テレフォン人生相談 2020年5月18日(月)
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:マドモアゼル愛(エッセイスト)
44歳女性から、自分にだけ厳しい母が嫌いで15歳から祖母の元で育った。この歳になり、下の妹弟たちが母親と仲良くしている話を聞くと妬み羨ましく思ってしまう。
加藤諦三氏の〆の言葉『認めたくない真実に直面した時、人が本当に成長する時です。』
目次
母と仲の良い兄弟が妬ましい
相談者は44歳女性、夫も44歳、子供3人、長女22歳は独立、長男18歳、次男16歳、実母と妹二人に弟一人(一回り違う)。
加藤諦三:もしもし?
相談者:もしもし?
加藤諦三:はい、テレフォン人生相談です。
相談者:あ・・よろしくお願いします。
加藤諦三:はい。
加藤諦三:最初に、年齢を教えてください。
相談者: 44歳です。
加藤諦三: 44歳・・
相談者:はい。
加藤諦三:結婚してます?
相談者:はい。
加藤諦三:ご主人何歳ですか?
相談者: 44歳です、はい。
加藤諦三:お子さんは?
相談者:3人いてます。
加藤諦三:3人・・
相談者:はい。
加藤諦三:上から何歳ですか?
相談者:女、 22歳。
加藤諦三:はい。
相談者:独立してます。
加藤諦三:はい。
相談者:男、 18歳。
加藤諦三:はい・・はい。
相談者:男、 16歳。
加藤諦三:はい。
相談者:以上です。
加藤諦三:はいわかりました。
相談者:はい。
加藤諦三:それで、どんな相談ですか?
相談者:きょうだい・・私が長女で、4人いてるんですけども。
加藤諦三:はい。
相談者:幼少の頃から、ずっと母と・・うまくいってない・・え、自分がいてましてぇ。
加藤諦三:はい。
相談者: 15歳の時から、祖母と、一緒に住んでおります。
加藤諦三:はい、あなたは長女でぇ。
相談者:はい。
加藤諦三:下に何人いるって言いましたっけ?
相談者:3人いてます。
加藤諦三:3人・・
相談者:はい。
加藤諦三:下は・・男の子女の子、どういう?
相談者:すぐ下に・・妹。
加藤諦三:はい。
相談者:その下も妹。
加藤諦三:はい。
相談者:一番下が・・弟です。
加藤諦三:弟ですか?
相談者:はい。
加藤諦三:この3人は非常に・・わがままにやってたってこと?
相談者:わたし・・が長女だということもあってぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:お手伝いにしても、教育にしても、すごく厳しく、助けてほしいという感じはあったのでぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:母は、今も美人なんですけども。
加藤諦三:はい。
相談者:すごく、綺麗な人で、わたしは、憧れということもあって。
加藤諦三:うん。
相談者:言うこと・・を聞いて、とにかく気に入られたい・・っていうような思いがあったんですけれども。
加藤諦三:はい。
相談者:勉強も頑張って、たとえ100点をとっても・・「頑張ったね」ということはなくてぇ。
加藤諦三:ええ。
相談者:「あなたは100点だったら・・」
相談者:「クラスで100点は何人いたの?」みたいな感じで・・努力が報われないような・・
加藤諦三:はああ・・
相談者:子供時代でした。
加藤諦三:あなた長女・・
相談者:はい。
加藤諦三:だから・・
加藤諦三:このぐらいのことしなきゃいけない、長女だからこうしろとか・・
相談者:はい。
加藤諦三:そういうことではなかったの?
相談者:一番下の弟とは1回り離れてるんですね。
加藤諦三:うん。
相談者:ですので、紙おむつ・・買ってきたり。
加藤諦三:うん。
相談者:ミルクを作ったり。
加藤諦三:うん。
相談者:そういうお手伝いを、したんですけれども。
加藤諦三:うん。
相談者:それでも・・
相談者:全然褒められたことがなくってぇ。
加藤諦三:うんうん。
相談者:子供なりに頑張ってたんですけれども。
加藤諦三:うんうん。
相談者:はぁい。
加藤諦三:お母さん自身がぁ。
相談者:はい?
加藤諦三:家事に・・
相談者:はい。
加藤諦三:非常に、長けていたというわけではなかった?
