですか?お子さんは?
相談者:はいそうです。
柴田理恵:はい。
柴田理恵:お二人共、同居なさってるんですか?
相談者:えっと上の子は・・自立、結婚はしてないんですけど、自立してて・・
柴田理恵:はい。
相談者:はい、次女の・・は、同居してました。
柴田理恵:あ、ああ・・そうなん?・・「してました?」
相談者:あ、してます。
柴田理恵:あ、「してます」
相談者:家、出てますけど、はい。
柴田理恵:はい、じゃあこの方は同居?・・はい。
相談者:はい。
柴田理恵:んでぇ、お嬢さんと、どういう・・ことでしょうか?
相談者:えーっと、半月ほど前に。
柴田理恵:うん。
相談者:あの、何気ない話をしてた時に、台所で。
柴田理恵:はい。
相談者:あの、何か・・逆鱗に触れたらしく。
柴田理恵:ふん。
相談者:はい。
相談者:キレたっていう話です。
柴田理恵:ああ・・娘さんが?
相談者:はい。
柴田理恵:怒っちゃった、な、なんの話、してたんですか?
相談者:普段からしてるよう・・な、何気ない話なんですけど。
柴田理恵:ふん・・
相談者:わたし・・が、ちょっと・・
相談者:いつも我慢するようなことを、その日はわたしも、ちょっと反論してみたりしたんですよね。
柴田理恵:うん、うん・・
相談者:そしたら、お箸が飛んできて・・
相談者:テーブルを蹴っ飛ばして、怒鳴って・・出て行ったってことですね。
柴田理恵:はああ・・
相談者:はい。
柴田理恵:うん?
柴田理恵:ん?ん?なんでそんなに・・
・・
相談者:えっと、普段から・・っていうか、高校生頃から、何かわたしに恨み?
相談者:を、持ってるような感じで、いつもトゲトゲしい態度で、関係は悪かったんですよねぇ。
柴田理恵:ふぅーん・・
相談者:でぇ、なんか・・
柴田理恵:それ、反抗期じゃなくて?
相談者:反抗期ではなくって。
柴田理恵:うんうん。
相談者:何か・・持ってるらしいんですけど、それが、わからなくてぇ・・
柴田理恵:はい。
相談者:はい、とうとうキレたってかん・・何気ないことだけど、キレた・・っていうことだと思います。
柴田理恵:ふぅーーーん・・
柴田理恵:ほ・・ん、んでぇ・・
・・
柴田理恵:出て行っちゃったんですか?
相談者:はぁい。
柴田理恵:えっ?お家を?
相談者:そうです。
柴田理恵:おっ・・
相談者:彼氏の家に行ってるみたいなんですけど。
柴田理恵:はああ・・
柴田理恵:それで連絡は取れてないんですか?
相談者:いえ、あの、取れてます、彼氏からも電話もらってぇ・・
柴田理恵:うん。
相談者:あの、「行き先、言っていかなかったと思うけど、うちに居ますので、落ち着いたら帰します」って感じで。
柴田理恵:おっ・・
相談者:連絡も、もらってましたし。
柴田理恵:うん・・
相談者:はい。
柴田理恵:彼氏は、今、いくつですか?
相談者:えっと、36・・ぐらいです。
柴田理恵:ふんん・・じゃあ、まあ・・
柴田理恵:お父さんも、お母さんも、ご存知で?
相談者:あ、うちはですね、はい。
柴田理恵:うん、あっ、向こうの、ご両親とは、まだ会ってないけど・・
相談者:はい。
柴田理恵:ふんふん、じゃあ、結婚前提ってことですか?
相談者:そう・・なると思います、一応、挨拶には来たので。
柴田理恵:ふんふんふんふん。
・・
柴田理恵:はあ・・
柴田理恵:でも、ぜんぜん、じゃあ、お嬢さんとは・・
柴田理恵:そのまま、あ・・お話してないんですね?
相談者:話はしてません、LINEは入ってました、出て行った日に。
柴田理恵:うん、な、なんて?
相談者:あの、「親不孝なので出て行きます」って書いてあります(苦笑)。
柴田理恵:「親不孝なので出て行きます」
相談者:ふふふ・・ますみたいなこと書いてましたけど(笑)・・返事はしませんでした、わたしも動転してたので。
柴田理恵:ほうう・・
・・
柴田理恵:な・・
柴田理恵:何があったんですか?
相談者:いやぁ・・その日はホントになんにもないんですよね、ただ・・何気ない会話だったんですけど・・
柴田理恵:何気ないって、どんな会話だったんですか?
