テレフォン人生相談 2020年3月23日(月)
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:回答者:田中ウルヴェ京(メンタルトレーナー)
23歳女性から、人と話すのが苦手で小学校から大学まで友達がいなかった。この春から新社会人になるのだが不安だという相談。
加藤諦三氏の〆の言葉『私たちの全ての体験は、対人関係の枠組みの中での体験です。』
目次
社会人になるのだが不安です
相談者は23歳女性、一人暮らしで大学を卒業してこの4月から新社会人になる。
加藤諦三:もしもし?
相談者:あっ、はい、もしもし?
加藤諦三:はい、テレフォン人生相談です。
・・
加藤諦三:も、もしもし?
相談者:よろしくお願いします。
加藤諦三:はい。
加藤諦三:最初に年齢を教えてください。
相談者:23歳です。
加藤諦三:23歳・・はい。
加藤諦三:え・・でぇ、まだ・・独身ですか?
相談者:はい。
相談者:独身です。
加藤諦三:ご両親と一緒に暮らしてるの?
相談者:もう一人で・・暮らしています。
加藤諦三:一人です?・・はい。
加藤諦三:一人で、働いてるんですか?
相談者:大学を卒業して4月から・・社会人として働きます。
加藤諦三:なるほど。
相談者:はい。
加藤諦三:はいわかりました、それでどんな相談ですか?
相談者:あのこれから・・社会人として・・
加藤諦三:うん。
相談者:働くのですが。
加藤諦三:うん。
相談者:っと、わたしは、話すのは、苦手でぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:今まで孤立・・をしたり・・あの・・
・・
相談者:人間関係がうまくいかなかったんでぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:これから・・が不安で、ちょっとアドバイスをいただけたらと、思いまして。
加藤諦三:話が苦手と・・あの、言いましたよねぇ。孤立してるって言いましたけれど、孤立って具体的に・・あの学生時代・・の話でどんな・・
加藤諦三:ことですか?
相談者:っと、小学生の時。
加藤諦三:うん。
相談者:あのクラスで友達が、いなかったことや。
相談者:っと・・高校でも。
相談者:クラスで一人の時や・・
相談者:大学でも・・人と仲良くなるのが・・苦手でした。
加藤諦三:でぇ、小学校から大学まで・・お友達が出来なかった、というふうに解釈していいの?
相談者:あっ、そうです。
加藤諦三:友達ができなかった。
相談者:はい。
加藤諦三:話すのは苦手というふうに感じだしたのはいつ頃からですか?
相談者:高校を卒業して・・からです。
加藤諦三:でぇ、大学のときには・・
加藤諦三:例えばゼミなんか、親しい人なんか出来なかった?
相談者:は(わ)、たまに声をかけてくれる人は・・いたんですけど。
加藤諦三:うん。
相談者:なんか話しかけいいのだろうかと言うような・・
加藤諦三:うん・・
相談者:気持ちになってしまってぇ・・
相談者:ちょっと・・
加藤諦三:あなたにねぇ。
・・
加藤諦三:自分をこんな自分・・
加藤諦三:人に、話しかけるなんて・・
加藤諦三:そんな、あのぅ・・人間じゃない、自分はそんなふうにすごく卑下する・・
・・
・・
加藤諦三:蔑視する・・その「こんな自分」という・・
加藤諦三:いうふうに、自分の自己イメージをものすごく、こう悪く・・
加藤諦三:なっていった過程っていうのは、どういうことがあるんですか?
相談者:っと、小学生の時に。
加藤諦三:うん。
相談者:ちょっと、学校で問題を起こしてしまいまして。
相談者:親が呼び出されて。
加藤諦三:うん。
相談者:その後・・家で・・とても、責められてしまうことがありまして。
相談者:そのぅ・・頃から性格ちょっと暗くな・・ったような気がしまして。
加藤諦三:うんうん。
加藤諦三:学校で問題が起こおっちゃって、親が呼び出されたっていうのは、どういうことですか?
