テレフォン人生相談 2020年4月2日(木)
パーソナリティ:柴田理恵
回答者:大迫恵美子(弁護士)
63歳女性から、母が7年前に93歳で他界、20年ほど前から認知症を患う。兄嫁が車を買うからと母の預貯金をおろし、認知症になってから遺言書を公正証書で作り全部兄が相続した。遺留分があるはずだが。
目次
両親の遺産を独り占めした兄
相談者は63歳女性、夫は早くに他界。母が93歳で7年前に他界。四人兄弟姉妹で、長女が69歳、次女が67歳、長男が66歳。
柴田理恵:もしもし?テレフォン人生相談です。
柴田理恵:こんにちは!
相談者:はいこんにちは。
相談者:あの・・
柴田理恵:えっとあの今日はどんなご相談ですか?
相談者:えっと、母の相続の件についてぇ・・ご相談したくてぇ。
柴田理恵:あなたおいくつですか?
相談者:63です。
柴田理恵:ご結婚なさってるんですか?
相談者:主人はもう、早くに他界してますが。
柴田理恵:お、お父さまは・・ご健在なんですか?お父さんお母さん・・
相談者:いえ、あの母は、93歳でもう亡くなったんですよ。7年前に、はい。
柴田理恵:お父さんもお母さんも、もう亡くなってらっしゃるんですか?
相談者:はいいないです。
柴田理恵:はい。
相談者:そのわたしの、母の、相続でぇ、わたしの方のきょうだいが、四人いるんですよ。
相談者:69歳と、67歳と・・
柴田理恵:はい。
相談者:66と・・わたし、63です。
柴田理恵:あっ、末っ子なんですね?
相談者:はい、姉、姉・・兄です。
相談者:あの、兄の方がもう、受けあわなくて、電話もでないんですよ。
柴田理恵:なんで?
相談者:はい。
相談者:自分達がもう・・母のお金を使い込んでるっちゅうか・・実際に使ってるのは兄の嫁なんです。
相談者:母が、もう22、3年ぐらい前からぁ・・
柴田理恵:うん。
相談者:ちょっと痴呆が出てたんですよ。
柴田理恵:うん。
相談者:もう20年近く、痴呆がでたまんまぁ・・
柴田理恵:はい。
相談者:93まで生きてたんですよね。
柴田理恵:はい、はい。
相談者:まだ、元気なうちに。
柴田理恵:はい。
相談者:あのぅ・・わたし達に。
柴田理恵:うん。
相談者:「この、200万は、自分の葬式代に」っちゅう感じでぇ。
柴田理恵:うん。
相談者:取ってたんですよ。
柴田理恵:はい・
相談者:何度も見せ、通帳も見せてたんですよ。
柴田理恵:はい。
相談者:でぇ、現金が・・間違いなく300万は、あったと思うんです、そのぅ、20何年か前に。
柴田理恵:はい。
相談者:してぇ、母の年金が。
柴田理恵:はい。
相談者:年間200万ぐらいは・・入ってたと思うんですよ、いろいろ、農業者年金とか・・
柴田理恵:うん。
相談者:父の年金とか、いろいろあってぇ。
柴田理恵:はい。
相談者:してぇ・・えっとそれが・・15年、あのぅ、ちょっとボケてても。
柴田理恵:うん。
相談者:1500万ぐらいはあると思うんですよ。そのぅ・・母・・の、貯金もあったから、だいたい2000万近くはあると思うんですけども。
柴田理恵:うん。
相談者:全部、兄の嫁が、もう母が、痴呆になった時点でぇ。
柴田理恵:うん。
相談者:貯金は全部おろしてしまってるんですよ。
柴田理恵:はああ・・
相談者:黙って。
柴田理恵:じゃあ20なん・・何年前にもう、お金・・おろしちゃってるんですか?
相談者:もう、すぐおろして・・もう、母が、ボケた、時点でですねぇ。
柴田理恵:うん。
相談者:すぐおろしてぇ、母の荷物はぜんーぶもう・・1、2年で処分してしまったんですよ。
柴田理恵:はあ・・
相談者:洋服からなんでも、部屋の中も・・すっからかんに。
柴田理恵:お母さんはどっかあのぅ、病院みたいとこ入ってらっしゃったんですね?
相談者:びょ・・軽いときは・・やっぱりお金がかかるから家においてたんですよ。
柴田理恵:はあ・・
相談者:閉め込んでぇ。
柴田理恵:世話は、お兄さんの・・
相談者:でぇ・・
柴田理恵:お嫁さんがやってたんですか?ちゃんと?