相談者:母は・・掃除と洗濯は。
加藤諦三:うん。
相談者:専業主婦で、してた記憶があるんですけれども。
加藤諦三:うん。
相談者:食事・・は、もうまったく、手抜きでぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:朝ごはんは・・パン、昼は給食・・でぇ・・
加藤諦三:うん。
相談者:で、夜は・・
相談者:ご飯は炊いてあるんですけれども。
加藤諦三:うん。
相談者:目玉焼きだけだとか。
加藤諦三:うん。
相談者:ハムを焼いただけだとか。
加藤諦三:うん。
相談者:ホントに手抜きでぇ・・
加藤諦三:うん・・
相談者:テレビで見るような、献立・・
加藤諦三:うん・・
相談者:あのぅ、味噌汁があってぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:一汁三菜みたいなのを・・
加藤諦三:うん。
相談者:お友達の家に、泊まった時に初めて、知った・・ような・・
加藤諦三:うん。
相談者:感じてぇ。
加藤諦三:うん・・
相談者:はい。
加藤諦三:お母さんがぁ・・
相談者:はぁい。
加藤諦三:美人であなたにが憧れるっていうふうに・・
相談者:はい。
加藤諦三:主婦ってものはこういうもんだっていう感じをもっていて、その・・
加藤諦三:お母さんが・・
相談者:はい。
加藤諦三:憧れている主婦のような・・
加藤諦三:女に・・
相談者:はい。
加藤諦三:お母さんはなれなかった。
相談者:はあ、ああ、ああ・・
加藤諦三:そこにお母さんすごい、劣等感があってぇ。
相談者:はぁい。
加藤諦三:だけどそれを全部あなたに投影してぇ・・
相談者:はぁい。
加藤諦三:あなたが許せなかった。
相談者:はああ・・
相談者:はあ、ああ・・
加藤諦三:だから許せなかったのはお母さん自身で。
相談者:はい。
加藤諦三:あなたを批判する事で・・
相談者:あ、ああ・・
加藤諦三:お母さんは・・難しい言葉を使えば自我の安定化を図っていた。
相談者:あ、ああ・・
相談者:はぁぁ・・
相談者:なるほど・・はぁぁ・・ズズッ・・
加藤諦三:そうすると厳しいねぇ。
相談者:はぁい(泣)。
加藤諦三:頑張っても頑張っても、それは褒めてくれないですよ。
相談者:はぁい・・ズッ・・
加藤諦三:わかりましたそれでぇ・・
相談者:はい。
加藤諦三:44歳で、結婚してぇ・・
相談者:はい。
加藤諦三:子供が3人いてぇ。
相談者:はい、はい。
加藤諦三:外から見ると非常に幸せな・・
加藤諦三:家庭が***・・ですよねぇ・・
相談者:そうだと思います、はぁい、はぁい。
加藤諦三:だけど、あなたの心の中には・・
相談者:はい。
加藤諦三:お母さんからいろいろな批判・・を受けた。
相談者:はい。
加藤諦三:それがあなたの心の中にまだ残ってるということですね。
相談者:したの、妹弟(きょうだい)たちが、「母と食事したよ」とか・・
加藤諦三:うん。
相談者:連絡をくれるんですね。
加藤諦三:うん。
相談者:今までは・・みんなが仲良くしてくれてるんだったら別にいいっていう・・思いもあったんですけれども。
加藤諦三:うん。
相談者:最近、自分の年代になってぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:周りのお友達の、お母様が・・ご病気されたり亡くなられたりされたのを聞いたりしてぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:うちの母なんか先に、代わりにいなくなってやれば良かったのにとかぁ(泣)。
加藤諦三:うんうん。
相談者:もうそこまで・・思いが募ってきてしまいましてぇ。
加藤諦三:うん。
加藤諦三:うん、うん。
相談者:二度と会わないと思って、暮らしていこうと思ってたのがちょっと・・どのように・・
相談者:気持ちを持っていったらいいかなぁ・・と・・
加藤諦三:そうですね、あの二度ともう・・会いたくない、母親でもないという・・
相談者:ズッ・・
加藤諦三:それも・・
相談者:はい。
加藤諦三:本音だけれども。
相談者:はぁい、はい。
加藤諦三:だけども、もう一方に。
相談者:はい。
加藤諦三:やっぱり自分の母親だから。
相談者:はい。
加藤諦三:心の底の、 1番底のところでぇ。
相談者:はい。
加藤諦三:他の、下の妹弟(きょうだい)のように、うまくやっている、それが羨ましいところはあるんですか?
相談者:あります、本音はあります。
加藤諦三:ですよねぇ、だから・・
相談者:はい。
加藤諦三:最愛の・・者に対する最大の憎しみっていうんですかねぇ。
相談者:はああああ・・はい・・あぁ・・
加藤諦三:そういうその、心の矛盾抱えてぇ・・
相談者:はい。
加藤諦三:わたし、どうしたらいいか?っていうことですね?
相談者:はぁい。
加藤諦三:はいわかりました。
相談者:はい。
加藤諦三:今日は、あのぅ・・
加藤諦三:心についてのエッセイストとしてお馴染みの・・
相談者:はい。
加藤諦三:マドモアゼル愛先生がいらしてるのでぇ・・
相談者:あぁ・・
加藤諦三:伺ってみたいと・・
相談者:はい。
加藤諦三:思います。
相談者:はい。
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