相談者:えーっと例えば・・いつも言うんですよ、娘・・達が、わたしが、「主語を言わない」「それが腹が立つ」って。
相談者:「イライラする」って言うんですよね、いつもね。
柴田理恵:あ、あ、お母さんが、主語を言わない。
相談者:言わないっていうことに、腹を立てて、その日も、「今、お母さん、主語言ってなかったよ」ってな感じで、ちょっと嫌味っぽく言われたので。
柴田理恵:うん。
相談者:「いつもごめんねぇ」って感じですけど・・
柴田理恵:うん。
相談者:わたしもその日、「そんなに・・今のだったら通じたんじゃないかなぁ」ってちょっと、自分の意見を言ってみたら・・
柴田理恵:うん。
相談者:「ったんだよねぇ・・なんかいっつもみんなで、主語なにもないってわたしを責めるように言うけれど・・」って言って、お茶碗洗ってたら、後ろからお箸が飛んできたっていう話なんですよね(苦笑)。
・・
・・
・・
柴田理恵:それぇ・・
柴田理恵:変ですねぇ。
相談者:はぁい、だから何気ないことだけど・・
相談者:我慢してたものがなんか・・吹き出たんだなぁ・・と思いました。
柴田理恵:いや、でも・・
・・
・・
柴田理恵:ちょっとその、キレ方、異常ですよね。
相談者:そうなんですよね。
相談者:でも、そのくらいキレても、おかしくないような、いつも影を、心にもってるなっていうのは感じてたので、出たと思いました、なんとなく。
相談者:心の膿が。
柴田理恵:ふぅーーん・・
相談者:あと上のお姉ちゃんに、わたし、可愛がってるってわけじゃないんですけど、気をつか・・なぜか緊張して気を使って、それが、お姉ちゃんだけ大事にしてる・・っていうほうような、差別のそういうの・・感じてる・・とは思うんですよねぇ、そういうことは思い当たります。
柴田理恵:ふぅーーん・・
相談者:うーん・・
相談者:そういうこととか、あと、小さい事はいろいろあって・・
相談者:話し合いも、もう何回か設けたんですけど、これっていうの、言わなかったんですけど、小さいことは言ったんです、あの、大事にしてた本をなげたとかね、そんな小さいことは言ってたんですけど・・
柴田理恵:ど、ど、どっちがなげたんですか?
相談者:わたしが、なげたっていうか、古本屋さんに出したっていう話なんですけど(苦笑)。
柴田理恵:あ、ああ、「なげる」っていうのは、投げるわけじゃなくて・・
相談者:そうそう。
柴田理恵:捨てちゃったってことですかねぇ?ああ・・
相談者:そう、それはすごい宝物だったのに・・っていうことは、ちょくちょく言うけど、それを謝っても全然・・
相談者:態度は変わらないので、やっぱり昔のこと・・だと思います。
柴田理恵:ふぅーーん・・
相談者:うーーん・・
柴田理恵:ご主人と、娘さんの関係はどうなんですか?
相談者:ええっと・・わたしよりはとてもいいです、うちの主人も、なんか・・朴訥としてて、みんな娘は、うちの人の味方ですねぇ。
柴田理恵:うーーん・・なるほど・・
相談者:わたしの悪口言うけど、うち人は一目置いてるって感じですね。
相談者:悪くないです。
柴田理恵:うーーん・・
相談者:うん・・
・・
・・
・・
柴田理恵:ほう・・どういうことでしょうかねぇ?
相談者:はぁい・・
柴田理恵:なんか・・
柴田理恵:スゥ・・
柴田理恵:なんかどれもこう・・
柴田理恵:決定打に欠くというか、よくわからない・・
相談者:はぁい。
柴田理恵:ですね。
相談者:ま、小さい事が積もってるんだと思います、例えば。
・・
柴田理恵:小さいこと?
相談者:そういう本を捨てただの・・なんだの、かんだの・・なんか・・
柴田理恵:でも、なんでそんな・・
柴田理恵:大事な本を、捨てちゃったりなさったんですか?
相談者:っていうか・・わたしはその大事さがわからないんですけど。
相談者:あの、オタクっていますよねぇ。
柴田理恵:はい。
相談者:あの、オタクの人?
柴田理恵:うん。
相談者:なんて言うんだ?その本を集めても、ずっと・・押し入れにあったまんまで、ずっといるのでぇ。
柴田理恵:うん。
相談者:まぁ、これは、もう・・捨てるのが山のようになっているので、ちょっと整理するかと思って、いらないんだな・・と思って、こうする、したんだけど・・
柴田理恵:あっああ(呆れた声)・・
相談者:「大事な宝物なのになんてことするんだ、人に聞け」みたいに、ま、そうなんですけどねぇ(笑)。
相談者:その大事さがわからなかったんですよ、その・・古い物っていうか、せっかく集めたものを・・トレカって言うんですか?
柴田理恵:それ、はっきり言って、無神経ですね。
相談者:そうそう、無神経なところがあったんですねぇ、まぁ、そういう・・
柴田理恵:ちょっと酷いなぁと思います。
相談者:はい、そうです。
柴田理恵:わたしが・・もし娘だったら・・
相談者:そうそう。
柴田理恵:お母さんの事、「ひどい」って言うと思います、はい。
相談者:はい、それはもう、わたしもわかってます、十分。
相談者:っていうか、最近、わかるようになったんですね、言葉では謝ってましたけど、なんか、なんでそんなに怒るのかっていうのがわからなかったんですけど。
相談者:今はとっても、わかるんですねぇ、やっぱり。
柴田理恵:うーーーん・・
・・
・・
相談者:電話したというのは、よほどのやっぱり、自分のことなので。
相談者:自分の悪いところを徹底的に教えてもらって。
相談者:ホントに、形だけ仲直りするんじゃなくって、娘のそういう辛いのを、取ってあ・・取りたいっていうか、この際、この機会にみたいな感じですね。
柴田理恵:ふぅーーーん・・
相談者:うん。
柴田理恵:なるほど・・
相談者:それにはどういうふうに、したらいいか・・
柴田理恵:わかりました。
相談者:はい。
柴田理恵:じゃあ、ちょっと、回答者の先生に聞いてみましょう。
相談者:はい。
柴田理恵:えっと・・今日の回答者の先生は・・弁護士の、大迫恵美子先生です。
相談者:はい。
柴田理恵:先生、お願いします。
コメント一覧
娘がなぜ腹を立てたのかがまったく理解できてない相談者。
今まで娘の気持ちなんか思いやることなく過ごしてきたんでしょうねえ。
この相談者には発達障害の傾向があるんじゃないでしょうか?他者の気持ちがわからないようですから。
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