テレフォン人生相談 2020年3月16日(月)
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:マドモアゼル愛(エッセイスト)
50歳女性から、高校三年生の長男、大学の付属高校に通っているが、推薦で系列大学への進学可能、一般受験をするかどうか悩むも一晩で系列大学への進学を決める。過保護に育てたから自立を阻害したかも?
加藤諦三氏の〆の言葉『自分の人生を活性化する最も安易な方法は、他人を巻き込むことです。』
目次
息子を過保護に育て後悔
相談者は50歳女性、夫は51歳で外国籍、長女20歳、長男18歳の高校三年生で大学の付属高校に通っている。
加藤諦三:もしもし?
相談者:もしもし?
加藤諦三:はぁい、テレフォン人生相談です。
相談者:あっ、こんにちは、よろしくお願いします。
加藤諦三:はい、最初に年齢を教えて下さい。
相談者:えっと、50です。
加藤諦三:50歳、結婚してます?
相談者:はい。
加藤諦三:え、ご主人何歳ですか?
相談者:51です。
加藤諦三:お子さんは?
相談者:上が、えっと娘で、二十歳・・
加藤諦三:はい。
相談者:下が、18の、男の子です。
加藤諦三:はいわかりました。
相談者:はい。
加藤諦三:それでどんな相談ですか?
相談者:えっと・・下の子、今、高校・・三年生の、息子の子育てでぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:あの、わりと不安が強くてぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:こう心配性・・のため。
加藤諦三:うん。
相談者:あのぅ、息子を過保護に育ててしまったっていう自覚と、反省が、こういつも持っています。
加藤諦三:うん。
加藤諦三:それで最近も、あのぅ・・えっと息子の・・成長・・とか向上心を、わたし・・が心配し過ぎてぇ、阻害してしまったんじゃないか?っていう、あのぅ、不安になる出来事がありましてぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:自己嫌悪に陥ってしまいました。
加藤諦三:うん。
相談者:今後もうあのぅ・・大きくなったのでぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:息子が、ちゃんと自立した大人に、なるために。
加藤諦三:うん。
相談者:まぁ母親としてぇ、こう、どう気を付けて行ったら良いか?っていう点も、アドバイスいただければと、思ってます。
加藤諦三:はぁい、あのぅ、先ほどそのぅ、不安な出来事があってっていうの、どういうことですか?
相談者:あっ、えーっとですねぇ、具体的に言いますと。
相談者:え、高校は、あのぅ、上に、大学もある高校に通っておりましてぇ。
加藤諦三:はぁい。
相談者:進路をどうするか?っていったときにですねぇ。
加藤諦三:はぁい。
相談者:えっとまぁ、そのまま、上の大学に行くかぁ。
加藤諦三:はい。
相談者:他の、大学を受験するかっていう、まっ、そういう選択肢があるんですけれども。
加藤諦三:はぁい。
相談者:高3になる前ぐらいに、上にあがるには、まぁ、推薦では行けそうなんですけれども。
加藤諦三:うん。
相談者:まっちょっと、もうちょっとレべルの?高いところに・・大学も・・受けてみたいな話があったんですね。
加藤諦三:うん。
相談者:でぇ、本当に、大丈夫なのかぁ(苦笑)?みたいな感じで、こう、確認してしまったんです。
加藤諦三:うん。
相談者:でぇ、ただわたしも素人ですから、じゃあちょっと、あの塾にも相談に行ってみよう・・ってことで、二人で・・行ったんですけれども。
加藤諦三:はぁい。
相談者:まっ先生に、「大丈夫ですかねぇ?」みたいな感じで・・こうやっぱ、不安を口にしちゃったんですね、塾の・・
加藤諦三:うん、はいはい。
相談者:ところでも、でぇ、この先生もわりとそのぅ・・厳しめの先生だったのでぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:受験はやっぱり、気持ちが・・一番だから、強い気持ちを、持ってないと・・
加藤諦三:うん。
相談者:こう上手くいかないしぃ。
加藤諦三:うん。
相談者:最悪、結局・・
相談者:どこにも受からなくて浪人しちゃうとかぁ(苦笑)・・
加藤諦三:うん。
相談者:あのぅ・・まぁ今の、付属の大学よりも、レベルが・・下がるとこかっていうことも・・覚悟しながら、やらなきゃいけないっていう、そういうまぁ、あの、現実的な話も、されて来てぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:でぇその後なんか(苦笑)、息子の方から二日ぐらいしてぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:あのぅ・・お母さん、もう決めたからって言うんですよ。
相談者:もう・・えっと、一応そのぅ・・他の大学、行く・・のに、まぁ、推薦っていう・・制度もあるんですけど。
加藤諦三:うん。
相談者:まっ、その推薦が、ダメだったら、一般受験をしないでぇ、えっと併設の大学?