相談者:っと、友達同士で・・
加藤諦三:うん・・
相談者:あの、靴を隠す遊びが流行っていたんですけど。
加藤諦三:はい。
・・
相談者:それを先生が・・イジメだと・・
相談者:とらえてしまいまして。
加藤諦三:うん。
相談者:それで、親が、ちょっと呼び出されてしまって。
加藤諦三:うん。
相談者:そのことを毎日・・
相談者:ダメだ・・みたいなことを言われて。
加藤諦三:あ、あーん・・
相談者:でぇちょっと・・
相談者:その頃から・・
加藤諦三:うん。
相談者:暗くなってしまい・・
加藤諦三:悪い・・
加藤諦三:ことをしてるつもりなかったんだもんね、あなたねぇ。
相談者:ああ、はい。
加藤諦三:だけど、親が、こう・・
加藤諦三:そのことであなたのこと散々責めたわけですよねぇ?
相談者:そうです。
加藤諦三:そうするとその時にあなたは・・
加藤諦三:だぁれもわたしのことは庇ってくれないんだ・・と。
相談者:はい。
・・
加藤諦三:の孤独感が・・
相談者:はい。
加藤諦三:ものすごくあなたの心に影響を・・したっていうような感じは・・
・・
加藤諦三:どうですか?
・・
加藤諦三:結局誰も自分のこと助けてくれないんだと。
相談者:そうですね。
加藤諦三:自分は一人なんだと。
相談者:辛かった・・です。
・・
加藤諦三:辛かったよねぇ。
相談者:はい。
加藤諦三:それは孤独感ってもう、一番辛いもんねぇ。
・・
加藤諦三:まぁ、本当だったら・・
加藤諦三:あなたの話を聞いて。
加藤諦三:実は・・うちの子・・こういうことやったのは、こういう・・ことだったんですと、あなたを守ってくれる側に回ると思ったところが。
加藤諦三:逆にあなたを責める側に回ったんだよね。
相談者:はい。
加藤諦三:でぇ、あなたはひとりぼっちと思ったでしょう?
・・
相談者:そうですね。
・・
加藤諦三:辛かったよねぇ。
相談者:はい。
・・
加藤諦三:周りは敵だもんね。
相談者:はい。
・・
・・
・・
加藤諦三:でも・・23歳までよく頑張ってきたじゃないですか、今まで。
・・
相談者:そう・・ですかね?
加藤諦三:たまたま靴を隠すということが。
相談者:はい。
加藤諦三:こんだけ大きな問題になったというのは。
・・
加藤諦三:靴を隠した時の、あなたの人間関係が問題だったんです。
・・
相談者:あっ、そうなんですね?
・・
相談者:はい。
加藤諦三:靴を隠した時の・・あなたの社会的枠組みが問題だったんです。
・・
・・
相談者:環境・・ですか?
加藤諦三:うん、靴を隠した時の、お母さん、お父さん。
加藤諦三:先生。
加藤諦三:もしこのお父さんと、お母さんとこの先生じゃなかったら、もっと明るくなってたよねぇ。
相談者:そうですね。
・・
加藤諦三:それで今日は・・これから社会人として働くのにこう・・自信がないということで電話くれたんですけども。
相談者:はい。
加藤諦三:おそらくあなたに・・勇気を与えてくれる・・
相談者:はい。
加藤諦三:シンクロの、銅メダリストで・・
相談者:はい。
加藤諦三:メンタルトレーナーの・・田中ウルヴェ京先生です。
相談者:はい。
コメント一覧
管理人さん、いつも楽しみに読ませていただいています。ありがとうございます。
今回の回答
悩んでいる人に対して、その人も気づいていない隠された良さを気づかせてあげられる
そんな京先生、素敵だなと思いました。
相談者さんの良さ、これからの人生で、ご自分でもたくさん見つけていけますように。
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