相談者:世話っちゅう世話はそんなしてないです。ご飯を、与えたぐらいだったと思うんですよ。
柴田理恵:ふぅーん・・
相談者:してぇ・・うん、して病院に入ってるときも。
柴田理恵:うん。
相談者:全然、行かなくてぇ。
柴田理恵:うん。
相談者:わたし達も、亡くなってぇ・・からしか、あのわからなかったんですけども。
柴田理恵:はい。
相談者:痴呆になってぇ、もう1、2年ぐらいでぇ・・
柴田理恵:うん。
相談者:そのときに・・兄の友達を連れて、公証役場に・・財産は全部兄にやるからっちゅうことで書かせてるんですよ。
相談者:でぇ、母が亡くなって・・1週間して、もう名義を全部自分の物にしてるんですよ。
柴田理恵:はあ、はあ。
相談者:してぇ・・そのときに、2番目の姉のとこに、土地を、あのぅ・・自分の、田ん中・・を、やってぇ、そこに家を建てさせてるんですよ。
柴田理恵:ん?
相談者:2番目の姉んとこに。
柴田理恵:2番目のお姉さん・・は(わ)、は(わ)、そこの・・
相談者:離婚してかえ・・
相談者:離婚して帰って来てぇ・・
柴田理恵:離婚して帰って来られたからぁ。
相談者:はぁい・・あのぅ・・
柴田理恵:田んぼでぇ、家建てて・・建てさしてあげてる?・・お兄さんが?
相談者:あのぅ、それは母が土地・・
柴田理恵:あっ、ああ・・
相談者:自分の土地に建てていいからっちゅことでぇ、あのぅ、家の支払いは姉が・・自分でしてるんですよ。
柴田理恵:はい。
相談者:してぇ、土地の名義も母の名義だったんですよ。
柴田理恵:はい。
相談者:してぇ、亡くなって一週間、名義変更したじゃないですか。
柴田理恵:はぁい、はい。
相談者:そのときに、その土地までぜんーぶ自分の名義にしてたんですよ。
柴田理恵:はあ。
相談者:だからもうびっくりしてですねぇ・・してぇ・・
柴田理恵:あの、一番上のお姉さんはなんておっしゃってるんですか?
相談者:これはいかんちゅうか、感じでぇ。
柴田理恵:うん。
相談者:言ってるんですけども。
柴田理恵:うん。
相談者:兄・・と、兄嫁は、もう電話も出ない。
相談者:寄せ付けなかったんですよ、母が病気のときも。
柴田理恵:ほぉう・・
相談者:家のほうには。
柴田理恵:はぁい、うん。
相談者:わたし達も遺留分っていうのがあるじゃないですか。
柴田理恵:はい。
相談者:お金だけで2000万ぐらいあるし、田んぼが五反ぐらいあったんですよね。
柴田理恵:あっ、はぁい、はい。
相談者:っと、家の土地が・・えーっと、5、60坪ぐらいあると思うんですよ、宅地にしてるところが。
柴田理恵:はぁいはい、はい。
相談者:だから、その土地はもう・・兄達が住んでるから、いいけども。
柴田理恵:うん。
相談者:現金だけの。
柴田理恵:うん。
相談者:2000万ぐらいあったの・・
柴田理恵:うん。
相談者:半分の・・1000万ぐらいを、「三人で分けたい」って言ったんですよ。
柴田理恵:はい。
相談者:したら・・「俺には金はない!」ちゅう感じで兄が言ったんですよ。
柴田理恵:はあ。
相談者:してぇ、兄は、母が年金もらってるのは・・国民年金の、2、3万だけって思ってたんですよ。
柴田理恵:はい。
相談者:だから、わたし達会うときは・・「うちは、金は、ありゃせん」っちゅう感じで言ってたんですよ。
柴田理恵:はい。
相談者:でも、実際は10万ぐらいもらってたんですよ。
田理恵:はあああ・・
相談者:それをみんな、兄の嫁が使い込んでぇ、贅沢三昧なんですよ。
相談者:だから、わたし達も、遺留分っていうのがあるから。
柴田理恵:うん。
相談者:やっぱりもらいたいと思ってぇ、弁護士さんとか雇ってぇ。
柴田理恵:はい。
相談者:もらえるんだったらば、弁護士さん雇うのに、お金がかかるじゃないですか。
柴田理恵:はい。
相談者:雇っても・・もう勝ち目があるのかなぁと思ってぇ。
柴田理恵:うん。
相談者:ちょっとそのぅ、相談・・
柴田理恵:うん。
相談者:ですねぇ。
柴田理恵:はぁい、じゃああのぅ、先生に聞いてみましょう。
相談者:はい。
柴田理恵:今日の回答者の先生は、弁護士の大迫恵美子先生です。
コメント一覧
どうも無理筋っぽい相談ですね。
いまさらどうなのよ?って感じです。
そもそも母親の年金がそっくり残ってるわけがないです。
日々の暮らしに使ってるでしょうに。
公証人が立ち会って作成された公正証書ですから、母親が認知症で云々も通らないでしょう。
まあ、気が済むまで弁護士雇って争ってみればいいでしょう。経費倒れ必至だと思いますけどね。
認知症の老人の世話って、想像を絶する大変さがあるんだけど、そのことについては相談者の頭の中にはカケラも無いのね。
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