加藤諦三:うん。
相談者:の方に、行くよ・・みたいな、「もう決めたから」(苦笑)って言うんですね。
加藤諦三:うん。
相談者:えっ!?っと思って(苦笑)、そんな、簡単に決めちゃうの?と思ってぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:あっ、わたし、やっちゃったかなもしかして?って思ったんですね。
加藤諦三:うん。
相談者:そのぅ・・せっかく・・息子がやる気になったのに・・なんか心配し過ぎてしまってぇ、息子の・・こう・・
相談者:やる気を削いでしまったんじゃないかっていう・・自分を責めるような気持が、どんどん、どんどん湧いてきてしまってぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:まぁその後も、何回か確認はしたんですねぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:あの本当に、いいの?やらないでぇ、そのぅ・・塾に入るんだったら早い方がいいし・・やるんだったら・・
相談者:ホントにやる気があるんだったら応援する・・よ・・っていう話は何回かしたんですけど。
加藤諦三:うん。
相談者:あのぅ・・なんか・・
相談者:「お母さん・・」
・・
相談者:「もう言わないでくれる」ってそのぅ・・
相談者:「苦しめたいの?」みたいなこと、い、言うのでぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:これで良かったのかなぁ?っていうのと、あとは・・まぁ、今後どうしてったらいいのかっていう・・
加藤諦三:うん、うん。
相談者:ハァ、いろいろな気持ちが混ざってる感じなんですけど。
加藤諦三:うん。
相談者:はぁい。
加藤諦三:それでぇそのぅ・・
加藤諦三:ご主人の方は、どう言ってるの?
相談者:お・・っとは(夫は)ですねぇ、あのぅ・・
加藤諦三:うん。
相談者:外国の人なんですねぇ。
加藤諦三:はぁい。
相談者:でぇそれでぇ・・ええっとやっぱり、日本の、受験制度とかを、全然わからないのでぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:わたし・・が、結局全部・・
・・
・・
加藤諦三:うん。
相談者:考えてぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:やってるって感じなのでぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:あのぅ、まぁ、一応、説明はするんですけど。
加藤諦三:うん。
相談者:積極的なアドバイスっていうのはないんですよ。
加藤諦三:うん。
相談者:はぁい。
・・
・・
加藤諦三:あなた今・・
加藤諦三:夫との関係・・は、上手くいってんの?
・・
相談者:ええっと・・喧嘩はしてない・・です。喧嘩をした時期も・・
相談者:えーっと、かなりありましたけれども。
加藤諦三:うん。
相談者:まぁどっちかっていうと最近は・・あの、諦めの境地かな(笑)・・っていう・・
加藤諦三:あ、あ、諦めの方・・**ね。
相談者:はぁい。
加藤諦三:はぁい、はぁい。
加藤諦三:このまま上の学校に、行くと。
相談者:はい。
加藤諦三:このお子さんは決めたというふうに・・言ってる。
相談者:はぁい。
加藤諦三:だけどそれに対して。
加藤諦三:そんな簡単に決めちゃうのか?と。
相談者:はぁい。
加藤諦三:もうあなたの人生今、子供になっちゃってるわけですよねぇ?
相談者:はぁい。
・・
・・
加藤諦三:だからあなた・・
・・
・・
・・
加藤諦三:子供のことで相談し・・
加藤諦三:て電話下さったんだけれども。
相談者:はい。
加藤諦三:今、自分の人生どうしていいかわかんないんじゃないの?
相談者:そうですねぇ、あのぅ・・実はわたし、が。
加藤諦三:うん。
相談者:あのぅ、ずっと仕事はしてたんですけれども。
加藤諦三:うん。
相談者:ちょっとこう・・5・・5、6年前にそのぅ・・
相談者:カラダを・・壊しちゃいましてぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:あのあまり・・仕事も出来なく・・
加藤諦三:うん。
相談者:こう、自分・・の・・こうなんて言うんでしょうねぇ、やりたいことが出来なくなっちゃったっていう(苦笑)・・
加藤諦三:ああ・・
相談者:あるんですよねぇ。
加藤諦三:うーん・・
相談者:はぁい。
加藤諦三:自分の仕事が出来なくなったっていう・・自分への絶望。
加藤諦三:夫への諦め。
相談者:はぁい。
加藤諦三:その自分の人生の、問題を全部・・
・・
加藤諦三:18歳の息子に、ドッカァ・・と乗っけたんだよねぇ。
相談者:あ、ああ・・
・・
・・
・・
相談者:そうですねぇ。
加藤諦三:本当の問題は。
・・
加藤諦三:自分の好きだった仕事を出来なくなってること。
相談者:はぁい。
・・
・・
加藤諦三:夫に対する諦め。
・・
加藤諦三:この自分の人生に対する諦め。
相談者:はい。
加藤諦三:これをどうしますか?っていうのが、今日の相談じゃないの?
・・
・・
相談者:そうだと思います。
加藤諦三:いやぁ、「そうだと思います」と言ってくれたらもう、ホントにもう・・
・・
加藤諦三:素晴らしい先生が回答いただいてきます、今日は、スタジオに、心についてのエッセイストとしてお馴染みの・・
加藤諦三:マドモアゼル愛先生がいらしてるので、伺ってみたいと思います。
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